JP2008241624A - クロマトグラフィカラム用の液導入ユニット、整流部材およびクロマトグラフィ装置 - Google Patents

クロマトグラフィカラム用の液導入ユニット、整流部材およびクロマトグラフィ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クロマトグラフィカラムに対する試料の均一な導入を可能とする。
【解決手段】カラム103の一方の端部に取り付けられる液導入ユニット101のユニット本体1の底面12に凹部13を形成する。凹部13には、孔30が形成された整流板3を配置する。孔30には、支持部材2の脚部23を貫入させ、支持部材2の嵌入凸部21をユニット本体1の内部に形成され液体試料が導入される連通路10に差し込む。支持部材2が連通路10内に保持されることで、整流板3が凹部13に配置され、連通路10から導入された液体は、整流板3の板面に沿って外側に拡がる。
【選択図】図2

Description

本発明は、クロマトグラフィカラム用の液導入ユニット、当該液導入ユニットに用いられる整流部材、および当該液導入ユニットが取り付けられたクロマトグラフィ装置に関する。本発明は、特に、断面積が大きい大型のクロマトグラフィカラムに適した液導入ユニット、整流部材、および大型のクロマトグラフィ装置に関する。
従来、複数の物質を含む混合液から各成分を分離し、また精製するため、液体クロマトグラフィカラム(以下、単に「カラム」と称する場合がある)が利用されている。クロマトグラフィカラムは、吸着剤が筒状のカラム内部に充填されて構成され、分離・精製に供される試料はカラムの一方の端(入口端)に取り付けられた液導入ユニットからカラム内部に導入される。以下、カラムの延伸方向、すなわちカラムの両端同士を結ぶ方向を垂直方向として、この垂直方向に直交する水平面でカラムを切断する場合の断面を「横断面」と称する場合がある。
一般に、液導入ユニットは1つの連通路を有しており、連通路の一端はカラムの入口端の横断面中心付近で開口してカラム横断面のほぼ中心に試料を供給する。試料は、カラムの一方の端(入口端)から他方の端(出口端)へ向かって移動するが、試料中の各成分は吸着剤に対するそれぞれの吸着特性等の違いによって移動速度が異なることから、カラムの延伸方向の異なる位置で吸着剤に吸着され、互いに分離される。
ところで、近年では、特に微生物生産物質を取り扱うバイオテクノロジーや医薬品製造分野を中心に、カラムの横断面積が大きな大型のクロマトグラフィ装置が使用されるようになり、クロマトグラフィカラムの大型化が進んでいる。横断面積が大きいカラムを使用する場合において、1つの連通路によって試料をカラム横断面中心付近に供給するタイプの液導入ユニットを用いると、カラム入口端の中心付近に供給された試料が横断面の外縁付近に拡がるまでの時間は長くなる。このため、同じタイミングで液導入ユニットからカラム内部に導入された試料が、同じ横断面の中心付近を流れるまでの時間と外縁付近を流れるまでの時間のずれも大きくなる。この結果、同一成分が吸着剤に吸着されてできる「クロマトグラフィバンド」と呼ばれる層は、カラム横断面の中心に近い部分ほどカラム出口端側に寄るように歪み、カラム横断面に平行な直線的な層にならない。
これに対し、液導入ユニットの連通路を複数としてカラム横断面の複数の位置から試料を供給するようにすれば、試料をカラム横断面方向に対してより均一に拡散させることはできる。しかし、複数の連通路を備える液導入ユニットは、連通路が1つしかない液導入ユニットに比べて構造が複雑となるため製造コストが高くなり、滅菌も難しく、耐圧性も劣る。
そこで、単一の連通路の出口側に整流板を設けて、カラム横断面方向への試料の速やかな拡散を促進するクロマトグラフィカラム用の液導入ユニットが提案されている(特許文献1)。特許文献1の液導入ユニットでは、液導入ユニット本体を厚板で構成し、この厚板のほぼ中心付近に厚さ方向に貫通して厚板表面と裏面のそれぞれ中心付近で開口する連通路を1つ設けている。厚板の裏面には、連通路の出口を中心として表面側に凹んだ凹部が形成され、この凹部に整流板が設置される。整流板は、凹部の側壁との間にある程度の隙間を有するように設置され、連通路出口から流出する試料は、整流板の片側面(凹部の底壁と向かい合う面)を伝って拡散して整流板と凹部との隙間から流出する。
