JPS5844379B2 - カツセイシキユウナイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、活性物質を付加的に含有する吸湿性介在物を
有する難吸湿性物体により構成された、活性子宮内装置
に関する。

本装置は特に避妊用に化学的に作用する子宮内装置の製
造に適用することが可能である。

ここに、「避妊」なる用語は、性交行為を一時的かつ可
逆的に非妊・状態になさしめる全ての方法を含むものと
する。

避妊方法を評価する尺度としては、効率、安全性、復元
性及び快適性が挙げられる。

大昔より、子宮内避妊法が動物に適用されていることは
長く知られており、例えばアラブ民族は丸い石を雌のら
くだの子宮内に挿入する方法を何世紀に渡って慣用して
来た。

１９０９年にリヒタ（ＲＩＣＨＴＥＲ）により、子宮内
避妊方法を人間の身体に適用する真剣な努力か初めて試
みられた。

リヒタにより考案された子宮内装置は、真ちゅうワイヤ
締付具を介してかなり荒ぽいやり方で結び合わされた絹
糸の環から構成されており、この環が金属のさぐり針を
介して子宮内に挿入された。

１９０９年から１９２９年にかけて市場σこ出現した子
宮内避妊装置は通常子宮頚管内棒に接続された子宮内リ
ングから構成されており、該棒はその一端部において、
子宮入口の外側孔口を覆うよう適用されたボタンを世持
していた。

そのような装置は往々にして、腟からその付属器管へと
ひろがる感染の原因となった。

１９２９年にはグラツエンベルブ（Ｇｒ ａｆｅｎｂｅ
ｒｇ）が絹糸リングの形式の子宮内装置を発明したが、
この絹糸リングは１９３０年以降はＸ線での探索が容易
に行なえる銀糸リングに取ってかわられた。

失敗の率は３％であり、拒絶（体質的に）反応率は５％
であった。

１９６０年代になると、抗生物質と結合されたプラスチ
ックを使用した子宮内避妊装置の開発により、該装置の
安全性が高まった。

更には、子宮空洞に最も適した形状を有する子宮内装置
の開発が試みられた。

そのような特性を有する装置として、商品名ｒｌ）ＡＫ
ＬＯＮＳＨＩＥＬＤＪ又はｒＯＭ−ＧＡＪなる装置が挙
げられるが、これらは子宮内膜表面の大部分を覆う傾向
を有していた。

かくて、次には例えば銅イオンの如き金属イオンの供給
を介して胚胞細胞を毒殺する試みがなされた。

そのような活性子宮内装置は子宮内装置の局部効果を増
大させる金属を含んでおり、この点がポリエチレン又は
非活性金属からなる非活性子宮内装置と異なっている。

このような活性子宮内装置の主なる利点は、機械作動式
非活性子宮内装置とくらべて失敗率が２％と低い点にあ
る。

しかしながら、不幸にして通常の銅糸形式の子宮内装置
を使用すると、時として子宮が貫通されるという事故が
見られる。

更には、例えば銅が堆積されている弾性金属材料からな
る他の型式の子宮内装置においては、それが−たん子宮
内に挿入されると、装置のレジリＩンスが失なわれ、銅
の膜が脱落する危険性がある。

従って避妊薬を内蔵した子宮内装置にあっては、該装置
はその記憶効果を保持する必要がある。

即ち該装置は適切な機械的弾性に対応した良好なレジリ
Ｉンスを有していなければならないことか判明した。

加えるに、銅塩又は他の避妊薬乃至処理媒体は、子宮内
装置を介して子宮内にかなり低速の一定速度で排出され
るのが望ましい。

従って子宮内装置は、その大きさが制限されている一方
、それを交換する迄にそれが子宮内に長期間とどまって
いるために、十分な量の避妊物体を保持出来なければな
らない。

一方、子宮内装置を使用するに当っては、該装置を子宮
内により農相化させるための物質を子宮内に導入するこ
とが好ましい。

上述の点について言えば、改良された子宮内装置は次の
諸条件を満足せねばならない。

即ち、（ｉ） 装置の形状及び寸法及び面積は子宮内
空洞の組織に順応出来ること。

（ｉｉ）２．３ケ月以内に排出されるよう適用された部
材を添加する必要があること。

このことは、子宮内装置が子宮により排除されようとす
る傾向を食い止めるために、又出血により該装置を取り
出す必要が生ずるのを防止するために、又該装置の挿入
により副作用が生ずるのを防止するために必要とされる
。

