JPS5844362B2 - 靴の製造法 - Google Patents
靴の製造法Info
- Publication number
- JPS5844362B2 JPS5844362B2 JP56079801A JP7980181A JPS5844362B2 JP S5844362 B2 JPS5844362 B2 JP S5844362B2 JP 56079801 A JP56079801 A JP 56079801A JP 7980181 A JP7980181 A JP 7980181A JP S5844362 B2 JPS5844362 B2 JP S5844362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- sole
- mold
- molding
- shoe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は胛被相当部スキンをスラッシュ製法により成形
し、これに発泡ポリウレタン樹脂の靴底を注入又は射出
成形により一体に接着することにより靴を得る方法に係
るものである。
し、これに発泡ポリウレタン樹脂の靴底を注入又は射出
成形により一体に接着することにより靴を得る方法に係
るものである。
従来、ポリ塩化ビニル(以下、PVCという。
)プラスチゾルを材料とする靴のスラッシュ成形が行な
われていた。
われていた。
この場合、靴の胛部や胴部と靴底とは同一材料により一
体に成形されたが、該靴底は履用に適合させるには厚み
を厚く構成する必要があり、このためスラッシュ成形用
型の靴底成形用部位をより高温で加熱してこの部位だけ
スキン厚を厚くしたり、あるいはすでに成形された靴底
該当部だけスラッシュ成形を2回以上繰り返すことによ
りこの部分のスキン厚を厚くするような工夫をしていた
。
体に成形されたが、該靴底は履用に適合させるには厚み
を厚く構成する必要があり、このためスラッシュ成形用
型の靴底成形用部位をより高温で加熱してこの部位だけ
スキン厚を厚くしたり、あるいはすでに成形された靴底
該当部だけスラッシュ成形を2回以上繰り返すことによ
りこの部分のスキン厚を厚くするような工夫をしていた
。
しかしながら、部分的に高温で加熱する前者力法にあっ
ては、部分的に加熱温度を異ならせる温度調節が困難で
あるので、所望の靴底厚を得1コクく、また、部分的に
スラッシュ成形を2回以上繰り返す後者方法にあっては
、凹状型の内壁に形成された靴底該当部スキン上に更に
成形材料を注入し加熱して前記スキン上にもう一層のス
キンを形成し、残余の材料を排出し、更に必要な厚みに
なるまで、これを繰り返すものであるから、作業が面倒
であるばかりでなく、残余材料の排出時に靴底該当部以
外の部分にその残余材料により排出跡としてのスキンが
形成され、不必要な部分をも厚く構成してしまう不都合
があった。
ては、部分的に加熱温度を異ならせる温度調節が困難で
あるので、所望の靴底厚を得1コクく、また、部分的に
スラッシュ成形を2回以上繰り返す後者方法にあっては
、凹状型の内壁に形成された靴底該当部スキン上に更に
成形材料を注入し加熱して前記スキン上にもう一層のス
キンを形成し、残余の材料を排出し、更に必要な厚みに
なるまで、これを繰り返すものであるから、作業が面倒
であるばかりでなく、残余材料の排出時に靴底該当部以
外の部分にその残余材料により排出跡としてのスキンが
形成され、不必要な部分をも厚く構成してしまう不都合
があった。
更に前者力法にあっても後者方法にあっても、成形材料
がPVCプラスチゾルであり、重量があるので成形され
た靴は重く、履用中足を疲れさせ易く、胛部や胴部の屈
曲性には優れながら、靴底の耐摩耗性が不足し靴の耐久
性に欠ける不具合があった。
がPVCプラスチゾルであり、重量があるので成形され
た靴は重く、履用中足を疲れさせ易く、胛部や胴部の屈
曲性には優れながら、靴底の耐摩耗性が不足し靴の耐久
性に欠ける不具合があった。
また、上述の従来方法の欠点を解消するべく、本発明に
先立って本発明者らは胛部や胴部等の靴上部(胛被相当
部)をPVCプラスチゾルでスラッシュ成形し、−力、
別途単体として成形した発泡ポリウレタン樹脂製靴底を
該靴上部に接着剤により接着させる試みをなしたところ
、靴上部はPVC製であり、靴底が発泡ポリウレタン樹
脂製であるので、この靴は履用時靴上部の屈曲性がよく
靴底の耐摩耗性も満足するものであったが、靴上部と靴
