JPS5840703B2 - 非破壊絶縁試験装置 - Google Patents
非破壊絶縁試験装置Info
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- JPS5840703B2 JPS5840703B2 JP51017021A JP1702176A JPS5840703B2 JP S5840703 B2 JPS5840703 B2 JP S5840703B2 JP 51017021 A JP51017021 A JP 51017021A JP 1702176 A JP1702176 A JP 1702176A JP S5840703 B2 JPS5840703 B2 JP S5840703B2
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- current
- circuit
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- insulation resistance
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/12—Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Testing Relating To Insulation (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は各種電気機器の絶縁の状態又は性能を直流高
圧印加によって非破壊的に試験する装置に関する。
圧印加によって非破壊的に試験する装置に関する。
電カケープル鶴との電気設備の絶縁状態を検査するのに
、種々の非破壊試験法が開発され、実施されているがそ
の一つである直流高電圧法は、電流一時間特性(成極指
数)あるいは絶縁抵抗−電圧特性(弱点比)などから絶
縁の性状とくに乾燥、吸湿状態あるいは絶縁劣化状態を
判定するものである。
、種々の非破壊試験法が開発され、実施されているがそ
の一つである直流高電圧法は、電流一時間特性(成極指
数)あるいは絶縁抵抗−電圧特性(弱点比)などから絶
縁の性状とくに乾燥、吸湿状態あるいは絶縁劣化状態を
判定するものである。
成極指数P、1.は被試験物に直流電圧を印加したとき
に流れる変位電流Id(充電電流)、吸収電流Ia、及
び漏洩電流Irのうち特に吸収電流と漏洩電流の合成電
流を電圧印加1分後とn分後(被試験時の形状、材質等
によって異なり、3分後、5分後、7分後、10分後な
どに決定される。
に流れる変位電流Id(充電電流)、吸収電流Ia、及
び漏洩電流Irのうち特に吸収電流と漏洩電流の合成電
流を電圧印加1分後とn分後(被試験時の形状、材質等
によって異なり、3分後、5分後、7分後、10分後な
どに決定される。
)に測定してその結果から求めるものであり、
より算出する。
この1分後及びn分後の電流(あるいは絶縁抵抗)を測
定するときには印加電圧が試験のための規定電圧に昇圧
していなげればならないとされ、したがって少なくとも
1分以内に被試験物への充電を終了し、印加電圧を規格
電圧まで上昇させなげればならない。
定するときには印加電圧が試験のための規定電圧に昇圧
していなげればならないとされ、したがって少なくとも
1分以内に被試験物への充電を終了し、印加電圧を規格
電圧まで上昇させなげればならない。
従来試験装置においては第1図に示すように印加開始時
に被試験物Rx(図においては等価回路を示す)の容量
Caの突入充電電流から試験装置を保護する目的などの
ため、試験装置の内部抵抗Rが大きく、このため、印加
電圧VOは内部抵抗Rと容量Caで定まる時定数によっ
て徐々に上昇することになり、被試験物の仕様により電
流工〇が大きく変動するばかりか、電圧印加1分後に印
加電圧を規格値まで昇圧せることか不可能でありまた1
分後にも充電電流が流れ続いて、正確な吸収電流と漏洩
電流を測定することができず、したがって確実且つ信頼
のおける成極指数を求めることは全く不可能であった。
に被試験物Rx(図においては等価回路を示す)の容量
Caの突入充電電流から試験装置を保護する目的などの
ため、試験装置の内部抵抗Rが大きく、このため、印加
電圧VOは内部抵抗Rと容量Caで定まる時定数によっ
て徐々に上昇することになり、被試験物の仕様により電
流工〇が大きく変動するばかりか、電圧印加1分後に印
加電圧を規格値まで昇圧せることか不可能でありまた1
分後にも充電電流が流れ続いて、正確な吸収電流と漏洩
電流を測定することができず、したがって確実且つ信頼
のおける成極指数を求めることは全く不可能であった。
即ち、従来装置による電圧印加曲線は第5図bの如くで
あり被測定物の容量Caが大きい場合は1分間を経過し
ても印加電圧が規定電圧に達せず従って成極指数の正確
な測定は不可能であった。
あり被測定物の容量Caが大きい場合は1分間を経過し
ても印加電圧が規定電圧に達せず従って成極指数の正確
