JPS58138380A - 微生物 - Google Patents

微生物

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Publication number
JPS58138380A
JPS58138380A JP1959582A JP1959582A JPS58138380A JP S58138380 A JPS58138380 A JP S58138380A JP 1959582 A JP1959582 A JP 1959582A JP 1959582 A JP1959582 A JP 1959582A JP S58138380 A JPS58138380 A JP S58138380A
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JP
Japan
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compound
anthrostane
compounds
mutant strain
mutant
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Application number
JP1959582A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Omura
善彦 大村
Teruo Watanabe
渡辺 輝夫
Tadao Matsubayashi
松林 忠男
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シェードノカルディア属に属する微生物の新
規な突然変異株に関するものである。
従来、ステロール系化合物をアントロスタン系化合物へ
変換する能力を有する微生物としては、アルスロバクタ
−(ムrthrobaat@r)馬、バシルス(Bac
inus)属、ブレビバクテリウム(Ib・マiba・
t@v1um )属、コリネバクテリりム(Coryn
@baet@r1mm )馬、ミクロバタテリクム(組
erobaeterimm)属、々コバクテリウム(M
yso−baet@rium )属、ノカルディア()
!@@ard1m )属、プロタミノバクタ−(Pr@
taimimei+a@t@r)属、セラチア(g@r
atim)属、およびストレプトマイセス(gtrsp
te−myc@s)異などに属する微生物の存在が全知
であるが、これらの微生物の中でキレート剤などのアン
トロスタン系化合物の酸化を阻止するための阻害剤を添
加しなくてもアントロスタン系化合物を蓄積しうるもの
としては、ミコパクテリクム属(4I開昭52−540
93号、M52−105289号)、ブレビバクテリウ
ム属(特−11854−158192号)、ノカルディ
ア属し特−1I55−148083号)およびアルスロ
バクタ−属(轡−1855−150895号)K属する
微生物の突然変異株が知られている。
ロール系化合物をアントロスタン系化合物へ変換してそ
れを蓄積できる株が存在することは既に本発明者等が特
願昭56−141097号における明細書に記載した。
しかしながら、上記の微生物は、キレート剤あるいまニ
ッケル、コバルトなどの前記酸化阻害剤(以下単に阻害
剤と呼ぶ)を添加する場合にのみアントロスタン系化合
物の蓄積が可能であるに止まり、これらの阻害剤を添加
することなくアントロスタン系化合物を蓄積しうる突然
変異株は、シュードノカルディア属に属する微生物では
今まで全く見いだされていなかった。
本発明者らは、キレート剤等の阻害剤を添加することな
くアントロスタン系化合物を大量に蓄積せしめるべく鋭
意研究を進めた結果、シュードノカルディア属に属する
微生物を変異処理することKより、アントロスタン系化
合物な大量に蓄積する突然変異株の取得に成功し1本発
明を完成するに到った。
すなわち本発明は、アントロスタン系化合物に対する感
受性が欠失し、しかもアントロスタン系化合物の分解酵
素系が欠損または低活性化したシェードノカルディア属
