JPS5844633Y2 - ユニットの実装構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、各種通信機器のユニットプラグイン構造に係
り特にユニットの実装構造に関するものである。

一般に、各種通信機器におけるユニットプラグイン構造
のガイドレールは、架装置側にあり、ユニットは架装置
のガイドレールによってプラグインを行なっている。

この場合、通信機器納入時において将来追加されるだろ
うユニットのガイドレールを設けおく必要があり機器の
イニシャルコストが高くなる、またそのガイドレールが
占有するスペースによってユニットのサイズが制限され
る、あるいは各ユニット同志が直接、機械的な接続が出
来なくなる等の欠点があった。

第１図は、従来の通信機器ユニット構造を示す斜視図で
ある。

１０．１１はユニット、１２，１３は架装置ガイドレー
ルと係合する上部ソリ部、１４．１５は同様に下部ソリ
部、１６．１７はユニットのコネクタであり、矢印がユ
ニツ） １０．１１の挿入の方向を示す。

また、２０は架装置、２１．２２はユニットをプラグイ
ンするための上部ガイドレール、２３．２４は同様に下
部ガイドレール、２５．２６は架装置側のコネクタであ
る。

これらユニツｌ−１０，１１は、架装置２０の上部ガイ
ドレール２１，２２及び下部ガイドレール２３，２４と
ユニットの上部ソリ部１２．１３及び下部ソリ部１４．
１５と係合してそれぞれ挿入され、それぞれのコネクタ
１６．１７とコネクタ２５．２６とをそれぞれ結合させ
ることにより、電気的接続ができる。

また、ガイドレール２１．２２及び２３．２４が架装置
側に一体として組立てられる構造になっているため、将
来追加されるユニットの分まで当初からガイドレール２
１゜２２及び２３．２４を設けておく必要がある。

また、それらガイドレールはユニットの重量を支持し架
装置の補強部材としである適当な寸法が必要であり、こ
の構造によりユニットは、その分だけ小さくする必要が
あった。

本考案の目的は、これらの欠点を解決し、ユニット側に
ガイド部とソリ部を設けることにより、構造が簡単でス
ペースを有効に活用できるユニット構造を提供すること
にある。

以下図面により本考案を詳細に説明する。

第２図は本考案の実施例の斜視図である。

図において、ユニツ） １０．１１は各ユニットの重量
を支持し挿入をガイドする逆り形のガイド部３１．３２
とそのガイド部と相互に係合し他のユニット重量を支持
、挿入をガイドするＬ形のソリ部３３．３４とをユニッ
トの一端に交互に設け、これらユニット１０．１１を架
装置２０に取付けるためのねし３５．３６を設けている
。

これに対して、前記ユニットの取付は位置を定め、結合
するための架装置２０に前記ユニットのねし３５．３６
とかん合するねじ部４０．４１を設けている。

これらねじ部４０．４１は将来の追加分を含め、それに
見合う数を設ければよい。

また、ユニット１０にピン３７を設け、これに対応して
架装置側にピン３７に結合するピン穴４２を設け、当初
のユニットを取付ける時のユニット側のコネクタ１６と
架装置側のコネクタ２５との結合がスムーズになるよう
にすると共に、当初ユニットの位置出しが容易にできる
ようにする。

なおこのピン３７及びピン穴４２は、ユニットの重量、
コネクタの強度、精密の度合いによって不要になる場合
もある。

以上の構造において、最初にユニット１０を架装置２０
にピン３７とピン穴４２とを結合させ、次にコネクタ１
６とコネクタ２５の結合を行い、ねじ３５とねじ部４０
でねし止めすることにより架装置２０と一体となる。

そしてユニット１０のソリ部３３とユニット１１のガイ
ド部３２とを係合させて挿入することにより、架装置２
０のコネクタ２６とユニット１１のコネクタ１７との結
合を行う。

またユニット１１が当初取付けてあっても、その逆の動
作により取付は可能となる。

また、ユニッ） １０．１１が互いにガイド部、ソリ部
と架装置２０との結合に用いるねし３５ 、３６をそれ
ぞれ持つことにより、従来の架装置のようにガイドレー
ルを仲介することなく互いに密着に近い状態にすること
が出来る。

なお、それぞれのユニットのソリ部とガイド部はユニッ
ト１０．１１の二点鎖線より取りはずし出来るようにし
て、製造の簡単化さらにはコストの低減を計られる。

以上説明した様に、本考案の構造はユニット自体にガイ
ド部とソリ部を保持しているので、架装置の構造が簡単
になり、将来追加されるユニットのためのコストを少な
くすることができ、また架装置のもつスペースを有効に
使用することが出来ると共に従来ガイドレールによって
分割されていたユニットを機械的に直接接続が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の通信機器のユニット構成を示す斜視図、
第２図は本考案の実施例の斜視図である。 図において、１０，１１・・・・・・ユニット、１２，
１３・・・・・・上部ソリ部、１４．１５・・・・・・
下部ソリ部、１６．１７・・・・・・ユニット側コネク
タ、２０・・・・・・架装置、２１．２２・・・・・・
上部ガイドレール、２３．２４・・・・・・下部ガイド
レール、２５．２６・・・・・・架側のコネクタ、３１
，３２・・・・・・ガイド部、３３．３４・・・・・・
ソリ部、３５．３６・・・・・・ねじ、３７，３８・・
・・・・ピン、４０．４１・・・・・・ねじ部、４２．
４３・・・・・・ピン穴である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電子回路を実装する箱形ユニットとこのユニットを固定
   する架装置とを含むユニットの実装構造において、前記
   ユニットは、このユニットの外側一端に前記架装置に挿
   入する方向にユニットを滑動するよう設けられたソリ部
   と、このソリ部と係合する形状で前記ユニットの外側他
   端に設けられたガイド部とを有し、前記架装置は前記ユ
   ニットをこの架装置に挿入した個所で固定できる背面板
   を有し、前記背面板および前記ユニットの背面部には前
   記ユニットが所定個所に挿入されるようにガイド棒およ
   びそのガイド棒が挿入されるガイド穴を備えて構成され
   、前記ユニットが前記ソリ部と前記ガイド部とを嵌合す
   るようにして複数のユニットを組立てることを特徴とす
   るユニットの実装構造。