JPS5842621B2 - 配線径路決定装置 - Google Patents

配線径路決定装置

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JPS5842621B2
JPS5842621B2 JP51124680A JP12468076A JPS5842621B2 JP S5842621 B2 JPS5842621 B2 JP S5842621B2 JP 51124680 A JP51124680 A JP 51124680A JP 12468076 A JP12468076 A JP 12468076A JP S5842621 B2 JPS5842621 B2 JP S5842621B2
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Japan
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cell
circuit
flip
flop
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和宏 上田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、配線径路決定装置、特に汎用計算機と接続し
て用いることによって配線径路を極めて短時間に決定し
得るようにした装置に関するものである。
ICプリント基板上のIC間の信号配線、計算機ノバン
クパネル上でのプリント基板間の配線やLSIチップ上
の論理ゲート間の配線などの径路を決定する配線設計過
程は、これらの回路や装置の設計全体の中でも大きな時
間と労力を要するところである。
現在ではこれらの配線設計は通常計算機を利用してプロ
グラムによって行われている。
計算機によるプリント基板上の配線設計を例にとって説
明すると、プリント基板上にたて、よこに基盤目の如き
格子を仮定して、この格子上のみを信号配線が通りうる
という規則のもとにICピン間の配線径路を求めるとい
う方法が通常とられている。
この配線格子に沿って径路を求める一つの配線手法とし
て、配線格子の各点が空いているか、すでに他の信号配
線によって占有されているか、電源やアース配線で塞が
れているかなどに対応しテソの状態を1交点当り数ビッ
トのメモリに記憶しておき、接続すべきあるICピン(
始点)から他のICピン(終点)までの途中の交点の空
き塞がりを順次調べて空いている交点を通って終点まで
到達できる径路が存在するかどうかを調べ、径路が存在
する場合には終点から始点に向ってすでに調べた径路に
沿って最短径路をたどることによって始点、終点間の径
路を求める方法が利用されている。
上記のような配線手法を汎用計算機を利用してプログラ
ムで実現すると、計算機上では配線格子の状態をメモリ
から読み出し、その状態を調べてその結果に応じである
状態を再びメモリに書き込むという処理の繰返しがきわ
めて多数回行われることになり、配線の対象となる基板
の規模が大きくなると配線格子数もそれに比例して増大
し、プログラムによる処理時間はその何乗かに比例して
増大するのでこのような手法の適用が禁止的となってく
る。
本発明は上記の配線径路決定の機能をソフトウェアで行
うかわりにその大半の処理をハードウェア化して処理時
間の短縮を目的にしたもので以下図面について詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例であって、1はセル、2はXア
ドレスデコード回路、3はYアドレステコ−1回路、4
は入力状態判定回路、5はシーケンス制御回路、6.γ
は出力OR回路、8は出力状態判定回路、9,10はク
ロック信号制御回路、11.12.13はフェイズ切換
え回路である。
セル1は、複数個の状態を保持しておくためのフリップ
フロップ回路と、これらのフリップフロップ回路を任意
の状態にセントするための論理回路と、これらのフリッ
プフロップ回路の状態を読出すための論理回路と、隣接
セルからの信号を判定してその信号の内容に対応した状
態をこれらのフリップフロップ回路にセットするための
論理回路を含んでいる。
Xアドレスデコード回路2は、Xアドレス入力端子X1
ないしXnと入出力選択端子SL1.SL2とから入力
