JPS5843364B2 - 液体浴剤の製造法 - Google Patents

液体浴剤の製造法

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JPS5843364B2
JPS5843364B2 JP5351680A JP5351680A JPS5843364B2 JP S5843364 B2 JPS5843364 B2 JP S5843364B2 JP 5351680 A JP5351680 A JP 5351680A JP 5351680 A JP5351680 A JP 5351680A JP S5843364 B2 JPS5843364 B2 JP S5843364B2
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JP
Japan
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weight
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liquid bath
acid
bath agent
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JP5351680A
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正常 重松
義巳 川崎
智矢 有馬
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Tsumura and Co
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Tsumura Juntendo Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 一般に浴剤には入浴中、海老の視覚にうったえ、快適な
雰囲気を与える目的で各種の色素が用いられている。
モして浴剤に用いられる色素としては、入浴時、浴場の
色を快適に保つため、微量でのびがあり、水溶性で、衣
類あるいは浴槽等に対して染着性が少なく、又人体に対
して悪影響がないものが好ましく、一般にウラニン、ピ
ラニンコンク等が使用されている。
このうち、ピラニンコンクは式 で表わされる化合物で、化学名は1−ヒドロキシ−3、
6、8−ピレントリスルホン酸のナトリウム塩であり、
酸性染料に属し、水に可溶、アルコールに僅溶、油脂に
不溶の特長を有し、タール系色素の緑色204号とも言
われ、一般に市販されている。
そしてこのピラニンコンクは、従来、浴剤中には全量1
00重量部中約0.01〜3,0重量部の範囲で使用さ
れている。
このピラニンコンクを用いて粉粒体の浴剤を製造した場
合には、ピラニンコンクが原料粒子中に分散し、製剤色
を適当な色調に保つことができるが、液体浴剤を製造し
た場合には種々の欠点が生ずる。
すなわち、浴剤原料にピラニンコンクを添加し、浴湯中
に投入した場合に快適な色を呈するような液体浴剤を製
造すると、この製品液体浴剤(容器に入れたもの)は緑
色で強い緑色蛍光を有し、美観を害するだけでなく、目
的とする製剤色が容易に得られず、又、使用時容器に付
着するなど好ましくない印象を海老に与える等の欠点が
ある。
本発明者は、ピラニンコンクを用いた従来の液体浴剤の
欠点を改良すべく研究を重ねた結果、製品液体浴剤のp
Hを5.0以下にすることにより、製品液体浴剤の強い
緑色蛍光をおさえることができ、目的とするすぐれた液
体浴剤を得ることができることを見い出した。
本発明はこの知見に基づくものであって、本発明はピラ
ニンコンクを含有する液体浴剤を製造するにあたり、製
品液体浴剤のpHを5.0以下にすることを特徴とする
液体浴剤の製造法である。
本発明により得られる製品液体浴剤は、強い緑色蛍光を
発することなく美観を呈し、他の色素によって目的とす
る色付けも容易にでき、又使用時容器や手などを汚すこ
となく、手などに付着した場合にも容易に水で流し落す
ことができ、しかもこの製品液体浴剤は入浴時に浴湯に
溶解させると、浴湯にピラニンコンクの快い緑色蛍光が
発し、快適に使用することが出来る。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明において用いられる浴剤原料としては、液体浴剤
の原料として用いられるものであればすべて使用するこ
とができ、広い範囲の原料を使用することができる。
