JPS5843471B2 - 黒色クロムめつき方法 - Google Patents

黒色クロムめつき方法

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Publication number
JPS5843471B2
JPS5843471B2 JP6368681A JP6368681A JPS5843471B2 JP S5843471 B2 JPS5843471 B2 JP S5843471B2 JP 6368681 A JP6368681 A JP 6368681A JP 6368681 A JP6368681 A JP 6368681A JP S5843471 B2 JPS5843471 B2 JP S5843471B2
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JP
Japan
Prior art keywords
plating
chrome plating
black
black chrome
base
Prior art date
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Expired
Application number
JP6368681A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57177993A (en
Inventor
匡人 赤石
保雄 村井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP6368681A priority Critical patent/JPS5843471B2/ja
Publication of JPS57177993A publication Critical patent/JPS57177993A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、黒色クロムめっき方法の改良に関する。
黒色クロムめっきは、従来より装飾用として広(用いら
れ、最近では特に防眩用の自動車部品。
カメラなどの光学機械部品、銃類、釣具、オートバイの
各種機器、附属品に施されて〜・る。
ところで黒色クロムめっきは、めっき後経時的に硬化す
るが、めっき後の初期に於(゛ては硬度が低〜・為、こ
の黒色クロムめっきを施した自動車の外装部品、オート
バイの各種機器、附属品等は組立、装着の際、他の機器
や装置品に当たると傷が付いて装飾性が低下するもので
ある。
また黒色クロムめっきは、装飾用のめっきとしては表面
に僅かに粉が付いていて艶が無L・ので、めっき後透明
ラッカーを塗布したり、油ぶきをしたりして、均一な艶
と光沢を出しているが、油が無くなると、光沢艶が退化
してくる。
さらに黒色クロムめっきは熱により変色するので、例え
ばオートバイのエンジン附近の各種機器に施した黒色ク
ロムめっきはエンジンから伝熱された熱により黒色度が
退化し、耐熱性も低下して装飾効果が失われるものであ
る。
さらにまた黒色クロムめっきは、下地めっきに対するつ
きまわりが悪いので、装飾用として薄くめっきした場合
には下地めっきを完全に被うことができず微細な穴が存
在するものである。
従って下地めっきは空気に触れるので、腐食し、特にエ
ンジン附近の各種機器に施した黒色クロムめっきの下地
めっきにあってはエンジンからの熱により腐食が促進せ
しめられ、その腐食物が黒色クロムめっきの微細な穴か
ら浸み出て表面を汚してしまうものである。
しかもこの下地めっきの腐食により黒色クロムめっきも
腐食し且つ剥落していくものである。
本発明はかかる欠点を解消すべくなされたものであり、
黒色クロムめっき後の初期の硬度を高くして傷が付かな
t・ようにし、また透明ラッカーの塗布や油ぶきせずど
も黒味と艶を出すことができ、さらに熱により変色しに
<<シ、その上下地めっきに対する黒色クロムめっきの
つきまわりを良くし且つ耐食性を向上させた黒色クロム
めっき方法を提供せんとするものである。
本発明の黒色クロムめっき方法は、被めっき物に下地と
してニッケルめっき、銅ニッケルめっき。
銅ニツケルクロムめっき、ニッケルクロムめっきのL゛
ずれかを施し、次にその上に0.1〜0.3μの厚さの
光沢クロムめっきを施し、次いでその上に黒色クロムめ
っきを施し、然る後その上にo、o o i〜1.0μ
の厚さの光沢クロムめっきを施すことを特徴とするもの
である。
下地としてニッケルめっきを施す場合は、2層ニッケル
或L・は3層ニッケルめっきでも良L・ものである。
本発明の黒色クロムめっき方法におL・て、下地めっき
したその上に0.1〜0.3μの厚さの光沢クロムめっ
きを施す理由は、下地めっきを完全に被覆してその上に
施す装飾用の薄い黒色クロムめっきのつきまわりを良く
する為であり、“またこれにより下地めっき及び黒色ク
ロムめっきの腐食を防止し、耐食性を向上させる為で、
0.1未満の厚さでは下地めっきを完全に被覆すること
ができず、黒色クロムめっきのつきまわりが向上せず、
0.3μを超えると使用時に振動を受ける部品では、ク
ロム皮膜層にクラックが発生し易く、耐食性に影響を及
ぼすのと、作業性も低下して好ましくない。
また黒色クロムめっきしたその上に0.001〜1.0
μの光沢クロムめっきを施す理由の第1点としては、黒
色クロムめっきに1種の保護膜を形成して硬度を高める
と共に黒色の艶を出し且つ熱による変色を抑える為で、
0.001μ未満の厚さでは硬度及び部品全体への被覆
が不充分であり、また熱による変色を抑えることが難し
く、1.0μを超えると黒色が失われ、黒色クロムめっ
きとは云い難くなるからである。
第2点としては、黒色クロムめっき後の光沢クロムめっ
きの厚みを上記0.001μ〜1.Oμの範囲で任意に
コントロールすることにより、従来のめつき方法では得
られなかった黒味を帯びたシルバーめっきを得ることに
ある。
以下本発明による黒色クロムめっき方法の具体的な実施
例と従来例との比較につ℃・て説明する。
