JPS5842750A - ストレインゲ−ジ用合金およびその製造方法 - Google Patents

ストレインゲ−ジ用合金およびその製造方法

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JPS5842750A
JPS5842750A JP14023781A JP14023781A JPS5842750A JP S5842750 A JPS5842750 A JP S5842750A JP 14023781 A JP14023781 A JP 14023781A JP 14023781 A JP14023781 A JP 14023781A JP S5842750 A JPS5842750 A JP S5842750A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄(Fe)、クロム(Or)、コバルト(CO
)およびニッケル(N1)からなる合金あるいはこれを
主成分とし、副成分として銅(Ou)、タングステン(
W)、モリブデン(MO) 、ニオブ(Wb)、タンタ
ル(Ta)、バナジウム(V)、パラジウム(Pd)、
錫(Sn)、アンチモン(Sb) 、マンガン(Mn)
、アルミニウム(Aり、シリコン(Si) 、チタン(
Ti)、ゲルマニウム(Ge )およびジルコニウム(
Zr)の1種あるいは2種以上の合計0./−B’f&
の元素からなり、少量の不純物を含むストレインゲージ
用合金およびその製造方法に関するもので、その目的と
するところはゲージ率が大きく、ゲージ率の組成に対す
る変化が小ざく、他の諸物件に優れ、かつ加工が容易な
ストレインゲージ用合金を提供するにある。
ストレインゲージは、一般に弾性歪によってゲージ細線
またはゲージ箔の電気抵抗が変化する現象を利用し、逆
に抵抗変化を測定することによって歪の量あるいは応力
を計測するもので、広く歪測定に用いられるばかりでな
く、近年は平衡型記録計等の工業器の機械置−電装置変
換器要素、所謂、ストレインセンサとしても利用される
ストレインゲージ材料に課せられる条件は、L ゲージ
率が大きいこと 2対銅熱起電力が小ざいこと &比電気抵抗が大きいこと 也 比電気抵抗の温度係数が小ざいことへ加工性がよく
、機械的性質がよいこと巳安価なこと などに要約される。
ところで、ストレインゲージは、その構造が金属線@(
/3〜Bμ講)または箔(3〜jμ11)を格子状ある
いはロゼツト状に配置してなり、またその使用法として
は前記ゲージを被測定物に接着剤で貼付し、被測定物に
生じた歪を、ゲージの抵抗変化から間接的に測定するも
のである。
ス)レインゲー°ジの感度はゲージ率Kによって決まり
、Kの値は一般に次の式で表わされる〇ここでRはゲー
ジ細線の全抵抗 δはゲージ細線のポアソン比 ρはゲージ細線の比電気抵抗 lはゲージ細線の全長 この式でδは金属においてほぼ0.3であるから、ゲー
ジ率Kを大きくするためにはΔρ/ρ・CΔl/ l 
)−1を大きくしなければならない0すなわち、引張変
形を与えた時に、材料の長ざ方向の電子構造が大幅に変
化して、ρが増すという性質を具備する必要がある。
さてストレインゲージは、近年マイクロコンピュータ−
の進歩に伴って、その応用領域がますます拡大して高感
度な圧力変換器やロードセルに多用されつつある。特に
ロードセルにおいては、商業面における料金はかりの他
にホッパースケールやタンクスケールの力量針、圧延や
押田における圧力計、コンスタントフィーダや車輌3!