な測定は不可能であった。
この発明は上述した従来技術の欠点を解消し成極比の真
値を求めることを目的とするものであり、絶縁試験を行
なうために被試験物へ直流高電圧を印加するに際し、被
試験物への供給電流が一定値を越えないように印加電圧
を制御して、被試験物の有する容量に充分な電荷が供給
されるまで一定値の充電電流が供給できるように印加電
圧を上昇させ、充電時における試験装置の内部インピー
ダンスが実質的にほぼゼロとみなし得るようにし、印加
電圧の上昇を速めることができるようにしたことを特徴
とするものであり、1分以内に印加電圧を規格値まで確
実に上昇できるようにしたものである。
値を求めることを目的とするものであり、絶縁試験を行
なうために被試験物へ直流高電圧を印加するに際し、被
試験物への供給電流が一定値を越えないように印加電圧
を制御して、被試験物の有する容量に充分な電荷が供給
されるまで一定値の充電電流が供給できるように印加電
圧を上昇させ、充電時における試験装置の内部インピー
ダンスが実質的にほぼゼロとみなし得るようにし、印加
電圧の上昇を速めることができるようにしたことを特徴
とするものであり、1分以内に印加電圧を規格値まで確
実に上昇できるようにしたものである。
以下に本発明を図面に基いて説明する。
1は電池、2は電源スィッチ、3は発振回路であって、
この実施例においてはトランジスタQ1− Q2コンデ
ンサC1sC2m抵抗R1,R2,R3゜R4からなる
マルチバイブレータによって構成されているが、これに
限定されるものではなく、その他の発振回路によって構
成してもよいことは勿論である。
この実施例においてはトランジスタQ1− Q2コンデ
ンサC1sC2m抵抗R1,R2,R3゜R4からなる
マルチバイブレータによって構成されているが、これに
限定されるものではなく、その他の発振回路によって構
成してもよいことは勿論である。
4は直流−交流変換回路であって、発振回路3の出力の
受け、またその出力端は昇圧トランス5の一次側に接続
されている。
受け、またその出力端は昇圧トランス5の一次側に接続
されている。
昇圧トランス5の二次側は整流回路6に接続されている
。
。
整流回路6は半導体整流素子D1.D2 とコンデンサ
C3、C4とからなる倍電圧整流回路であるが、その他
多段式整流回路で形成してもよい。
C3、C4とからなる倍電圧整流回路であるが、その他
多段式整流回路で形成してもよい。
整流回路6の出力端には直流高電圧が発生する。
整流回路6の負側出力端は測定端子7に接続され、また
正側出力端は後述する特殊な用途を果す抵抗R7、R8
及び切換スイッチS1 ”I M S 1−2を介して
他方の測定端子8に接続されている。
正側出力端は後述する特殊な用途を果す抵抗R7、R8
及び切換スイッチS1 ”I M S 1−2を介して
他方の測定端子8に接続されている。
この測定端子8は接地されている。
10は電圧安定化回路であって、トランジスタQ7及び
Q8を有する差動増幅回路で形成されている。
Q8を有する差動増幅回路で形成されている。
トランジスタQ7のコレクタは電池1の負端ライン11
に、またエミッタは抵抗R0゜を介して電池1の止端ラ
イン12 にそれぞれ接続されている。
に、またエミッタは抵抗R0゜を介して電池1の止端ラ
イン12 にそれぞれ接続されている。
電池10両極間には定電圧ダイオードD3と抵抗R1、
が直列に配され、またD3とR11の接続点はトランジ
スタQ7のベースと接続される。
が直列に配され、またD3とR11の接続点はトランジ
スタQ7のベースと接続される。
トランジスタQ8のエミッタは後述する切換スイッチ5
1−8及び抵抗R1oを介してライン12に接続され、
またコレクタは電圧調整用トランジスタQ、のベースに
接続されている。
1−8及び抵抗R1oを介してライン12に接続され、
またコレクタは電圧調整用トランジスタQ、のベースに
接続されている。
トランジスタQ、のコレクタはライン11 に、またエ
ミッタは昇圧トランス5の一次側に接続され、このトラ
ンジスタQ、のコレクタ・エミッタ間電圧を制御するこ
とによって出力電圧VOを制御することができる。
ミッタは昇圧トランス5の一次側に接続され、このトラ
ンジスタQ、のコレクタ・エミッタ間電圧を制御するこ
とによって出力電圧VOを制御することができる。
トランジスタQ8のベースは抵抗R1□を介してライン
12に接続され、更に抵抗R13を介して、整流回路6
の出力端に配された分割抵抗R04゜R1,に接続され
ている。
12に接続され、更に抵抗R13を介して、整流回路6
の出力端に配された分割抵抗R04゜R1,に接続され
ている。
12は電流制限回路であって、トランジスタQ1oと抵
抗R7及び切換スイッチ51−1とからなり、トランジ
スタQIOのエミッタはライン12(整流回路6の正側
出力端)に、またコレクタは(タイオードD4を介して
)電圧調整トランジスタQ、のベースに接続されている
。
抗R7及び切換スイッチ51−1とからなり、トランジ
