JPS5843796A - 微生物によるアンドロスタン系化合物の製造方法 - Google Patents

微生物によるアンドロスタン系化合物の製造方法

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JPS5843796A
JPS5843796A JP14109781A JP14109781A JPS5843796A JP S5843796 A JPS5843796 A JP S5843796A JP 14109781 A JP14109781 A JP 14109781A JP 14109781 A JP14109781 A JP 14109781A JP S5843796 A JPS5843796 A JP S5843796A
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anthrostane
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渡辺 輝夫
Yoshihiko Omura
善彦 大村
Tadao Matsubayashi
松林 忠男
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は微生物の変換能力を使用して、発酵法によりス
テロール類または、その誘導体からアントロスタン系化
合物を製造する方法に関するものである。
従来からブレステ鴛−ル、スチグマステロール、エルゴ
ステ四−ル、カンペステロール、シトステロール等のス
テロール類およびそれらのA環における脱水素化合物(
以下ステロール類と略記する)を原料として発酵法によ
り、アンドロスタ−1,4−ジエン−3,17−ジオン
(以下ADDと略記する)、アンドロスト−4−エン−
3,17−ジオン(以下4ADと略記する)、17β−
ヒドロキシアンドロスタ−1,4−ジエン−3−オン 
(デヒドロテストステロン)(以下DHTと略記する)
あるいは、17β−ヒドキキシアンドロストー4−エン
−3−オン(テストステロン)(以下TSNと略記する
)等のA環が脱水素化されたアントロスタン系化合物(
以下アントロスタン系化合物と略記する)を得ることは
既に知られている。ステロール類を分解することのでき
る微生物を用い、ステロール類を原料として酸化を行わ
せると、完全分解に至るまでの代謝中間体としてアント
ロスタン系化合物が産出される。しかしながら、このよ
うな中間代謝物として生成するアントロスタン系化合観
更に酸化を受は易く1.5培地中に高濃度に蓄積させる
ことは実質的に不可能であ1□るーそこで生成したアン
トロスタン系化合物の酸化を阻害する方法としては、ニ
ッケル、カドミウム、コバルト等の重金属イオンの存在
下に変換を行わせる方法(特公昭46−17951号公
報)や、鉄または鋼とキレート化合物を形成し得る化合
物の存在下に培養を行う方法(4I公昭42−1086
2号公報)などが知られている。又、他の方法としては
、野生株の有するアントロスタン系化合物の分解酵素の
いずれかを欠失または低活性化させた突然変異株を用い
る方法(特開昭52−105289号公報)が知られて
いる。
本発明の目的は、ステロイド変換反応に従来まったく利
用されなかったシュードノカルディア(Ps*udon
oeardia)属に属する放線菌を新たな変換菌とし
て提供すると、とKある。
従来、ステロール類よりアントロスタン系化合物を生産
:: する能力を有する微生物としては、アルスロバクタ−(
ムrthrebaet@r )属、バシルス(Bael
llms )属、ブレビバクテリウム(Br・マiba
eterinm)属、コリネバクテリウム(Coryn
*bacterium)属、ミクロバクテリウム(Mi
crobaetsrium)属、ミコバクテリウム(M
yeobaeterium)属、ノカルディア(Noc
ardlm)属、グロタミノバクター(Protami
nobact@r )属、セラチア(S@ratim)
属及びストレプトミセス(St reptomye*s