i社計やクレーン荷重針等の工業用はかりに用いられ、
マイクロコンピュータ−と共に部品の個数、重置あるい
は圧力等の横用と指示の他に、自動制御による工場管理
において製品の高品位安定化や歩留まりの向上ばかりで
なく、省力および省エネルギーの目的も担っている。
ところが自動制御技術において、計測器機の高精度およ
び高信頼性を得るためにはロードセルに用いられている
ストレインゲージ素子の特性が重要な決定要因となる。
第1表には、現在知られている主要なストレインゲージ
素子の材料について、そのゲージ率に、対銅熱起電力E
mf 1比亀気抵抗ρと比電気抵抗ρの温度係数Ofが
示しである。
第7表のうちOu −Ni系合金が従来最も多く用いら
れている。この合金は比電気抵抗ρの温度係数Ofの小
ざい特長を有する反面、ゲージ率におよび比電気抵抗ρ
の値も小ざすぎ、また対銅熱起電力Emfが大溝いため
に、ストレインゲージ用材料の特性としては十分とはい
えない。また同一ロツ)内またはロフト間にお行る性能
のばらつきけ5−tO%にも達し非常に不安定である。
その他の合金の特性についても一長一短があり、従来用
いられてきたストレインゲージ材料の代替用としては、
その特性が十分とはいい難かった。
本発明者らは先にゲージ率Kが大きく、かつ他の緒特性
に優れたストレインゲージ用材料として、F8− Or
 −Co系合金が非常に有望であることを提案してきた
(特公昭Its−/3229)。しかし上記合金系はそ
のゲージ率Kが組成に対して大きく変化する欠点、即ち
組成に対するゲージ率の変動が27%にも達するため、
ばらつきの少ない安宇した製品を製造することは至難で
あった。
よって本発明者らは、ばらつきの少ない高性能、なスト
レインゲージ用材料を得るために、ゲージ率Kが大きく
、組成に対するゲージ率の変化が少なく、他の緒特性も
優れ、そして鍛造や圧延、引抜きの如き加工性の良好な
ストレインゲージ用合金の開発およびその製造方法を得
る目的で研究を続け、上記Fe −Or −Co系合金
の改良をみた結果、CrJ−33%、Co/7〜70%
、Ni O,0/ 〜40 %および残部Feからなる
合金およびこれを主成分とし、ざらに副成分としてOu
 10%以下、W7%以下、No70%以下、Nb 7
%以下、T&10%以下、v to%以下、Pd27%
以下、Sn s%以下、sb s%以下、In10 %
 以下、ht s%以下、s1s%以下、T1j%1/
、Ge 4!%以下およびZr 7%以下の1種または
2種以上の合計0./−g%と、少量の不純物とからな
る合金は、ゲージ率Kが大きく、組成に対するゲージ率
の変化が極めて小ざく、その他の緒特性に優れ、かつ加
工が容易であるストレインゲージ用合金を見い出した◎ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
本発明合金な製造するには、上記合金組成にな・るよう
にまず主成分のOr s〜3j%、c30/7〜70%
、Mi O,0/ −J %残部Feと副成分のOu 
10%以下、W7%以下、No10%以下、Nt) 7
%以下、’I’lL/(7%以下、v to s以下、
pa g%以下、Sn 5%以下、Sb 5%以下、H
nto%以下、五lj%以下、sis製以下、T17%
以下、Ge l %以下および2τ7%以下の7種また
は2種以上の合計0.1〜B%以下の適当量を空気中、
好ましくは非酸化性雰囲気酸剤、脱硫剤を少量(1%以
下)添加してできるだけ不純物を取り除き、充分に攪拌
し、組成的に均一な溶融合金を得る。
つぎにこれを適当な形および大きさの鋳型に注入して健
全な鋳塊を得、さらにこの鋳塊を高温あるいは常温にお
いて、鍛造、圧延あるいは引抜き等の方法によって、加
工率7%以上の冷間加工を施し、目的の形状のもの例え
ば直径0.01−の線材あるいは厚go、os■の箔材
を造り、この線材または箔材を上記の加工後そのまま、
あるいは、水素、中その他の適当な非酸化性ガス中もし
くは真空中で4!OO″C以下の温度で1分以上/Do
時間以下加熱する熱処理を加えて目的の試料を得る。そ
して上記方法により得られた合金試料について、ゲージ
率に1対銅熱起電力Emfs非電気抵抗ρおよび非電気
抵抗ρの温度係数を測定したところ、ゲージ率に;コ〜
B、7、対銅起電力Emf r±3μV/”C以下、非
電気抵抗pの最大値t 90μΩ−備およびρの温痩係
’tlt Of: + to x to−’/′c以下
+7)411f有L、カッゲージ率にの組成依存性が極
めて小ざい特長を有するストレインゲージ用合金が得ら
れる。
第7図はゲージ率Kにおよほす冷間加工率の効果を調べ
たものである。図かられかるように、加工を加える前の
ゲージ率にはいずれの合金試料の場合でもコ以下である
が、加工処理を施すことによってゲージ率は急激に増加
して、はff−5lu値となる。そしてゲージ率Kが2
以上を示す加工率はいずれの合金試料の場合においても
、/%以上であることが明白である。したがって上記冷
間加工は緻密な加工組織を形成することにより、高いゲ
ージ率を得る効果があるが、特に加工率3%以上の加工
を施した場合に著しい。また上記の冷間加工についで行
われる加熱処理(再結晶温度以下の温度と時間)は加工
による内部歪の一部を除去し、ゲージ率およびその他の
緒特性を安定化する効果がある。その場合加熱温度が高
いほど、あるいは加熱時間が長いほど効果が著しい。こ
こで加熱温間が高ければ加熱時間はより短かくてよく、
また逆に加熱温度が低ければ加熱時間はより長くしなけ
ればなら紮いことは当然である。
次に本発明の実施例について述べる。
実施例1 原料としては9デ、97%純度の電解鉄、99.4Al
1%純度の金属クロム、タデ、59%純度の電解コバル
トおよび99.t%純度の電解ニッケルを用いた。試料
を造るには原料を全型fIjklOOgでアルミナ坩堝
に入れ、酸化を防ぐため表面にアルゴンガスを吹きつけ
ながら、空気中で高周波誘導電気炉を用いて溶かした。
その後よく攪拌して均質な溶融合金とした。
つぎにその溶融合金を内径10錫、高ざ/20−の鉄製
に鋳込み、得られた紳塊を1000℃で鍛造して外径!