に属する微生物の突然変異株に関するものである。
以下に本発明を詳述する。
シェードノカルディア属に属する微生物としてはシェー
ドノカルデイプサーモフイラ(Ptemdemo@ar
d1mth@rm*phl1m )ムTCC−1928
5、シェードノカルディア・スビノサ(P、 5pls
nsa )ム”rcc−25924、シェードノカルデ
イ1ファスチジオナ(P、 fasHdles畠)ムT
CC−31181、シ瓢−ドノヵルディ了すタノリグニ
カ(P、 m@thvael1gmlsm )ムチCC
−415914(または黴工研薗寄第4747号)、シ
ェードノヵルデイTニーコテイス(P、 yukot@
s )ム?CC−51597(または黴工研菌寄第47
46号)、シュートソヵルディアエスビーAM−569
6(P、mp、ムM−5696)が知られている。
これらのうち、ステロール系化合物からアントロスタン
系化合物をキレート剤あるいはニッケル、コバルトなど
の阻害剤が存在する場合にのみ蓄積能力を有するものと
しては、シュートソカルデイ子メタノリグニカに極めて
類似した菌学的性質を有するシュードノカルディチメタ
ノリグニカバラエティLM−145(微工研菌寄第60
57号)およびシェードノカルディア・メタノリグニカ
バラエティLM−1258(黴工研薗寄6058号)が
あげられる(%願昭56−141097号)。
本発明に係る突然変異株は、阻害剤の存在を必須としな
い点においてこれらの微生物とは原着に相違する。そし
て本発明における新規突然変異株の野生株は、シ二−ド
ノヵルディア・メタノリグニカム?CC−51596で
ある。
シェードノカルディ予メタノリグニカは、本発明者勢ら
がメタノール資化能な有する放線菌を自然界より分離検
索した際に発見した各種微生物中の1種であり、メタノ
ールを主たる炭素源として好んで資化するとともに、メ
タノールに対する菌体収率も真野であり、かつ最適生育
温度が37〜45℃と比較的高温域にあるという特徴を
有している。
その他の菌学的性質については本出願人の出願に係る特
公昭56−55552号(41111155−9409
1号)公報の明細書に詳述されている公知の性質と同一
であり、煩雑を避けるためKその配置を省略する。
このシュートソカルディア・メタノリグエヵムTCC−
51596(または黴工研曹寄第4747号)(以下野
生株と称する)は、ステロール系化合物に対する極めて
高い分解能を有しているKもかかわらず、上記のシュー
トソヵルディ7メタノリグニカバラエティLM−145
あるいはLM−1258とは異なり、キレート剤等の阻
害剤の存在下においても全くアントロスタン系化合物の
蓄積能を有せず、しかもこの野生株はアントロスタン系
化合物に対する耐性が非常に低く、そのためこれらの化
合物の分解能を全く持たないのは言うまでもないという
特徴を有している。
従って、本発明者等は、まず野生株にアントロスタン系
化合物を耐性あるいは分解能を獲得せしめ、ついでアン
トロスタン系化合物着非分解性を付与せしめる2段階変
異法により本発明の突然変異株を取得した。
本発明の突然変異株の具体的な敗得方法は以下のとおり
である。
すなわち、通常の変異誘発操作、例えば紫外線照射ある
い1化学的薬剤(N−メチル−W−ニドμ−に一ニトロ
ソグアニジン、エチルメタンスルホネート等)4611
により野生株に変異を一発せしめ、これをアントロスタ
ン系化会物例エバアンドロスタ−1,4−ジエン−、!
、17−/オン(以下ムDDと略称する)またはアンド
ロスト−4−エン−5、17−ジオン(以下4ムDと略
称する)を主たる炭X源とした平板培地に5〜10日間
培養し、生じた大きなコロニーを分離取得する。
このようKして得た突然変異株はアントロスタン系化合
物に対し耐性でありしかも資化分解能をも有するもので
ある。従ってこれらに対して上記と同様通電の変異誘発
操作により変異を誘発せしめ、アントロスタン系化合物
、例えばADDまたは4ムDを主たる炭素源とした平板
培地と、他の炭素源、例えばダルー−スあるいはメタノ
ール、m−アルカン勢とともにアントロスタン系化合物