底との接着のため、これらの接着面を予めパフィングし
たり、あるいは表面接着活性化を促す前処理を施した上
に接着剤を塗布する面倒な作業を必要とするものであっ
た。
先立って本発明者らは胛部や胴部等の靴上部(胛被相当
部)をPVCプラスチゾルでスラッシュ成形し、−力、
別途単体として成形した発泡ポリウレタン樹脂製靴底を
該靴上部に接着剤により接着させる試みをなしたところ
、靴上部はPVC製であり、靴底が発泡ポリウレタン樹
脂製であるので、この靴は履用時靴上部の屈曲性がよく
靴底の耐摩耗性も満足するものであったが、靴上部と靴
底との接着のため、これらの接着面を予めパフィングし
たり、あるいは表面接着活性化を促す前処理を施した上
に接着剤を塗布する面倒な作業を必要とするものであっ
た。
また、−力、発泡ポリウレタン樹脂を用いて射出成形法
により、胛被と一体に靴底を成形する方法も行なわれて
いたが、成形の際の発泡匡の調整が難しいため、成形用
型と胛被とを嵌合した合わせ目からパリが生じ、このパ
リは胛被にくっついて胛被を汚損するはかりでなく、こ
のパリ除去作業に多くの時間を要し、靴のコストアップ
の一因ともなっていた。
により、胛被と一体に靴底を成形する方法も行なわれて
いたが、成形の際の発泡匡の調整が難しいため、成形用
型と胛被とを嵌合した合わせ目からパリが生じ、このパ
リは胛被にくっついて胛被を汚損するはかりでなく、こ
のパリ除去作業に多くの時間を要し、靴のコストアップ
の一因ともなっていた。
本発明は、上記したような欠点を解消した靴の製造法を
提供するものである。
提供するものである。
本発明を図面に基づき詳細に説明すると、スラッシュ製
法により胛被相当部スキン1を熱可塑性をもつ無継ぎ目
でかつ底部3に凹凸9を形成した袋状に成形し、該スキ
ン1を足型2に嵌装し、該スキン1の底部3を、熱を帯
びた靴底原形用型4の開口部5周縁に形成したエツジ6
で押圧するようにして該型4に該底部3を嵌合して靴底
成形空隙7を形成し、該成形空隙7に液状発泡ポリウレ
タン樹脂を注入又は射出して靴底8を前記スキン1と接
着一体状に原形することを特徴とする靴の製造法に係る
ものである。
法により胛被相当部スキン1を熱可塑性をもつ無継ぎ目
でかつ底部3に凹凸9を形成した袋状に成形し、該スキ
ン1を足型2に嵌装し、該スキン1の底部3を、熱を帯
びた靴底原形用型4の開口部5周縁に形成したエツジ6
で押圧するようにして該型4に該底部3を嵌合して靴底
成形空隙7を形成し、該成形空隙7に液状発泡ポリウレ
タン樹脂を注入又は射出して靴底8を前記スキン1と接
着一体状に原形することを特徴とする靴の製造法に係る
ものである。
本発明において胛被相当部スキン1は、スラッシュ成形
法により、通常行なわれているように、PVCプラスチ
ゾルを成形材料として、該材料を凹状の金属等からなる
スラッシュ成形型内に注入し加熱を施して該型の内壁に
所望厚のゲル化層を形成し、余分の材料を排出後該ゲル
化層をキュアして、次いで脱型して原形する。
法により、通常行なわれているように、PVCプラスチ
ゾルを成形材料として、該材料を凹状の金属等からなる
スラッシュ成形型内に注入し加熱を施して該型の内壁に
所望厚のゲル化層を形成し、余分の材料を排出後該ゲル
化層をキュアして、次いで脱型して原形する。
胛被相当部スキン1の胛部1aや胴部1bに当る該型の
内壁には、所望の凹凸模様や天然皮革調絞等の凹凸を、
型の原形の際、モデルとなる原形胛被の胛部や胴部の外
面をそっくり転写することにより形成し得、これによっ
て該スキン1の胛部1aや胴部1bにスラッシュ成形型
の内壁の面形状を転写し、結果的に原形胛の胛部や胴部
の外面と同一形状となったステッチ等の凹凸模様や天然
皮革調絞等の凹凸9が付与される。
内壁には、所望の凹凸模様や天然皮革調絞等の凹凸を、
型の原形の際、モデルとなる原形胛被の胛部や胴部の外
面をそっくり転写することにより形成し得、これによっ
て該スキン1の胛部1aや胴部1bにスラッシュ成形型
の内壁の面形状を転写し、結果的に原形胛の胛部や胴部
の外面と同一形状となったステッチ等の凹凸模様や天然
皮革調絞等の凹凸9が付与される。
また該スキン1の中底部1cや前記胛部1aの下周縁1
dに当るスラッシュ成形型の内壁には、予め原形胛被の
中底部や胛部下周縁をパフィングする等により凹凸を付
与しこれをスラッシュ成形型の成形時該型に転写し得、
この結果該スキン1の中底部1cや胛部1aの下周縁1