情報を受けてXアドレスをデコードし、さらに入力側か
出力側かを選択する機能を有しており、その結果X入力
選択線X11.XI2.XI、、・・・XI、6とX出
力選択線XO1,XO2,XO3,・・・XOIとのい
ずれか1本の選択線のみが論理レベル1′I IIに設
定され、それ以外の全ての選択線は論理レベル″□ I
Iに設定されるように構成されている。
Yアドレステコ−1回路3は、Yアドレス入力端子Y1
ないしYITlと入出力選択端子SL1.SL2とから
入力情報を受けてY入力選択線Y II t Y I2
t Y I3 t・・・YIkとY出力選択線Y01
.YO2,YO3゜・・・YOkとのうち1本の選択線
を選択する。
従ってYアドレステコ−1回路3はXアドレスデコード
回路2と全く同様の機能を果す。
ただXアドレスデコード回路2がセル縦列を選択するの
に対してYアドレステコ−1回路3はセル横行を選択す
るところが異なるだけである。
データ入力端子D■1.D■2を通してデータが入力さ
れ、これは全てのセルフに接続されているのでデータの
内容に応じた状態にセル1の内部のフリップフロップ回
路をセットすることができる。
入力状態判定回路4はデータ入力端子D11.D■2に
入力された状態がある特定の状態かどうかを判定し、そ
の結果をコントロール線CT、を通してシーケンス制御
回路5に入力する。
出力OR回路6,7は、セル横行第1出力線W 、W
、−Wkとセル横行第2 出力Mv1.V2゜2 ・・・Vkとについて夫々オアをとる回路であり、それ
ぞれの出力はデータ出力端子DO1,DO2に出力され
るとともに出力状態判定回路8に入力される。
出力状態判定回路8はデータ出力端子DO1゜DO□に
出力される状態が、ある特定の状態かどうかを判定し、
その結果をコントロール線CT2を通してシーケンス制
御回路5に入力する。
クロック信号制御回路9,10は第1相クロツク信号入
力端子φ1と第2相クロツク信号入力端子φ2とから入
力された第1相および第2相クロツク信号とシーケンス
制御回路5から出力されているコントロール線CT3の
制御信号とのアンドをとる回路である。
その出力は内部クロック信号線CL1゜CL2を通して
全セルに供給されている。
フェイズ切換回路11.12.13はクロック信号制御
回路9,10からの出力信号とシーケンス制御回路5か
ら出ているコントロール線CT4.CT、のコントロー
ル信号とが入力され、第1相クロツク信号が第2相クロ
ツク信号かのいずれかを選択して出力する回路である。
その出力信号はフェイズ信号線PHを通して全セルに供
給される。
シーケンス制御回路5は、本装置の動作順序を制御する
回路であり、上記のようにコントロール@SL、。
SL2.CT3.CT4.CT、に出力し、コントロー
ル線CT1.CT2から入力を受ける外、外部制御信号
入力端子C1t C2t C3から入力を受け、さらに
コントロール線CT6.CT7.CT8に出力している
第2図はセル1の実施例である。
セル1は、第17リツプフロフブ回路101.102,
103゜104、第2フリップフロップ回路105゜1
06.107,108、第1フリツプフロフプセツト側
入力回路109,110,111 。
112、第1フリップフロップリセット側入力回路11
3,114,115、第2フリップフロップセット側入
力回路116,117,118゜1191.第2フリッ
プフロップリセット側入力回路120,121,123
、フリップフロップ出力ゲート回路124,125、隣
接セル信号入力回路126,127、セル状態出力回路
128゜129とから成る。
第1フリップフロップ回路101ないし104と第2フ
リップフロップ回路105ないし108とはともに、内
部クロック信号線CL1を通して第1相クロツク信号が
与えられており、上記フリップフロップ回路へのセット
、リセット動作はこのクロック信号に同期して行われる
これらのフリップフロップ回路の動作モードは次の4つ
に分けられる。
すなわち、a)リセット動作、b)状態セット動作、C
)隣接セル信号による状態遷移動作、d)クリア動作の
4つのモードである。
以下、それぞれの動作モードについて説明する。
a)リセット動作モード コントロールMCT6を通してリセット信号を与えるこ
とにより、第1フリップフロップリセット側入力回路1
