JPS5841941A - 緯糸測長装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は緯糸測長装置に関し、より詳しくは無杼織機に
おける緯糸測長装置に関する。

ヱアジェ、トルームのような無杼織機においては、ドラ
ムを静止状態としつつ該ドラムの周囲に緯糸を巻付けて
貯留し、緯入れに必要な緯糸長さを測定する装置が用い
られている。

かかる緯糸測長装置として種々の形式が知られている。

例えば、特開昭５３−１０６８３６号公報には、遊星歯
車機構を用いて、多数の保合ビンが、ドラム局面の緯糸
巻付側で突出し、緯糸の繰出し側に向けてドラム軸線方
向に移動し、且つ緯糸繰出し側で没するようにした機構
が開示されている。

しかしながら、この従来装置では、遊星歯車機構を用い
ているため機構が複雑であり、その製作や調整に手間ど
るという欠点がある。更に歯車に付随するパ、り２ッシ
、によシ作動部材に遊びが生じ、このため係合ビンの作
動に誤差を生じ易く、保合ビ／の作動誤差を減少させる
ことが難しいという欠点がある。また、上述の如く複雑
な機構のため、耐久性が不十分になり易く、またそれを
収容している緯糸測長装置が大型化するという欠点があ
る。仮りに緯糸測長装置の小型化のために、遊星歯車を
小型化しても、歯車のバ、クラ、シュ量は減少できない
、更に、緯糸汚損防止のため樹脂ｊｌ１１１車を用いて
無給油状態で使用しようとすると、材質および製作工程
上の理由によって歯車精度を十分に高められない、従っ
て、樹脂製両軍を用いて装置を小型化すると、歯車の精
度が余シ高くなく、大きなバ、クラ、シ、を生じる。と
ころで、緯糸測長装置の緯糸測長精度は係合ビンのドラ
ム周面からの突出時間に依存し、緯糸繰出しタイミング
は保合ビンのドラム局面から没入するタイミングに依存
する。このため、上述の如く、精度が高くなく且つバ、
り２．シ、の大きい歯車を用いると、保合ピンのドラム
局面からの突出時間および没入タイミングが変動し、従
って緯糸測長量および繰出しタイミングに大きな誤差を
生じるという欠点がある。更に、上述した従来の緯糸測
長装置のように歯車を用いていると、歯車に風綿が噛み
込み易く、風綿が歯車に噛み込むと緯糸測長装置の作動
が全く損ねられたり、緯入タイミングが狂い、更には噛
み込みの過負荷により軸受が摩耗するという欠点がある
。

長装置に付随する種々の欠点を解消し、機構−が簡単で
、緯糸測長精度および緯糸繰出しタイミング精度が高く
、且つ風綿の噛み込みの少ない緯糸テ１ｊ長装置を提供
することを目的とする。

本発明では、かかる目的を第１の回転円板および該第１
の回転円板の回転軸線に対し回転軸梓が偏心している第
２の回転円板を、ドラムの中心軸線Ｋｉｉ！交して、回
転可能に、ドラム内に設け、両回転円板間を回動可能な
りランク状連結ロッドにより連結するとと亀に、該連結
ロッドに保合ピンを固定して、回転円板の回転によシ係
合ビンがドラムの中心軸線方向に移動しつつドラム周面
から出没可能とした緯糸測長装置により達成する。

以下添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１
図において、駆動軸１は一対の軸受３゜５によって回転
可能に支持されているとともに、織機の主駆動源（図示
せず）に連結され、それによシ回転古れる。軸受５を介
してドラム１１が支持されている。ドラム１１は円板状
の鍔部１３、該鍔部１３から軸方向に突出した円筒部１
５および円筒部１５の先端を覆うカバー１７からなりて
いる。

前記駆動軸１はドラム１１゛内に延びており、その先端
はカバー１７の近傍まで達しておシ且っ歯車２１を有し
ている。また、ドラム１１の内部にブック、ト部１１ｍ
、１１ｂを形成し、該ブラケット部１１ａ、ｆｌｂに軸
受２３．２５を装着し、この軸受２３，２５によシ係合
ピン駆動軸２７を回転可能に支持している。保合ビン駆
動軸２７に娘、前記歯車２１に噛合する歯車２９、およ
び係合ビン駆動歯車３１を取付けている。