d等の底部3は原形胛被と同等の凹凸9が形成される。
dに当るスラッシュ成形型の内壁には、予め原形胛被の
中底部や胛部下周縁をパフィングする等により凹凸を付
与しこれをスラッシュ成形型の成形時該型に転写し得、
この結果該スキン1の中底部1cや胛部1aの下周縁1
d等の底部3は原形胛被と同等の凹凸9が形成される。
このスキン1の底部3の凹凸9は、後記する発泡ポリウ
レタン靴底8の注入又は射出成形時におけるその靴底8
との接着一体化を強固なものとする。
レタン靴底8の注入又は射出成形時におけるその靴底8
との接着一体化を強固なものとする。
勿論、スキン1の底部3特に胛部1aの下周縁1dの凹
凸9はスキン1の胛部1aや胴部1bに付与した凹凸9
を連続させた一連のものとして延長形成できるので、こ
の場合はこの外面に靴底8を注入又は射出成形により接
着成形した際、胛部1aの凹凸9が切れ目なく該靴底8
内に埋没するので、別途原形胛被の底部をパフィングす
ることによってスキン1底部3にパフィング状の凹凸9
を構成する前記の場合において靴底8からそのパフィン
グ状の凹凸9が露出する虞れのあるのに比して、外観を
美しいものにすることができる。
凸9はスキン1の胛部1aや胴部1bに付与した凹凸9
を連続させた一連のものとして延長形成できるので、こ
の場合はこの外面に靴底8を注入又は射出成形により接
着成形した際、胛部1aの凹凸9が切れ目なく該靴底8
内に埋没するので、別途原形胛被の底部をパフィングす
ることによってスキン1底部3にパフィング状の凹凸9
を構成する前記の場合において靴底8からそのパフィン
グ状の凹凸9が露出する虞れのあるのに比して、外観を
美しいものにすることができる。
脱型したスキン1の内側に裏布10を装備させてもよい
。
。
裏布10は編布、織布等のシート材を靴下状等に縫製す
る等して構成する。
る等して構成する。
この裏布10をスキン1の内側に装備する方法としては
、例えば足型2に該裏布10を履かせこの裏布10の外
面に糊を塗布し、必要により底面には高置ボール紙等か
らなる中底材11を接着し、この中底材11の外面にも
糊を塗布し又はしないで、この上からスキン1を履かせ
、これらスキン1、裏布10、中底材11等を一体化す
るものである。
、例えば足型2に該裏布10を履かせこの裏布10の外
面に糊を塗布し、必要により底面には高置ボール紙等か
らなる中底材11を接着し、この中底材11の外面にも
糊を塗布し又はしないで、この上からスキン1を履かせ
、これらスキン1、裏布10、中底材11等を一体化す
るものである。
スキン1と裏布10とは、全面一体に接着させるように
してもよいし、例えば、履口部12のみ、あるいは履口
部12と底面のみを接着させ、その他の部分を非接着と
する構成でもよい。
してもよいし、例えば、履口部12のみ、あるいは履口
部12と底面のみを接着させ、その他の部分を非接着と
する構成でもよい。
こうして得たスキン1は、裏布10装備のため履かせた
足型2をそのまま利用し、またはその足型2から脱型し
て別途用意される注入又は射出成形用足型2に嵌装した
状態で、その底部3すなわち、胛部1aの下周縁1d以
下を靴底成形用型4に嵌合し、該下周縁1dと中底部1
1と該成形用型4とで靴底成形空隙7を構成する。
足型2をそのまま利用し、またはその足型2から脱型し
て別途用意される注入又は射出成形用足型2に嵌装した
状態で、その底部3すなわち、胛部1aの下周縁1d以
下を靴底成形用型4に嵌合し、該下周縁1dと中底部1
1と該成形用型4とで靴底成形空隙7を構成する。
裏布10装備のためにスキン1を履かせた足型2を利用
する場合は、別途に用意した注入又は射出成形用足型2
にスキン1を履かせ換えする場合に比して、成形サイク
ルにおけるスキンの脱型作業、及び注入又は射出成形用
足型2への嵌装作業を省略することができるが、−力、
スキン1を履かせ換えする場合は、スキン1に裏布10
を装備させる工程と別途の足型2に嵌装して注入又は射
出成形をする工程とを明確に分離し、工程管理上都合が
よい利点があり、いずれの場合をとるかは、生産量や品
種等の状況を勘案し任意に採用し得る。
する場合は、別途に用意した注入又は射出成形用足型2
にスキン1を履かせ換えする場合に比して、成形サイク
ルにおけるスキンの脱型作業、及び注入又は射出成形用
足型2への嵌装作業を省略することができるが、−力、
スキン1を履かせ換えする場合は、スキン1に裏布10
