JPS5843206B2 - 管体接合部の内面バリ除去装置 - Google Patents

管体接合部の内面バリ除去装置

Info

Publication number
JPS5843206B2
JPS5843206B2 JP54019040A JP1904079A JPS5843206B2 JP S5843206 B2 JPS5843206 B2 JP S5843206B2 JP 54019040 A JP54019040 A JP 54019040A JP 1904079 A JP1904079 A JP 1904079A JP S5843206 B2 JPS5843206 B2 JP S5843206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
shaft
tube
cylinder
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54019040A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55112714A (en
Inventor
滋 佐藤
喜久男 山崎
彰 種子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK, Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Koji KK
Priority to JP54019040A priority Critical patent/JPS5843206B2/ja
Publication of JPS55112714A publication Critical patent/JPS55112714A/ja
Publication of JPS5843206B2 publication Critical patent/JPS5843206B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、パイプラインの敷設等における管体相互の
接続に当ジ、管端面を例えばフラッシュバット、ロート
アーク、摩擦圧接の如き加熱圧接により接合する際に、
管内面の前記接合部に生ずる内面パリの除去装置に関す
るものである。
接続すべき管体相互の対向する管端面を、フラッシュバ
ット、アプセットバット、ロートアーク摩接圧接、ガス
圧接、高周波圧接等の如き加熱圧接により接合する場合
、前記対向する両管端は、局部加熱されて正接が行なわ
れるため、前記圧接接合部の内外面には、パリが発生す
る。
従来前記接合部の内面パリを除去するには、管体が人間
の入れないような小径管の場合、先端にカッターの取9
つけられた長軸のパリ取り具を管端部から管内に挿入し
、前記先端カッタ一部により内面パリの切削を行なって
いた。
従って、前記パリ取り具は、少なくとも接合された管体
1本分の長さ以上、即ち5.5〜12m位のカッター取
付は軸が必要であシ、しかも前記カッター取付は軸は、
カッターにパリ切削用の回転力や引張り力を伝達せしめ
る必要から、大径にせざるを得す、大重量となった。
一般に、パイプラインにおいては、管体な水平状に敷設
する場合が多いから、圧接接合部における内面パリの除
去に当シ、上記の如き従来のパリ取り具で行なうときは
、パリ取シ具を管内に挿入するために、被切削管体1本
分の長さの2倍以上の長さのスペースが必要とされる。
また前記パリ取り具の端部に取りつけられているパリ取
り用カッターは、被切削管体の内径よりやや小さい程度
のほぼ同一の大きさを備えているから、内面パリ除去に
あり、管内面を傷つけないようにパリ取り具を挿入する
ためには、パリ取9具下面にガイド用ローラが取りつけ
られていても細心の注意が必要とされ、作業は困難で長
時間を要していた。
しかも、内面パリの除去は管体内における作業のため、
外部より切削すべき部分を観察しながら切削作業を行な
うことはできないから、削り過ぎて管体自体1で切削し
たり、反対に切削量が足シす、パリを削り残すことも生
ずる等、品質的にも問題が多かった。
また、管体の加熱圧接とパリ取り作業とを並行して行な
うことはできず、パリ取り作業に要する時間は、加熱圧
接時間が加熱開始から圧接終了1で僅か数分で済むのに
対し、約15〜60分の長時間が必要とされるため、従
来の内面パリ除去は、管体接合作業上におけるネックと
されていた。
この発明は上述のような観点から、特に管内で人間が作
