JPS5841017Y2 - 水中半自動溶接装置 - Google Patents

水中半自動溶接装置

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JPS5841017Y2
JPS5841017Y2 JP2577682U JP2577682U JPS5841017Y2 JP S5841017 Y2 JPS5841017 Y2 JP S5841017Y2 JP 2577682 U JP2577682 U JP 2577682U JP 2577682 U JP2577682 U JP 2577682U JP S5841017 Y2 JPS5841017 Y2 JP S5841017Y2
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JP
Japan
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welding
rail
underwater
torch
bundle
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JP2577682U
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JPS57181481U (ja
Inventor
忠志 信重
幸男 真鍋
宏一 和田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水中溶接装置の改良に関する。
従来の水中溶接には、陸上での溶接に通常用いられてい
る被覆アーク溶接棒に、用途に応じた防水処理を施し、
これをホルダー(これも陸上溶接用のものを簡単に改造
したもの)に接続して行なう所謂湿式水中溶接法と、被
溶接部近傍を水密構造物で覆い、該水密構造物の内部を
排水して陸上と同様に溶接を行なう乾式法とがあるが、
前者は溶接継手部の信頼性や溶接能率の点で問題があり
、また後者は被溶接構造物の形状に応じた水密構造物を
製作しなければならないため、設備費が嵩む点で問題が
あった。
上記従来法の欠点を解消する方法として、高速ジェット
噴流による諸効果を利用する局部乾式水中溶接法を、本
考案者等がさきに提案しく特願昭47−87934号参
照)たが、これは被溶接構造物の形状に無関係に、高能
率で信頼性の高い溶接継手部を得ることができるという
水中溶接結果を得ている。
第1図はその概略説明図であるが、同図において、aは
水中溶接トーチ、bは溶接ワイヤ、Cは水の高速ジェッ
ト噴流、dはシールドガス流、eは溶接アーク、fは溶
接ビード、gは被溶接材(母材)、hはシールドガス気
泡、iは水、jはシールドガス、kは水の高速ジェット
噴流ノズル、lは局部空間、mは給電トよびコンジット
ケーブルをそれぞれ示す。
この提案の水中溶接法は、上記の如き利点を有する反面
、水の高速ジェット噴流Cにより微細化されたシールド
ガス気泡りが溶接トーチ3周辺(半径約10〜30cn
1)に多量に吹き出されるため、潜水夫が溶接トーチを
保持して溶接を行なう半自動溶接においては、溶接アー
クeの狙い位置およびノズルにと母材gの位置関係を視
界の悪化によって把握することが困難であった。
そのため溶接トーチの保持、溶接アークの狙いを機械的
に行なう自動溶接にしか適用できないという不都合点が
あった。
しかしながら実際の水中溶接施工に当っては、自動溶接
仕残部や比較的短尺溶接部では、機器の着脱や施工の容
易な半自動溶接によるのが望ましく、このような場合に
用いる水中溶接装置の実現が業界で要望されている実情
にある。
本考案は、かかる業界の要請に応えることの可能な水中
半自動溶接装置を提供することを目的として提案された
もので、被溶接物の溶接開先に平行に、該被溶接物上に
固定または離脱可能に敷設されたレールおよび同レール
上を移動する台車本体、同台車本体に支持され上記溶接
開先にのぞむ局部乾式トーチよりなる水中溶接装置にお
いて、上記台車本体に付設されたバンドル、このバンド
ルと同軸に設けられたウオーム、これと噛合するウオー
ムホイール等のギヤー系を介した台車走行機構、および
上記バンドルと同軸に設けた偏心ピンと台車本体に固定
した支持部材の溝に沿って摺動可能なローラーを有する
トーチ支持具と、一方が上記偏心ピン、他端が上記トー
チ支持具に接続されたロッドとからなるトーチウィービ
ング機構を有することを特徴とする水中半自動溶接装置
に係るものである。