を装備させる工程と別途の足型2に嵌装して注入又は射
出成形をする工程とを明確に分離し、工程管理上都合が
よい利点があり、いずれの場合をとるかは、生産量や品
種等の状況を勘案し任意に採用し得る。
靴底成形用型4は金属等からなる側型4a、底型4b等
の割型を成形時日動的に組み合わせることにより形成さ
れる。
の割型を成形時日動的に組み合わせることにより形成さ
れる。
勿論、側型4aと底型4bとが結合一体となった非割型
も使用できるものである。
も使用できるものである。
該成形用型4には1個又はそれ以上の成形材料の注入又
は射出用孔が備えられており、この孔から液状成形材料
として発泡ポリウレタン樹脂が注入機により注入又は射
出機により射出される。
は射出用孔が備えられており、この孔から液状成形材料
として発泡ポリウレタン樹脂が注入機により注入又は射
出機により射出される。
該成形用型4はその型4の開口部5周縁に当るスキン1
の底部3に接する個所がエツジ6を形成してあり、また
、発砲ポリウレタン樹脂の反応熱等により常時80℃前
後に熱を帯びているので、該エツジ6は足型2と共働し
て、その足型2に嵌装したスキン1の外面を押匡すると
ともに該エツジ6の接した該外面個所を軟化又は溶融さ
せ、スキン1外面に食い込み、該外面に密着する作用を
示す。
の底部3に接する個所がエツジ6を形成してあり、また
、発砲ポリウレタン樹脂の反応熱等により常時80℃前
後に熱を帯びているので、該エツジ6は足型2と共働し
て、その足型2に嵌装したスキン1の外面を押匡すると
ともに該エツジ6の接した該外面個所を軟化又は溶融さ
せ、スキン1外面に食い込み、該外面に密着する作用を
示す。
注入又は射出された発泡ポリウレタン樹脂は、成形空隙
4内で該成形空隙4の内面通りの外形を賦形され、同時
に注入又は射出時の液状形態という特性と接着性により
スキン1の底部3をすっかり包み、該底部3に一体に接
着する。
4内で該成形空隙4の内面通りの外形を賦形され、同時
に注入又は射出時の液状形態という特性と接着性により
スキン1の底部3をすっかり包み、該底部3に一体に接
着する。
次いで成形用型4を外し、足型2を取り除き、靴を得る
ものである。
ものである。
注入又は射出される発泡ポリウレタン樹脂は成形時それ
自体接着性をもつが、この樹脂により成形される靴底8
が接着されるスキン1の底部3に溶剤等の簡単な表面処
理を施し接着をより強固としてもよい。
自体接着性をもつが、この樹脂により成形される靴底8
が接着されるスキン1の底部3に溶剤等の簡単な表面処
理を施し接着をより強固としてもよい。
また前記したように、スキン1の底部3に形成した凹凸
9により更に接着を強固とし得る。
9により更に接着を強固とし得る。
勿論、スキン1の底部3に形成する凹凸9は、接着に寄
与し得る限り適宜形状とし得る。
与し得る限り適宜形状とし得る。
本発明は、上記のような構成からなり、靴の胛被相当部
スキンをスラッシュ成形によって得ながら、靴底を発泡
ポリウレタン樹脂製とすることができたので、足の胛部
やすね部は無継ぎ目袋状となした該胛被相当部スキンに
よって防水性よく、また耐水性も優れ、加えて屈曲性も
良好なので、よい履き心地を得、−力靴底も耐摩耗性に
優れ、かつ厚底どしても軽量で足の疲れを生じさせにく
いものとし得、またこのような厚底を容易に成形するこ
とができ、その靴底は発泡ポリウレタン樹脂の自己接着
性を利用しこの注入又は射出成形の際、胛被相当部スキ
ンの凹凸を形成した底部と接着させるので、この部分に
パフィング処理や接着活性化処理等の前処理作業後接着
剤を塗布するような面倒な作業は不要で、せいぜい溶剤
処理程度で成形工程においてよく接着し、工程を短縮す
るとともに、長期履用においてもこれらの剥離の虞れが
なく、強い耐久性ある靴を得ることができるものである
。
スキンをスラッシュ成形によって得ながら、靴底を発泡
ポリウレタン樹脂製とすることができたので、足の胛部
やすね部は無継ぎ目袋状となした該胛被相当部スキンに
よって防水性よく、また耐水性も優れ、加えて屈曲性も
良好なので、よい履き心地を得、−力靴底も耐摩耗性に
優れ、かつ厚底どしても軽量で足の疲れを生じさせにく
いものとし得、またこのような厚底を容易に成形するこ
とができ、その靴底は発泡ポリウレタン樹脂の自己接着
性を利用しこの注入又は射出成形の際、胛被相当部スキ
ンの凹凸を形成した底部と接着させるので、この部分に