業することのできないような小径管において、管端面加
熱圧接によシ生ずる前記圧接接合部の内面パリを、簡単
確実に、作業のために余計なスペースを必要とすること
なく、且つ瞬時に削除し得る内面パリの除去装置を提供
するもので、中央部にピストン軸の形ぽされたシャフト
と、前記シャフトの一方側外周に装着された、管体内面
の円周方向に沿った円形状の一方のカッターと、前記シ
ャフトのピストン軸部分を含む他方側外周に嵌装された
シリンダと、前記シリンダの端部に前記一方のカッター
と対向するように固着された。
管体内面の円周方向に沿った円形状の他方のカッターと
からなる内面パリ除去装置であることに特徴を有するも
のである。
鋼管接合部のパリを除去するに当り、管体の温度が80
0〜1400℃で高温状態下でこれを行なう場合は、常
温で行なう場合に比べてその剪断1 応力は約7〜7位でよい。
そこで接合すべき6.8 管体の管端を加熱圧接した直後、即ち加熱圧接時間1秒
以内における前記パリの温度は、800℃以上の高温状
態であることから、前記高温下に卦いてパリ除去を行な
うときは、除去に要する剪断1 応力は、常温下で行なう場合に比し、/〜/8 の力で済むことになる。
例えば、配管用炭素鋼鋼管(SGP)300A(外径3
18.5111に、肉厚6.9關)の加熱圧接に当り、
生成したパリ幅を6順とすると、パリの局長は9575
m、剪断面積は5744fi2となる。
前記面積のパリを除去するには、常温下では剪断応力が
σ中35kg/llI2であるため、剪断力Fは、F÷
201 を要することになる。
しかるに、パリ部の温度が800〜1400℃の高温下
にかいては、剪断応力が上記によりσ÷6〜41cQ/
m2で済むため、剪断力Fは、F÷35〜23 でよく
常温下に比べ大幅に低減されることがわかる。
本発明者等は、上述の点に着目し、高温下でパリを適確
に除去する方法について研究の結果、この発明を完成し
たものである。
加熱正接な行なう場合、被圧接管の材質その他の条件に
よって、圧接時間を調整する必要があり、従って圧接所
要時間は一定でなく変動する。
また圧接部の温度は。圧接後数秒間で600℃以下に急
速に降下する。
従って高温下でパリを除去するには、上記のような悪条
件下に適確に対応せしめることが必要となる。
そこでこの発明においては、加熱圧接に先立ち予めパリ
除去装置をセットし、パリの切除準備を完了せしめ、し
かる後加熱正接装置による管端の加熱圧接を行なわしめ
る。
即ち、加熱圧接機に圧接信号用タイマーリレーを、また
パリ除去装置に切除信号用タイマーリレーをそれぞれ設
けたうえ、前記圧接信号用タイマーリレーにより、加熱
圧接完了後所定時間遅らせて切除信号をパリ除去装置の
切除信号用タイマーリレーに送り、圧接接合部が高温状
態の適切な時間にパリ除去装置を作動せしめ、前記パリ
除去装置によシバリの切除を行なわしめるようになした
1次に、この発明のパリ除去装置餐図面とともに
説明する。
第1図には、この発明の管内面のパリ除去装置の一例が
縦断面図により示されている。
図面において、1は断面円形のシャフト、2は前記シャ
フトへの前部1a先端部付近に摺動自在に嵌装されてい
る管体内面の円周方向に沿った円形状の前部カッター、
3は前記前部カッター2と対向してシャフト1に同じく
摺動自在に嵌装されている管体内面の円周方向に沿った
円形状の後部カッターで。
前記後部カッター3には、シリンダ4が取9つけられて
いる。
シャフト1の中心部には、軸方向にわたって圧搾空気の
送給孔5が設けられて卦り、前記送給孔5の一端は、シ
ャフト1の後部1b端面に開口し、他端はシャフト1の
前部1a先端付近において、シャフト上面外周方向に向
は直角状に屈曲し、シャフト外周面において開口6が形
成されている。
シャフト1の軸方向はぼ中央部には、前記シャフト1の
径より大径の環状のピストン軸7がシャフト1と同軸に
一定長さにわたって設けられ、前記ピストン軸7を中心
として、後部1b側のシャフト径は、前部1a側のシャ
フト径より、やや小径に形成されている。
またシャフト1の前後端部周面には、ねじが螺刻されて
いる。
前部カッター2は、所定の厚みを有する円盤状で、中央
部分に設けられた中心孔2aによってシャフト1に嵌装
されてかり、同じくシャフト1に嵌装されている後部カ
ッター3側に対向する盤面2b周面には、刃先8が設け
られている。
前記刃先8部分の直径は、加熱圧接される既設管Aの内
径許容差の最小径寸法となし、前記刃先8部分から反対