 )属などの存在が知られているが、シュードノカルデ
ィア属に属する放線菌についてはその存在は全く知られ
ていない。
本発明者等は、メタノールを主たる炭素源として放線菌
を培養する方法について種々の研究を行った結果、メタ
ノールを好んで資化するとともに、メタノールに対する
菌体収率も良好であり、且つ、高い活性でステロール類
をアントロスタン系化合物に変換する能力を有する放線
菌を自然界より見出し、本発明を完成するに至った。
メタノール資化性を有するシュードノカルディア属の放
線菌については既にシュードノカルディア・メタノリグ
ニカ【Ps@tIdemocard1a methan
o −11gnicm)及びシュードノカルディア・ニ
ーコテイス(Ps@udonocardimytrko
tes )が知られている(特開昭55−96091号
公報)。
これら、メタノールを好んで資化することのできるシュ
ードノカルディア属は、形態学的、生理学的性質におい
て極めて特徴ある性質を有している。本発明は、この様
な技術的背景のもとに成されたものである。
本発明者等は、これらシュードノカルディア属を広く自
然界に求め分離方法の確立を行い数多くの菌株の分離に
成功し旭 本発明に用いる放線菌はシュードノカルディア・メタノ
リブエカに極めて類似した菌学的性質を有するシュード
ノカルディア・メタノリグニカ・バラエティ・LM−1
45(Ps@udonocardia m@thano
lignica variety LM −145)(
微工研菌寄第6057号)およびシュートソカルディア
・メタノリグニカ・バラエティLM−1258(Pse
udonocardia  methanolignl
ca  variety  LM−1258)(微工研
菌寄第6058号)Kよって代表されるシュートソカル
ディア属である。
次K、本発明者等が分離、採集して本発明方法に於いて
用いるシュートソヵルディア・メタノリグニカ・バラエ
ティ・LM−145(以下率KLM−145と略して記
載する場合がある)、シュートゾヵルディア・メタノリ
グニカ・バラエティ・LM−1258(以下率KLM−
1258と略して記載する場合がある)の2菌株の菌学
的性質を述べる。尚、菌学的性質のうち特cgs別に記
載しないものは各菌種共通の性質及び生育状態である。
A、形態学的特徴        、、::::1栄養
菌糸は合成培地および天然培地においてともによく発達
し、グルコース・アスパラギン寒天平板培地で、白色の
気菌糸を豊富に着生する。顕微鏡で観察すると、気菌糸
は10個以上の長い胞子鎖が不規則に分岐し、時にジグ
ザグ状に伸長し、その先端は直線状である。走査屋電子
顕微鐘による観察の結果、胞子はα4〜α6×tO〜t
8ミクワンの円柱状ないし長楕円形である。また、いわ
ゆるプラストスボアを形成する過程で、求頂的取長が認
められる。
胞子の表面は平滑である。菌核、胞子のうおよび遊走子
は見出されない。
B、各種培地上に於ける性状 各種培地上に於ける性状は%に記載しない限り37℃で
14日培養後の観察である。
(11シュークロース・−酸塩寒天培地:・:::・。
生育良好、白色気−一を着生する。裏面は淡黄色を示し
可溶性色素は生成しない。LM−145菌株は若干生育
が劣る0 (2)アスパラギン・グルコース寒天培地:生育豊富、
厚いカバー周辺に微弱な白色気菌糸を着生する。裏面は
うすい淡黄色を示し、可溶性色素は生成しない。
(3)  グリセリン・アスパラギン寒天培地:生育豊
富、厚いカバー状となる。LM−1258菌株は盛り上
ってシワを生ずる。周辺部に微弱な白色気菌糸を着生し
、裏面は濃い淡黄色を示し、可溶性色素は生成しない。
(4)澱粉・無機塩寒天培地: 生育中程度、−面に粉状の白色気菌糸を着生、裏面は象
牙色を示し、可溶性色素は生成しない。
(5)チロシン寒天培地: 生育豊富、カバー状となり盛り上ってシワを生じ割れ目
ができる。−面に白色気菌糸を着生し、裏面は淡黄色を
示す。LM−1258菌株は、褐色がかった淡黄色を示
している。可溶性色素は共に生成しない。
(6)−栄養寒天培地: 生育豊富、微弱な白色気菌糸を形成。裏面は黄色で可溶
