JPS5841530B2 - キ−ボ−ド装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ペンによって指示されたタブレット上のキー
の座標位置をデジタル化するキーボード装置、更に詳し
く言えば、複数のタブレットを選択的に使用することが
できるキーボー ド装置に関するものである。

タブレットを使用したキーボードにおいては、タブレッ
ト上の各キーに対応するキャラクタまたは項目を割当て
るようになっているが、このキャラクタまたは項目はタ
ブレット上に配置するキャラクタシートの各セグメント
に表示される。

ところで、このキャラクタシートに収容可能な情報には
自ずと限界があるため、これを交換する方法が実用化さ
れている。

しかしな力Ｓら従来の方法では、キャラクタシートの交
換時にタブレット上に区画されたキーとキャラクタシー
ト上に区画されたセグメントが互いにずれないように位
置決め装置を設けなければならない。

また、キャラクタシートに表示される情報の種類によっ
ては、この情報を表示するセグメントの大きさや形状を
変えた方が合理的な場合がある。

即ち、在庫管理機や人事管理機等の多項目入力装置とし
て用いる場合である。

本発明は、キー区画の大きさの異なるタブレットを複数
枚使用することによって、上述せる問題を解消せんとし
たものである。

以下本発明を添付図面に示した実施例によって説明する
。

第１図は、本発明によるキーボード装置の実施例の斜視
図である。

１は本体ケーシングで、該本体ケーシング１の支持面２
上にはタブレット３が配置されている。

このタブレット３はその一辺が可撓性連結部４であって
、四枚のタブレット３が該可撓性連結部４で綴じ合わさ
れ、その綴じ合わせ部は本体ケーシング１をほぼ縦に部
分する位置で本体ケーシング支持面２を貫通して本体ケ
ーシング１内に挿入せられ、枚葉式に重ね合わせられる
ようになっている。

本体ケーシング１には、この他タブレット３をタッチす
るための指示ペン５およびその他必要なディスプレイパ
ネル６等が取り付けられている。

また、本体ケーシング１の中には、タブレット３に信号
を印加するための回路配置（図示せず）および該回路配
置から延び前記タブレット３に信号を導く信号伝送路（
図示せず）等が設けられている。

この信号伝送路は、前記タブレット３の可撓性連結部４
を介してタブレット３の導体群と電気的に接続されてい
る。

第２図は一枚のタブレット３の部分断面図であって、静
電結合方式を例に挙げて示したものであり、裏と表にキ
ー領域を有するもので、以下タブレット３の片面につい
て説明する。

７はポリイミド等の絶縁性材料からなる可撓性基板シー
トである。

該可撓性基板シート７は、タブレット３の基板に相当す
る部分と可撓性連結部４に相当する部分を有しており、
このタブレット３の基板に相当する部分には金属箔から
なる可撓性の第一導体８がプリント配線技術によって配
置されており、また可撓性連結部４に相当する部分には
第一信号伝送路９と第二信号伝送路１０と、シールド用
線路１１が間隔を置いて平行にプリント配線されていて
、前記第一導体８と前記第一信号伝送路９は連続した可
撓性の金属箔でプリント配線されている。

また、前記第一導体８の上には、ポリイミド等の絶縁材
からなる可撓性の絶縁フィルム１２を介して、可撓性の
第二導体１３が前記第一導体８に直交してプリン１へ配
線されており、スルーホールメッキ１６ａによって前記
第二信号伝送路１０と電気的に接続されている。

更に前記第二導体１３上には、ポリイミド等の可撓性の
絶縁材からなる絶縁フィルム１４を介して、スルーホー
ルメッキ１６ｂによって前記シールド用線路１１と電気
的に接続されている可撓性のシールド用金属箔１５が配
設されているが、このシールド用金属箔１５は実開昭４
９−９９１２９号に記載されたものと同様のものが使用
される。

このシールド用金属箔１５全体と、端末部を除いた第一
および第二の信号伝送路９，１０と、端末部を除いたシ
ールド用線路１１は、ポリイミド等の絶縁材からなる絶
縁フィルム１７で覆われており、これによってタブレッ
ト３および可撓性連結部４も絶縁保護される。

前記した絶縁フィルム１７で覆われていない第一と第二
の信号伝送路９，１０の端末部は、前記回路配置（図示
せず）から延びる信号伝送路（図示せず）にコネクター
あるいは半田付は等の一般に多用されている接続手段に
よって電気的に接続されるための部分である。

同様に、前記シールド用線路の未被覆部分は、電気的な
アースをとるための手段に電気的に接続されるためのも
のである。

前記第一と第二の導体８，１３の交点がキー領域１８で
あるが、このキー領域１８に文字、記号、見出し語を割
り当てるキャラクタシートを含む表層パネル１９がタブ
レット３の支持面に配置されている。