側盤面2cに向けては、その直径が次第に小径に形成さ
れている。
前部カッター2の前記盤面2bには、刃先8部分周面よ
り中心孔2aに向い、所定距離の間次第に内方に傾斜す
るテーパー面をもった円形凹陥状のパリ逃げ凹部9と、
前記パリ逃げ凹部9の中心寄り端部周面に連なり、中心
孔2aに至る垂直面をもった円形凹陥状のストッパー受
は部10とが形成されている。
前部カッター2の前記反対側盤面2cには、環状チュー
ブ挾持円板11が、前記前部カッター2と同心的にその
中心孔11aによりシャフト1に挿通された状態で溶接
あるいは一体的に取りつけられている。
環状チューブ挾持円板11は、既設管Aの内径より小径
で、所定の厚みを有し、その外周面には所定深さのU字
状環状溝12が形成されている。
13は前記U字状環状溝12の底面から中心孔11a間
に至る通気孔で、前記通気孔13の中心孔11aに対す
る開口14は拡径され、シャフト1外周面に設けられた
前記開口6と合致されている。
上記U字状環状溝12には、環状チューブ15が装填さ
れ、lたその外周面上には、環状の弾性帯板24が添装
されている。
前記環状チューブ15には、通気孔13に挿着される分
岐チューブ15aが設けられている。
従ってシャフト1に設けられた圧搾空気送給孔5から送
られる圧搾空気は、シャフト外周面に設けられた開口6
により環状チューブ挾持円板11の通気孔13な通り、
分岐チューブ15aを径で環状チューブ15に圧送され
る。
上記の如きシャフト1の先端部付近に嵌装された前部カ
ッター2と一体的の環状チューブ挟持円板11ば、前記
シャフト1の先端部外周に刻設されているネジ部に螺合
されたナツト16により、シャフト1先端部から外れな
いように係止されている。
17は前記環状チューブ挾持円板11の外周縁に取りつ
けられた既設管Aの内周面に接する複数個の走行用ロー
ラである。
後部カッター3は、所定の厚みを有する円盤状で、中央
部分に設けられた中心孔3aによってシャフト1に前記
前部カッター2と対向せしめて嵌装されて1す、前部カ
ッター2と対向する盤面3bの局面には、刃先18が設
けられている。
刃先18の外径は、前記前部カッター2の刃先8と同様
、接合すべき新設管Bの内径許容差の最小径寸法となし
、前記刃先18部分から反対側盤面3cに向けてはその
直径が次第に小径に形成されている。
後部カッター3の前記盤面3bには、前記前部カッター
2の盤面2bに形成されたパリ逃げ凹部9と対応するよ
うに、次第に中心部に向って内方に傾斜するテーパー面
をもった円形凹陥状のパリ逃げ凹部19と、前記パリ逃
げ凹部19の中心寄り端部局面から突出し、前記前部カ
ッター2の盤面2bに形成されたストッパー受は部10
に衝接される円盤状のストッパー20とが設けられてい
る。
前記円盤状ストッパー20の外面には、環状溝27が設
けられ、前記環状溝27には環状の弾性体28がその外
周面を突出せしめて装填されている。
後部カッター3の反対側盤面3cには、そのシャフト1
と接する中心部周面に凹陥部3dが形成され、前記凹陥
部3dによシ後記するシリンダ4の先端部4bに嵌着さ
れているとともに、前記シリンダ先端部4bの外周面と
後部カッター3の盤面3cとにわたって、環状金枠21
が固着されている。
環状金枠21は、側壁21a、21bと内壁21cとか
らなる断面U字形状で、その外径は新設管Bの内径よシ
小径であり、上記の如く一方の側壁21aは後部カッタ
ー3の盤面3cK、また内壁21cはシリンダ先端部4
bに溶接等で固着されている。
22は前記環状金枠21の側壁21a、21bと内壁2
1cに囲まれたU字状溝に装填されている環状チューブ
で、環状金枠21の他方の側壁21bに設けられた圧搾
空気送入用送気管23との間に分岐チューブが挿着され
、またその外周面上には、環状の弾性帯板25が添装さ
れている。
26は前記環状金枠21の側壁21bの外周縁に取りつ
けられた新設管Bの内周面に接する複数個の走行用ロー
ラである。
シリンダ4はシャフト1外周面に摺動自在に嵌装されて
いる円筒形で、シャフト1の前部1a外周面に接する先
端摺動部4aと、シャフト1に設けられたピストン軸7
外周面に接する内壁部4bと、シャフト1の後部1b外
周面に接する後端摺動部4cとからなっている。
またシャフト1のピストン軸7先端部周面とシリンダ4
の先端摺動部4aの端部周面との間には前部空隙29が
、また前記ピストン軸7の後端部周面とシリンダ4の後