（ｉｉｉ） 避妊薬又は処理媒体を添加する必要があ
ること。

避妊薬の場合には、子宮内装置の活動寿命は１年を超過
するべきである。

従って本発明の目的は高い機械的レジリＩンスを有する
難吸湿性物体から構成される活性子宮内装置を提供する
ことであり、該物体は、その体積内において、これにグ
ラフトされかつ架橋された重合体吸湿性物体の介在物を
有しており、該介在物内には水溶性化学物質が予め貯蔵
されており、該化学物質は、該難吸湿性物体が水を含む
溶媒内に置かれた時に該難吸湿性物体中を放散するよう
適用されている。

含まれている化学物質を考慮に入れると、本子宮内装置
の用途として次の如きものが考えられる。

即ち、 （１）避妊 （１１）抗生物質を介しての子宮炎及び子宮内脱炎の治
療。

（ｉｉｉ） 高単位の黄体ホルモンを介しての子宮内膜
ガンの治療。

（ｉｖ） ｐＨを制御した緩衝物質を吸湿性介在物中
に挿入することによって行なう治療又は消毒。

（Ｖ） プロゲステロンホルモンを介しての月経閉止
に対する治療。

（Ｖｌ）子宮壁癒着に対する治療。

（Ｖｌ）他の全ての女性生殖器の治療。

（ｌｉｉ） コルチゾンを介しての生殖器結核の治療
。

（ＩＸ） 非活性の子宮内装置（以下Ｉ 、Ｕ、Ｄ 、
とも略称す）を使用し、プロスタグランジを介しての中
絶作業。

活性ＩＵＤにあっては、その形状、寸法、面積を自由に
決めることが出来るのであるが、これらが最適な効率を
保証されていない場合には農相効果が打消され、出血や
痛みが伴なうことがある。

例数ならば、ＩＵＤの形状、寸法及び面積は直接機械的
特性に結びついているからである。

所望の効率の増加は、ＩＵＤから放散される活性化学物
質に依存するものである。

本発明に係るＩＵＤは種夕の利点を有している。

即ち、ＩＵＤと子宮壁の間の接触が弾性的かつ柔軟であ
るために子宮貫通の危険性が減少すること。

又本■ＵＤによれば、金属塩又は他の薬物か導入された
後に良好な機械的レジリＩンスが保持される。

更には、吸湿性の七ツマ−のグラフトにより吸湿性媒体
の難吸湿性物体に対する結合力が増大する。

尚この増大効果は通常２個の炭素原子の間における共役
結合によりもたらされるもので、言いかえれば吸湿性の
化合物の１つの炭素原子が難吸湿性の１つの炭素原子と
共役結合することによりもたらされるのである。

このようなグラフト化は吸湿性の七ツマ−が溶液中に透
過して行くことを防止するのに必要である。

本発明の実施例によれば、ＩＵＤの吸湿性介在物は避妊
剤を含んでいるが、このことは該避妊剤の全量が子宮粘
膜と直接的に接触することを意味するものではない。

本発明に係るＩＵＤは、重合体吸湿物体の介在物を含ん
でおり、該物体には水溶性の避妊剤が貯蔵されているの
で、銅塩又は避妊剤がその土に散布されている非活性Ｉ
ＵＤと比較して大巾な利点を有している。

更には、ＩＵＤ内に介在物を導入することにより不具合
な修整を生ずることのない本ＩＵＩ）の形状を考慮する
と、子宮貫通の危険性はかなり減少する。

本ＩＵＤはその可撓性記憶効果を維持するので、それが
子宮内に挿入された後においてそれは最初の形状を取戻
し、かくて本装置が膨張して子宮を？ｊ４するという危
険性が減少する。

本発明に係るＩＵＤの特徴とする所によれば、吸湿性物
体の介在物は避妊剤の外に、ＩＵＤを子宮内で農相化さ
せるための物質をも含んでいる。

又本発明によれば、上記吸湿性物体の介在物は鎮痛剤を
も含んでいる。

ＩＵＤに係る機能的子宮出血の現象は子宮内粘膜の脆弱
さによって説明される。

即ち出血は、常に発生している反応性炎症によって促進
されると考えられる。

このような出血に対しては幾つかの治療法が提唱されて
いる。

この治療法において用いられる物質はＩＵＤの子宮内に
おけるＭＭＪ作用を促進する成分を含んでいる。

本発明によれば、これらの物質は、ＩＵＤの難吸湿性物
体の吸湿性介在物内に貯蔵されており、ビタミンに１
ε−アミノカプロイン酸、エルゴタミン、エルゴチン、
ジオスミン（例えば商品名「ＤＡＦＬＯＮ」）、硫酸塩
イオン、アスコルビン酸、カルシウムを含むグループか
ら選ばれた。