パフィング処理や接着活性化処理等の前処理作業後接着
剤を塗布するような面倒な作業は不要で、せいぜい溶剤
処理程度で成形工程においてよく接着し、工程を短縮す
るとともに、長期履用においてもこれらの剥離の虞れが
なく、強い耐久性ある靴を得ることができるものである
。
更に胛被相当部スキンは熱可塑性をもつから、靴底成形
用型とスキンとの嵌合の際、該型の熱により該型のエツ
ジが該スキンの外面を軟化又は溶融させ、その外面に食
い込むので、この部分の密着が強固となり、靴底成形用
型内のポリウレタン樹脂の発砲反応が行なわれていると
き、この樹脂がスキンと核型とが嵌合する合わせ目から
パリとして漏れ出ることが防止され、パリによってスキ
ンが汚損することもなく、パリ除去作業を不要として靴
のコストアップを避けることができる。
用型とスキンとの嵌合の際、該型の熱により該型のエツ
ジが該スキンの外面を軟化又は溶融させ、その外面に食
い込むので、この部分の密着が強固となり、靴底成形用
型内のポリウレタン樹脂の発砲反応が行なわれていると
き、この樹脂がスキンと核型とが嵌合する合わせ目から
パリとして漏れ出ることが防止され、パリによってスキ
ンが汚損することもなく、パリ除去作業を不要として靴
のコストアップを避けることができる。
第1図は本発明によって得た靴の1例斜視図、第2図は
第1図A−A線上部位における靴成形工程を示す断面説
明図、第3図は第2図における実施例で使用する型の断
面図である。 1・・・・・・胛被相当部スキン、2・・・・・・足型
、3・・・・・・底部、4・・・・・・靴底成形用型、
5・・・・・・開口部、6・・・・・・エツジ、7・・
・・・・成形空隙、8・・・・・・靴底。
第1図A−A線上部位における靴成形工程を示す断面説
明図、第3図は第2図における実施例で使用する型の断
面図である。 1・・・・・・胛被相当部スキン、2・・・・・・足型
、3・・・・・・底部、4・・・・・・靴底成形用型、
5・・・・・・開口部、6・・・・・・エツジ、7・・
・・・・成形空隙、8・・・・・・靴底。
Claims (1)
- 1 スラッシュ製法により胛被相当部スキンを熱可塑性
無継ぎ目でかつ底部に凹凸を形成した袋状に成形し、該
スキンを足型に嵌装し、該スキンの底部を、熱を帯びた
靴底成形用型の開口部周縁に形成したエツジで押モする
ようにして該型に該底部を嵌合して靴底成形空隙を形成
し、該成形空隙に液状発泡ポリウレタン樹脂を注入又は
射出して靴底を前記スキンと接着一体状に成形すること
を特徴とする靴の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56079801A JPS5844362B2 (ja) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | 靴の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56079801A JPS5844362B2 (ja) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | 靴の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57195401A JPS57195401A (en) | 1982-12-01 |
JPS5844362B2 true JPS5844362B2 (ja) | 1983-10-03 |
Family
ID=13700314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56079801A Expired JPS5844362B2 (ja) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | 靴の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844362B2 (ja) |
-
1981
- 1981-05-26 JP JP56079801A patent/JPS5844362B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57195401A (en) | 1982-12-01 |
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