端摺動部4cの端部周面との間には後部空隙30が形成
される。
シリンダ4の先端摺動部4aおよび後端摺動部4cの内
周面には、シャフト1の外周面との間にシールリング3
1aおよび31bが、またシャフト1のピストン軸7外
周面には、シリンダ4の内壁部4b内周面との間にシー
ルリング31cが装填されている。
32はシリンダ4内にその軸方向に沿って設けられた送
油孔で、一端はシリンダ4端面に、また他端は前記前部
空隙29にそれぞれ開口されている。
33は同じくシリンダ4内にその軸方向に沿って設けら
れた排油孔で、一端はシリンダ4端面に、他端は前記後
部空隙30にそれぞれ開口されている。
34.35は、前記シリンダ4端面の送油孔32卦よび
排油孔33の開口部に取りつけられた送排油ホース接続
用ジヨイントである。
次に、上記の如き構造の内面パリ除去装置によるパリ取
り手段と装置の作動について説明する。
予め、加熱圧接すべき管体A、B内に次のような手段で
この発明の装置をセットする。
即ち、加熱圧接される新設管Bの管体内に、2本の圧搾
空気ホースと、2本の油圧ホースと、1本の引出し用ワ
イヤを通した上、前記圧搾空気ホースを上記パリ除去装
置におけるシャフト1の後端ねじ部と、環状金枠21の
側壁21bに設けられた送気管23とに、油圧ホースを
シリンダ4の端面に設けられたジヨイント34.35に
それぞれ接続し、また引出し用ワイヤをシリンダ4の末
端部に設けたアイボルト(図示せず)に接続する。
な釦、この場合前記ジョイン)34.35に接続される
油圧ホースは、加熱圧接機の圧接装置用のものを兼用す
ることができる。
次に、既設管Aの管端部内に前記カッター2を挿入し、
前部カッター2の刃先8を前記管端部の端面から10〜
15順位内方の管内に位置せしめた上、シャフト1の端
面に接続された圧搾空気ホースによりシャフト1の送給
孔5内に圧搾空気を送りこむ。
しかるときは、圧搾空気は開口6よシ環状チューブ挟持
円板11の通気孔13を通り、分岐チューブ15aを経
て環状チューブ15内に圧入され、前記環状チューブ1
5を環状溝12の外周方向に伸長せしめる。
その結果、環状チューブ15の外周面に添装されている
弾性帯板24は押上げられて既設管Aの内周面に圧着さ
れ、かくして環状チューブ挟持円板11に固着されてい
る前記カッター2は、既設前人の管端付近内面にセット
される。
ついで、接続しようとする新設管Bの管端部内面に後部
カッター3を挿入し、後部カッター3の刃先18が前記
管端部の端面から10〜15mm位内方の管内となるよ
うに、シャフト1上の位置を調節せしめた上、環状金枠
21の側壁21bに設けられた送気管23よシ前記環状
金枠21内に装填されている環状チューブ22内に圧搾
空気を圧入し、前記環状チューブ22を環状金枠21の
外周方向に伸長せしめる。
その結果、環状チューブ22の外周面上に添装されてい
る弾性帯板25は押上げられて新設管Bの内周面に圧着
され、かくして環状金枠21に固着されている後部カッ
ター3は、新設管Bの管端付近内面にセットされる。
なお、前部カッター2および後部カッター3のセット位
置は、それぞれの管端面からほぼ10〜15關位内方の
位置であればよく、正確な寸法で位置決めをする必要は
ない。
上記のようにして加熱圧接すべき管体A、Hの接合部管
端内面にわたってこの発明装置をセットせしめた後、前
記管体A、Bの外面に設置された加熱圧接機によシ、管
端部の加熱圧接な行なう。
第3図には、管体に加熱圧接機の設置された状態が説明
図により、第4図には加熱圧接とパリ除去との作動が工
程図によう示されている。
第3図に卦いてCは既設前人と接合すべき新設管Bの両
管端部外周面にわたってセットされた加熱圧接機、Dは
両管端部内周面にわたってセットされたこの発明のパリ
除去装置である。
36は加熱圧接機Cの圧接用クランプ装置、37は圧接
用シリンダで、このような加熱圧接機Cに卦いては通常
前記圧接用クランプ装置36で管体A、Bの両管端部外
周面をクランプした後、加熱信号aが加熱圧接機に送ら
れ、管体A、Bの管体部に対する加熱が開始される。
前記加熱開始後、圧接信号用タイマーリレーT1 によ
り、所要時間遅れて電磁パルプB1が作用し、圧接用シ
リンダ37を作動せしめて圧接すが行なわれるものであ
る。
この発明に卦いては、上記圧接信号用タイマーリレーT
1に、上記とは別回路で切削信号用タイマーリレーT2
が連結され、前記管体A、Hの両管端部外面にセットさ
れた圧接用クランプ装置36の圧接用シリンダ37の作