1例えばムDDまたは4ムDを同時添加した平板培地の
両者で培養し、前者において全く生育しないかまたは生
育が非常に遅く、かつ後者において良好な生育を示すコ
ロニーを分離取得する。
―、4ムDの蓄積に耐える突然変異株については、その
中から更に選択を行い、4ムDからムDDへ変換する能
力を持たないもの、即ち1.2位間脱水素酵素の欠損株
を分゛離することKより、4ADを単独に生産し蓄積す
る突然変異株となる。
このようにして得た本発明の突然変異株は、アントロス
タン系化合物の分解酵素系が欠損または低活性下し、か
つアントロスタン系化合物の蓄積に耐えうるものであり
、通常の培養条件下でステロール系化合物より大量のア
ントロスタン系化合物を生産し5る極めて有用な微生物
である。
又、本発明の突然変異株は、野生株に比し上述の性質に
おいてのみ明確に区別され、その他の菌学的性質には全
く差違が認められない。
野生株から本発明の実態変異株が誘導された過@におけ
るステロール系化合物の代謝生理的変化の原因について
は以下の考え方が成り立つ。
■ 野生株は1元来ステロール系化合物の分解代謝経絡
として一般に知られている4ムD、ムDDを経由する経
路のみならず、他の未知の分解経路も有しているが、前
者の酵素系の発現はほば完全に抑制されているため後者
の経路(即ち未知経路)のみが働いていると考える。こ
れに対し、第1段階の変異誘導操作で取得したアントロ
スタン系化合物耐性1分解性突然変異株では、逆に後者
が欠損したため例らかの形で前者の酵素系発現に対する
脱抑制が生じたものと推定するj ■ 野生株は、4ムD、ムDDを経由するステロール系
化合物の分解代謝経絡を有しているが、その経路で働く
一連の酵素の量あるいi活性が着しく高いため、4AD
、ムDD等アントロスタン系化合物が中間体として存在
しえない程分解代謝速度が速く、従ってキレート剤等の
阻害剤の存在下においてさえこれらがほとんど蓄積され
ないと考える。これに対し、第1段階の変異誘発操作で
取得したアントロスタン系化合物耐性、分解性集熱変異
株では、4ムDあるいはADD以降の分解酵素系が律速
化したものと考える。
いずれにしても、この様なことを主とした原因として、
野生株がアントロスタン系化合物耐性1分解性突然変異
株となり、これに対する再度の変異誘発操作によりアン
トロスタン系化合物非分解性が導入された結果、本発明
の実態変異株が実現されるに到ったものである。
この様にして得られた本発明集熱変異株のうち、シェー
ドノカルデイチメタノリグニカDI094125株は、
主としてムDDの高蓄積能を有することKより極めて重
要性を有する微生物の1つであり、これは工業技am黴
生物工業技術研究所へ微生物受託書号黴工研曹書第62
50号として寄託されている。
また、シェードノカルディア・メタノリダエカDIC−
94127株は、1.2位間脱水素酵素が欠損され4ム
Dの高蓄積能を有することにより極めて重要な微生物の
他の1つである。これも同じく黴工研菌寄第6251号
として寄託されている。
しかしながら、本発明における微生物は、上記菌株に限
定されるものではなく、シェードノカルディア属に属し
、かつ、ステロール系化合物より中レート剤等の阻害剤
を添加することなくアントロスタン系化合物を着量蓄積
しうる微生物であれば人工集然賓異株、自然集熱変異株
を問わずいずれも包含するものである。
尚、本発明における実態変異株は、そのアントロスタン
系化合物に対する分解酵素系の欠損または低活性化した
ものである故、必然的にプレグナン系化合物、プラン系
化合物、コレスタン系化合物に対しても分解活性が欠損
あるいは低下し【いると考えられる。従って1例えばシ
ュートソカルデイpメタノリグニー#DI094125
株では、ノ・イドロコーチゾンを変換基質とした場合、
4ムD1ムDDと同様に1.2位間脱水素酵素によりプ
レドニソロンへ変換されるが、その後の分解が抑制され
ているためプレドニソロン収率の著しい向上につながる
ことを付記する。
本発明における実態変異株の生育培地としては、生育に