スタQIOのエミッタはライン12(整流回路6の正側
出力端)に、またコレクタは(タイオードD4を介して
)電圧調整トランジスタQ、のベースに接続されている
。
ベース・エミッタ間にはスイッチ51−1を介して抵抗
R7が接続され、またベースは抵抗R8を介して測定端
子8に接続されている。
R7が接続され、またベースは抵抗R8を介して測定端
子8に接続されている。
この電流制限回路12&L出力電流■0を所定値以下に
制限する機能を有し、出力電流値が所定値に達したとき
トランジスタQIOをほぼ飽和状態とするエミッタ・ベ
ース間電圧(即ち抵抗R7における電圧降下値)が発生
するように抵抗R7の値が定められている。
制限する機能を有し、出力電流値が所定値に達したとき
トランジスタQIOをほぼ飽和状態とするエミッタ・ベ
ース間電圧(即ち抵抗R7における電圧降下値)が発生
するように抵抗R7の値が定められている。
したがって出力電流Ioが所定値に達するとトランジス
タQIOが飽和状態となり、電圧制御用トランジスタQ
、の作動点を移動させて、出力電圧VOを低くおさえる
方向に制御する。
タQIOが飽和状態となり、電圧制御用トランジスタQ
、の作動点を移動させて、出力電圧VOを低くおさえる
方向に制御する。
このように出力電流値を所定値以下に制限するために、
従来のように大きな出力抵抗を用いるのではなく、出力
電圧Voをコントロールしている。
従来のように大きな出力抵抗を用いるのではなく、出力
電圧Voをコントロールしている。
出力電流Ioが所定値以下に低下すると、トランジスタ
Q1oノベース エミッタ間電圧が下るのでエミッタ・
コレクタ間電圧が上昇し、その結果、トランジスタQ。
Q1oノベース エミッタ間電圧が下るのでエミッタ・
コレクタ間電圧が上昇し、その結果、トランジスタQ。
の作用により出力電圧Voは上昇することになる。
このことは測定端子7.8に接続した被測定物Rx(又
は負荷)に供給する電流Ioが一定値を越えないよ5に
印加電圧Voをコントロールしていることを意味する。
は負荷)に供給する電流Ioが一定値を越えないよ5に
印加電圧Voをコントロールしていることを意味する。
なお出力電圧−電流特性については後に詳述する。
この実施例においては、出力定格電圧を数段階、例えば
100OV、2000V、3000V。
100OV、2000V、3000V。
4000V5000V、6000Vの6段階に得ること
ができる。
ができる。
切換スイッチ51−1 # 51−21S1−3は出力
定格電圧を切換えるためのスイッチであって、各々連動
作動する。
定格電圧を切換えるためのスイッチであって、各々連動
作動する。
各切換スイッチのa端子が1000V用端子であり、f
端子が6000V用端子である。
端子が6000V用端子である。
また前述した電流制限回路12内の切換スイッチ51−
1のa −f端子間に配設される抵抗R7(=r1+r
2+r3 +r、 +r、+r6)は電流制限値が例え
ば定格出力1000Vのとき0.2mA 、 2000
Vのとき0.4mA、3000Vのとき0.6mA、4
000■のとき0.8mA、5000Vのとき1mAs
6000Vのとき1.2mAで一定となるように、各抵
抗値が決定される。
1のa −f端子間に配設される抵抗R7(=r1+r
2+r3 +r、 +r、+r6)は電流制限値が例え
ば定格出力1000Vのとき0.2mA 、 2000
Vのとき0.4mA、3000Vのとき0.6mA、4
000■のとき0.8mA、5000Vのとき1mAs
6000Vのとき1.2mAで一定となるように、各抵
抗値が決定される。
出力定格電圧及び各々の電流制限値は任意に設計変更可
能であることは勿論である。
能であることは勿論である。
15.16は増幅器、17は絶縁抵抗指示計であって、
抵抗R8における電圧降下値を検出することによって絶
縁抵抗値を測定する。
抵抗R8における電圧降下値を検出することによって絶
縁抵抗値を測定する。
増幅器15は高入力インピーダンスを有し、また増幅器
16の利得は、電圧の低域では抵抗R1□とR18の比
によって定まり、また電圧の高域では抵抗R1□とR1
,比によって定まる。
16の利得は、電圧の低域では抵抗R1□とR18の比
によって定まり、また電圧の高域では抵抗R1□とR1
,比によって定まる。
D5は定電圧ダイオードである。
またR18)R1,である。この抵抗R18゜R1,及
び定電圧ダイオードD5によって、絶縁抵抗指示計17
の目盛の高域部の間隔を拡大し、絶縁抵抗値の低域から
高域に至る全域にわたって目盛の読み取りを正確且つ容
易としている。
び定電圧ダイオードD5によって、絶縁抵抗指示計17
の目盛の高域部の間隔を拡大し、絶縁抵抗値の低域から
高域に至る全域にわたって目盛の読み取りを正確且つ容
易としている。
抵抗R8は、分流器として作用し、切換スイッチ51−
2を切換えることによって、その抵抗値が可変し、測定
端子7.8間の出力定格電圧を順次1ooov〜600
0Vに切換えた場合でも、絶縁抵抗指示計17の目盛を