錫の丸棒とした。ざらに1000℃で中間焼鈍した後、
スェージングおよび冷間引抜きにより直径o3−とし、
再び1000℃で中間焼鈍をして冷間引抜きにより直径
0.01−の細線とし、長ざ70 ellに切断して試
料とした。この場合の最終加工率(減面率)はり1%で
ある。これらの各種加工は高温においても常温において
も容易に行うことができた。この試料の加工および熱処
理条件と対応した特性は第2表のとおりである0 実施例2 の製造 原料は実施例1と同じ純度の鉄、クロム、コノ(ル)お
よびニッケルと99.9%純度のタングステンを用いた
。試料の製造方法は実施例1と同じである。試料に種々
の加工および熱処理を施して第3表に示すような特性を
得た。
、実施例3 原料は実施例1および実施例2と同じ純度の鉄、クロム
、コバルF1ニッケルおよびタングステンと9デ、?7
%純度の銅を用いた。試料の製造方法は実施例1と同じ
である。試料に種々な加工および熱処理を施して第q表
に示すような特性を得た。
なお本発明合金領域に属する代表的な合金は特性値を、
It’e−(3r−Co j元合金との比較で示す、と
第3表のとおりである。
第−図は加工率9g%で冷間引抜きして得たFe−0r
 −Oo −Ni系合金の各種試料について、Or /
j%一定IT’、Ni60%以下を組成パラメータとし
た場合におけるゲージ率にとCo lとの関係を示す曲
Is図である。図にみるようにFe−Cr−Co 1元
合金のゲージ率にはCo lの増加とともに減少するが
、本発明合金であるFe −Or −Go −Ni系合
金の場合、低CO側におけるゲージ率には急激に減少す
る。そのためCo軸に対してゲージ率にの極大を示す領
域が出現する。この極大はN1添加社が増加するととも
に漸次co tの少ない側に移動し、それとともに極大
の値も小ざくなり、Nib。
外においてはゲージ率Kが3以下となる。したがってゲ
ージ率Kが極大を示す部分においてはQO量に対して不
変のゲージ率Kを有することになる0例えば、Ni=、
2置%の曲線についてみると、oon〜y%の範囲にお
行るゲージ率には3.90〜!、9/で、はとんど−電
値とみなしてもよいほどで、比軽合金であるFe−0r
−Co J元系合金(Ni=O%)の曲線には全くみら
れない大きな特長である。第・−図において本発明の請
求条件であるゲージ率Kが一以上を示す組成範囲は点ム
(Or/j%、0027% 、Ni 40%およびFe
残余)と点B (Or /j%、00J7搭、N1j1
7%およびFe残余)を結ぶ線から上部にあることがわ
かる。またゲージ率Kが2以下を示す合金組成は本発明
の請求範囲からはずれる仁とはいうまでもない。
第3図は加工率91%で冷間引抜きして得たFe−Qr
−Qo−Ni系合金の各試料について、0713%、一
定置で、0o2t〜p%を組成パラメータとした場合に
おけるゲージ率べとNi litとの関係を示す曲線図
である。Ni jlに対するゲージ率の変化は一般にN
i 10〜/j%において極小、およびNi ff〜B
%において極大を示した後、N1置の増加とともに漸次
減少する。そしてその変化の様子は、000%の場合を
除いて、00置にはほとんど関係がないことが明らかで
ある。第3@においても、第JliUと同様極小と極大
を有する組成領域ではKが不変を示すことがわかるo 
II s図において本発明の請求条件であるゲージ率K
がコ以上を示す組成範囲は点0 (Or /j %、C
o 0%、’5iir、z%およびFe残余)と点D 
(Or ts%、C030%、N土ta%およびFe残
余)を結J:@から上部にあることがわかる。またゲー
ジ率Kが2以下を示す合金組成は本発明の請求範囲から
はずれることはいうまでもない。
第1I図は上記第3図と同じ試料について、対銅熱起電
力Kmfs比電気抵抗ρおよび比電気抵抗ρの温度係1
fkCfの特性を示しである。図にみるように対銅熱起
電力Emfは組成に対して複雑に変化し143〜−1μ
VfCで、従来のOu −Ni T%金合金第1表参照
)の値に比べて非常に小ざいことがわかる。
特に対銅熱起電力Emfの極大を示すNi 13%の組
成においては約lμv/′c以下で、合金組成を任意に
選ぶことにより極めて小ざい値を示すため、応用上直流
電源を用いる装置においては安定した性能を発揮できる
。比電気抵抗ρはCOを含まないFe −/j%Or−