必要とする栄養源を含む培地ならばいずれも使用可能で
ある。
炭素源としては同化しうるものであればいかなるもので
もよく、例えばブドウ糖、シヨ糖、ラムノース、澱粉、
麦1糖、糖密轡の糖類、メタノール、エタノール、グリ
セリン勢のアルコール類、l−アルカン、a−オレフィ
ン、キシレン等の炭化水素さらには酢酸、クエン酸、フ
マル酸部の有機酸類があげられる。
窃素源としては、硫安、塩安、リン安、硝酸ナトリウム
、尿素、ペプトン、カゼイン勢の無機又は有機物が使用
できる。無機塩類としてはカリウム、マダネシウム、亜
鉛、鉄、マンガン、銅、カルシウム等の各塩類が使用で
きる。また微量栄養素として必要に応じて酵母エキス、
崗エキス、味液、麦芽エキス、コーンスチープリカー、
急場、ビタ々ン類、核酸類、ア建ノ酸頽勢を添加しても
よい。
培養は好気条件下に行なうことが望ましく、一般に通気
攪拌培養、振盪培豐を行なうのが有利である。培養温度
は通常25℃〜50℃の範囲で可能であるが、好ましく
は57℃〜4′5℃の範囲である。培地のpHは通常4
5〜90の範囲で可能であるが、好ましくは6.5〜Z
5の範囲である。
消泡剤が必要な場合は、一般に使用されるいずれをも添
加可能である。
界面活性剤は、特にステロール系化合物の乳化剤として
有効であり、培地中に適宜添加される。
次に、本発明における集熱変異株を用いてステロール系
化合物よりアントロスタン系化合物を生産せしめる事例
について述べる。
まず、変換基質としてのステロール系化合物としては、
例エバコレステロール、デスモスチロール、カンペステ
ロール、ハリクロナスチロール、フラジカスチロール、
エルゴステロール、β−シトステロール、スチグマステ
ロール、コルビスチロール、クリオナステロール、ポリ
フェラスチロール、フコステロール等があげられるが、
中でもコレステロール、カンペステロールおヨヒβ−シ
トステロールが好適である。また、上記ステロール類の
有機酸または無機酸とのエステル誘導体も使用できる。
これらのステロール系化合物は、精製物、粗製物、漉金
物を問わずいずれも使用でき、ステロール含有天然物、
例えば羊毛脂、魚油やいか油からのアルカリ洗浄ダーク
油等の使用も同様に可能である。
さらには、各種ステロールあるいはステロールのエステ
ル銹導体の酸化中間体も変換基質として使用され、上記
のものも含め全て本明細書におけるステロール系化合物
の中に包含される。このような酸化中間体としては1例
えばコレスト−4−エン−3−オン、コレスタ−1,4
−−、)エン−3−オン、コレスタ−4,22−ジエン
−5−オン、22.23−ビスノルコラ−5−コレエツ
タアシツドー3β−オール、22.25−ビスノルコラ
−1,4−ジエン−3−オン−22−オイックアシッド
、ハイドロコーチシン、プレグネノロン、プロゲステロ
ン勢があげられる。
変換基質としてのステロール系化合物の添加は、多くの
場合、菌体生育後に行なう。その添加濃度は15〜5゜
1/Iの範囲であり、好ましくは1〜10fi/Iの範
囲である。
添加方法は、乾熱殺菌あるい1オートクレーブ加熱した
後、粉体のまま添加してもよいが、菌体とステロール類
との接触機会を増加させる必要があり、従ってより好ま
しくは、あらかじめ、例えばアセトン、メタノール、エ
タノール、インクロパノール、ベンジルアルコール、エ
ーテル等の溶液または懸濁液とした後、添加、分散させ
る。反応終了後、培養液から目的物であるアントロスタ
ン系化合物を通常の方法にて分離採取する。
すなわち、反応終了後の培養液を酢酸エチル、クロロホ
ルム、n−へキサン、シクロヘキサン等の有機*Sで抽
出し、抽出液を濃縮したのち、シリカゲル、アルミナ等
の吸着剤を充填したカラ五に吸着させ、エーテル、ベン
ゼン、クロロホルム、酢酸エチル、メタノール、エタノ
ール勢の溶媒を用いて溶出分版する。このようにして溶
出されたアントロスタン系化合物は溶出液を濃縮し、溶
媒を留去したのち、酢酸エチル、ペン(ン等の有機S媒
から結晶化させて得られる。勿論、再結晶して精製して
も良い。
前述のとと(、従来、ステロール系化合物からアントロ