実施例 被めっき物であるオートバイのエンジンへの連結部品の
外表面を研摩した後、脱脂、酸洗〜・、中和、活性化、
水洗い等の前処理を行ない、次に下地としてニッケルめ
っき(浴組成硫酸ニッケル300 V/l 、塩化ニッ
ケル50f/l、ホウ酸451?/l 、操作条件P
H3,5〜4.5.温度55℃、電流密度4A/dtn
”、電圧4〜7■)を20μ施し、次にその上に光沢ク
ロムめっき(浴組成無水クロム酸250P/7.硫酸2
.5グ/l、3価クロム3 ?/l−液温55℃り電流
密度40 A/d& )を0.25μ施し、次L゛でそ
の上に黒色クロムめっき(浴組成無水クロム酸3001
/l、ケイフッ化水素15?/L、硝酸カリウム3S’
/A、操作条件温度10℃、電流密度40 A / d
’m2.陽極鉛錫合金、電圧5V)を2μ施し、然る後
その上に光沢クロムめっき(浴組成無水クロム酸250
%。
硫酸2.5グ/l、3価クロム3f/L、液温55℃、
電流密度40 A / dm” )を0.02μ施した
従来例 オートバイのエンジンへの連結部品の外表面を研摩した
後、脱脂、酸洗い、中和、活性化、水洗い等の前処理を
行ない、次に下地として前記実施例と同じ操作条件で同
じ浴組成のニッケルめっきを20μ施し、次℃・でその
上に実施例と同じ操作条件で同じ浴組成の黒色クロムめ
っきを2μ施した。
然してこれらめっきの終えた実施例及び従来例のエンジ
ンへの連結部品釜100個につL゛て、めっきの外観を
検査した処、実施例の黒色クロムめっきは目的とした黒
味を帯びた色調と艶があり且つ表面が平滑であったのに
対し、従来例の黒色クロムめっきは黒味があってもその
表面は微細な粉が付着してち・て、油ぶきしなげれば艶
が少なくくすんでいた。
また実施例及び従来例のエンジ、ンへの連結部品釜10
個につ〜・て、耐摩耗性、加熱変色、耐食性について比
較試験を行なった処、下記の表に示すような結果を得た
上記の表で明らかなように実施例の黒色クロムめっきは
、従来例の黒色クロムめっきに比し、耐摩耗性に優れ且
つばらつきが少なく安定しており、また変色度合が少な
く耐熱性に優れており、さらに発錆が極めて少な(、め
っきの剥落も無く、耐食性に優れていることが判る。
以上詳記した通り本発明の黒色クロムめっき方法によれ
ば、めっき後の初期の硬さの高い黒色クロムめっきを被
めっき物に施すことができるので、被めっき物を組立て
たり装着したりする際、他の部材に当てても傷が付くこ
とがなく、またこの黒色クロムめっきは平滑で黒味と艶
を有するので透明ラッカーを塗布したり油ぶきしたりす
る必要がないものであり、さらにこの黒色クロムめっき
は熱により変色する度合が少なL゛ので耐熱性に優れて
いる。
しかも光沢クロムめっきの厚みを任意に選定することに
より、従来の方法では得られなかった独特の色合ち・9
色調を確保できる。
また黒色クロムめっきと下地めっきとの間に光沢クロム
めっきを施して下地めっきを完全に被うので、黒色クロ
ムめっきのつきまわりが良好で、しかも下地めっき及び
黒色クロムめっきが腐食することがなく耐食性に優れて
いて、剥落することがなL・。
従って本発明の黒色クロムめっき方法は、被めっき物に
極めて優れた装飾性と耐熱性と耐食性を付与できるので
、従来の黒色クロムめっき方法にとって代わることので
きる画期的な方法と言える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被めっき物に下地としてニッケルめっキ、銅ニッケ
    ルめっき、銅ニツケルクロムめつき一、ニッケルクロム
    めっきの〜・ずれかを施し、次にその上に0.1〜0.
    3μの厚さの光沢クロムめっきを施し、次L・でその上
    に黒色クロムめっきを施し、然る後その上に0.001
    〜1.0μの厚さの光沢クロムめっきを施すことを特徴
    とする黒色クロムめっき方法。
JP6368681A 1981-04-27 1981-04-27 黒色クロムめつき方法 Expired JPS5843471B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6368681A JPS5843471B2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27 黒色クロムめつき方法

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JP6368681A JPS5843471B2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27 黒色クロムめつき方法

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Publication Number Publication Date
JPS57177993A JPS57177993A (en) 1982-11-01
JPS5843471B2 true JPS5843471B2 (ja) 1983-09-27

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JP6368681A Expired JPS5843471B2 (ja) 1981-04-27 1981-04-27 黒色クロムめつき方法

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JPS59197588A (ja) * 1983-04-25 1984-11-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 2ト−ンめつき被膜

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JPS57177993A (en) 1982-11-01

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