特表2004−525384号公報
特許文献1には、整流板と凹部との間に試料が流れる流路となる隙間を保った状態で、整流板を凹部に保持する手段については記載されていない。しかし、凹部での整流板の保持が適切でなければ、整流板がカラム入口端面に対して傾斜して試料の流れが偏ってしまったり、整流板が試料の流路の一部または全部をふさいでしまったりするおそれがある。また、試料の固定にネジを使用するとすれば、試料がネジの溝等に溜まることにより、試料の流れが部分的に滞ったり、ネジの材料物質が溶出したりするおそれもある。
本発明は上記課題に鑑みて完成され、横断面積が大きいクロマトグラフィカラムに対しても試料を速やかに横断面方向に拡散させることができる液導入ユニット、整流部材、およびクロマトグラフィ装置を提供することを目的とする。特に、本発明は、構造を複雑化させることを回避することで、製造コストの上昇を抑え、取り外しや滅菌処理等の取り扱いが簡単で、さらにはクロマトグラフィ装置に要求される耐圧性を弱めるおそれも回避しながら、大型のクロマトグラフィカラムに対する試料の均一な導入を可能とする液導入ユニットを提供することを目的とする。
本発明では、連通路出口と整流板との間に支持部材を配置して、この支持部材と整流板とを接続した状態で支持部材の一部を連通路内部に嵌入させることで、整流板が接続された支持部材が液導入ユニットとカラム入口端面との間で押圧保持されるように構成し、上記課題を解決する。具体的には、本発明は以下を提供する。
(1)底面および該底面と向かい合う頂部を有し、該頂部から該底面へ垂直に延びて該底面の中心付近に一端が開口する連通路が内部に形成されたユニット本体と、 前記ユニット本体の連通路内に嵌入される嵌入凸部と、該嵌入凸部から前記底面外縁に向かって該底面と平行方向に延びる連結部と、を有する支持部材と、 前記底面と平行な整流面を有し、前記支持部材と接続された整流板と、 前記嵌入凸部と反対方向に延び、前記整流板に接続された脚部と、を備え、 前記ユニット本体の底面の中心付近に形成され前記頂部側に窪んだ凹部に、前記嵌入凸部が前記連通路内に嵌入された前記支持部材、および該支持部材と接続された前記整流板が保持されるクロマトグラフィカラム用の液導入ユニット。
ユニット本体には、底面の中心付近に形成された連通路の出口端を中心とする中心領域に、窪んだ凹部が形成されている。この凹部には整流板が収容されるが、凹部の底壁と整流板との間には支持部材が配置される。支持部材は、互いに反対方向に延びる嵌入凸部、および嵌入凸部に対して直交する方向に延びる連結部を有する。整流板は、嵌入凸部を連通路内へ嵌め入れる嵌入方向の反対側に、嵌入凸部と整流板の面が直交するように、支持部材の一部(連結部)と接続される。整流板の面のうち、嵌入凸部と向かい合う面の反対側の面に、脚部が設けられる。
本発明によれば、試料は、連通路内に嵌入された支持部材の嵌入凸部から、この嵌入凸部と連続してユニット本体底面と平行に延びる連結部に沿って流れる。すなわち、試料は支持部材の連結部に沿ってユニット本体底面中心から外縁に向かって拡散する方向に流れるとともに、整流板に向かって流下する。このように、本発明では整流板のみならず、支持部材も試料を横方向(ユニット本体底面外側に向かう方向であってカラム横断面の外側に向かう方向)に拡散させるため、横断面積が大きいクロマトグラフィカラムに対しても試料を速やかに横断面方向に拡散させることができる。また本発明ではネジ等で固定することなく、整流板をユニット本体の凹部に保持することができる。
(2)前記脚部は、前記支持部材と一体に形成され、該支持部材から前記嵌入凸部と反対方向に延びており、 前記整流板には前記脚部が貫入される孔が形成されており、該脚部が該孔に貫入されて該支持部材と該整流板とが接続されている(1)に記載の液導入ユニット。