これら浴剤原料の例としては、例えば水、アルコール類
(例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコールなど)、多価アルコール類(例えばプ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
など)、油脂類(例えばオリーブ油、ヒマシ油。
スクワラン、ラノリン及びその誘導体、ホホバオイル及
びその誘導体など)、炭化水素(例えば流動パラフィン
など)、脂肪酸類(例えばオレイン酸、イソステアリン
酸など)、高級アルコール類(例えばセタノール、ヘキ
サデシルアルコール。
オレイルアルコール、ステアリルアルコール、フッリン
アルコールなど)、エステル類(例えばミリスチン酸イ
ソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイルオレ
エートなど)、界面活性剤類(例えば陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤2両性界面活性剤、陽イオン界
面活性剤)、植物の抽出物(トウキ、センキュウ、チン
ピ、ショウブコン、ハツカ、ボウフウ、カミツレ、マツ
ブサ、マングローブ、スイカズラ、ハコベ、セイヨウト
チノキ、ホップ、ニンジン、セイヨウノコギリソウなど
の抽出物)、殺菌防腐剤、増粘剤、ビタミン類、香料、
色素などが挙げられ、これらの浴剤原料は目的により適
当なものを選択し、組合わせて用いることができる。
本発明にしたがって液体浴剤を製造するにあたっては、
液体浴剤の原料、例えば上記した原料のうちから目的に
より適当なものを選択して組合わせ、これにピラニンコ
ンクを適当量例えば0.01〜3,0重量φ位加えて混
和し、必要な場合には加温(約40〜80℃)して、撹
拌し均一な液とし、この均一な液のpHを5.0以下に
することにより液体浴剤を得る。
上記の均一な液すなわち製品液体浴剤のpHを5.0以
下にすることは、液体浴剤の原料を上記の均一な液のp
Hが5.0以下になるように選択、組合せることにより
、または上記の均一な液を得る工程中もしくは上記の均
一な液を得たのちに酸を加えて均一な液のpHを5.0
以下にすることにより行なうことができる。
そしてこの場合、後者の酸を加えてpHを5.0以下に
調整する方が好ましい。
本発明において、製品液体浴剤のpHを5.0以下に調
整するために用いられる酸としては、人体に対して安全
で、悪影響のない酸が用いられる。
このような酸としては、例えば乳酸、ギ酸、酢酸。
コハク酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、クエン酸、
安息香酸、マロン酸、リンゴ酸、ピロリドンカルボン酸
、アミノ酸などの有機酸、硫酸、リン酸、塩酸の如き無
機酸などがあり、好ましくはクエン酸、リンゴ酸、塩酸
などである。
そしてpHを5.0以下とすればピラニンコンクを含有
する製品液体浴剤の強い緑色蛍光をおさえることができ
るが、pHを2.0より低くすると、製品液体浴剤の浴
湯へ投入時、発色が遅く、しかも酸性が強いために取り
扱いにくくなるので、通常pHの範囲は5.0〜2.0
とするのが好ましく、特にpHは4.0〜3.0にする
のが好適である。
なお、製品液体浴剤のpHが3.0であっても、これを
通常の使用方法で浴湯へ投入した場合、湯のpHは6.
8程度で殆んど変化しない。
次に本発明の効果について具体的に説明する。
■ 下記実施例1により製造した製品液体浴剤(4)と
、この製品液体浴剤のpHを3.5に調整する前の液体
浴剤(B)との蛍光および色調について、パネラ−15
名により感能試験を行なった結果を示すと、第1表のと
おりである。
■ 下記実施例1により製造した製品液体浴剤(4)は
、水溶性色素であるタール系色素106号を微量加えた
ところ美麗な赤色に着色することができたが、この製品
液体浴剤のpHを3.5に調整する前の液体浴剤(B)
は、同様にタール系色素106号を微量加えたところ、
強い緑色蛍光のために美麗な赤色に着色することができ
なかった。
■ 下記実施例1により製造した製品液体浴剤は、容器
や手などに付着しても、強い緑色蛍光を発しないため、
あまり目立たず、又水ですすぐ程度で容易に流し落すこ
とができることが認められた。
■ 下記実施例1により製造した製品液体浴剤を通常の
使用方法で浴湯に溶解した場合の浴湯における緑色蛍光
発生について、パネラ−15名にて感能試験を行なった
結果を示すと、第2表のとおりである。