以下第2図乃至第3図に示す実施例により本考案につき
具体的に説明する。
第2図および第3図において、1は後述する台車本体8
の走行用レールで、同レール1には台車本体駆動ラック
2がその長手方向に沿って全長に亘って設けられており
、またその両外側面には台車本体8を支持案内する案内
溝3が設けられている。
5は該レール1の両端部下面に該レール1に対しほぼ直
角にその中央部を固着されたレール支持部材で、それら
支持部材5の両端部下面には、ばね7を巻きつけられた
ボルト6を介して被溶接物g〜の着脱用磁石4が装着さ
れており、同磁石4は切換スイッチ4aの操作で消磁ま
たは励磁される構造となっていて、上記レール1を被溶
接物g上に固定または該レール1から離脱せしめること
ができるようになっている。
台車本体8は上記レール1上を跨がるように構成され、
(第3図参照)前後釜一対の走行ローラ22aおよびサ
イドローラ22bが設けられ走行ローラ22aはレール
1の案内溝3に摺動可能に嵌合されてトリ、またサイド
ローラ22bはレール1の両外側面に摺動可能に当接し
ている。
10は台車本体8の上部に突設されたブラケット8aに
回転自在に軸支された軸杆10aの一端部に設けられた
ウオームで、該軸杆10aの他端部にはバンドル9が取
付けられている。
11は上記ウオーム10と噛合するウオームホイールで
、同ウオームホイール11は台車本体8に第3図に示す
如く回転自在に軸支された縦軸11aの上端に固定され
ており、該縦軸11aの下端に固定されたピニオン12
は上記レール1のラック2と噛合している。
従ってバンドル9を適宜回転させると、台車本体8はレ
ール1に沿って移動するようになってトリ、上記ラック
2、ピニオン12、縦軸11 aウオームホイール11
.ウオーム10、軸杆10aおよびバンドル9等で台車
本体8をレール1に沿って移動させる駆動手段Aを形成
している。
25は台車本体8の一側(被溶接物gの溶接開先側)に
突設されたコ字形の水中溶接トーチ保持具15を支承す
る支持部材で、同支持部材25の溝26に上記水中溶接
トーチ保持具15が、水平方向に摺動可能に支承されて
いる。
27は該コ字形支持部材25の溝26の両側に設けられ
た案内溝で同案内溝27内には、上記水中溶接トーチ保
持具15の前後部両側に設けられた案内ローラ28が転
勤可能に嵌合されている。
13は上記軸杆10aの先端に第2図に示す如く取付け
られた偏心ピンで、同偏心ピン13はロッド14をおよ
び15b介して水中溶接トーチ保持具15に連結されて
おり、バンドル9の回転操作による軸杆10aの回転に
基ずく偏心ピン13の偏心運動により水中溶接トーチ保
持具15を案内ローラ28を介して案内溝27に沿って
摺動せしめるようになっている。
aは上記水中溶接トーチ保持具15に装着された従来周
知の局部乾式水中溶接トーチで、同トーチaは水中溶接
トーチ保持具15に装着された止ねじ15aの操作によ
り、該トーチaの着脱および水中溶接トーチaの下端と
被溶接材間の距離を調整できるようになっている。
そして上記偏心ピン13、ロッド14、水中溶接トーチ
保持具15等で局部乾式水中溶接トーチaを単振運動さ
せる手段Bを形成している。
17はレール1に一端をボルト19によって固定されレ
ール1の据付はゲージで、同据付はゲージ17の他端に
は第4図に示す如くばね21によって下方に付勢されて
いる接触子20が装着されており、該接触子20はばね
21によって被溶接材g側へ突出せしめられているO 本考案装置の一実施例は上記のように構成されており、
局部乾式水中溶接の半自動溶接を行なうに当っては、ま
ずレール1を被溶接材g上の所定位置に固定するが、こ
の場合レール1の両端部の磁石4を切換スイッチ4aに
て消磁させた状態で被溶接材g上に載せ、ついで据付ゲ
ージ17を固定ボルト19によりレール1に第4図およ
び第5図に示すように取付け、レール1と溶接開先18
との平行性を保つように設置する。
この際据付はゲージ17の一端部に内蔵されているばね
21の働らきにより、接触子20は被溶接材g上に常に
押しつけられているため、レール1を被溶接材2面上で
適当に移動させると、レール1に取付けられている2個
の据付ゲージ17の接触子20が溶接開先18内に落ち
込み、動かなくなれば、レール1と溶接開先18は平行
に保たれた状態となる。
そこで磁石4を励磁してレール1を被溶接材g上に固定
する。
な釦溶接開先18が曲線の場合は、レール1の曲率と溶
接開先18の曲率は相似に作られることはいうまでもな
い。