(3)前記凹部は、前記底面と同一平面にある開口面と、該開口面と向かい合い該開口面の直径より直径が狭い底壁と、該開口面と該底壁とを接続する傾斜した側壁と、を有し、 前記整流板の直径は、前記開口面の直径より小さく前記底壁の直径より大きい(1)または(2)に記載の液導入ユニット。
(4)前記凹部の底壁に対する前記側壁の傾斜角は、135°以上である(3)に記載の液導入ユニット。
請求項2に係る発明では、脚部が支持部材と一体化されることにより、支持部材が脚部を有することになる。すなわち、請求項2に係る発明では、支持部材は、互いに反対方向に延びる嵌入凸部と、脚部と、嵌入凸部および脚部に対して直交する方向に延びて両者を連結する連結部と、を有する。また、整流板には孔が形成され、支持部材と一体に形成された脚部が整流板の一方の面からこの孔に挿入され、この孔から整流板の他方の面上に突出する。このように、整流板は、その孔に支持部材と一体化された脚部が貫入されることによって支持部材に保持される。支持部材は、嵌入凸部が連通路内に嵌入されることで、連通路に簡単に固定することができる。
請求項3に係る発明では、凹部の開口面が底の部分より広がったすり鉢状となるように側壁を傾斜させるとともに、凹部と整流板との間に隙間が形成されるようにすることで、凹部底壁を流れる試料をユニット本体の底面にスムーズに移動させる。凹部の側壁の傾斜は、緩やかであることが好ましく、側壁と底壁との間の角度は請求項4に係る発明のように135°以上、特に150°以上とすることが好ましい。
(5)前記支持部材の連結部は、前記整流板の整流面と平行な面を有する部材で構成されている(1)から(4)のいずれかに記載の液導入ユニット。
請求項5に係る発明では、支持部材の連結部をユニット本体の底面と平行な面で構成するため、嵌入凸部から流下した試料は、連結部を伝って面状に拡散する。したがって、請求項5に係る発明では、試料はより広範囲に拡散する。
(6)前記脚部は、前記整流板より0.5mm以上8mm以下の距離で突出する長さである(1)から(5)のいずれかに記載の液導入ユニット。
請求項6に係る発明では、脚部が、整流板を貫通して整流板から所定の高さで突出するため、液導入ユニットが取り付けられるカラム端面(通常はカラム端面に取り付けられたフィルタの表面)と整流板との間の空間の高さが、この脚部が突出する高さにより規定される。このため、整流板とカラム端面(すなわちフィルタ表面)との間に、所定の高さの試料の流路が確保される。
(7) 底面および該底面と向かい合う頂部を有し、該頂部から該底面に垂直に延びて該底面の中心付近に一端が開口する連通路が内部に形成されたクロマトグラフィカラム用の液導入ユニット本体に取り付けられる整流部材であって、 前記液導入ユニット本体の連通路内に嵌入される嵌入凸部と、該嵌入凸部の延伸方向と直交する方向に延びる連結部と、を有する支持部材と、 前記底面と平行な整流面を有し、前記支持部材と接続された整流板と、 前記嵌入凸部と反対方向に延び、前記整流板と接続された脚部と、を備える整流部材。
(8)前記脚部は、前記支持部材と一体に形成され、前記支持部材から前記嵌入凸部と反対方向に延びており、 前記整流板には、前記脚部が貫入される孔が形成されており、該脚部が該孔に貫入されて該支持部材と該整流板とが接続されている(7)に記載の整流部材。
(9)液排出ユニットと、該液排出ユニットと向かい合う液導入ユニットと、該液排出ユニットと該液導入ユニットとの間に配置され内部に充填剤が充填された筒状のカラムと、を含むクロマトグラフィ装置であって、 前記液導入ユニットは、(1)から(6)のいずれかに記載の液導入ユニットであるクロマトグラフィ装置。
本発明によれば、液導入路が1箇所にしか形成されていない場合でも直径が50cm以上の大型のクロマトグラフィカラムに対して液体試料を均一に拡散させることができる。
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。以下において、同一部材には同一符号を付し、説明を省略または簡略化する。図1は、本発明の第1実施態様に係るクロマトグラフィ装置100の分解斜視図である。
