JPS5842120B2

JPS5842120B2 - フオ−クリフトヨウヒハンソウブツノイサイソウチ

Info

Publication number: JPS5842120B2
Application number: JP50114867A
Authority: JP
Inventors: 友幸山口; 功成半谷
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 1975-09-25
Filing date: 1975-09-25
Publication date: 1983-09-17
Also published as: JPS5239246A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ドラム錘などの円筒状重量物の被搬送物を搬
送し、これをトラック、貨車、パレット等に積載するフ
ォークリフト用被搬送物の移載装置に関する。

一般にドラム錘を大量に取扱う石油工業などの化学プラ
ントでは、最終工程で製品を収容されたドラム錘が、コ
ンベヤ装置などで横向きに置かれた状態で連続的に搬送
され、該コンベヤ装置などのターミナル等で、貨車やト
ラックあるいはパレットなどに縦向きに置き換えられて
所要の個所に運搬される。

ところが、従来このドラム錘を横向きに置かれた状態か
らトラック等に縦向きに置き換える荷役作業は、人力も
しくはクレーン等で１本づつ行なっているため、その作
業能率が悪く、かつ作業員の安全性の面からも好ましく
ないという欠点があった。

本発明は、上記従来の欠点を解消し、上記のように横向
きに置かれて搬送されてくるドラム錘などの円筒状重量
物を、トラック等に容易に縦向きに移載できるフォーク
リフト用被搬送物の移載装置を提供することを目的とし
て提案されたものである。

以下添付図面を参照しながら本発明につき具体的に説明
する。

第１図および第２図において、１，２はドラム錘等の円
筒状重量物を搬送、移載するための左右一対のバスケッ
トで、同バスケット１，２は被搬送物の支承面となる底
板ＩＬ１１’、背枠１２゜１２１１側板１３．１３’、
等で形成されており、それぞれ後述する左右一対のフォ
ーク３，４に左右方向すなわちフォーク３，４の軸周り
に回転できるように支承されている。

また左右一対のフォーク３，４は、それぞれフォーク本
体１６．１６’、同フォーク本体１６．１６’の基部に
立設された支柱１６ａ、１６’ａ、同支柱１６ａ
、１６’ａの上端に装着されたプレート１８゜１８
′、同プレートｉｓ、ｉｓ’の下面に突設されたブラケ
ット１９．１９’等で形成されており、後述するように
支持枠５に左右方向に摺動可能に支持されている。

これらフォーク３，４０フォーク本体１６，１６’の各
内側面には、その長手方向に沿って複数個（本例の場合
２個）のコ字形ブラケット１７．１７’が固設されてお
り、該コ字形ブラケット１７．１７’に、上記バスケッ
ト１，２の底板１１、１１’の下面適所に固設された
複数個（本例の場合２個）のブロック１４、１４’が
左右方向すなわちフォーク本体１６．１６’の軸周りに
回転可能に軸支されている。

（第５図参照）またフォーク３，４のプレー１−１８．
１８’の下面ブラケット１９、１９’と、バスケット
１，２の底板ｉｉ、ｉ１’の後端面適所に第４図に示す
如く突設されたブラケット１５，１５’との間にはそれ
ぞれ流体圧シリンダ２３．２３’が介装されており、該
流体圧シリンダ２３．２３’のロッドの伸縮によりバス
ケット１．２の底板１１，１１’は上記ブロック１４．
１４’とコ字形ブラケッ）１７．１７’の軸支点を軸と
して左右方向に回転せしめられ、流体圧シリンダ２３．
２３’のロッドの最大の伸長時には底板１１゜１１’は
第６図に示す如く水平状態を、また最小の収縮時には第
７図に示す如く垂直状態をそれぞれ保持するようになっ
ている。

そして該流体圧シリンダ２３、２３’はバスケット１
，２をフォーク３゜４の軸周りに回転させる手段を形成
している。

フォーク３，４を左右方向に摺動可能に支持する支持枠
５は、第１図、第２図および第３図に示す如くプレート
２４、２５．２６．２７．２８。

２９．３０、ガイド３１．３２、ブラケット３３゜３４
等で構成されており、プレート２γ、２９および２８，
３０間に取付けられたシャフト３５゜３６は、上記フォ
ーク３，４の支柱１６ａ、１６’ａに取付けられた中空
のボス部２２、２２’に摺動可能に嵌合されており、
またブラケット３３と上記支柱１６’ａに設けられたブ
ラケット２０１との間には流体圧シリンダ３７が、また
ブラケット３４と支柱１６ａに設けられたブラケット２
０との間には流体圧シリンダ３８がそれだれ介装されて
いる。