一重目盛とすることができる。
2を切換えることによって、その抵抗値が可変し、測定
端子7.8間の出力定格電圧を順次1ooov〜600
0Vに切換えた場合でも、絶縁抵抗指示計17の目盛を
一重目盛とすることができる。
以上に述べた各回路を作動させて成極指数を求めること
ができる。
ができる。
まず電源スィッチ2を投入して、次に印加電圧(出力定
格電圧)設定スイッチS、(Sl−1,Sl 、、、5
l−3)を1000VKセツトすると、出力電圧Voは
上昇を開始する。
格電圧)設定スイッチS、(Sl−1,Sl 、、、5
l−3)を1000VKセツトすると、出力電圧Voは
上昇を開始する。
このとき被試験物Rxの容量Coに流入する充電電流は
電流制限回路120作用によって所定値Ic(例えば0
.2mA)に制限され、以後、容量Coの充電がほぼ終
了するまで、出力電圧Voは電流制限回路12及びトラ
/ジスタQ9の作用によって出力電流IOが所定値Ic
で一定となるように上昇する。
電流制限回路120作用によって所定値Ic(例えば0
.2mA)に制限され、以後、容量Coの充電がほぼ終
了するまで、出力電圧Voは電流制限回路12及びトラ
/ジスタQ9の作用によって出力電流IOが所定値Ic
で一定となるように上昇する。
したがってこの試験装置は、被試験物Rxの容量Coに
、その充電が終了するまで一定電流を供給する能力を有
し、充電時には試験装置の内部インピーダンスを実質的
にほぼゼロとみなすことができるから、充電時間を極め
て短かくすることができ、また充電終了時には出力電圧
VOもほぼ定格値(100OV)まで上昇している。
、その充電が終了するまで一定電流を供給する能力を有
し、充電時には試験装置の内部インピーダンスを実質的
にほぼゼロとみなすことができるから、充電時間を極め
て短かくすることができ、また充電終了時には出力電圧
VOもほぼ定格値(100OV)まで上昇している。
このようにして被試験物Rxへの印加電圧(出力電圧V
o)を1分以内に確実に定格値まで上昇させることが可
能となった。
o)を1分以内に確実に定格値まで上昇させることが可
能となった。
容量Coに充分な電荷の供給が終了すると出力電流■0
は急激に減少し、その値は吸収電流と漏洩電流の和とな
る。
は急激に減少し、その値は吸収電流と漏洩電流の和とな
る。
印加1分後及び3分後(又は5分、7分、10分後など
で被試験物の仕様によって決められる。
で被試験物の仕様によって決められる。
)には印加電圧も定格電圧一定となっているので、それ
ぞれの時間における絶縁抵抗値を指示計11によって読
み取り、式(2)に仕入して成極指数を求める。
ぞれの時間における絶縁抵抗値を指示計11によって読
み取り、式(2)に仕入して成極指数を求める。
前述した如く、印加1分以内に充電が完了し、1分後に
は吸収電流と漏洩電流のみとなるので、極めて信頼性の
高い成極比を求めることができるのである。
は吸収電流と漏洩電流のみとなるので、極めて信頼性の
高い成極比を求めることができるのである。
測定が終了すると放電用スイッチ52−1を投入して、
被試験物Rx内の電荷を放電させる。
被試験物Rx内の電荷を放電させる。
このときスイッチ52−1と連動のスイッチ52−2に
よって昇圧トランス5の一次側が開路となる。
よって昇圧トランス5の一次側が開路となる。
次に切換スイッチS□を2000V端子に切換えて、前
述同様に試験を行なう。
述同様に試験を行なう。
このようにして印加電圧をステップ状に上昇させて直流
高圧試験を行なう。
高圧試験を行なう。
なお端子9はガード端子である。
さて、絶縁物の漏れ電流は低電界ではオームの法則に従
い、電圧に対して絶縁抵抗は一定であるが、高電界にな
るとオームの法則からはずれ、絶縁抵抗は電圧に比例し
て増大するがある電圧f直以上になると逆に反比例(低
下)してくる。
い、電圧に対して絶縁抵抗は一定であるが、高電界にな
るとオームの法則からはずれ、絶縁抵抗は電圧に比例し
て増大するがある電圧f直以上になると逆に反比例(低
下)してくる。
したがって絶縁抵抗−電圧特性曲線は山型(凸型)を示
すが、絶縁状態が良好な場合(乾燥)は山型が高くなり
、吸湿劣化すると平坦化してくる。
すが、絶縁状態が良好な場合(乾燥)は山型が高くなり
、吸湿劣化すると平坦化してくる。
このような絶縁抵抗−電圧特性、すなわち絶縁抵抗の電
圧に対する変化の程度から絶縁状態の良否を判定するこ
とができるが、それを表わす指数として次式に示す弱点
比が用いられる。
圧に対する変化の程度から絶縁状態の良否を判定するこ
とができるが、それを表わす指数として次式に示す弱点
比が用いられる。
この弱点比は、前記切換スイッチを切換えて印加電圧を
可変とし、そのときの絶縁抵抗を読取って式(3)に代
入することにより容易に求めることができる。
可変とし、そのときの絶縁抵抗を読取って式(3)に代
入することにより容易に求めることができる。
図示した試験装置には部分放電試験を行なう機能を有す
。
。