裏面についても同様の事が言える。タブレット３には、
以上の他に可撓性連結部４とは反対側にインデックスタ
ブ２０が設けられ、該インデックスタブ２０はタブレッ
ト３毎にその形成位置を変えることによって、タブレッ
ト３を識別するための符号手段となり、光学的方法等に
よって容易に読みとり可能である。

上述したようなタブレット３を複数枚可撓性連結部４で
綴じ合わせた場合において、タブレット３と前記回路配
置との接続方法は伺通りか考えられるが、その代表例を
第３図に示す。

即ち、第３Ａ図はＡ−・Ｂ−Ｃ−Ｄの四枚のタブｌノッ
ト３を常時並列接続とし、タブレツ１〜３が有する固有
のコードをインデックスタブ２０の位置で識別する。

クブレツト識別回路２１からのコードと指示ペン５によ
って指示されたタブレット３上の座標コ・−ドとを合わ
せて、指示されたキーのコードとするものである。

第３Ｂ図は、インデックスタブ２０の位置を識別するタ
ブレット識別回路２１からのコード信号によって、回路
配置２２とタブｌノット３とを選択的に接続する切換回
路２３を切換えることによって、オペレーターに選択さ
れたタブレット３のみに信号を印加し、指示ペン５によ
って検出されたタブレット上の座標コードと前記タブレ
ット識別回路２１からのコードとを合わせて、指示され
たキーのコードとするものである。

第３Ｃ図は、タブレット上の第一と第二導体の少なくと
も一方を常時各タブレット３独立に信号を印加し、他方
は直列または並列接続し、同じ信号を印加することによ
って前記二つの例の如く、タブレット識別回路のような
ものがなくても指示されたキーをコード化するものであ
る。

本発明におけるキーボード用のタブレット３は、以上の
ような構成であるので、次のような特性および利点を有
する。

即ち、タブレット３のキー領域１８を有する部分は、可
撓性基板シート７と、第一と第二導体８，１３と、シー
ルド用金属箔１５と、絶縁フィルム１２，１４，１７お
よび表層パネル１９が積層状態で厚味を持った弾性板と
なり、一方可撓性連結部４は、可撓性基板シート７と、
第一または第二信号伝送路９，１０と絶縁フィルム１７
の積層で薄いため、第一図に示されたようにブック状の
状態で使用する場合、可撓性連結部４が屈曲（または湾
曲）し、タブレット３はほぼ平面を保つので指示ペン５
による操作性がよい。

また、タブレット３を積み重ねて本体ケーシングの支持
面に配置できるので、限られた本体ケーシングで極めて
多数のキーを有するキーボード装置を実現できる。

更に、クブレツ１−３がブック式に積み重ねられるので
、所望のタブレット３を選択する際内容を目視で確認し
ながら行え、タブレット３の検索が容易である。

第４図に示すように、タブレット３から延びる可撓性連
結部４と回路配置から延びる信号伝送路および本体ケー
シング１とが、着脱自在なコネクター２４を用いて電気
的に連結および固定するようにした場合、ブック状にし
たタブレット３群を複数使用することが可能なので、収
容可能なキーの数を飛躍的に増大することができる。

各タブレット３に区画されるキー領域１８の大きさは同
一寸法である必要はないので、−組のブック状タブレッ
ト３の中に品名、人名等を表示できる大きなキー領域１
８を有するタブレット３と、漢字等を表示する小さなキ
ー領域１８を有するタブレット３とを綴じておくことが
でき、よって漢字入力も可能な多項目人力用キーボード
装置（項目も入力可能な漢字入力装置）となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はキーボ
ード装置の斜視図、第２図はタブレットの部分断面図、
第３Ａ図、第３Ｂ図、第３Ｃ図はタブレットと回路配置
との接続例、第４図は着脱自在な接続方法である。 １は本体ケーシング、３はタブレット、４は可撓性連結
部、５は指示ペン、９は第一信号線路、１０は第二信号
線路、２０はインデックスタブ、２４はコネクターであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 座標軸に沿って間隔をもって配置された二組の導体
   群を内部に有するタブレットと、このタブレットの支持
   面を有する本体ケーシングと、この本体ケーシング内に
   設けられた回路配置と前記タブレットを前記本体ケーシ
   ングの支持面上に起伏自在に装着する可撓性材料からな
   る連結手段であって、前記導体群の各々を前記回路配置
   に電気的に接続する可撓性導体群を有するものとを備え
   ていることを特徴とするキーボード装置。