クロマトグラフィ装置100は、円筒状のカラム103、カラム103両端それぞれに取り付けられた液導入ユニット101および液排出ユニット102、並びにカラム103内部に充填材が充填されて形成された充填層105を有する。クロマトグラフィ装置100は、カラム103の延伸方向が設置面(地面)に対して垂直に延びて、液導入ユニット101が上、液排出ユニット102が下になる状態で使用される。
充填層105の両端面はそれぞれ、円板状のフリット104で覆われている。液導入ユニット101は、充填層105の一方の端面を覆う入口側フリット104Aと向かい合うように配置され、液排出ユニット102は、充填層105の他方の端面を覆う出口側フリット104Bと向かい合うように配置されている。
液導入ユニット101は、略円錐形のユニット本体1、支持部材2、および整流板3を備える。この例では、脚部23は、支持部材2と一体的に形成され支持部材2の脚部23とされている。ユニット本体1は、カラム103内径と実質的に同じ大きさ(例えば、直径50cm)の円形の底面12を有し、底面12のほぼ中央から頂部11へ向かって垂直方向に延びる連通路10が内部に形成されている。連通路10は、ユニット本体1の円筒状の頂部11と底面12のほぼ中央とで開口し、頂部11から導入された液体は連通路10を通り、底面12側の開口を出口として入口側フリット104A上に流出する。
図2(a)はクロマトグラフィ装置100の垂直方向断面の一部を示す。図2(a)に示すように、底面12の中心付近には、頂部11側に窪んだ凹部13が形成されている。凹部13は、一般的には直径5〜15cmの平面視略円形で、この例では頂部11側にある底壁13Aの直径が開口面の直径より小さくなるように側壁13Bが約155°の角度で傾斜している。このように、凹部13の側壁13Bを傾斜させることで、凹部13の側壁13Bを伝って流れて底面12に達する液体の流れを整えることができる。
整流板3は、支持部材2によってこの凹部13に保持されるように配置されている。図3は、整流板3が凹部13に保持された状態で、液導入ユニット101を底面側から見た平面模式図である。図3に示すように、底面12には凹部13を除いて中心近傍から放射状に広がる筋14が形成されている。筋14は、底面12から2mm程度の高さで突出することで、液の流路となる隙間を確保しており、隣り合う筋14同士の間隔が概ね5mm前後でほぼ等しくなるように、長さを変えた複数の筋14が形成されている。なお、図では筋14は一部を省略して記載している。連通路10から流出した液体は、凹部13に配置された整流板3を伝って底面12の中心から整流板3外縁へ向かって流れ、さらに、凹部13より外側に形成された筋14に沿って底面12の外側へと流れるとともに、整流板3の反対面(整流板3の面のうち、支持部材2がある側と反対側の面)に回り込んでカラム中心側へも流れる。
整流板3は平坦な円板で構成され、連通路10から流出した液体は整流板3の中心付近に供給され、整流板3の円形の面を整流面として中心から外側へ放射状に広がる。整流板3の外縁に達した液体は、底面12に沿って外側へ向かって流れるとともに整流板3の反対面に回り込んでカラム中心側にも流れる。整流板3には板を貫く複数の孔30が形成されている。この例では4つの孔30が、整流板3の中心に対して対称となるように配置されている。整流板3は、孔30に支持部材2の脚23が嵌入されることにより、図2(b)に示すように支持部材2と一体化され、支持部材2と接続される。
支持部材2は、円板状の連結部22の一方の側から突出する嵌入凸部21、および連結部22の他方の側から嵌入凸部21と反対方向に延びる脚部23を有する。嵌入凸部21は、連通路10と同じ方向に延びる空間を有する細長い部材で構成され、連通路10内に嵌入凸部21が嵌合されるように外形が設定されている。第1実施態様の支持部材2の嵌入凸部21は、2枚の実質的に同一形状の長方形板を、長辺と平行に延びる中心線同士が重なるように組み合わせて構成され、水平断面(嵌入凸部21の延伸方向と直交する方向)は、十字形をなす。
ここで、連通路10の底面12側の開口近傍部分は、他の部分(通液部10B)より直径が大きくなっている(図2(a)参照)。嵌入凸部21を構成する2枚の板の短辺の長さは、連通路10の太くなった部分(嵌入凹部)10Aの直径とほぼ等しくされている。このため、嵌入凸部21を連通路10に挿入すると、嵌入凸部21を構成する板の長辺に平行な側面が連通路10の嵌入凹部10Aの内壁に引っかかるように接触することで、嵌入凸部21が連通路10内に固定される。