次に第２図および第３図を参照して保合ビン駆動機構を
説明する・ドラム１１内部にブラケット部１１ｃ（第２
図）を設け、該プラケット部１１’ｃＫクランク状をし
た支持軸４１を突出固定させている。支持軸４１は、中
心軸線が距離・だけ離れた軸受部４１ｍ、４１ｂを有す
る。支持軸４１の軸受部４１ｍ、４１ｂに、軸受４３，
４５（第２図）を介して、回転円板５１および回転円板
５３を回転可能に支持している。この結果、回転円板５
１および回転円板５３は、支持軸４１のクランク部の偏
心量・だけ偏心した回転軸線のまわシで回転する。ここ
に支持軸４１の軸線はドラム１１の中心軸に直交して位
置させている。

回転円板５１の周面に１係合ビン駆動歯車３１に噛合す
る歯を刻設している。また、回転円板５１および回転円
板５３には、同数の小孔５１１゜５３ｍが中心から等半
径ｒの円上に等間隔に穿たれている。連結口、ド５５を
クランク形状に形成し、該連結ロッド５５に中心軸線が
距離・、どけ変位した２つの軸受部５５　ｈ　ｅ　５５
　ｂを形成している。

軸受部５５ｍ、５５ｂを回転円板５１．５３の小孔５１
ｍ、５３ｍＩＣ回動可能に装着し、回転円板５１．５３
を連結口、ド５５により連結している。

連結ロッド５５の先端に、ビン５９を用いて係合ビンヘ
ッド５７を固定している。係合ビンヘッド５７には係合
ピ／６１が一体にまた一体的に形成されており、係合ピ
／６１はドラム１１の円筒部１５に穿設した長孔１５ｍ
から後述のように出没可能である。

第２図に示すように、ドラムエ１の鍔部１３に円弧溝１
３ａを穿りている。ｔた、Ｃ形断面をした薄板製測長変
更板６５の両端に止着ピン６３を溶接環により取付け、
該止着ピン６３を円弧溝１３ａＫ沿って摺動し所定位置
で固定するようにしている。止着ピン６３の固定方法と
しては、先端に螺子を刻みす、ト等により締結すること
が構造簡単で且つ固定が容易となるので好ましい。

再び第１図を参照して、駆動軸１は軸方向長孔１１を有
し、該長孔１ａの内端部に、半径方向に延びる糸ガイト
チ、−７′プ７１を連結し、更に糸ガイトチ、−プ７１
の先端に糸ガイド７３を取付けて糸ガイド７３がドラム
１１の周辺外側に位置するようにしている。

駆動軸ｌが織機の主駆動源により回転きれ、緯糸は駆動
軸１内の長孔１ａから糸ガイドチューフ゛７１、更に糸
ガイド７３を経て供給され、ドラム１１のまわりに巻付
けられ貯留される。一方駆動軸１の先端に止着した歯車
２１および核歯車２１に噛合する歯車２９を介して係合
ビン駆動軸２γが回転され、更に該駆動軸２７に止着さ
れた歯車３１により回転円板５１が支持軸４１のまわり
に回転される。回転円板５１と回転円板５３とはクラン
ク形状をした連結ロッド５５によシ連結されているので
、回転円板５１の回転につれ回転円板５３は回転円板５
１の回転軸線から偏心した回転軸線のまわりに回転させ
られる。より詳しくは、支持軸４１と１つの連結ロッド
５５に着目し、第３図と同方向に見た機構図を描くと第
４図のようになる。すなわち、支持軸４１の餉受面４１
ａ。