また接触子20の中心と台車本体8の水中溶接トーチ保
持具15に取付けられた局部乾式溶接トーチaの中心(
溶接ワイヤbの中心)とは一致するように寸法が決めら
れているため、溶接トーチaの狙い位置の設定も同時に
行なわれる。
以上の如くにしてレール1の敷設後、溶接アークeが点
弧されると、潜水夫は第5図に示すようにハンドル9を
回転させる。
このノ・ンドル9の回転によりウオーム10および偏心
ピン13は回転せしめられ、ウオーム10の回転力はウ
オームホイール11.ピニオン12を介してラック2に
伝わり、台車本体8はノ・ンドル9の回転速度に応じて
レール1に沿って移動する。
また偏心ピン13に伝えられた回転力は、該偏心ピン1
3の偏心成分により単振動運動となりロッド14を通し
て水中溶接トーチ保持具15に伝えられ、局部乾式水中
溶接トーチa単振動ウィービングさせる。
この場合のウィービングの振幅量は偏心ピン13の偏心
量を適宜に変えることにより容易に各溶接条件に応じた
必要量を与えることが可能である。
また台車本体8すなわち水中溶接トーチaの走行速度と
ウィービング回数の比の調整はウオーム10、ウオーム
ホイール11の交換により容易に可能である。
この場合、ノ・ンドル9の回動振動による台車本体8の
上下方向の振れは走行ローラ22aにより、また横方向
の振れはサイドローラ22bによって防止される。
以上の如く、台車本体8すなわち水虫溶接トーチaの走
行速度とウィービング速度の比訃よびウィービング量を
必要に応じて予かしめ設定して釦けば、潜水夫は溶接開
先部18むよび溶接アークeの監視を行なう要なく、ノ
・ンドル9の回転数のみの調整により良好な水中溶接ビ
ード5が得られる。
またウィービングの対果により下向姿勢溶接のみならず
、立向、上向、横向の全姿勢で良好な水中溶接結果を得
ることができる。
なおノ・ンドル9の回転数は、最大の場合でも100r
ll”程度であり、ハンドルを回転させる必要なトルク
も最大でo、3Kg・m程度でよいため、本装置の操作
により潜水夫が著しく疲労するようなおそれはない。
本考案装置は、上記のような構成作用を具有するもので
あるから、本考案によれば、局部乾式水中溶接法の上記
不具合点を解消できるという実用的効果を挙げることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の局部乾式水中溶接法の概略説明図、第2
図乃至第5図は本考案の一実施例の概略説明図で、第2
図は平面図、第3図は一部を切開して示す側面図、第4
図は据付ゲージの一部切開側面図、第5図は作業状態斜
視図である。 第2図乃至第5図において、g・・・・・・被溶接物、
1・・・・・・レール、8・・・・・・台車本体、a・
・・・・・局部乾式水中溶接トーチ、A・・・・・・台
車本体の駆動手段、B・・・・・・水中溶接トーチを単
振運動せしめる手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被溶接物の溶接開先に平行に、該被溶接物上に固定また
    は離脱可能に敷設されたレールおよび同レール上を移動
    する台車本体、同台車本体に支持され上記溶接開先にの
    ぞむ局部乾式トーチよりなる水中溶接装置において、上
    記台車本体に付設されたバンドル、このバンドルと同軸
    に設けられたウオーム、これと噛合するウオームホイー
    ル等のギヤー系を介した台車走行機構および上記バンド
    ルと同軸に設けた偏心ピンと、台車本体に固定した支持
    部材の溝に沿って摺動可能なローラーを有するトーチ支
    持具と、一方が上記偏心ピン、他端が上記トーチ支持具
    に接続されたロンドとからなるトーチウィービング機構
    を有することを特徴とする水中半自動溶接装島
JP2577682U 1982-02-26 1982-02-26 水中半自動溶接装置 Expired JPS5841017Y2 (ja)

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JPS57181481U JPS57181481U (ja) 1982-11-17
JPS5841017Y2 true JPS5841017Y2 (ja) 1983-09-16

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ID=29823469

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