嵌入凸部21の片側端には、連結部22が配置され、連結部22からは脚部23が嵌入凸部21と反対方向に延びている。第1実施態様の支持部材2では、連結部22は嵌入凸部21に対して直交する方向に広がる面を有し、脚部23に整流板3の孔30を貫入した場合、連結部22は整流板3に平行に拡がる面となる。
また、ユニット本体1の嵌入凹部10Aの長さ(底壁13Aから、嵌入凹部10Aと通液部10Bとの境界までの距離)は、嵌入凸部21の長さより短く設定されている。このため支持部材2を連通路10に嵌入すると、嵌入凸部21の先端は、嵌入凹部10Aと通液部10Bとの境界にあって底面12と平行な面に接触して嵌入が停止される。このとき、嵌入凸部21は基端(連結部22と接続された部分)側が連通路10の外に突出した状態となる。嵌入凸部21が連通路10から突出する距離は、嵌入凹部10Aの長さと嵌入凸部21の長さの差に実質的に等しく、底壁13Aと連結部22との間には、この距離と実質的に同じ高さの隙間が形成される。よって、連通路10から出た試料は、この隙間を流れて連結部22の面方向にスムーズに広がる。このとき、試料は連結部22を伝って広がることで整流される。
底壁13Aと連結部22との間に、隙間を作るためには、連通路10に段差を設ける代わりに嵌入凸部21に段差を設けるようにしてもよい。図4(a)は、連通路10に段差を設けた前記実施態様のユニット本体1に代えて、頂部11側開口から底壁13A側開口まで実質的に太さが同じ連通路10Pを形成したユニット本体1Pを有する第2実施態様に係るクロマトグラフィ装置100Pの垂直方向断面の一部を示す。ユニット本体1Pでは、支持部材2Pとして、段差のある嵌入凸部21Pを用いて底壁13Aと連結部22との間に隙間を作る。
図4(b)は、第2実施態様において、整流板3が支持部材2Pの脚部23により支持部材2Pと接続された状態を示す斜視図である。支持部材2Pは、嵌入凸部21がその延伸方向に同一の径ではなく、基端側が連結部22の面方向に拡がっている点で前記支持部材2と異なる。支持部材2Pは、略T字状の2枚の板を中心線同士が重なるように組み合わせて構成され、「T」字の横棒部分は、基端として連結部22に連結され底面12と平行に延びる。支持部材2Pの先端側のまっすぐな部分(ストレート部)21Bの幅X1は、横拡がりの基端部21Aの幅X2より短く、連通路10Pの直径とほぼ等しいかこれより短い。一方、基端部21Aの幅X2は連通路10Pの直径より大きい。よって、支持部材2Pを連通路10Pに挿入すると、ストレート部21Bは連通路10P内部に挿入される一方、基端部21Aは連通路10Pに入らないので、底壁13Aと連結部22との間には基端部21Aの高さと実質的に同じ高さの隙間が保持されることになる。
脚部23は、整流板3の孔30に貫入され整流板3の整流面と反対側の面(反対面)から突出する。脚部23の長さは、整流板半径の25%〜80%程度とすることが好ましく、整流板3の厚さは0.5〜1.5mm程度とすることが好ましい。脚部23は、整流板3の反対面から1〜5mm程度の長さで突出させる。そうすることにより、整流板3とフリット104との間に1〜5mm程度の隙間が確保され、整流板3とフリット104とが密着することによる液の滞留が防止できる。
連通路10から導入された液体がフリット104全体に均一に拡がるようにするためには、凹部13と整流板3との隙間の長さ、すなわち整流板3の外縁から凹部13の側壁13Bまでの距離が10〜20mm程度であることが好ましい。また、ユニット本体1の底面12に形成された凹部13は一般に開口面の大きさが直径70〜170mm程度であるため、整流板3は直径50〜160mm程度とするとよい。