本発明によれば、上記難吸湿性物体は、例えばアセテー
トビニール、ポリエチレン又はポリエチレンとアセテー
トビニールの共重合体、ポリニーチル、ポリウレタン、
ポリアクリロニトリルの如き重合熱可塑性物体である。

該難吸湿物体として、更にポリプロピレン、ポリアミド
、エチレングリコールの如きポリエステル、ポリテレフ
タール酸、塩化ビニール、塩化ポリフォルムアルデヒド
、ポリカーボネート、ポリテトラフルオラエチレン（テ
フロン）等を用いることも可能である。

本発明によれば、上記吸湿性物質はアクリール酸エチレ
ングリコル、メタクリール酸エチレングリコール、アク
リルアミド、メタクリルアミド、アクリルアミドメチロ
ール、アクリルアミドヂアセトン、又はリンゴ酸、アク
リル酸、メタクリル酸、ツマリン酸、アクリル酸乃至メ
ククリル酸プロピレングリコールの如き不飽和酸である
。

本発明によれば、介在物内に含まれる避妊剤は銅、亜鉛
、コバルト、鉛及びカドミウムの冬場を含むグループか
ら選ばれている。

本発明によれば、プロ４ステロンの如き鎮痛剤。

殺精子剤、又はホルモンに対する免疫性を付与するため
の水溶性エストロゲン剤等の物質を添加することも出来
る。

本発明によればＩＵＤから発せられるこれらの物質によ
り女性の身体は一時的に消毒状態になる。

すなわち上記の物質は合成黄体性ステロイド又は殺精子
合成物である。

これらのステロイドは、テストステロンの誘導体、ノル
テストステロンの誘導体、ノルエチステロン、酢酸ノル
エチステロン、ノルエチステロン、重酢酸エチノジオー
ル、ノルゲストリエノン、ノルゲストレル、酢酸クロル
マヂノン、酢酸メストラール、酢酸アナゼストロン及び
プロスタグランジンを含むグループから選ばれている。

使用されている排卵防止黄体モルモンは経口エストラジ
オール及びメストラノールである。

本発明によれば、子宮感染の治療のためにＩＵＤ内に抗
生物質が導入されている。

本発明の一実施例によれば、ＩＵＤは極めて大なる可撓
性記憶効果を有するプラスチックフレームにより構成さ
れており、該フレームには薄膜シートが溶接されている
。

該フレーム及びシートを形成している少なくとも一材料
は吸湿性の介在物を含んだ難吸湿性物体であり、これら
の介在物は治療用化学物質及び子宮内でＩＵＤを剥和化
させるよう適用された物質により充填されている。

薄膜を有するこの実施例においてはＩＵＤと子宮内膜の
間の界面が増大しており、一方においてはこれらの壁間
距離が増大することにより効率も比例して増大する。

ＩＵＤの弾性プラスチックアーマチュア部材は例えば仏
国特許第１，５６２，１０１号明細書に記載のものとす
ることが出来る。

更に注目すべきことは、以下に述べる方法により、上記
難吸湿性物体内の吸湿性合成物を重合化し、イオン放射
を介して架橋化することにより、ＩＵＤの薄膜かしわ伏
構造物になり、かくてそれが子宮壁への粘着効果が高め
られ、過膨張の危険性が減少するということである。

本発明の一実施例によれば、ＩＵＤは可撓性プラスチッ
クフレームにより構成されており、該フレームは大きな
可撓性記憶効果を有しており、このフレームの一部には
二枚の薄膜が溶接されている。

該薄膜はその周辺部が溶接されており、かくて該薄膜と
該フレームの間には自由閉鎖空間が規定されており、該
二枚の薄膜及びフレームを形成している材料の少なくと
も一つは吸湿性介在物を備えた難吸湿性の物体であり、
これらの介在物は、治療用化学物質、避妊剤又はＩＵＤ
を子宮内で顔料化するための物質で充填されている。

本発明の別の実施例１こよれば、上記三枚の薄膜により
規定された空間は、少なくとも部分的に、例えば避妊剤
の如き治療化学物質を含む溶液とＩＵＤを子宮内で顔料
化するための物質とで充填されており、これらの物質は
前述の都き物質が用いられている。

