JPS5843180Y2

JPS5843180Y2 - バスダクトのプラグインブレ−カ

Info

Publication number: JPS5843180Y2
Application number: JP7790179U
Authority: JP
Inventors: 登久保田; 健一高橋
Original assignee: トヨタ自動車株式会社
Priority date: 1979-06-08
Filing date: 1979-06-08
Publication date: 1983-09-29
Also published as: JPS55178224U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、バスダクトに用いるプラグインブレーカに
おいて、特にプラグイン用弾性接触子の改良に関するも
のである。

従来この種の弾性接触子は、例えば第１図および第２図
に示すように使い分けされているものがあった。

即ち、１はバスダクトの中間にプラグ受口を設けて形成
されたプラグインバスダクト、２ａ２ｂ、２Ｃはそれぞ
れバスダクト導体であり、第１図の場合は丸材の導体を
、第２図の場合は平角材の導体を示している。

上記バスダクト導体２ａ、２ｂ、２Ｃは、上
記プラグインバスダクト１内の所定位置に絶縁物を介し
て固着されている。

５はプラグインブレーカ４に内蔵された回路しゃ断器、
６ａ、６ｂ、６Ｃは回路しゃ断器５の電源側端子に設け
た接続導体であり、下面にバスダクト導体２ａ、２ｂ、
２Ｃをクリップするためのプラグイン用弾性接触子７ａ
、７ｂ、７Ｃが固着されている。

上記プラグインブレーカ１へ１のプラグ受口を通して上
記プラグインブレーカ４を嵌装すると、プラグイン用弾
性接触子７ａ、７ｂ、７Ｃは自動的にバスダクト導体２
ａ、２ｂ、２Ｃをクリップして、回路しゃ断器の電源側
端子にバスダクト導体から通電されるように接続される
。

上記のように嵌装されたプラグインブレーカは、回路の
分岐しゃ断器として使用される。

しかも着脱が容易なので、設備の変更などでプラグイン
ブレーカ４の移動が必要なとき簡単に移動、取替えがで
きることは説明するまでもない。

しかし、バスダクト導体２ａ、２ｂ、２Ｃの形状はバス
ダクトのメーカにより異なって、例えば′第１図および
第２図に示すように、丸材のものと平角材のものが使用
されている。

これに対して、プラグイン用弾性接触子７ａ、７ｂ、７
Ｃはバスダクト導体の寸法に適合する開口寸法に設定し
なければならない。

つまり、一般にプラグイン用弾性接触子７ａ、７ｂ、７
Ｃは、銅または銅合金の導電材料を使用しているので、
材料の弾性力が弱い。

従って、材料の弾性限界内で使用するためには、第１図
の丸材のバスダクト有体２ａ、２ｂ、２Ｃの
場合と、第２図の平角導体のバスダクト導体２ａ、２ｂ
、２Ｃとでは寸法が異なるので、電気的に十分な接触状
態を保持するためにはプラグイン用弾性接触子７ａ、７
ｂ、７Ｃの開口寸法はバスダクト導体２ａ、２ｂ
２Ｃに対応した寸法にしなければならなかった。

上記の事は、工場に設備するバスダクトが特定のメーカ
の製品に限定されず、通常経済性などを考慮して２社以
上のメーカのバスダクトを設備するので、前述したよう
に、プラグインブレーカ４を移動しなければならないと
き、他社のバスダクトに嵌装できなくなるという問題が
あった。

この考案は上記実情に着目してなされたもので、バスダ
クト導体が丸材の場合でも平角材の場合でも嵌装可能な
プラグイン用弾性接触子を備えたプラグインブレーカを
提供することを目的とする。

以下この考案の一実施を第３図ないし第５図に基づいて
説明する。

ただし、プラグインバスダクト１、バスダクト導体２ａ
、２ｂ、２Ｃ，回路しゃ断器５、接続導体６ａ、６ｂ、
６Ｃは上述した従来のものと同一構成部材のためその説
明を省略する。

第５図はこの考案の要部となるプラグイン用弾性接触子
であり、短冊状の銅板または銅合金板を図のように折曲
げて形成しである。

この形成にあたって、開口部即ちバスダクト導体の挿入
口は、寸法Ｇ１にした第１の接触部と、上記挿入口の奥
部には上記第１の接触部よりも間隙が小さい寸法Ｇ２に
した第２の接触部とを設けである。

そして、第１の接触部は第３図に示すように、丸材のバ
スダクト導体２ａ、２ｂ、２Ｃをクリップし、第２の接
触部は第４図に示すように平角材のバスダクト導体２ａ
、２ｂ、２Ｃをクリップするように形成されている。

従って、この考案によれば、間隙Ｇ１．Ｇ２を備えなプ
ラグイン用弾性接触子を使用することにより、バスダク
ト導体が、丸材または平角材のいずれであっても、クリ
ップしたときの接触圧力はほぼ同一に設定できる。

この事は、一種類のプラグインブレーカで、バスダクト
導体が異なるバスダクト、即ち、他のメーカのバスダク
トに嵌装し得る事であり、よって簡単な構成でありなが
ら工場の配線設備上甚だ経済的で大きな効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のものを示す断面図、第３図
ないし第５図はこの考案の一実施例を示すもので、第３
図、第４図は断面図、第５図は部品の説明図である。図中、１はプラグインバスダクト、２ａ、２ｂ、２Ｃは
バスダクト導体、４はプラグインブレーカ、７ａ７ｂ、
７Ｃはプラグイン用弾性接触子である。なお、図中同一符号は夫々同一または相当部分を示す。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

はぼＵ字状に形成したバスダクトプラグイン用弾性接触
子を備えるものにおいて、上記弾性接触子の挿入口に第
１の接触部を設け、上記挿入口の奥部には上記第１の接
触部よりも間隙を小さくした第２の接触部を設けること
により、バスダクトの導体が丸材のときは上記第１の接
触部でクリップされ、バスダクトの導体が平角材のとき
は上記第２の接触部でクリップされるように構成したこ
とを特徴とするバスダクトのプラグインブレーカ。