絶縁材料中にボイドなどが在存するとこの部分に部分放
電(ボイド放電)が発生し、絶縁材料の劣化の大きな原
因となる。
電(ボイド放電)が発生し、絶縁材料の劣化の大きな原
因となる。
この部分放電を測定することによって被試験物の破壊を
未然に防ぐことができる。
未然に防ぐことができる。
部分放電は印加電圧VOの上昇時に発生し、第4図に示
す如く印加電圧特性曲線の上昇部にパルスPとして観察
される。
す如く印加電圧特性曲線の上昇部にパルスPとして観察
される。
図示した回路においては部分放電パルス信号は増幅器1
6の出力に出現するので、これを直流分除去用コンデン
サC6を介して増幅器20へ入力する。
6の出力に出現するので、これを直流分除去用コンデン
サC6を介して増幅器20へ入力する。
増幅器20の出力側にはパルスメータ21及びイヤーホ
ーン22が配設されており、部分放電の発生状況を視覚
的及び聴覚的に監視することができるようになっている
。
ーン22が配設されており、部分放電の発生状況を視覚
的及び聴覚的に監視することができるようになっている
。
またR22はレベル設定抵抗であり部分放電パルスのレ
ベルがある値に達したときにフリップクロップ23がセ
ットされて、発振回路3の出力信号がゲート回路24を
経由して増幅器25に人力され、イヤーホーン26かも
連続音が発音する。
ベルがある値に達したときにフリップクロップ23がセ
ットされて、発振回路3の出力信号がゲート回路24を
経由して増幅器25に人力され、イヤーホーン26かも
連続音が発音する。
このイヤーホーン26からの連続音は部分放電状況が危
険状態に近すいたことを示せる警報信号となる。
険状態に近すいたことを示せる警報信号となる。
この警報信号が発せられたときに絶縁試験を直ちに停止
することにより被試験物を破壊に至らしめるのを未然に
防ぐことができる。
することにより被試験物を破壊に至らしめるのを未然に
防ぐことができる。
イヤーホーン22及び26をステレオヘッドホーンで構
成シ、2種の信号を左右の耳で聞くようにするとよい。
成シ、2種の信号を左右の耳で聞くようにするとよい。
なお、イヤホーン22をスピーカーにまたイヤホーン2
6をブザーあるいはランプ等に置換することも当然に可
能である。
6をブザーあるいはランプ等に置換することも当然に可
能である。
部分放電発生状況を確実に測定するためには、印加電圧
VOの上昇勾配を多少縁やかにする必要がある。
VOの上昇勾配を多少縁やかにする必要がある。
30は電圧上昇制御回路であって、トランジスタQ15
と抵抗R30x R3、s及びコンデンサCtOで形成
され、トランジスタQ15のエミッタは(ダイオードD
、を介して)電圧調整用トランジスタQ、のベースに接
続されている。
と抵抗R30x R3、s及びコンデンサCtOで形成
され、トランジスタQ15のエミッタは(ダイオードD
、を介して)電圧調整用トランジスタQ、のベースに接
続されている。
スイッチS3は切換スイッチS1 と同期して作動し
、また52−3は52−1及び52−2と連動作動する
。
、また52−3は52−1及び52−2と連動作動する
。
トランジスタQ15はコンデンサC1oの充電特性に応
答して作動し、トランジスタQ、の作動点を制御して、
印加電圧特性曲線をほぼランプ波形とする。
答して作動し、トランジスタQ、の作動点を制御して、
印加電圧特性曲線をほぼランプ波形とする。
第3図の印加電圧特性曲線はこの電圧上昇制御回路30
を作動させた場合のもので、傾斜部33はコンデンサC
IOの充電特性が緩やかなほどその勾配が緩やかになり
、また回路30を作動させない場合は勾配は更に急とな
る。
を作動させた場合のもので、傾斜部33はコンデンサC
IOの充電特性が緩やかなほどその勾配が緩やかになり
、また回路30を作動させない場合は勾配は更に急とな
る。
ここで重要なことは、部分放電を測定するために印加電
圧VOの上昇カーブを緩やかにしたとしても、その程度
は、印加1分後には定格電圧まで上昇できるようなもの
でなげればならない。
圧VOの上昇カーブを緩やかにしたとしても、その程度
は、印加1分後には定格電圧まで上昇できるようなもの
でなげればならない。
このようにすることは設計上可能であり、最適状態は実
験上窓められる。
験上窓められる。
このように直流高圧法と部分放電検出法による試験を併
せて行なうことにより、絶縁物を破壊に至らしめること
なく種々の絶縁試験が可能となる。
せて行なうことにより、絶縁物を破壊に至らしめること
なく種々の絶縁試験が可能となる。
以上のように本発明によれば、被試験物への印加電圧を
1分以内に確実に定格値まで上昇させることができるの
で、信頼性の高い成極指数及び弱点比を求めることがで
きる。
1分以内に確実に定格値まで上昇させることができるの
で、信頼性の高い成極指数及び弱点比を求めることがで
きる。
また仕様の異なる被試験物を試験する場合でも、それら
の容量によって印加電圧特性が大きな影響を受けること
が少ないから、試験対象物を広くすることができ、適用