動よシ更に所要時間遅らせて電磁バルブB2を作用し、
パリ除去装置りのパリ切削用シリンダ4を作動せしめて
パリ除去Cが行なわれるものである。
次に、パリ除去装置りによるパリの除去作動を説明する
シリンダ4端面のジヨイント34に接続さ・れたホース
(図示せず)からシリンダ4の送油孔32内に圧搾油が
圧入されると、前記圧搾油は、ピストン軸7先端部周面
とシリンダ4先端摺動部4aの端部周面との間に形成さ
れる前部空隙29内に至シ、その圧力は、シャフト1を
矢印e方向へ、またシリンダ4を矢印f方向へ引き合う
力となって作用される。
その結果、上記油上は、シャフト1の先端部付近に嵌装
され、ナツト16でシャフト1の先端に係止されている
環状チューブ挾持円板11の取りつけられた前部カッタ
ー2をい管A、Bの加熱圧接により生成した内面バIJ
Eの方向へ、またシリンダ4の先端摺動部4a外周面
に固着されている環状金枠21の取りつけられた後部カ
ッター3を、同じく内面バIJ Eの方向へ移動せしめ
る力となって作用される。
この際、前部カッター2および後部カッター3を管体A
、B内面にセットせしめていた環状チューブ15.23
の圧搾空気による管体内面への圧着力は、上記シリンダ
4の油圧力に比して小さいので、前記前部カッター2あ
るいは後部カッター3の何れか一方が前記油圧力に負け
てシャフト1上を滑シ出し、その刃先8あるいは18の
何れかがパリEに当ると共に、他方のカッターも油圧力
に負けて滑り出し、その刃先がパリEに当る。
このようにして刃先8と18との間隔は相対的に縮めら
れ、第2図に状態図で示される如く、両者が内面バIJ
Eの両側に当った後、前記刃先8と18とがくいこん
で内面バIJ Eに対し前断力が加えられる。
このときの内面パリEは、800〜1400℃の高温状
態にあたるため、前記内面バ1JEid、刃先8と18
との剪断力により容易に切除される。
なお、上記作用を与えた圧搾油は、ピストン軸7の後端
部周面とシリンダ4の後端摺動部4cの端部周面との間
に形成される後部空隙30から、排油孔33を通ってジ
ヨイント35に接続されるホース(図示せず)により外
部に排油される。
上記のように、刃先8と18とにより切除された内面バ
IJ Eば、第2図の如く前記カッター2と後部カッタ
ー3の盤面に設けられているパリ逃げ凹部9卦よび19
により形成される空所38内に収容され、同時に前部カ
ッター2の盤面に形成されたストッパー受は部10に、
後部カッター3の盤面に形成されたストッパー20が、
弾性体28により緩衝された状態で当接し、前部カッタ
ー2と後部カッター3の移動は停止され、同時にシリン
ダ4に対する圧搾油の送給を停止する。
上記のようにしてパリの除去が完了した後は、環状チュ
ーブ15卦よび22に圧入されていた圧搾空気を放散し
た後、パリ除去装置りを管外に引出し、撤去する。
なお、ロートアークやフラッシュバット溶接のように、
既設管Aと新設管Bとの間に電圧がかかる状態で圧接が
行なわれるときは、シャフト1と前部カッター2、環状
チューブ挾持円板11.ナツト16との間に、絶縁体3
9を挟装せしめることが必要であシ、また摩擦圧接の場
合には、前記絶縁体39の代ジに、前記部分に回転軸受
を設けることが必要である。
上記装置において、前記カッター2と後部カッター3の
刃先8釦よび18付近に、その一方に数個所の凹部な、
他方の前記凹部と対向する面に数個所の凸部を設けてち
・けば、前記前部カッター2と後部カッター3とが衝接
して刃先8と18とにより内面バIJE4切除した際に
、同時に切除されたリング状の内面バIJ Eを細断す
ることができ、空所38内に収容された内面パリの除去
が容易となる。
また、後部カッター3にパリ逃げ凹部19に向けてノズ
ルを貫通せしめてあ・き、加熱圧接を行なつ際に前記ノ
ズルからシールドガスを送りこんでかけば、前記カッタ
ー2と後部カッター3とで形成されている空所を、加熱
正接の際のガスシールド室となすことができる。
上述のように、この発明の装置によれば、加熱圧接によ
り虫取されたパリが高温のうちに切除が行なわれるので
、小さい剪断力で確実に且つ瞬時にパリを除去すること
ができ、して・も被圧接管の材質や加熱条件に合わせて
任意のタイムラグが選べるから、パリの除去はいかなる
条件下においても常に適確に行なうことが可能であり、
装置は小型で軽量化ができ、その取扱いや運搬も極めて
容易である。
また、内面パリを除去する1対のカッターは。