性色素は生成しない。
(7)イースト・麦芽寒天培地: 生育豊富、コロニー表面に割れ目を生じ、−面に白色の
気菌糸を着生する。裏面は淡黄色で可溶性色素を生成し
な〜1゜ (8)  オートミール寒天培地: 生育中程度、白色気菌糸を豊富に着生する。裏面は象牙
色から黄色を示し、可溶性色素は生成しない。
+93  グルコース9ペプトン・ゼラチン培地(28
℃):生育豊富、盛り上ってシワを生ずる。気菌糸は着
生しない。可溶性色素は生成しない。
α呻 プリドハム・ゴドリープ寒天培地:生育中程度、
−面に白色気菌糸を着生する。裏面は象牙色から、うす
い淡黄色を示す。可溶性色素は生成しない。
aυ ペプトン・イースト・鉄寒天培地:生育豊富、盛
り上った生育を示し、シワ状とな9割れ目を生ずる。気
菌糸の着生はなく、裏面は淡黄色となり、可溶性色素は
生成しない。
C0生理的性質 (1)生育温度範囲: 25〜47℃(LM−145菌株) 25〜45℃(LM−1258菌株) (2)  最適生育温度: 67〜44℃(LM−145菌株) 35〜43℃(LM−1258,If株):。
両菌株共に45℃にても37℃と同程度またはそれ以上
に□11 良好な生育を示す。
(3)ゼラチンの液化: 陽性 (4澱粉の加水分解: 陰性 (5)脱脂乳の凝固: 陰性 (6)  脱脂乳のペグトン化: 陽性(7)  メラ
ニン様色素の生成 チルシン寒天培地: 陰性 ペプトン・イースト・鉄寒天培地: 陰性(B)  硝
酸塩の還元能: 陽性 (91′炭素源の資化性:(プリト5・ム・ゴドリーブ
寒天培地)(al  資化するもの:L−アラビノース
、D−キシロース、D−グルコース、D−7ラクトース
、イノシトール、t、−2ムノース、D−マンニトール
、メタノール、エタノール、n−バーフィン (1)資化、ヶいも、l):y−−z。−ユ1.フイ、
−8(L呻  細胞壁の化学組成〔リッチバリアらの方
法(Int・r−natisnal Journal 
of 8ymt@matic Baeter1o1og
yVo120.45s−a4s  (1970)によっ
た。〕(at  細胞壁の主要成分ニジアミノピメリン
酸はメン型でグリシンを有せず、アラビノース、ガラク
トースを有する。
(b)細胞壁のタイプ: 細胞壁組成(Cell wall type) :■型
糖組成(Whole call s+ugar pat
@rn) : A型り0分離源 : 土 壌 以上、上記2菌株は細胞壁組成と糖組成が■型及びA型
であることから、ミコバクテリウム(Myeobacr
ium )属、ノカルディア(Noc轟rdia)属、
ミクロポリスポーラ(Miero−polyspora
)属、シェードノカルディア(Pa@udonocar
−dll)属、サーモモノスポラ(Th@rmomon
ospora )属のいずれか忙属するものと考えられ
る。しかしながら、その形態において10個以上の長い
胞子鎖が不規則に分岐し。
胞子は円柱状ないしは長楕円形であり、その先端は直線
状である。その胞子はプラストスボアを形成することを
特徴とすることから、シュードノカルディア(Ps@u
donoear−asa)Mとするのが妥当である(A
reh、 Fur Mlcroblolo−gyVol
、26,575〜414(1957)参照)。シュード
ノカルディア属の既知菌種としてはシュードノカルディ
ア・サーモフイラATCC−19285(Pseudo
nocardiath@rmophlla ATCC−
19285)  、シェードノカルディア・スビノサA
TCC−25924−(Pseudonocardia
Spinosa ATCC−25924)、シェードノ
カルディア・7アスチジオサAT CC−31181(
Ps*udonocardiaFaatidiosa 
 ATCC−31181)、シェードノカルディア・メ
タノリグニカムTCC−51596(Pseudono
cardiam*tkanoligniea  ATC
C−!11596)  、シュートツカルティア・ユウ
コテイスムTCC−51597(Ps@udono−c
