JPS5841151Y2 - 合成樹脂製筒状容器の把手 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂製筒状容器の把手に関するものであ
る。

例えば醤油の容器にあっては、２１詰めのガラス壜から
例えば１．８１詰めの合成樹脂製筒状容器になってきた
が、１．８１の醤油が詰められているこの筒状容器の持
ち運び、あるいはこの筒状容器から醤油を注出するに当
って、把手があると極めて便利である。

しかしながら、この種の筒状容器の胴部に把手を一体成
形することは、金型が複雑になり、その分コスト高とな
ると共に、把手の分だけ嵩張り、整然かつ密に箱詰めで
きない隘路がある。

本考案は、かくの如き隘路がないようにしたものであっ
て、その実施例を図面に基づき以下に説明する。

第１図に示すものは、例えば醤油１．８１詰めの合成樹
脂製筒状容器であって、この容器１の胴部上方における
上下位置の外周には、それぞれ凹条溝１ａが形成されて
いる。

第２図に示すものは、前記容器１の胴部における各凹条
溝１ａ内に締着して使用する合成樹脂製把手であって、
この把手２は、コ字形の把持部２ａと、この把持部２ａ
の上下の屈曲端面にそれぞれ一体成形された、一端部外
面に係合環２ｂおよび他端部外面に係合爪２Ｃを有する
各バンド部２ｄとから成る。

しかして、前記容器１を持ち運ぶとき、あるいは容器１
から醤油の如き液体を注出するときは、前記把手２にお
ける各バンド部２ｄを、容器１の胴部における各凹条溝
１ａ内に嵌めながら、各バンド部２ｄの他端部を一端部
の係合環２ｂにそれぞれ挿通して締め着ける。

この各バンド部２ｄの締め着は限において、その他端部
の係合爪２Ｃが係合環２ｂと係合して抜は止めされる。

従って把持部２ａを持って容器１を持ち上げることがで
きる。

以上述べた如く、本考案は、コ字形の把持部と、この把
持部の上下の屈曲端面にそれぞれ一体成形された、一端
部外面に係合環および他端部外面に係合爪を有する各バ
ンド部とから成る合成樹脂製把手の前記各バンド部を、
合成樹脂製筒状容器の胴部上方における上下位置の外周
に形成しである各凹条溝内にそれぞれ締着するようにし
たので、前記容器に対して把手を容易かつ確固に取り付
けることができ、容器の持ち運び、あるいは容器から液
体を注出するのに極めて便利である。

しかも前記把手は単独に成形するので、成形が容易であ
り、前記容器の付属品として別に箱詰めすればよいので
、容器の箱詰めに何等支障を来たさない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであって、第１図は容器
要部の斜視図、第２図は把手の平面的斜視図、第３図は
容器に把手を取り付けた状態を示す要部の斜視図である
。 １・・・・・・容器、１ａ・・・・・・凹条溝、２・・
・・・・把手、２ａ・・・・・・把持部、２ｂ・・・・
・・係合環、２Ｃ・・・・・・係合爪、２ｄ・・・・・
・バンド部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コ字形の合成樹脂製把持部と、この把持部の上下の屈曲
   端面にそれぞれ一体成形された、一端部外面に係合環お
   よび他端部外面に係合爪を有する各バンド部とから戊す
   、前記各バンド部を、合成樹脂製筒状容器の胴部上方に
   おける上下位置の外周に形威しである各凹条溝内にそれ
   ぞれ締着するようにした合成樹脂製筒状容器の把手。