そしてそれら流体圧シリンダ３７，３８のロッドの伸縮
によりフォーク３，４の支柱１６ａ、１６’ａは、シャ
フト３５．３６および該支柱１６ａ。

１６’ａの下端に取付けられたガイド２Ｌ２１’と上記
ボス部２２、２２’に案内されて左右方向に摺動せし
められるようになっている。

そして上記流体圧シリンダ３７．３８は、フォーク３，
４を左右方向に摺動させる手段を形成している。

なお第３図に示す３９は図示せざるフォークリフトのリ
フトブラケットで、同リフトブラケット３９に、プレー
ト２４の背面に固着されたガイド３２が支持されて、支
持枠５はフォークリフトに着脱自在に装着され、該リフ
トブラケット３９の上下動に伴なって上下するようにな
っている。

本発明装置の一実施例は上記のように構成されており、
本装置によりドラム罐等の荷役作業を行なうに当っては
、本装置の支持枠５のガイド３２によって本装置をフォ
ークリフトのリフトブラケット３９に支持させ、かつ流
体圧シリンダ２３゜２３′のロッドを最大ストロークま
で伸ばして各バスケット１，２の底板１１，１１’を水
平状態としたのち、フォークリフトを横向きに置かれて
いるドラム罐等に近づけ、リフトブラケット３９の高さ
を適当に調節して該底板１１，１１’をドラム罐等の直
下に差込む。

ついでリフトブラケット３９を適当な高さに上昇させて
ドラム罐等を底板１１゜１１’で掬い上げ、横向きのま
ま運搬し、該ドラム罐等を貨車、トラック、パレット等
の上に移載するときは、流体圧シリンダ２３，２３’の
ロッドを最小ストロークまで縮める。

そうするとバスケット１，２の底板ｉｉ、ｉｉ’はその
軸支点を軸として回転して垂直状態となるがバスケット
１，２の側板１３，１３’により、ドラム罐等がずり落
ちることなく、該底板１１．１１’上のドラム罐等は縦
向きとなる。

そこで流体圧シリンダ３７．３８のロッドを伸ばすと、
両バスケット１，２はそれぞれ外側へ移動するので、ド
ラム罐等は運転者の操作によってバスケット１，２から
離脱し縦向きの状態で容易に貨車、トラック、パレット
等の上に移載される。

なおこの場合左右のバスケット１，２間の距離を流体圧
シリンダ３７．３８により適宜調整して両バスケット１
，２のドラム罐等が互いに干渉することのないように操
作することはいうまでもないＯ本発明装置は、上記のような構成、作用を具有するもの
であるから、本発明によれば、（１）横向き状態にあるドラム罐等の円筒状重量物を、
運転者の操作によって容易に縦向きの状態にして貨車、
トラック、パレット等上に移載できるため、従来に比し
著しく荷役作業能率を向上できる。

（２）省力化と、作業の安全をはかることができる。

などの実用的効果を挙げることができる。

【図面の簡単な説明】図面は本発明の一実施例の概略説明図で、第１図は一部
を破断して示す斜視図、第２図は第１図のＡ方向矢視図
、第３図は第２図の■−■線断面図、第４図は第２図の
Ｂ部拡大斜視図、第５図は第１図のＣ部拡大図、第６図
および第７図はバスケット０）作動状態を示す正面図で
ある。１．２：バスケット、３，４：フォーク、５：支持枠、
１６．１’：フォーク本体、２３．２３’：流体圧シリ
ンダ、３７．３８：流体圧シリンダ、３９：フォークリ
フトのリフトブラケット。

Claims

【特許請求の範囲】

１フォークリフトのリフトブラケット３９に着脱自在
に装着された支持枠５と、同支持枠５に対し、左右方向
に摺動可能に装着された被搬送物搬送用フォーク３，４
と、支持枠５の左右に対称的に配設されたフォーク本体
１６．１６’に、同本体１６．１６’の平行な軸周に回
転可能に軸支された一対のパケット１，２と、それらバ
スケット１゜２の底板ＩＬ１１’の後端部における支持
枠５に立設された支柱１６ａ、１６’ａと、ドラム
罐等の円筒状重量物を、バスケット１，２上で横向きか
ら縦向きに、またはその逆にする際、該ドラム罐等のず
れ落ちを防ぐ側板１３、１３’をバスケット１．２に
設けるとともに、該バスケットを回転駆動する手段とを
設けてなることを特徴とするフォークリフト用被搬送物
の移載装置。