ardia ytikot@s  ATCC31597
)sシュートソカルディ7・エスピーAM−3696(
Pseudonocardla SP 。
AM−3696)(特開昭55−115894)  が
知られている。本発明に使用している菌株は生育温度範
囲が25〜47℃であ不こと、メタノール及びn−パラ
フィンを単一炭素源として生育することが出来ること、
ゼラチンの液化及び脱脂乳のペプトン化が共に陽性であ
ることなどから、シュードノカルディア・メタノリグニ
カ(特開昭55−96.091参照)と極めて類似した
菌学的性質を有している。しかしながら、コレステロー
ル分解活性及びADD。
4AD生成において大きな差が認められることなどから
シュードノカルディア・メタノリグニカの変種と認め、
シュードノカルディア・メタノリグ−L漬・バラエティ
LM−145(Pseudonoeardia  tn
@thj−ヤ11gn5ea  varietyI、M
−145)、シュードノカルディア・メタノリグニカ・
バラエティLM−1258(Paeudonocard
ia methano−11gnles vari@t
y LM  1258)と命名した。なお本菌株は工業
技術院微生物工業技術研究所に微生物受託番号微工研菌
寄第6057号(LM−145)第6058号(LM−
1258)として寄託されている。
本発明において使用する菌株としては、上記2菌株を好
適な例として挙げることができるが、シュートソカルデ
ィア属でアントロスタン系化合物を蓄積する菌であれば
すべて用いることができる。
使用培地組成としては、実施例忙示す如き炭素源、窒素
源、無機塩その他、使用菌の必要とする栄養源を含む培
地ならば使用可能である。
炭素源としては、n−パラフィン、α−オレフィン、キ
1゜ シレン等の炭化水素、)−ノール、エタノール、グリセ
リン、高級アルコール等のアルコール類、コハク酸、酢
酸。
高級脂肪酸等の有機酸およびその塩、澱粉、麦芽糖、シ
ョ糖、ブドウ糖、ラムノース等の糖類があげられる。炭
素源、窒素源およびその他の栄養物質を含む天然栄養源
としては、各種糖蜜、コーンステイーグリカー、味液、
魚粉、肉エキス、酵母、酵母エキス、ポテトエキス、麦
芽エキスなどがあげられる。無機物としては、リン酸二
カリ、リン酸−ナトリウム、硫酸マグネシウムなどが使
用できる。その他、必要に応じてビタミン類を添加する
こともできる。
培地の組成は用いる菌株の種類に応じて選ばれるが、炭
素源、窒素源、カリウム、リンおよびマグネシウムは培
地成分として不可欠である。
消泡剤が必要な場合には周知のものを添加すればよい。
界面活性剤はステロール類の乳化剤として有効であり、
培地中に添加されることが望ましい。界面活性剤として
は、具体的にはたとえばポリオキシエチレンソルビタン
モノステプレート、ンルビタンモノノくルミテート、ポ
リエチレングリコールモノステアレートなどを挙げるこ
とができる。
培養温度は通常25〜50℃であるが、培養温度は37
〜43℃1近が最適である。
培地のpHは通常5〜9に調整されるが65〜z5が好
ましい。
本発明で原料として用いられるステロール類とはコレス
テロール、スチクマステロール、カンペステロール、シ
トステロール、エルゴステロール、フラッジカスチロー
ル、7コ2チロール、ラノステロール、アグノスfc1
−ル、シヒドロラノステロール、ジヒドロアグノステロ
ール等カ挙ケラレル。好ましいステロールはコレステロ
ール、カンペステロールおよびシトステロールである。
また魚油やイカ油からのアルカリ洗浄ダーク油、さらに
植物油の脱臭スカム、脱Aスラッジ、トール油などのス
テロール含有天然物および加工物も同様に本発明方法の
原料として使用される。
さらに各種ステロールの酸化中間体も本発明の原料とし
て使用される。このような酸化中間体としては各種ステ
ロールの4−エン−3−オン又は1,4−ジエン−3−
オン誘導体等が挙げられるが、具体的には、たとえばコ
レスト−4−エン−3−オン、コレスタ−1,4−ジエ
ン−3−オン、コレスタ−4,22−ジエン−6−オン
、22.23−ビスノルコラ−5−コレニックアシッド