範囲の広い試験装置を実現できる。
の容量によって印加電圧特性が大きな影響を受けること
が少ないから、試験対象物を広くすることができ、適用
範囲の広い試験装置を実現できる。
なお絶縁抵抗指示計17を直読することによりメガ−試
験を行なうことができることは勿論である。
験を行なうことができることは勿論である。
第1図は従来例の回路図、第2図は本発明を摘要した非
破壊絶縁試験装置の一例を示す回路図、第3図は電流一
時間特性及び電圧一時間特性図、第4図は部分放電特性
図、第5図は充電時間の比較を示すグラフである。 1・・・・・・電池、3・・・・・・発振回路、5・・
・・・・昇圧トランス、6・・・・・・整流回路、10
・・・−・・電圧制御回路、12・・・・・・電流制限
回路、17・・・−・・絶縁抵抗指示計、22.26・
・・・・・ヘッドホーン、30・・・・・・電圧上昇制
御回路。
破壊絶縁試験装置の一例を示す回路図、第3図は電流一
時間特性及び電圧一時間特性図、第4図は部分放電特性
図、第5図は充電時間の比較を示すグラフである。 1・・・・・・電池、3・・・・・・発振回路、5・・
・・・・昇圧トランス、6・・・・・・整流回路、10
・・・−・・電圧制御回路、12・・・・・・電流制限
回路、17・・・−・・絶縁抵抗指示計、22.26・
・・・・・ヘッドホーン、30・・・・・・電圧上昇制
御回路。
Claims (1)
- 1 直流高電圧を段階的に切替えて絶縁抵抗を測定する
装置において、直流高電圧発生回路と、被測定物に印加
する出力電圧を制御する電圧安定化回路と、各出力電圧
に対応して出力電流が一定値を超えないように前記電圧
安定化回路を制御する電流制限回路と、出力電圧を切換
えるスイッチと、規定電圧印加後の定常状態における絶
縁抵抗を求めて表示する絶縁抵抗指示手段とを有し、更
に印加電圧の上昇時に発生する部分放電を表示する手段
とを具備し、部分放電を観察しつ\出力電圧を順次切換
えて印加することを特徴とする非破壊絶縁試験装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51017021A JPS5840703B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | 非破壊絶縁試験装置 |
US05/739,137 US4117397A (en) | 1976-02-20 | 1976-11-05 | Non-destructive insulation test apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51017021A JPS5840703B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | 非破壊絶縁試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52101083A JPS52101083A (en) | 1977-08-24 |
JPS5840703B2 true JPS5840703B2 (ja) | 1983-09-07 |
Family
ID=11932331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51017021A Expired JPS5840703B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | 非破壊絶縁試験装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4117397A (ja) |
JP (1) | JPS5840703B2 (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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ATE21562T1 (de) * | 1981-12-14 | 1986-09-15 | Biddle Co James G | Isolierungsanalysiergeraet und verfahren zur verwendung. |
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US4697137A (en) * | 1986-01-24 | 1987-09-29 | Acqua-Tronics, Inc. | Method of nondestructively establishing an earth gradient for cable fault locating |
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US6396415B1 (en) | 1999-06-14 | 2002-05-28 | Wood Group Esp, Inc. | Method and system of communicating in a subterranean well |