15と第2フリップフロップリセット側入力回路123
を介して第1フリップフロップ回路101ないし104
と第2フリップフロップ回路105ないし108とがと
もにリセットサれて出力はともに′(0#の状態になる
b)状態セット動作モード これはフリップフロップ回路を任意の状態にセットする
モードである。
X入力選択線XIiとY入力選択線YIjとをともにl
j 1 //にしておき且つデータ入力線DIL1.D
IL2を通して信号を与えることにより、第1フリップ
フロップセット側入力回路109,112を介して第1
フリップフロップ回路101ないし104をある特定の
状態にセットし、また第2フリップフロップセット側入
力回路116,119を介して第2フリップフロップ回
路105ないし108をある特定の状態にセットするこ
とができる。
C)隣接セル信号による状態遷移動作モードこれは上下
左右の隣接セルから上隣接セル入力線U11 i 、U
I2i、下隣接セル入力線D11 i 、DI2i、左
隣接セル入力線LII j 、LI2j、右隣接セル入
力線R11j、RI2jを通して与えられた信号によっ
てフリップフロップ回路の状態を変化させるモードであ
る。
上下左右の隣接セルから与えられた信号は隣接セル信号
入力回路126゜127を介して、第1フリップフロッ
プセット側入力回路109ないし112と第1フリップ
フロップセット側入力回路113ないし115とに入力
されて、第1フリップフロップ回路101ないし104
の状態を変化させ、また第2フリップフロップセット側
入力回路116ないし119と第2フリップフロンプリ
セット側入力回路120ないし123とに入力されて第
2フリップフロップ回路105ないし108の状態を変
化させる。
d)クリア動作モード コントロール線CT7を通してクリア信号を与えること
により、第1フリップフロップリセット側入力回路11
3,115を介して第1フリップフロップ回路101な
いし104をリセットし、また第2フリップフロップリ
セット側入力回路120 、123を介して第2フリッ
プフロップ回路105ないし108をリセットする。
このとき、第1フリップフロップリセット側入力回路1
13には第1フリップフロップ回路101ないし104
の出力も入力されているので、その出力状態のある特定
の状態のときリセット動作が行われることになる。
第2フリップフロップ回路105ないし108について
□も同様にその出力状態の、ある特定の状態のときにか
ぎってリセット動作が行われる。
以上が4つの動作モードの説明である。
フリップフロップ出力ゲート回路124,125は、コ
ントロール線CT8を通して与えられるフッツブフロッ
プ出力イネーブル信号によって、第1フリップフロップ
回路101ないし104と第2フリツプフロツプ回路1
05.ないし108の出力とを上下左右の隣接セノ□し
に伝搬するための回路である。
上下左右の隣接セルへは、それぞれ上隣接セル出力線U
O1i、UO2i、下隣接セル出力線DOI i 、D
O2i、左隣接セル出力線LOI j 、LO2j、右
隣接セル出力線R01J #RO2jを通して信号を伝
搬される。
セル状態出力回路128 、129は、X出力選択線X
OiとY出力選択線YOjとがともに111 //の状
態のとき、第1フリップフロップ回路101ないし10
4と第2フリップフロップ回路105ないし108との
出力状態を出力する回路である。
ただし、そのときフリップフロップ出力ゲート回路12
4 、125は開いているものとする。
出力信号はセル横行第1出力aWjとセル横行第2出力
線Vjに出力される。
第2図に示すセルの例ではフリップフロップ回路が内部
クロック信号線CL1の方に接続されているが、本装置
内のセルの位置によって異なるようにされる。
すなわち、これは、第2図の実施例においてフリップフ
ロップ回路の形式としてRSタイプのフリップフロップ
を用いているため、フJツブフロップ回路間の信号伝搬
を行うためには相隣り合うフリップフロップ回路は異な
る相のクロック信号で駆動されなくてはならないという
理由による。
従って、本装置全体としては上下左右に相隣り合うセル
はお互いに異なるクロック相(第1相クロツクか第2相
クロツク)が供給されるように内部クロック信号線CL
1.CL2が各セル内で選択的に接続されている。
第3図はYアドレステコ−1回路3の実施例である。