スタン系化合物を蓄積する突然変異株としては、既述の
如くミコバクテリウム属、ノカルディア属およびアルス
ロバクタ−楓等に属する微生物が知られているが、〜イ
れもADD、4ADの他に■酸物を多量に蓄積する。
すなわち、ξコバクテリウム属実態変異株の場合、20
α−ハイドロキシーメチループレダナー1.4iジエン
−3−オンや20α−ハイドロキシ−メチル−プレグナ
−4−エン−3−オンなどの中間体を−生じ、又、〕貴
ルディア属あるLH!アルスロバクタ−属の突然変異株
においても、テストステロン、デヒドロテストステロン
、デヒドロエピアンドロステロンなどをかなりの量副生
ずる。これに対し本発明のシェードノカルディア属実態
変異咋ではこれらが全く副生ぜず、主生成物としてはム
DDに4ADが僅かに混じったものまたは4ADのみで
ある。
従って、本発明のシュートソカルディア属実態変異株は
従来のいずれの突然変異株よりも分離・精製工程におい
て極めて有利な条件を有するものである。
また、同じくシュートソカルディア属に属する微生物で
あるシェードノtルディア・メタノリグニカバラエティ
LM3ニ ー145およびシュートソカルディア・メタノリグニカ
バラエティLM−1258は、キレート剤なとの阻害剤
を添加することによりステロール類よりアントロスタン
系化合物を蓄積することが本出願人の前記先願明細書に
述ぺられているが、いずれもムDD、4ムDの他に、デ
ヒドロテストステロン、テストステロンをかなりの量−
生しており、しかもムDD、4ムD、生産量が本発明の
突然変異株に比較して低い。
また、従来知られている微生物のうち、4ムDを比較的
主たる生成物として蓄積することのできるミコバクテリ
ウム・バラフォーライタム・コンプレックス(Myee
lsa@t@riumparafortu口urn e
empl・x)MCI−0807菌においてもADDの
副生が認められ、4ムDの1.2位間脱水素酵素が完全
には欠損していないと考えられる。
これに対し、本発明の微生物のうちシェードノカルデイ
方メタノリグニカDI094127株は、4ムDの1.
2位間脱水素酵素が完全に欠損し【いるため、ステロー
ル系化合物から4ADのみを選択的かつ大量に生産蓄積
する能力を持ち、優れた特異性を有する。従って、この
突然変異株は、多くの男性ホルモン、蛋日岡化ホルモン
、降圧利尿剤たるスピロノラクトンあるいは抗炎症剤の
製造のためにより好適な4ムDを選択的に製造する目的
にかなうものとして極めて有用な微生物である。このよ
うに1本発明のシェードノカルディア属実態変異株は多
くの点で他のアントロスタン系化合物生産微生物よりは
るかに有利な性質を有しているものである。
次に本発明の突然変異株に関し、応用例をあげてさらに
具体的に説明するが1本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
肖、以下の応用例においてステロール系化合物およびア
ントロスタン系化合物の定性と定量は、薄層クロマトグ
ラフィー、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマト
グラフィー、赤外吸収スペタトル、核磁気共鳴および質
量分析により確認された。
応用例1 グルコース20,9.リン酸1ナトリクム3II%リン
酸2カリウム71i、ペプトン5N、コーンスチープリ
カーB。
水1ノよりなる種培地(pH7,0)100−を50〇
−容肩付きフラスコに分注し、121℃15分間殺菌後
、シュートラカルディ1メタノリダニカDI09412
5株(歓工研菌寄第6250号)を1白金罵接種した。
40℃で約48時間通気下に振盪し、種培養を行なった
。この種培養む50〇−容肩付きフラスコに接種する0
本培養は40℃で115往復/分、振幅7信の往復振盪
条件で行い、培養開始後48時間目にメタノール511
7Kll濁したコレステロール500卯を添加した。コ
レステロール添加後、120時間時間項養を停止し、培
養康を全て併せ、酢酸エチル100dで2回抽出した。
この抽出液をあわせて菌体などの不溶物を濾過後、ステ