1軸のシャフトを中心とし対向して設けられているから
、装置を管内にセットするための反力支持機構は不要で
あり、前記1対のカッターは、それぞれ前記カッターに
一体的に取りつけられた環状金枠に挾持される環状チュ
ーブが管内面に押圧されることによりセットが行なわれ
るから、被圧接管のラインナツプを容易にすることがで
きる。
更に、前記カッターの被正接管内に対するセットに当っ
ては、正接部な挾んで両側10〜15mm位の位置にセ
ットすればよく、余裕のある幅をもたせることができる
から、管内に人間が入れない細径、長尺の管体の内面パ
リ除去を自動的に適確に行なうことができ、カッターを
移動せしめるシリンダの油圧は、加熱圧接装置の油圧を
利用し得るから、余計な動力装置を必要としない。
以上説明したところから明らかなように、この発明によ
れば、特に管内にあ・いて人間が作業することのできな
いような小径管の管端面加熱圧接の際に接合部に生ずる
内面パリを、簡単確実に、且つ瞬時に切除することがで
き、切除後の品質は優れている上、作業は容易で余計な
スペースを必要とせず装置の費用も低床である等、工業
上極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の管内面パリ除去装置の一例を示す縦
断面図、第2図は同じくこの発明装置による内面パリ除
去の状態を示す説明図、第3図は管体に加熱圧接機の設
置された状態を示す説明図、第4図はこの発明装置によ
る管体の加熱圧接とパリ除去の作動を示す工程図である
。 図面において、A・・・・・既設管、B・・・・・・新
設管、C・・・・・・加熱圧接機、D・・・・・・パリ
除去装置、E・・・・・・内面パリ、1・・・・・・シ
ャフト、2・・・・・・前部カッター、3・・・・・・
後部カッター、4・・・・・・シリンダ、5・・・・・
・送給孔、6゜14・・・・・・開口、7・・・・・・
ピストン軸、8,18・・・・・・刃先、9,19・・
・・・・パリ逃げ凹部、10・・・・・・ストッパー受
は部、11・・・・・・環状チューブ挾持円板、12・
・・・・・環状溝、13・・・・・・通気孔、15,2
2・・・・・・環状チューブ、16・・・・・・ナツト
、17.26・・・走行用ローラ、20・・・・・・ス
トッパー、21・・・・・・環状金枠、23・・・・・
・送気管、24.25・・・・・・弾性帯板、27・・
・・・・環状溝、28・・・・・・弾性体、29・・・
・・・前部空隙、30・・・・・・後部空隙、31・・
・・・・シールリング、32・・・・・・送油孔、33
・・・・・・排油孔、34゜35・・・・・・ジヨイン
ト、36・・・・・・圧接用クランプ装置、37・・・
・・・圧接用シリンダ、38・・・・・・空所、39・
・・・・・絶縁体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中央部にピストン軸の形成されたシャフトと、前記
    シャフトの一方側外周に装着された、管体内面の円周方
    向に沿った円形状の一方のカッターと、前記シャフトと
    ピストン軸部分を含む他端側外周に嵌装されたシリンダ
    と、前記シリンダの端部に前記一方のカッターと対向す
    るように固着された、管体内面の円周方向に沿った円形
    状の他方のカッターとからなり、 前記シリンダを流体により作動させて前記シャフトと前
    記シリンダとに互いに引き合う力を起させることにより
    、前記シャフトに装着された前記一方のカッターと、前
    記シリンダに固着された前記他方のカッターとを互いに
    接近させ、かくして、前記両方のカッターにより管体接
    合部の内面パリを除去することを特徴とする管体接合部
    の内面パリ除去装置。
JP54019040A 1979-02-22 1979-02-22 管体接合部の内面バリ除去装置 Expired JPS5843206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54019040A JPS5843206B2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 管体接合部の内面バリ除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54019040A JPS5843206B2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 管体接合部の内面バリ除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55112714A JPS55112714A (en) 1980-08-30