図を簡単にするためYアドレス入力端子Y1 t Y2
、YBが3個の場合について示す。
Yアドレステコ−1回路3はデコード回路301゜30
2.303,304,305,306゜307.308
、デコード出力選択回路309゜310、・・・316
、デコード出力入出力切換回路317.318,319
.・・・332から戒る。
デコード回路301ないし308はYアドレス入力端子
Y1.Y2.Y3からYアドレス入力を受けてデコード
出力を出力する回路である。
デコード出力選択回路309ないし316はデコード出
力信号とコントロール線SL1からのデコード出力選択
信号とのANDをとる回路である。
デコード出力入出力切換回路317ないし332はデコ
ード出力選択回路309ないし316からのデコード出
力信号をコントロール線SL2からの入出力切換え信号
によって、Y入力選択線Y11#Y工2.・・・Y■8
かY出力選択線YO1,YO2,・・・YO8かのいず
れかを選択する機能を有する。
Xアドレスデコード回路2(第1図)は第3図に示した
Yアドレステコ−1回路3の実施例から容易に類推しつ
る回路であるので、特に実施例として詳細図は示さない
また、シーケンス制御回路5(第1図)についても以下
に本装置全体の動作説明で述べるような動作順序を制御
できる回路であればよく、これは各部分回路の動作内容
と動作順序が定義されれば容易に構成しうる回路なので
特に実施例として詳細図は示さない。
以下に、第1図ないし第4図を参照しながら本装置の動
作例について詳述する。
装置全体の動作は大きく分けてリセットフェイズ、閉塞
状態セットフェイズ、バスサーチフェイズ、トレースバ
ックフェイズ、クリアフェイズの5つに分れるので以下
これらのフェイズ毎に順をおって説明する。
本装置は汎用の計算機と適当なインターフェイス回路を
介して接続されているものとする。
(1)リセットフェイズ 本装置内の全てのフリップフロップ回路をリセットする
ために外部制御信号入力端子C3からリセット信号を入
力すると、コントロール線CT3.CT6が1ゝ1″に
なり全セル内のフリップフロップ回路がリセットされる
各セル内のフリップフロップ回路により取りうる状態数
はフリップフロップ回路が本実施例では2個であるから
22=4で、これらの状態をS。
、Sl。52tS3と呼ぶことにする。
第1表は各セル状態とセル内の第1フリップフロップ回
路101ないし104および第2フリップフロップ回路
105ないし108の各出力状態との対応関係を示す。
こ\で各セルは配線格子に対応していると考えると、セ
ノシ状態は配線によって占められていない空き状態と既
配線によってすでに占められているか電源やアースなど
によって占められている閉塞状態とがある。
空き状態をS。に、閉塞状態を83に対応づけて考える
(2)閉塞状態セットフェイズ 次に閉塞状態をもつ配線格子に対応するセルを状態S3
にセットする。
このためにはセルアドレスをXアドレス入力端子X1な
いしXnとYアドレス入力端子¥1ないしYmとを通し
て□与え、データ入力端子D■1.D■2を通してS′
I II 、 I IIのデータ信号を与え、コント
ロール線C1にアドレスとデータのイネーブル信号とを
与えると、コントロール線SL1.SL2゜CT3が1
′117になり、該セルのX入力選択線XIiとY入力
選択線YIjとが選択され、内部クロック信号線CL1
.CL2を通してクロック信号が与えられて、データ入
力端子D■1の値がデータ入力線D I Llを通して
第1フリップフロップ回路101ないし104にセット
され、データ入力端子D■2の値がデータ入力線DIL
2を通して第2フリップフロップ回路105ないし10
8にセットされる。
すなわち、該セル状態は状態S3にセットされる。
以上の操作を閉塞状態をセットすべきセル全てに対して
行うと所要のセルが状態S3で、その他のセルが状態S
をとることになる。(3)バスサーチフェイズ 次に配線格子上で始点に相当するセルに対して状態S2
をセットする。
これは状態S3をセットした場合と全く同様に行われる
ただ異なるところはデータ入力端子D■1.D■2のデ
ータが′S、I N 、 1′□ IIとなる点だ
けである。
このとき入力状態判定回路4によってデータが′11
/7ゝゝ□IIであることが判別されてコントロール線
