JPS58443Y2 - 電気卓上調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、押出器により成形される金属板に取手兼用脚
体を取り付けた電気卓上調理器に関するものである。

従来、電気卓上調理器は、第１図側面一部断面図に示す
如く、熱板１に取手兼用脚体２を取り付けて、熱板１表
面で調理をするものである。

熱板１は、裏面にシーズヒータなどヒータ３が装着され
て、熱板１面に熱伝導を行なっている。

しかしながら、熱板１のヒータ３装着前の本体を押出器
を用いて成形すると、押出方向と直角方向は側辺部が形
成されない。

この側辺部は、調理面より上方向に高くなしたものであ
って、調理面から調理物あるいは焼汁などがこぼれ落ち
ないようにしである。

したがって、押出機では押出方向の側辺部のみであるた
め、本考案は取手兼用脚体を取り付ける際に、成形物に
よって側辺部を形成しかつ取手兼用脚体をも取り付ける
ようにしたものである。

第２図は、本考案の電気卓上調理器側断面図。

第３図は金属板と成形物を示す斜視図である。

本考案は、アルミニュウムなど金属を押出器によって成
形される金属板５であって、押出方向である長手方向側
辺部４が金属板５表面から上方向に折曲し、再び下方向
に折曲した形状となる略逆Ｕ字型の側辺部４でなり、こ
の略逆Ｕ字型の側辺部４の対応する内壁各々から突出す
る長手方向の突部によってできるビス止め用の間隙１０
を有する。

そして、金属板５押出方向である長手方向と直角方向で
ある切断辺に成形物６の金属板５切断辺厚みにより大き
な溝内に、パツキン９を介して嵌合され、前記側辺部４
の間隙１０とビス１３で固定される。

さらに他方面に設けたボス１２に取手兼用脚体８が挿入
され、さらにビス７によって取手兼用脚体７は成形物６
と固定される。

この成形物６は、アルミダイキャストなどによって成形
される。

以上本考案により押出機によって成形された金属板５と
成形物１１および取手兼用脚体７が容易に一体となり、
押出方向と直角方向の金属板５切断辺に成形物６が側辺
部となり、パツキン９を介しであることから、焼汁など
が流出することもなく押出器により成形される金属板５
を、電気卓上調理器として用いることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の電気卓上調理器の側面一部断面図。 第２図は、本考案電気卓上調理器一部を示す側断面図。 第３図は、金属板および成形物を示す斜視図である。 第１図〜第３図において、１・・・・・・熱板、２・・
・・・・取手兼用脚体、３・・・・・・ヒータ、４・・
・・・・側辺部、５・・・・・・金属板、６・・・・・
・成形物、７・・・・・・ビス、８・・・・・・取手兼
用脚体、９・・・・・・パツキン、１０・・・・・・間
隙、１２・・・・・・ボス、１３・・・・・・ビス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 押出機によって成形される金属板５押出方向である長手
   方向側辺部が、金属板５表面から上方向に折曲し、再び
   下方向に折曲した形状となる略逆Ｕ字型の側辺部４で、
   この略逆Ｕ字型の側辺部４の対応する内壁各々から突出
   する長手方向の突部によってできるビス止め用の間隙１
   ０を有し、金属板５長手方向と直角方向切断辺に金属成
   形物６の一方側に設けられた溝部と、パツキン９を介し
   て嵌合し、ビス１３によって固定され、金属成形物６の
   もう一方面に設けたボス１２に取手兼用脚体８がビス７
   によって固定された、電気卓上調理器。