液導入ユニット101とフリット104との間での液体の滞留を防止するため、底面12を取り囲む壁体を設けて液体流路となる空間を確保するようにしてもよい。図5は、本発明の第3実施態様に係るクロマトグラフィ装置100Qの分解斜視図であり、図6はそのクロマトグラフィ装置100Qno垂直方向の断面の一部を示す図である。第1実施態様のクロマトクロマトグラフィ装置100では、ユニット本体1の底側の外形はその底面12の外形と同一であり、液導入ユニット101はカラム103内部を往復動可能なピストンとして構成されている。一方、第3実施態様のクロマトグラフィ装置100Qの液導入ユニット101Qは、カラム103Qの両端に設けられたフランジの一方にネジ止めされる固定タイプであり、第3実施態様のクロマトグラフィ装置100Qはピストンを備えない。
第3実施態様の液導入ユニット101Qでは、ユニット本体1Qに底面12を囲むフランジとしての外縁壁15が設けられている。外縁壁15の幅は、カラム103Qのフランジの幅と実質的に同じ長さである。また、外縁壁15の高さは、40〜70mm程度であり、このユニット本体1Qをカラム103Qの一端に配置して、ユニット本体1Qの外縁壁15の外縁とカラム103Qのフランジの外縁とが重なるように位置合わせする。
支持部材は、連通路に液体の流路を確保した状態で嵌入される嵌入凸部および整流板の孔に貫入される脚部を持てば容易に整流板と接続できるため、好ましい。ただし、支持部材と脚部とを別部材としてもよく、例えば、支持部材とは別体とした脚部を整流板および支持部材に接合する等して、脚部が支持部材と整流板とを接続するようにしてもよい。整流板は、一般に直径が50〜160mm程度であり、この整流板の孔は、整流板の中心を通り整流板の面と平行な方向に筋状に延びる孔とし、この筋状の孔に嵌合するような脚部とすれば、フリットと整流板の間の液体の流れがスムーズとなり、好ましい。支持部材は、嵌入凸部と脚部の延伸方向と直交する方向に延びればその形状は限定されず、第3実施態様の液導入ユニット101Qでは、支持部材2Qの連結部22Qを円板で構成する代わりに、嵌入凸部21および脚部23と一体として板状の部材で構成している。
第1実施態様および第2実施態様と第3実施態様とでは、上述したような相違点があるが、どちらの実施態様においても整流板は、支持部材と一体化され、支持部材の嵌入凸部がユニット本体内部に形成された連通路に嵌入されることにより、ユニット本体底面に形成された凹部に保持される。整流板の固定にはネジを用いないことから、本発明によればネジ孔部分に液が溜まったり、ネジ材料として用いられる金属が溶出したりすることが回避できるとともに整流板の着脱が容易であるため、メンテナンスを非常に簡単に行なうことができる。
また、整流板をネジで固定する場合、整流板と凹部の底との間の隙間の高さはネジ頭の高さで規定されてしまうが、本発明によれば、連通路の嵌入凹部の長さや支持部材の基端部の高さなどで調整できる。よって、隙間の調整手段が多く、調整も容易である。
このような液導入ユニット101、101P、101Qによりカラム103、103Q内部に導入された液体は充填層105を通り、排出液は液排出ユニット102からカラム103、103Q外へ排出される。液排出ユニット102は、充填層105を通過した液を排出できればよいため整流用の部材は必要なく、固定タイプの液導入ユニット101Qのユニット本体1Qで構成でき、カラム103、103Qのフランジにネジ止めされる。
上記実施態様は、適宜変更可能であり、例えば整流板を円板状とする代わりに八角形等にしてもよい。また、液導入ユニット101、101P、101Qをカラム103、103Qに固定する一方、液排出ユニット102がカラム103、103Qの内部を往復動するように構成してもよい。
本発明によれば、液導入ユニットの構成を簡易にし、連通路から導入された液体が液導入ユニットの底面の中心から外縁に均一に迅速に拡がるようにできる。よって、吸着層に歪みの少ないクロマトグラフィバンドが形成され、液体に含まれる複数の成分の分離能を向上させることができる。
本発明は、液体クロマトグラフィ装置に用いることができる