CT1が1′I Nとなりこの値がシーケンス制御回路
5に与えられる。
シーケンス制御回路5は、コントロール線CT1が11
1″である信号を受けて、セル1に始点セルを意味する
状態S2が与えられたことを判定してコントロール線C
T8をS′I IIにする。
コントロール線CT8が1′11′になるとフリップフ
ロップ出力ゲート回路124,125が開いて、第1フ
リップフロップ回路101ないし104と第2フリップ
フロップ回路105ないし108との出力信号が隣接セ
ルへ伝搬可能となる。
セルの状態は、空き状態すなわち状態S。
にかぎり、隣接セルからの信号によって状態S1か状態
S2に遷移できるように第1フリップフロップセット側
入力回路109ないし112、第2フリップフロップセ
ット側入力回路116ないし119ともに論理が構成さ
れている。
この遷移のコントロールをフェイズ信号線PHの信号に
よって行っている。
出力側セルの出力状態と入力側セルの遷移後の状態の対
応関係を第2表に示す。
フェイズ信号線PHの値は第1相クロツク信号と第2相
クロツク信号に同期して変わるので、第2表の関係から
セルの状態はクロックが進む毎にS2→S1→S1→S
2→S2→S1→・・・という順序でセルの状態がセッ
トされていく。
第4図に始点がX=3.Ym6の位置にセットされて、
第2相クロツクが4クロック分経過したのちのセル状態
を示す。
始点のセルの状態は Oで表している。
こ\でセル(4,4)、(5゜4)、(6,4)、(7
,4)、(7,5,)。
(8,5)、(8,6)、(8,7)は閉塞状態セット
フェイズにおいて、状態S3にセットされているものと
する。
その状態を図中では町 で表わし、Sl、S2と区別し
やすいようにしである。
セルへのクロック信号を打ち切る操作は外部制御信号入
力端子C2を111 IIにすることによって行われる
外部制御信号入力端子C2が111″になると、シーケ
ンス制御回路5のコントロール線CT3がSS O,I
Iになりセル1へのクロック信号の供給が止まり、セル
間の信号の伝搬が停止する。
このバスサーチフェイズの打ち切り時点は計算機側で判
断してきめる。
打ち切り時点は例えば始点セルと終点セル間の距離を計
算して、この距離のセル間を信号が十分伝搬しうるクロ
ック数をカウントしたのち打ち切りなどで容易に設定す
ることができる。
トレースバックフェイズ 本フェイズではまず最初に終点に当るセルの状態を読み
出して該セル状態が状態S。
から状態S1かあるいは状態S2に変化しているかどう
かを調べる必要がある。
もし状態が81かS2であれば始点セルから終点セルへ
の配線径路が存在したことになるので、つづいて終点か
ら始点へ向って径路をたどりながら戻り、径路を決定す
る。
もし状態がS。のまSであれば径路が存在しなかったこ
とになるので次のクリアフェイズに入る。
まずセルの状態の読み出し動作について説明する。
バスサーチフェイズの打ち切りと終点セル状態の読み出
しとのために外部制御信号入力端子C1,C2を1′I
IIにすると、これによりシーケンス制御回路5でコ
ントロール線SL1゜CT8を1ゝ1″にし、コントロ
ール線SL2゜CT3を110 IIにする。
コントロール線SL1が11P′、コントロール線SL
2が′S OIIになると、Xアドレスデコード回路2
のX出力選択線XOiが111″になり、Yアドレステ
コ−1回路3のY出力選択線YOjが′S I IIに
なる。
従って、セル状態出力回路128,129が開き、第1
フリップフロップ回路101ないし104と第2フリッ
プフロップ回路105ないし108の出力状態がセル横
行第1出力線Wjとセル横行第2出力線Vjとを通して
セル1外へ読み出され、出力OR回路6,7を介してデ
ータ出力端子DO1,DO2へ出力される。
この出力信号を調べることにより終点セルの状態が状態
S。
のまへであるか、状態S1あるいは状態S2に変化した
かを判定することができる。
状態S1か状態S2であった場合、始点終点間に径路が
存在したことになるので、終点から始点に向ってトレー
スバック処理に入る。
まず、終点セルに隣接するセルのうちで第3表に示す状
態を有するセルをみつける操作から行う。
(4) (なお上記距離とは始点セルと終点セルとの間に存在す
るセルの数で表わす) 終点セルに隣接するセルのうち複数個のセルが第3表に