Ni比較合金を除いた本発明合金ではCO置に関係なく
 Ni約13%において極小を示す。そしてその値はa
〜90μΩcmと大きい。比電気抵抗ρの温度係tkO
fはρの変化にほぼ対応しており、Nilj%において
極大を示す。Ofの値は最高+ to x 10−’/
’CでOu −Ni、1%金合金+20 X 10−6
/′Cと比べるとはるかに大きいが、+10 X 10
−’lに以下の場合には補償回路を用いることによって
相殺可能である。
以上のように本発明合金のゲージ特性は広い範囲の組成
に亘って優秀である。すなわち上記実施例1乃至実施例
2、第3表および第、2図乃至第1図からもわかるよう
に、Or 3〜33%、0077〜2o%、Ni0.0
/ 〜40%、および残部FeからなるFe −Or 
−Oo −Ni系亭元合金においてゲージ率Kがコ〜j
、7、対銅熱起電力Emfが±3μv/℃以下、比!!
気低抵抗がU〜りOμΩ−Cm、ρの温度係数Cjfが
+10 X 10−’/C以下の特性が得られる。ざら
に上記Fe −cr −00−Ni系c元合金を主成分
として、副成分であるOu t W e No # N
b e Ta t V e Pd e Sn # Sb
 t Mn aムl e Si + Ti’* C8お
よびZrのl積または2種以上の合計0.1〜25%を
含有した合金の場合においても、ゲージ特性は従来のC
u −Ni合金の特性について先に示した各値、すなわ
ちに=2.oり〜コ、lコE m f!13μV/’C
11) = 4!j 〜19 pa−cm9J:ヒOf
=±O,コX 10−’/cに比較して総合的評価を行
うと全く遜色なく、極めて優秀である。
本発明合金は特にゲージ率Kが大きく、かっKの組成依
存性がほとんどないという従来比類をみない特長を有し
ているので、高感度高安定性を要求されているロード七
ル用ストレインゲージとして非常に好適である@本発明
合金は加工状態かあるいは約1100℃以下の低温度の
熱処理を施して使用するが、実鰹例にみられるように、
too”c以下では緒特性は僅かの変化しか示ざない。
しがしgo。
℃以上では特性が急速に変化する。また本発明合金は常
温においてもまた高温においても鍛造、圧延、引抜き、
スェージング等の加工が容易で工業上利するところが大
きい。
次に本発明合金において、合金の組成をOr J〜B 
%、0017〜70%、NiO,0/〜#1以下、およ
び残部Feと限定し、あるいはこれを主成分とし、副成
分として添加する元素をauto%以下、W7%以下、
MO10%以下、Nb 7%以下、Ta 10%以下、
y to%以下、pa g%以下、Sn 5%以下、s
b s%以下、In 10%以下、Ajs%以下、Sl
j%以下、T11%以下、Gee%以下およびZr ’
1%以下と限定した理由は、第2図乃至第す図、各実施
例および第3表で明らかなように、その組成範囲のゲー
ジ率には2以上で、優れたゲージ特性を示し、かつ加工
性も良好であるが、組成がこの範囲をはずれるとゲージ
特性は劣化し所期の特性は得られなくなるばかりでなく
、加工が困難となり1ストレインゲ一ジ用合金として不
適当となるからである。第を表に主成分の組成と各種条
件の関係を示す。
さらに(3rJ 〜33%、Co/7〜7θ%、Ni 
O,0/ 〜10%、および残部Feの組成範囲の合金
はゲージ率Kが2以上で、ゲージ率の組成依存性が極め
て小ざい特長を有し、その上加工性が良好であるが、一
般にこれにざらにW t Mo 、 NbおよびTaの
添加はゲージ率Kを高める効果があり、またOu e 
V aPd# Sn a sbおよびZrの添加は、ゲ
ージ率に以外のゲージ特性の改善に対する効果があり、
aneAt # Si e TiおよびGeおよびGe
の添加は#I造加工および冷間引抜き加工を良好にする
効果がある。
また本発明合金において、冷間加工率(減面率)を1%
以上と限定した理由は第1図で明らかなように、加工率
1%以上のゲージ率には2以上の高い値を示すが、これ
以下の加工率ではゲージ率Kが小ざいばかりでなく、製
造における加工率の制御が困難となるので、ストレイン
ゲージ用合金の製造方法として不適当となるからである
また本発明合金において冷間加工後の加熱湿度をl10
0℃以下と限定した理由は、第2表乃至第q表からも明
らかなように、l100℃以下ではゲージ、特性は儀か