本発明の第1実施態様に係るクロマトグラフィ装置の分解斜視図。 (a)は、本発明の第1実施態様に係るクロマトグラフィ装置の一部の垂直断面図、(b)は本発明の第1実施態様に係るクロマトグラフィ装置の整流板と支持板とを接続させた状態の斜視図。 本発明の第1実施態様に係るクロマトグラフィ装置の液導入ユニットを底面側から見た平面図。 (a)は、本発明の第2実施態様に係るクロマトグラフィ装置の一部の垂直断面図、(b)は本発明の第2実施態様に係るクロマトグラフィ装置の整流板と支持板とを接続させた状態の斜視図。 本発明の第3実施態様に係るクロマトグラフィ装置の分解斜視図。 本発明の第3実施態様に係るクロマトグラフィ装置の一部の垂直断面図。
符号の説明
1、1P、1Q ユニット本体
2、2P、2Q 支持部材
3 整流板
10、10P 連通路
11 頂部
12 底面
13 凹部
14 筋
15 外縁壁
21、21P 嵌入凸部
22、22Q 連結部
23 脚部
30 孔
100、100P、100Q クロマトグラフィ装置
101、101P、101Q 液導入ユニット
102 液排出ユニット
103、103Q カラム
104A、104B フリット
105 充填層

Claims (9)

  1. 底面および該底面と向かい合う頂部を有し、該頂部から該底面へ垂直に延びて該底面の中心付近に一端が開口する連通路が内部に形成されたユニット本体と、
    前記ユニット本体の連通路内に嵌入される嵌入凸部と、該嵌入凸部から前記底面外縁に向かって該底面と平行方向に延びる連結部と、を有する支持部材と、
    前記底面と平行な整流面を有し、前記支持部材と接続された整流板と、
    前記嵌入凸部と反対方向に延び、前記整流板に接続された脚部と、を備え、
    前記ユニット本体の前記底面の中心付近に形成され前記頂部側に窪んだ凹部に、前記嵌入凸部が前記連通路内に嵌入された前記支持部材、および該支持部材と接続された前記整流板が保持されるクロマトグラフィカラム用の液導入ユニット。
  2. 前記脚部は、前記支持部材と一体に形成され、該支持部材から前記嵌入凸部と反対方向に延びており、
    前記整流板には前記脚部が貫入される孔が形成されており、該脚部が該孔に貫入されて該支持部材と該整流板とが接続されている請求項1に記載の液導入ユニット。
  3. 前記凹部は、前記底面と同一平面にある開口面と、該開口面と向かい合い該開口面の直径より直径が狭い底壁と、該開口面と該底壁とを接続する傾斜した側壁と、を有し、
    前記整流板の直径は、前記開口面の直径より小さく前記底壁の直径より大きい請求項1または2に記載の液導入ユニット。
  4. 前記凹部の底壁に対する前記側壁の傾斜角は、135°以上である請求項3に記載の液導入ユニット。
  5. 前記支持部材の連結部は、前記整流板の整流面と平行な面を有する部材で構成されている請求項1から4のいずれかに記載の液導入ユニット。
  6. 前記脚部は、前記整流板より0.5mm以上8mm以下の距離で突出する長さである請求項1から5のいずれかに記載の液導入ユニット。
  7. 底面および該底面と向かい合う頂部を有し、該頂部から該底面に垂直に延びて該底面の中心付近に一端が開口する連通路が内部に形成されたクロマトグラフィカラム用の液導入ユニット本体に取り付けられる整流部材であって、
    前記液導入ユニット本体の連通路内に嵌入される嵌入凸部と、該嵌入凸部の延伸方向と直交する方向に延びる連結部と、を有する支持部材と、
    前記底面と平行な整流面を有し、前記支持部材と接続された整流板と、
    前記嵌入凸部と反対方向に延び、前記整流板と接続された脚部と、を備える整流部材。
  8. 前記脚部は、前記支持部材と一体に形成され、前記支持部材から前記嵌入凸部と反対方向に延びており、
    前記整流板には、前記脚部が貫入される孔が形成されており、該脚部が該孔に貫入されて該支持部材と該整流板とが接続されている請求項7に記載の整流部材。
  9. 液排出ユニットと、該液排出ユニットと向かい合う液導入ユニットと、該液排出ユニットと該液導入ユニットとの間に配置され内部に充填剤が充填された筒状のカラムと、を含むクロマトグラフィ装置であって、
    前記液導入ユニットは、請求項1から6のいずれかに記載の液導入ユニットであるクロマトグラフィ装置。
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