JPS5843206B2 true JPS5843206B2 (ja) 1983-09-26

Family

ID=11988308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54019040A Expired JPS5843206B2 (ja) 1979-02-22 1979-02-22 管体接合部の内面バリ除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5843206B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2598632B2 (ja) * 1991-10-18 1997-04-09 株式会社日立製作所 接合方法及び装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034382U (ja) * 1973-07-19 1975-04-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034382U (ja) * 1973-07-19 1975-04-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55112714A (en) 1980-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5752319B2 (ja) コーティングされたブランクの機械的コーティング除去方法および装置
DE2929832C2 (de) Verfahren und Vorrichtung zum Verbinden von Rohren durch Reibschweißen
JP2010509072A (ja) 2つの二次元部品の摩擦溶接接合
WO2009089601A2 (en) Friction plug welding methods and systems
JP2003311437A (ja) 摩擦溶接装置
US4288266A (en) Method for heated tool butt welding of tube and pipe of thermoplastic materials
JPS5843206B2 (ja) 管体接合部の内面バリ除去装置
US7650772B2 (en) Rotary flaring tool and method of use
US3504427A (en) Method of joining metal sheet and strip
US6189632B1 (en) Machined drill steel
JPS61111726A (ja) 鋼管の管端加工方法
JPS5820389A (ja) パイプの摩擦溶接継手構造
JPS6338099B2 (ja)
JP2600908B2 (ja) 配管接合方法
US3352995A (en) Butt welding tool for flash removal and work hardening
NO318871B1 (no) Fremgangsmate til sammensetning av konstruksjonsdeler, sa som ror, stenger og lignende halvfabrikata
US4055883A (en) Method and apparatus for removing collars from compressed gas cylinders
US2070852A (en) Method of forming lined pipe ends
JPH0142768B2 (ja)
JP2809869B2 (ja) アキュームレータの封止方法
SU1613269A1 (ru) Способ удалени грата при контактной стыковой сварке
JPS6360081A (ja) 燃料噴射高圧管の製造方法
JPS5811466Y2 (ja) 電縫管の拡管工具
JPS6036357B2 (ja) 摩擦圧接方法
JPS6035236B2 (ja) 鋼管のガス圧接方法