示す状態を有する場合があるので、優先順をつけて捜す
ことになる。
この操作はセルアドレスを隣接セルの優先順に従って与
えて読み出し動作をすることであり、これは終点セルの
状態を読み出した動作と全く同様に行われる。
ただセルアドレスが異なるだけである。この操作によっ
て終点セルに隣接するセルのうち配線径路上に存在する
セルがみつかることになる。
第4図で、Mを終点セルとすると、この操作ではLS、
=jが第3表の関係を満たすセルとしてみつかる。
続いて新らたにみつかったセルの隣接セルに則して上記
と同様の操作を繰返すことにより、次々と径路上のセル
がみつけられて最後に始点セルに到達すればこのトレー
スバックフェイズが終ることになる。
このとき。みつけるべきセルの状態は径路上のセルの状
態が82 y 81 y Sl t S2 e S2
t Sl t Sl y・・・という順序に並んでいる
ことから容易に決定することができる。
第4図の例でいうと、これらの操作結果、終点セル(8
,3)、(7,3)。
(6,3)、(5,3)、(4,3)、(3゜3)、(
3,4)、(3,5)、始点セル(3゜6)という径路
がみつかる。
トレースバック処理で求まった径路上のセルは、始点セ
ル、終点セルを含めてこれから後は新しい配線径路上の
セルとはなりえないので全て閉塞状態にセットしておく
必要がある。
これは(2)閉塞状態セットフェイズで述べたのと全く
同様の動作によって行うことができる。
(5) クリアフェイズ このフェイズでは次のことを行なう。
即ち(3)バスサーチフェイズで状態S。
から状態S1あるいはS2に変化したが配線径路上のセ
ルには該当しなかったセルについては、状態S。
に戻して新らたな始点・終点セル間のパス(径路)を求
めるときに再び状態S1あるいは状態S2に変化しつる
ようにしておかなければならない。
状態S1あるいは状態S2を状態S。
に戻す処理をクリアと呼んでいる。
このクリア処理は以下のように行われる。
外部制御信号入力端子C1,C2に信号1ゞ1″を与え
ることによってシーケンス制御回路5を介してコントロ
ール線CT7をSS I IIに設定する。
コントロール線CT7が1′I IIになると第1フリ
ップフロップリセット側入力回路113ないし115と
第27す゛7プフグ゛7ブリパ7F側大入力路120な
いし123とを介して状態S1.S2が状態S。
に変化するように第1フリップフロップ回路101ない
し104と第2フJツブフロツプ回路105ないし10
8が状態遷移する。
上記のようにしてクリアフェイズを終えた後再び新らた
な始点・終点セル間の配線径路を求めるバスサーチフェ
イズI(入る。
以下(3) 、 (4) 、 (5)のフェイズを求、
める配線径路の数だけ繰返せばよい。
以上説明したように本装置は汎用計算機と接続して用い
ることにより従来ソフトウェアによって求めていた配線
径路決定問題をその大半の部分をハードウェアで解くこ
とによって、極めて短時間に処理する効果をもたらす。
以下に全てソフトウェアで解、く場合と本装置を利用し
て解く場合に処理時間が大きく短縮される個所を具体的
に指摘しておく。
まず、バスサーチフェイズにおいて、本装置では隣接セ
ル間が配線によって直接接続されているためセルの状態
を隣接セル間で次々と伝搬し、状態変化させる動作を極
めて繰返し周期の短かいクロック信号に同期して行うこ
とが可能であるのに対し、これをソフトウェアで行う場
合にはメモリに記憶されているセルの状態を読み出して
きて、演算回路で判定し、必要な演算を施して、再びメ
モリに書き込んで・・・という処理が各セルの状態変化
毎に行われなければならず、しかもこれらの処理のサイ
クル時間は上記のクロック信号の周期に比べるとはるか
に長い時間を要する。
次に、クリアフェイズにおいては、これをソフトウェア
で行う場合には同様に全てのセルの状態を逐−読み出し
てきて、その状態を判定し、状態変化が必要なセルは再
び適当な状態を書き込み、必要でないセルはそのま\に
しておくという処理が必要となる。
一方、本装置においてはクリアのための信号を1回与え
るだけでクリア動作が必要となるセルだけが選ばれてい
っせいにクリア処理が行われるので極めて短時間で済む
上記バスサーチフェイズとクリアフェイズは、ソフトウ
ェアで解く場合にも本装置を利用して解く場合にも、全