このように化学物質が多量に貯蔵されているために、Ｉ
ＵＤに含まれる化学物質が無くなった時に必要とされる
ＩＵＤ交換のための時間間隔は増大することになる。

このように二枚の薄膜の間の空間に化学物質を挿入する
ことにより、ＩＵＤには化学的に見れば実質的に無制限
の寿命が与えられることになる。

このようなケースの場合には、治療及び／又は避妊用化
学物質及び顔料剤を含む溶液が該薄膜中通って浸透させ
るために、ＩＵＤの一部分が吸湿性介在物を含むことが
絶対に必要である。

０、１ ｍｍ厚の介在物を有する薄膜壁か上述の条件を
満足しており、同時にこの厚さはＩＵＤを容易に挿入す
るのに必要な機械的レジリアンスを維持するのにも十分
である。

更には、上記二枚の薄膜がそれらの介在物を導入したた
めにしわを寄せているということがＩＵＤの子宮内への
粘着度合を向上させている。

本発明によれば、上述の薄膜はプラスチックフレームの
一部に沿ってのみ溶接されており、従ってＩＵＤはそれ
が子宮内に挿入される際変形することが可能である。

本発明によれば、プラスチックフレームに溶接された上
記薄膜は、互いに直交する方向に同一の機械的抵抗力を
示すポリマーから作られている。

このような特性は、ＩＵＤが子宮内に挿入された時にＩ
Ｕ ］）フレームに溶接された薄膜が引き裂かれにく
いという利点をもたらす。

父上記難吸湿性の物体内の介在物を形成している吸湿性
ビニール七ツマに対するグラフト化の結果、可撓性効果
のためにＩＵＤの表面硬さが減少するのが観察された。

この理由は、これらの介在物が難吸湿性の物体の網目を
広げその結果鉄物体のレジリアンスが増大するからであ
る。

この予期せぬ特性は、子宮内膜壁の損傷が装置の硬いた
めに発生することを考えれば有利な特性である。

上記難吸湿性物体内に介在物を作るためのビニルモノマ
の重合作業は化学反応によるイオン放射、紫外線照射、
超音波照射又は単なる加熱によって行なうことが出来る
。

例えば上記ＩＵＤはビニールモノマ水溶液中に置かれ、
次に該溶液を真空中で脱ガスした後に照射が行なわれる
。

上述のモノマはポリマの網目を広げながら上記ポリマの
難吸湿性物体内に入り込み水と共に膨張し、かくてポリ
マの鎖は更に膨張し、その結果モノマの分子がポリマ分
子中に混入することが可能となる。

