JPS5841150Y2 - 合成樹脂製筒状容器の把手 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂製筒状容器の把手に関するものであ
る。

以下に本考案の実施例を図面に基づき説明する。

図において、１は、胴部１ａ、肩部１ｂ、口頚太径基部
１Ｃ１雄螺子付き口頚部１ｄからなる合成樹脂製の有底
筒状容器であって、例えば醤油などの液体を収納するも
のである。

前記胴部１ａの上端外周および１頚太径基部１Ｃの外周
にはそれぞれ環状突起１ｅが形成されている。

２は、口頚部１ｄに螺着されたキャップである。

３は、前記容器１の胴部１ａの上端および肩部１ｂ、口
頚太径基部１Ｃにわたって被嵌される如き側柵形の帽状
部３ａと、この帽状部３ａにおける前記容器１の口頚太
径基部１Ｃおよび肩部１ｂに相当する部分にわたって形
成された把持部３ｂと、帽状部３ａにおける前記容器１
の口頚太径基部１Ｃおよび胴部１ａの上端に相当部分の
内周面にそれぞれ設けた環状溝３Ｃとからなる合成樹脂
製把手であって、容器１を持ち運ぶとき、あるいは容器
１から液体を注出するとき、図示の如く容器１に被嵌す
る。

この場合、容器１側の環状突起１ｅと、把手３側の環状
溝３Ｃとが互いに密嵌されるので、把手３から容器１が
脱落するようなことはない。

以上述べた如く、本考案によれば、合成樹脂製筒状容器
の胴部上端および肩部ならびに口頭大径基部にわたり、
それらの部分と相似形の合成樹脂製把手における側柵形
の帽状部を被嵌し、がっ容器側の環状突起と、把手側の
環状溝とを互いに密嵌するだけで、容器を脱落させるこ
となく、容器に対して把手を取り付けることができる。

しかも合成樹脂製把手における側柵形の帽状部を被嵌す
べき合成樹脂製筒状容器の胴部上端および肩部ならびに
口頭大径基部は強度が高く、硬度も高いので、合成樹脂
製把手における側柵形の帽状部を被嵌し、把持部を持っ
て、容器を持ち運ぶとき、あるいは容器から液体を注出
するようなときに、容器の胴部上端および肩部ならびに
口頚太径基部の変形が少なく、同様に、把手における側
柵形の帽状部も、容器の胴部上端および肩部ならびに口
頭大径基部にわたり、それらの部分と相似形になってい
ること、帽状部における容器の口頭大径基部、肩部に相
当する部分にわたって形成された把持部を有することか
ら、把手全体の強度を高くすることができ、従って容器
に対して把手を確固に取り付けておくことができる。

また把手は、単独に成形するので、成形が容易であり、
前記容器の付属品として別に箱詰めすればよいので、容
器の箱詰めに何等支障を来たさない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示す要部の縦断正面図である。 １・・・・・・容器、１ａ・・・・・・胴部、１ｂ・・
・・・・肩部、１Ｃ・・・・・・口頚太径基部、１ｄ・
・・・・・口頚部、１ｅ・・・・・・環状突起、２・・
・・・・キャップ、３・・・・・・把手、３ａ・・・・
・・帽状部、３ｂ・・・・・・把持部、３Ｃ・・・・・
・環状溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製筒状容器の胴部上端および肩部ならびに口頚
   太径基部にわたって被嵌される如き側柵形の合成樹脂製
   帽状部と、この帽状部における前記容器の口頚太径基部
   および肩部に相当する部分にわたって形成された把持部
   と、前記帽状部における容器の口頭大径基部および胴部
   上端に相当する部分の内周面にそれぞれ設けた環状溝と
   がらなり、前記各環状溝内に、前記容器の口頚太径基部
   外周および胴部上端外周にそれぞれ設けた環状突起を密
   嵌するようにした合成樹脂製筒状容器の把手。