４１ｂは距離ｅだけ偏心して固定設置されている。

軸受４１ｍ、４１ｂのまわりに回転円板５１および回転
円板５３が回転可能に支持されているので、回転円板５
１および回転円板５３の一部は軸受部４１ｍ５４１ｂに
連結さ、ｌた一定長さのリンクとして作用する。このリ
ンク長さは軸受面４１１゜４１ｂの中心軸線と小孔５１
ｍ、５３ｍの中心軸線間距離ｒである。距離ｅだけ偏心
した軸受部５５　ａ　ｅ　５５　ｂを有する連結ロッド
５５により、小孔５１ａｅ５３ａを連結している。この
結果、支持軸４１、回転円板５１、回転円板５３および
連結口、ド５５を構成リンクとする平行うランク機構が
構成され、第４図において、連結口、ド５５からなるリ
ンクは支持軸４１からなるリンクに常時平行する。従り
て、連結ロッド５５に固定した保合ビン６１は常時一定
方向を向いておシ、且つその先端は円運動を行なう。支
持軸４１の設置位置、回転円板５１および回転円板５３
の中心および小孔５１ｍ、５３ｍ間距離、並びに支持軸
４１および連結口、ド５５の偏心′ｔｅを適宜選デする
ことによって、（１）係合ピン６１がドラム局面の緯糸
巻付側、すなわち第１図の糸ガイド７３の右側で、ドラ
ム１１の円筒部１５０周而か面突出して緯糸を捕捉し、
（２）緯糸の繰出し側に向けてドラム１１の円筒部に沿
す長孔１５＆内を１！Ａ線方向に、すなわち第１図で左
方へ、移動して梓糸を移送し、且つ（３）繰出し側、す
なわち第１図のドラム１１の左端近傍位置、でドラム１
１０円筒部１５の局面から没して緯糸の繰出しを許すよ
うにできる。なお、保合ピン６１の連結口、ド５５への
取付角度を変えることによって、保合ピン６１の出没タ
イミングを調節することもできる。

本発明に係る装置により測長される緯糸長さは、保合ビ
ン６１がドラム局面から突出している時間、すなわち上
記α）Ｊ−ら（３）の間の時間、この時間内に糸ガイド
チューブ７１が糸ガイド７３をドラムのまわりに回転さ
せる回数および糸ガイド７３の各回転によってドラムの
周囲に巻付けられる緯糸長、すなわちドラム１１０周長
によって定まる。緯糸測長量を簡単に変更するには、ド
ラム１１の周長を変更すればよい、そこで、本実施例で
は、前述した如く、薄板製測長変更板６５０両端に止着
ピン６３を取付け、ドラムの鍔部１３に形成した円弧溝
１３ｍに沿って止着ピン６３を移動し適宜位置にて固定
可能としている。これによシ、ドラムの局長を容易に変
更でき、従って緯糸測長量を簡単に変更可能としている
。

本発明の測長装置では、バ、クラ、シュや加工精度によ
ってタイミング精度に影響を及ぼす歯車を用いておらず
、加工精度を容易且つ十分に高めることが可能なリンク
機構を採用しているため、保合ビンの作動タイミング精
度が高められ、測長ばらつきが大幅に減じられる。しか
も、連結口。

ドに対する保合ビンの取付角度を変えて作動タイミング
を簡単に調節するとともできる。４！た本発明装置は、
原理的には四節平行うランク機構であって、構造が簡単
であシ、構成部品も余シ複雑な形状をしていないので、
部品の製作、装置の組立、調整も容易である。更に、歯
車を使用した場合のように歯面に風綿が堆積し、そのた
めに測長装置の作動が損ねられるようなこともない。

本発明装置によって、製作が容易で作動が確実な緯糸測
長装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の断面側面図、第２図は第１図の装
置の断面正面図、第３図は第２図の■−■断面図である
。なお、第２図および第３図中の１−１．ＩＩ−Ｉは第
１図および第２図の切断面を示す、第４図は保合ビン駆
動機構の機構図である。 ４１・・・支持軸、５１・・・回転円板、５３・・・回
転円板、５５・・・連結ロッド、６１・・・係合ビン６
特許出願人 株式会社　豊田自動織機創作所 特許出願代理人 弁理士　　青　木　　　朗 弁理士　西舘和之 弁理士　山本菊枝 弁理士　三中英治 弁理士　　山　口　昭　之 第１図 ｎ 第２図 ■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　ドラムを静止状態としつ−）Ｉ＊ドラムの周囲に
   緯糸を巻付けて貯留する緯糸測長装置において、第１の
   回転円板および該第１の回転円板の回転軸線に対し回転
   軸線が偏心している第２の回転円板を、ドラムの中心軸
   線に直交して回転可能に１　ドラム内に設け、両回転円
   板間を回動可能なりランク状連結口、ドにより連結する
   とともに、諌連結口、ドに保合ビンを固定して、回転円
   板の回転によシ係合ピンがドラムの中心軸線方向に移動
   しつつドラム局面から出没可能としたことを特徴とする
   緯糸測長装置＠