かくして本発明によれば、強い緑色蛍光を発することな
く美観を呈し、他の色素によって目的とする色付けを行
なうことも容易にでき、また使用時に容器や手などを汚
すことなく、手などに付着した場合は容易に水で流し落
すことができ、しかも入浴時、浴湯に溶解させると浴湯
にピラニンコンクの快い緑色蛍光が発し、快適に使用す
ることができるピラニンコンク含有液体浴剤を得ること
ができるので、本発明は有用な方法である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれによ゛り制限されるものではない。
実施例 1 ミラノールC2M−8Fconc−(米国ミラノール社
製環状イミジウム系両性界面活性剤)20.0重量部、
第1級アルコールCIl〜C15エチレンオキサイド付
加物(E、0.9モル付加)10.0重量部、プロピレ
ングリコール20.0重量部、ピラニンコンク1.0重
量部、香料1.0重量部を50〜60℃にて撹拌を行な
いながら混合し、これに水を加えて全量を100.0重
量部とする。
さらに撹拌して液が均一となって後、常温に放冷し、こ
れにクエン酸を加えてpH3,5に調整し、液体浴剤を
得た。
実施例 2 カミツレ抽出エキス30.0重量部、ニンジン抽出エキ
ス20.0重量部、ボウフウ抽出エキス10.0重量部
、ポリオキシエチレンオレイルアルコール二一テル(E
、0.10モル付加)2.0重量部、ラノリン誘導体0
.2重量部、ピラニンコンク0.5重量部、パラオキシ
安息香酸メチル0.1重量部を常温にて撹拌を行ないな
がら混合し、これに水を加えて全量を100.0重量部
とする。
さらに撹拌して液が均一となった後、リンゴ酸を加えて
pH4,0に調整し液体浴剤を得た。
実施例 3 エチルアルコール30.0重量部、グリセリン20.0
重量部、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル
(E、0.9モル付加)3.0重量部、ピラニンコンク
2.0重量部、ビタミンB、0.1重量部、香料2.0
重量部、および塩酸5%液1,0重量部を常温にて撹拌
を行ないながら混合し、これに水を加えて全量を100
.0重量部とし、さらに撹拌してpH3,0の均一な液
の液体浴剤を得た。
実施例 4 ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(E、0
.20モル付加)3.0重量部、ポリエチレングリコー
ル5.0重量部、ホホバオイル0.1重量部、ブチレン
グリコール10.0重量部、カミツレ抽出エキス2.0
重量部、ピラニンコンクLOM量部、香料1.5重量部
、およびクエン酸5φ溶液2.0重量部を常温にて撹拌
を行ないながら混合し、これに水を加えて全量を100
.0重量部とし、さらに撹拌してpH4,0の均一な液
である液体浴剤を得た。
実施例 5 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド10
.0重量部、クロロヘキサシングリコネト0.3重量部
、ミラノールC2M conc、(米国ミラノール社製
環状イミジニウム系両性界面活性剤)5.0重量部、ア
シッドローダミンコンク0.0001重量部、ピラニン
コンクO,OS重量部、イソプロピルアルコール5.0
重量部、香料0.1重量部を常温にて撹拌を行ないなが
ら混合し、これに水を加えて全量を100.0重量部と
する。
さらに撹拌して液が均一となった後、塩酸を加えてpH
3,0に調整し液体浴剤を得た。
実施例 6 オレイルジメチルベンジルアンモニウムクロライド12
.0重量部、カルボキシビニルポリマー(平均分子量2
00万〜300万)1.0重量部、11級アルコールC
Il〜C15エチレンオキサイド付加物(E、0.7モ
ル付加)2.0重量部、イソプロピルメチルフェノール
0.1重量部、ピラニンコンク0.1重量部を70〜8
0℃にて撹拌を行ないながら混合し、これに水を加え全
量を100.0重量部とし、さらに撹拌してpH4,0
の液体浴剤を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ピラニンコンクを含有する液体浴剤を製造するにあ
    たり、製品液体浴剤のpHを5.0以下にすることを特
    徴とする液体浴剤の製造法。
JP5351680A 1980-04-24 1980-04-24 液体浴剤の製造法 Expired JPS5843364B2 (ja)

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