DE102009031572A1 (de) * | 2009-06-30 | 2011-03-10 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Prüfen einer Kabelverbindung |
EP2333568A1 (en) * | 2009-12-10 | 2011-06-15 | Johnson Controls Saft Advanced Power Solutions LLC | Determination of insulation resistance of an electric DC circuit |
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JP6219073B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-10-25 | 日置電機株式会社 | 絶縁検査装置 |
JP6229877B2 (ja) * | 2013-08-27 | 2017-11-15 | 日本電産リード株式会社 | 検査装置 |
GB2530716A (en) * | 2014-09-09 | 2016-04-06 | Robert William Moore | Cascade circuit tester |
CN108627744A (zh) * | 2018-05-29 | 2018-10-09 | 四川蓝芯微电子科技有限公司 | 一种igbt芯片的pn结击穿电压测试系统及方法 |
CN115792522B (zh) * | 2022-12-08 | 2023-07-28 | 青岛艾测科技有限公司 | 一种容性负载绝缘检测方法、装置和设备 |
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US2920270A (en) * | 1958-05-14 | 1960-01-05 | Tyer & Co Ltd | Apparatus for detecting flaws in protective coatings |
US3259893A (en) * | 1962-07-24 | 1966-07-05 | Rayburn M Ramsey | Holiday detector |
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GB1240263A (en) * | 1967-07-10 | 1971-07-21 | British Insulated Callenders | Improvements in or relating to testing insulated conductors |
US3491290A (en) * | 1967-10-27 | 1970-01-20 | Hipotronics | Quick-response high voltage test system for locating and resolving faults in insulation of electrical cables |
US3823370A (en) * | 1969-11-14 | 1974-07-09 | Anaconda Wire & Cable Co | Wire insulation testing apparatus with means indicating insulation faults per predetermined incremental length |
US3789294A (en) * | 1972-07-19 | 1974-01-29 | Chubu Seiki Kk | Apparatus for measuring insulating and voltage resistant characteristics of articles |
GB1495939A (en) * | 1974-01-19 | 1977-12-21 | Edgcumbe Peebles Ltd | Electrical test equipment |
-
1976
- 1976-02-20 JP JP51017021A patent/JPS5840703B2/ja not_active Expired
- 1976-11-05 US US05/739,137 patent/US4117397A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4117397A (en) | 1978-09-26 |
JPS52101083A (en) | 1977-08-24 |
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