照射作業によりこれらの七ツマはポリマ化しグラフト化
し、グラフト化したポリマ介在物が作られる。

ポリマ化したグラフト化介在物は吸湿性モノマのグラフ
ト化作業の間又は後においてイオン照射を受けることに
より架橋される。

かくてポリマ化されグラフトされた介在物は上記難吸湿
性物体内に固定され、もはやＩＵＤが水溶液内に浸され
ても外に拡散することは無い。

介在物を含んだ脱水されたＩＵＤを例えば治療用避妊剤
、化学物質又は農相剤の如き適当な溶媒内に浸すことに
より、上記介在物内に種々の物質が導入される。

これらの溶媒は難吸湿性物体中を拡散することにより上
記吸湿性介在物中に貯蔵される。

−たんＩＵＤかこれらの溶液から取出されると、その介
在物は該物質を含んでおり、ＩＵＤは乾燥及び消毒の後
に使用開始の状態となる。

子宮内水分と接触した時ＩＵＤはこれらの物質を排出し
かくて介在物が子宮内に充填される。

上記介在物内に貯蔵された物質の拡散速度はこれらの介
在物の架橋の度合に応じて変化する。

これらの介在物の大きさを決定する架橋の度合は、これ
らの介在物を含む難吸湿性物体を例えばガンマ線照射に
より架橋する時間により制御される。

上記の如く、本発明に係るＩＵＤは通常のＩＵＤにくら
べて無害性、効率及び許容性という三つの根本的特性に
おいて改善されている。

第１図にはＩＵＤを形成している難吸湿性物体内の介在
物を融合かつポリマ化するための装置の概略図が示され
ている。

容器２は例えば８の如き難吸湿性物体が存在する状態に
おいて、ビニールモノマ６の溶液４を含んでいる。

該容器の上側はチューブ１０及びバルブ１１を介して図
示せぬポンプ装置と導通している。

照射源１２．１４はガンマ線源である。

本発明に係る装置は次の如く作動する。

即ち、難吸湿性物体８はビニールモノマを有する溶液４
内に置かれ、該モノマは難吸湿性ポリマの長い鎖中を進
入する。

照射作業の前に該溶液はバルブ１１を開くことにより脱
ガス化され、かくて溶液４の上には負圧が生ずる。

次に照射源が作動され、難吸湿性物体内のビニール介在
物がポリマ化される。

第２図に示される容器１８は第１図の装置により得られ
た吸湿性介在物を備えた難吸湿性物体を含んでいる。

溶液２０は吸湿性介在物に向けて難吸湿性物体中を拡散
すべき物質を示している。

２０内に溶解した物質は例えば避妊剤及びＩＵＤを子宮
内で顔料化するための物質である。

第３図は本ＩＵＤの一部の断面図を示しており、難吸湿
性物体２４はポリマ化した吸湿性物質２６を含んでいる
。

これらの介在物は溶けた状態又は無水状態の治療用化学
物質、避妊物質又は顔料物質を含んでいる。

第４図は種々の溶液温度をパラメータとして、照射量（
Ｍｒａｄ）とアクリル酸エチレングリコールの重量百分
率との関係を示している。

かくて、ＩＭｒａｄの照射量に対して、溶液温度が６０
℃の時は、ＩＵＤ壁の４０％が吸湿性の介在物（この場
合はアクリル酸エチレングリコール）であることが示さ
れている。

尚この場合難吸湿性物体はエチレン及び酢酸ビニールの
共重合体である。

この図かられかるように、温度が上昇するにつれて、ビ
ニールモノマはポリマ物体により形成された網目の間に
より容易に挿入されて行く。

第５図には、溶液中への浸積時間に対する介在物中に貯
蔵された銅の重量百分率が示されている。

尚ここで用いられた溶液は濃度が５０００グラム／リツ
トルの硝酸銅液であり、液温は６０℃であった。

第６図に示されるＩＵＤはそのフレームを形成している
壁３２の一部に溶接されたダイヤフラム３０を有してい
る。

もちろん図示された特定のＩＵＤ形状は本発明の範囲を
限定するためのものではなく、子宮内に適合するならば
他のいかなるＩＵＤ形状も可能である。

壁３０はフレーム３２と同様吸湿性介在物を有する難吸
湿性物体により横取されており、該介在物内には化学物
質及び顔料物質か貯蔵されている。

第７図は本発明に係るＩＵＤの斜視図であり、該ＩＵＤ
の種々の部分は吸湿性挿入物を形成するよう処理されて
おり、該挿入物内には溶液状態の化学物質及び顔料物質
が貯蔵されている。

ＩＵＤのフレーム３２には、その両側に二枚の薄膜シー
ト３６．３８が溶接されている。

これらのシート３９において互いに溶接されている。

このようにして規定された空間内には化学物質及び顔料
均質の溶液４０が貯蔵されている。

このＩＵＤの内部をより明瞭に示すために、ＩＵＤは直
線ＺＺ′を通る面Ｐに沿って切断されている。

何箇月にもわたっての、数百人の女性に対しての生体臨
床実験の結果によれば、銅塩を充填した、本発明に係る
子宮内装置ＩＵＤは装置の膨張、出血等の副作用を生ず
ること無く子宮内において完全に適合する事が出来た。

特定の実施例によれば、銅塩を充填したＩＵＤは一日約
５０μｇの銅を放出している。

この放出量は例えば吸湿性介在物の架橋度を修整するこ
とにより規制することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はＩＵＤを形成している難吸湿性物体内の介在物
を融合かつポリマ化するための装置の概略図、第２図は
治療用及びＩＵＤの農相化用に化学物質を貯蔵するため
の装置の概略図、第３図は介在物を備えたＩＵＤの一部
の断面図、第４図は温度をパラメータとして、ポリエチ
レン物体に照射された放射線量（Ｍｒａｄ）とアクリル
酸エチレングリコールの重量百分率との関係を示したグ
ラフ、第５図は介在物中に貯蔵された銅の重量百分率を
示すグラフ、第６図はフレームの一部分に溶接された薄
膜シートを有するＩＵＤの図、第７図は二枚のシートを
有し、フレーム及び二枚のシートにより規定された空間
内に化学物質及び顔料物質を充填したＩＵＤの斜視図を
、それぞれ示す。 ８．２１，２４：難吸湿性物体、２６：吸湿性物質。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 機械的レジリアンスの高い疎水性基体より構成され
   る活性な子宮内装置であって、この基体はその容積内に
   、その疎水性基体にグラフトされかつ架橋された薪水性
   重合物質の内包物を有し、この内包物には水溶性化学物
   質が予め貯蔵され、この化学物質は、疎水性基体が水性
   系におかれた時にこの疎水性基体を満たすように適用さ
   れることを特徴とする、上記子宮内装置。