−6β−オール、22.23−ビスノルコラ−1,4−
ジエン−3−オン−22−オイックアシッド、プレグネ
ノロン、グロゲステロン等である。
本発明でアントロスタン系化合物を培地中に高濃度に蓄
積させる為K、アントロスタン系化合物の酸化阻害剤を
添加することが好ましい。このような酸化阻害剤として
+1゜″ニー 例工ばニッケル、コバルト、カドミウム等の塩類又&1
キレート化剤が用いられる。キレート化剤としては、例
えIIi′2.2′−ジピリジル、1t1o−7エナン
ト四リン、8−ヒドロキシキノリン、クベpン、イソニ
コチン酸ヒドラジトン、オルソフェニレンジアミン、N
、N−ジエチルジチオカルバずド酸ナトリウム等を挙げ
ることができる。これ等やキレート化剤は2種以上を併
用して用いることも可能である。
原料としてのステロール類または、その4−エン−3−
オンもしくは1,4−ジエン−3=オン誘導体の添加は
菌体生育後に行さ、その添加濃度は通常培地量に対し、
α5〜59/Iであり1〜311/Iの範囲が好ましい
組成によって選択さ6tが1通常培地量に対してlX1
0−’〜lX10””モルが適当である。培養は好気的
条件下で行い16〜120時間継続する。
変換反応終了後、培養液から目的物であるアントロスタ
ン系化合物の採取は一般の既知の方法が用いられる。例
えば、反応終了後の液を酢酸エチル、クロ田ホルム、n
−ヘキサン等の有機溶媒で抽出し、抽出液から溶媒を除
去したのち、シリカゲル、アルミナ等の吸着剤を充填し
たカラムに吸着させ、石油エーテル、ベンゼン、クロル
ホルム、酢酸エチル、エーテル、メタノール、エタノー
ル等の溶媒を用いて溶出分取する。この様にして溶出さ
れたアントロスタン系化合物は溶出液を濃縮し、溶媒を
留去したのち酢酸エチル、ベンゼン等の有機溶媒から結
晶化させて得られる。
また抽出物を適当に濃縮し、n−へキサン等で不純物の
一部を沈澱させ除去したのち、再結晶を繰返すととによ
っても得られる。
以下の実施例で、本発明をざらに詳118に説明するが
、本発明は、その要旨を超えないかぎり、以下の実施例
に限定されない。
なお以下の実施例において、ステロール類およびその誘
導体、Iアントロスタン系化合物の定性と定量は薄層、
クロマトグラフィ、赤外吸収、核磁気共鳴、質量分析、
ガスクワマドグラフィーおよび高速液体クロマトグラフ
ィーにより分析確認された。
実施例1 グルコース10.9.ポリヘフトン51%酵ffiエキ
ス3Ji’、麦芽エキス31 水1ノよりなる種培地(
pH7,0)10Qmlを50ロー肩付きフラスコに分
注し、121℃、15分殺菌後、シェードノカルディア
・メタノリグニカバラエティLM−145を1白金耳接
種した。40℃で約16時間通気下に振盪し、種培養を
行った。
グルコース10.f、al化アンモニウム41、リン酸
二カリ7Lリン酸−ナトリウム・2水塩3g、硫酸マグ
ネシラムα511、塩化第二鉄・6水塩1j9、硫酸銅
・5水塩0.1ダ、硫酸亜鉛・7水塩α1111.硫酸
マンガン・7水塩α1ダ、塩化コバルト・6水塩1ダ、
酵母エキス0.051、ポリベグトン11、水11を有
し、121℃で15分間殺菌された本培養培地1ooa
/(palo、)を含む500dの肩付會フラスコに上
記のよ5&Cして得られた種培養液2dを接種する。本
培養は40℃で行い、培養開始後18時時間和、水21
1117に懸濁したステロール類100ダを添加し、更
に培養開始から24時間後に(LiMIのメタノールに
溶解させた2、2′−ジピリジル15,62ダを添加し
た。2.2’−ジピリジル添加から42時間後に培養を
停止し、培養液を酢酸エチルで抽出し、ガスクロマトグ
ラフィー及び高速液体クロマトグラフィーによりADD
と4ADの生成量を測1・一 定した。ステルール類として、コレステロール、スチグ
マステロール、β−シトステロールとカンペステロール
の、2 : 1’WJs合物、コレストー4−エン−3
−オンおよびコレスタ−1,4−ジエン−3−オンを用
いたときの結果を第1表に示す。
第  1  表 実施例2 実施例1と同じよう圧して種培養したシュートソヵルデ