しか変化しないが、参〇〇℃の温度で加熱を行うと比電
気抵抗の温度係数Ofが10 X 10−’7cの値を
越えてしまい、スジレインゲージの要求特性からはずれ
てしまうため、スジレインゲージ用合金の製造方法とし
て不適当となるからである・ 最後に本発明合金において、冷間加工後、さらにWOO
℃以下の温度で加熱を行う場合、加熱時間を1分以上1
001I関以下と限定した理由は、第1表乃至餉参表か
らも明らかなように、上記時間の範囲内で加熱処理を行
うとゲージ特性はあまり変化しないばかりか、加工歪が
一部除*されるためゲージ特性が安宇し、そのため経年
変化の少ないストレインゲージ用合金な提供することが
可能である。しかし、加熱時間を7分未満とする場合は
ゲージ特性の安定性が劣り、また100時間、の場合に
はゲージ特性が急速に劣化することによるため、スジレ
インゲージ用合金の製造方法として不適当となるからで
ある。
以上本発明によれば従来実用されているNi −Ou系
合金あるいは公知のFe −cr −Co系合金等に比
較してゲージ率の組成に対するばらつきが皆無升材料を
得ることができるばかりでなく、かつ優れたゲージ特性
と良好な加工性を有する合金とその製造方法を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は代表的な本発明合金のゲージ率にと冷間加工率
との関係を示す曲II図、第一図は91%冷間加工を施
したFe −13%ar −co m金と、異った置の
Ni(,20,JO# R、!0あるいは60%)を含
む本発明合金のゲージ率にとCo置との関係を示す曲線
図、第3図は9/%冷間加工を施したXi’e−/1%
−Or −Ni合金と、異った綴のCo (23、Jo
、 11するいは卯%)を含む本発明合金のゲージ率に
とN1置との関係を示す曲線図、および第ダ図は第3図
において用いたものと同じ合金の対銅熱起電力1e l
、f s比電気抵抗ρおよび比電気抵抗の温度係数Of
とNi lとの関係を示す特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 L  重量比にてクロム3〜35%、コバル)77〜7
    0%、ニッケル0.0/〜V%および残部鉄と、少置の
    不純物からなり、ゲージ率が2以上を有することを特徴
    とするストレインゲージ用合金。 2 重量比にてクロムJ −31%、コバル)77〜7
    0%、ニッケル0.0/、−%および残部鉄を主成分と
    し、副成分として銅10%以下、タングステン7%以下
    、モリブデン10%以下、ニオ17%以下、タンタル1
    0%以下、バナジウム10%以下、パラジウム3%以下
    、錫j%以下、アンチ上21%以下、マンガン10%以
    下、アル之ニウム!襲以下、シリコン3%以下、チタン
    !襲以下、ゲルマニウム#襲以下およびジルコニウム7
    襲以下の1種または2種以上の合計0.1〜25%と、
    少置の不純物とからなり、ゲージ率が2以上を有す子こ
    とを特徴とするスジレインゲージ用合金。 3重量比にてクロム3〜35%、コバルト17〜70%
    、ニッケル0.01〜60%および残部鉄と、少量の不
    純物からなる合金に加工率1%以上の冷間加工ヲ施し、
    さらにこれを400℃以下のillで1分以上100時
    間以下加熱することによりゲージ特性が安定で、ゲージ
    率が2以上を有する合金を得ることを特徴とするストレ
    インゲージ用合金の製造方法。 て銅10%以下、タングステン7%以下、モリアンチそ
    23%以下、マンガン10%以下、アル之ニウムj%以
    下、99723%以下、チタンj%以下、ゲルマニウム
    17%以下およびジルコニウム7襲以下の1種または2
    種以上の合計O,t−S%と、少量の不純物とからなる
    合金に加工率1%以上の冷間加工を施し、さらにこれを
    4100℃以下の温度で1分以上w時間以下加熱するこ
    とによりゲージ特性が安定で、ゲージ率が2以上を有す
    る合金を得ることを特徴とするストレインゲージ用合金
    の製造方法。
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