ロイド含量をガスクロマトグラフィーおよび高速液体ク
ロマトグラフィーにより分析した結果、ムDD125m
yおよび4ムD15myが生成していた。他のアントロ
スタン系化合物は生成しておらず、コレステロール分解
中間体であるコレスト−4−工ン−6−オン、コレスタ
−1,4−ジエン−3−オンt)’ソtLソtL95■
、25ダ生成していた。
応用例2 応用例1において原料コレステロールの代りにβ−シト
ステロールとカンペステロールの2 : 1i合物、ス
チグマステロール、エルゴステロール、コレス)−4−
エン−3−オン、コレス)−1,4−ジエン−5−オン
ヲ用いた事以外は全て同様にして応用例1を繰返す。蓄
積された生成物の量を表1に示す。
表1 応用例S 応用例1において、シェードノカルデイ7メタノ号ダニ
カDI094127株(徽工研曹寄第6251号)を用
い。
コレステロール添加後の培養時間を144時間とした以
外は全て同様にして応用例1を繰返す。
その結果、4ムD1541!Pが生成し、他のアントロ
スタン系化合物は全く生成していない。コレステロール
の分解中間体は、コレスト−4−エン−3−オンのみが
24智生成した。
応用例4 応用例3において原料コレステロールの代りに、β−シ
Iノ/ トスチロールとカンペステロールの2:1混合物、スチ
グマステロール、エルゴステロール、コレス)−4−エ
ン−3−オンを用いた事以外は全て同様にして応用例5
を繰返した。その結果、蓄積された4ADの量を表2に
示す。
表 2 応用例5 グルコース10p、ペプトン511コーンスチープリカ
−51,水1jより成る種培地(pH1)100i1を
500−容肩付フラスコに分注し、121℃、15分間
殺菌後、シェードノカルディア・メタノリグニカDI0
94125株(黴工研薗寄第6250号)を1白金耳績
種した。37℃で約48時間通気下に振盪し、種培養を
行なった。この種培養2−を種培地と同一の組成からな
る本培養培地100dを含む、500d容肩付きフラス
コK11種する。本培養は37℃で115往復/分、振
幅71の往復振盪条件で行ない、培養開始後24時間目
にメタノール511jK懸濁したハイドロコーチシン5
onnIFを添加した。ハイドロコーチシン添加後、4
8時間目に培養を停止し、培養液を全て併せ酢酸エチル
100111で2a抽出した。この抽出液をあわせて菌
体などの不溶物を濾過後、ステ四イド含量をガスクロス
トグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーにより
分析した結果、プレドニソロン422ダが生成していた
特許出願人 大日本インキ化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t ステロール系化合物をアントロスタン系化合物へ変
    換する能力を有し、変換されたアントロスタン系化舎−
    に対する酸化阻害剤の無存在下に該化合物を培地中に蓄
    積する能力を有することを特徴とするシェードノカルデ
    ィア属に属する微生物のI!然変異株。 2 シェードノカルデイ1メタノリダニカに属するもの
    である特許請求の範8#11項記載の突然変異株。 五 アントロスタン系化合物がアンドロスタ−1,4−
    ジエン−5,17−ジオンである特許請求の範−第1ま
    たは2項記載の突然変異株。 4 アントロスタン系化合物がアンドロスト−4−エン
    −3゜17−ジオンである特許請求の範囲第1または2
    項記載の突然変異株。 翫 シェードノカルディア・メタノリグニカDIC94
    125である特許請求の範囲第1,2または3項記載の
    突然変異株。 4 シェードノカルディア・メタノリグニカDIC94
    127である特許請求の範囲第1.2または4項記載の
    突然変異株。
JP1959582A 1982-02-12 1982-02-12 微生物 Pending JPS58138380A (ja)

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