ィア・メタノリグニカバラエティLM−145の培養液
2dを実施例1に示した本培養培地のグルコースなメタ
ノール1%に置き換えた培地10011E#に接種する
40℃で培養が行われ、培養開始41k48時間目にコ
レステロール200ダを、培養間、始後54時間目K 
2 、2’−ジピリジル15.62mgを添加した。2
,2′−ジピリジル添加から16時間61に培養を停止
した。その後実施例1と同じようにしてADDと4AD
の生成量を測定したところ、ADDが18mg、4AD
が95キ生成していた。
実施例3 シュートソカルディア・メタノリグニカ・バラエティL
M−1258を実施例1に示した方法により、種培養及
び本培養を行ない、培養開始後18時時間和コレステ四
=ル100111Jを添加し、さらに24時時間和2.
2’−ジピリジル15.62qを添加した。2.2′−
ジピリジル添加から72時間後に培養を停止し、酢酸エ
チル抽出物のアントロスタン系化合物の測定を行ったと
ころ、ADDが15.8ダ、4ムDが1&4叩、DHT
が44ダ及びTSNが工9ダ生成していた。
特許出願人 大日本インキ化学工業株式会社 財団法人 川村理化学研究所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t ステロール類又はその人環における脱水素化誘導体
    をアントロスタン系化合物に変換する能力を有するシュ
    ートソカルディア属の微生物を培養し、該微生物により
    ステロール類又はその人環における脱水素化誘導体をア
    ントロスタン系化合物に変換し、採取することを特徴と
    する微生物によるアントロスタン系化合物の製造方法。 λ 微生物がシュードノカルディア・メタノリグニカ・
    ノ(ラエテイ・LM−145またはシュードノカルディ
    ア・メタノリグニカ・バラエティ・LM−1258であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 五 アントロスタン系化合物が、アンドロスタ−1,4
    −ジエン−3,17−ジオン、アンドロスト−4−エン
    −3,17−ジオン、17.β−ヒドロキシアンドロス
    タ−1,4−ジエン−3−オン、17.β−ヒドロキシ
    アンドロスト−4−ニンー3−オンであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項記載の方法。
JP14109781A 1981-09-09 1981-09-09 微生物によるアンドロスタン系化合物の製造方法 Granted JPS5843796A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138380A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Dainippon Ink & Chem Inc 微生物
JPS58138396A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Dainippon Ink & Chem Inc 微生物によるアンドロスタン系化合物の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58138380A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Dainippon Ink & Chem Inc 微生物
JPS58138396A (ja) * 1982-02-12 1983-08-17 Dainippon Ink & Chem Inc 微生物によるアンドロスタン系化合物の製造方法

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JPH0120878B2 (ja) 1989-04-18

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