処理時間の大半を占める部分であり、この部分で上記の
ように大幅に処理時間を短縮することは極めて効果が大
きい。
なお、本実施例では記憶素子としてRSタイプのフリッ
プフロップ回路を用いた例を示したが、これは他のタイ
プのフリップフロップ回路でも可能であるし、またクロ
ック信号に同期して動作する記憶素子なら任意のものを
用いることができる。
また、1セル内の記憶素子の数は2個以上であってもよ
い。
また、第2図に示したセルおよび第3図に示したアドレ
スデコード回路は一例であり、同様な機能を達成する他
のハードウェアでも可能である。
さらに、クロック信号は本実施例では外部から与えてい
るが本装置内部にクロック信号発生回路をもたせること
も可能である。
即ち記憶素子の種類や個数(たゾし2以上)、セルやア
ドレスデコード回路の実現法、クロック信号の供給法な
どは本発明による配線径路決定装置の範囲を限定するも
のではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の回路図、第2図は第1
図のセル1の部分の一実施例を示す回路図、第3図は第
1図のYアドレスデコード回路3の部分の一実施例を示
す回路図、第4図は本発明装置の動作態様を説明するセ
ル状態図である。 図中1はセル、2はXアドレスデコード回路、3はYア
ドレスデコード回路、4は入力状態判定回路、5はシー
ケンス制御回路、6,7は出力OR回路、8は出力状態
判定回路、9,10はクロック信号制御回路、11.1
2.13はフェイズ切換回路101ないし104は第1
フリップフロップ回路、105ないし108は第2フリ
ップフロップ回路、109ないし112は第1フリップ
フロップセット側入力回路、113ないし115は第1
フリップフロップリセット側入力回路、116ないし1
19は第2フリップフロップセット側入力回路、120
ないし123は第2フリップフロップリセット側入力回
路、124゜125はフリップフロップ出力ゲート回路
、126.127は隣接セル信号入力回路、128゜1
29はセル状態出力回路、301ないし308はデコー
ド回路、309ないし316はデコード出力選択回路、
317ないし332はデコード出力入出力切換回路を表
わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の記憶素子とこれらの記憶素子を任意の状態
    にセントするための回路とこれらの記憶素子の出力を選
    択的に読み出すための回路と隣接セルから受けた信号状
    態に応じてこれらの記憶素子の状態をセットするための
    回路とから成るセル、該セルをアーイ状に構成して隣接
    するセル間を直接結線した回路、これらのセルの任意の
    一つを選択スるための回路、各セルにクロック信号を供
    給するための回路、およびそれら回路全体のシーケンス
    を制御するための回路から成り、セルにクロック信号が
    与えられるごとに1つのセルかう当該セル内の記憶素子
    のもつ状態に応じた状態信号を当該セルに隣接するセル
    に対1して伝搬することによって、隣接するセルのうち
    予め定めた状態を有するセルは上記状態信号に応じた状
    態に変化され上記予め定めた状態以外の状態を有するセ
    ルは状態を変化させないようにして、隣接するセル間で
    選択的に上記状態信号を伝搬させるよう構成したことを
    号機と、する配線径路決定装置。 2 上記伝搬されたセルの状態を外部から与えられる信
    号により選択的にセルを指定して読出し得るよう構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の配線径
    路決定装置。 3 上記セルの状態を外部から与えられる信号により選
    択的にセルを指定して書込み得るように構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の配
    線径路決定装置。
JP51124680A 1976-10-18 1976-10-18 配線径路決定装置 Expired JPS5842621B2 (ja)

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