JPS583933B2 - 物品積重ね装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパレット等へ物品を積付けるための物品積重ね
装置に関するものである。

従来、この種装置として汎用されているパレタイザは、
パレット上方に位置するランニング七−ラ上に物品を押
込んで後、ランニング吊一ラ茶走行撤去させて物品をパ
レット上に移乗させ、次いでパレットを所定寸法降下さ
せると共に、この降下された移乗物品上に再度ライニン
グ冶一ラを到来させてその上に次回の積付物品を押込む
、という操作を順次繰返し物品の積付けを行っている。

したがって、上記パレタイザにはランニングローラの循
環機構、のみならず特に、パレットを載架するリフタの
昇降機構が必ず附帯し、構成が複雑かつ大型となる憾み
があった。

本発明は叙上の点に鑑み、上述のランニングローラ循環
機構およびリフタ昇降機構に代わるべき簡潔な構成を具
備した積重ね装置を得ようとするものであって、基床コ
ンベヤとその上方に架設した階床コンベヤとの供給側に
、傾動可能な分配コンベヤ茶設け、この分配コンベヤに
より上基床コンベヤおよび階床コンベヤに物品を振分け
供給するとともに、これら基床コンベヤおよび階床コン
ベヤ上の物品を同時に排出駆動させることにより、基床
コンベヤからの排出物品上に階床コンベヤからの排出物
品を積重ねるようにしたことを特徴としている。

以下、図示実施例について本発明を詳述すると、１は積
付けすべき物品を積重ね用架台２上に案内する誘導コン
ベヤ、３はこの誘導コンベヤ１に接続して設けた分配コ
ンベヤで、始端部側は支軸４により上記架台２に揺動可
能に枢支され、後端部側は上記架台２に軸架したシリン
ダ５に嵌入する図示しないピストンのロツド他端に連結
されている。

したがって、この分配コンベヤ３は上記シリンダ５に圧
力流体を給排することにより始端部側支軸４を中心とし
て傾斜位置および水平位置において物品を次工程へ移送
することができる。

然して、６は上記水平位置の分配コンベヤ３に接続して
設けた多数の一つおきの１駆動ローラ群を有する基床コ
ンベヤ、７はこの基床コンベヤ６の始端側、すなわちそ
のほぼ前半部上を覆い物品通過間隙を存して架設した階
床コンベヤで、基床コンベヤ６と同様の駆動ローラ群を
有するローラコンベヤから成り、両側前後に樹脂した各
スプライン軸８を含む歯車チエン機構を介して駆動電動
機９により駆動制御されるようになっている。

１０はこの階床コンベヤ７の後端部下方に位置決めして
設けたストツパ、１１はこのストツパの基部ピストン部
を嵌入させて架台２に支持したシリンダで、これに圧力
流体を給排することにより、上記ストツパ１０は基床コ
ンベヤ６上に突出して移送物品を抑止する突出位置と、
基床コンベヤ６面上から没入後退する退役位置とを占め
ることができる。

１２は分配コンベヤ３の後端部に設けた光電管等の検出
器で、物品の通過を検知して上記シリンダ５を付勢もし
くは消勢し、分配コンベヤ３を傾斜位置もしくは水平位
置に切替え動作させる。

１３，１４はそれぞれ上記階床コンベヤ７の後端寄り位
置、およびストツパ１０の後方位置に設けた前述と同様
の検出器で、検出器１３は物品の到来を検知してシリン
ダ１１を消勢しストツパ１０を退役位置に配備させる一
方、検出器１４は物品の通過を確認してシリンダ１１を
付勢させストツパ１０を突出位置に配備させる如く作動
する。

したがって、誘導コンベヤ１により案内されてくる物品
は先ず水平位置にある分配コンベヤ３を介し基床コンベ
ヤ６に移送され、突出位置にあるストツバ１０により搬
送を抑止されて図示鎖線位置に留まっている。

一方、検出器１２によって分配コンベヤ３上における上
記物品の通過が検出されると、分配コンベヤ３はシリン
ダ５の付勢により傾斜位置に移り、次に案内されてくる
物品を階床コンベヤ７へ移送する。

次いで、検出器１３が階床コンベヤ７の後方寄り位置で
物品の到来を検出すると、ストツパ１０はシリンダ１１
の消姿に退役位置どなるため、基床コンベヤ６上の物品
と階床コンベヤ７上の物品とはタイミングを合わせて排
出移送され、階床コンベヤ７の物品は基床コンベヤ６の
物品上に積重ねられつつ搬送されることとなる。

そして、検出器１４が積重ね物品の通過を検知すると、
ストツパ１０は突出位置に付勢され、また、すでに分配
コンベヤ３は検出器１２による物品の通過確認より水平
位置に復帰しているから、誘導コンベヤ１による次の物
品の案内により上述の動作が引続き繰返される。

また、これらの積重ねられた物品は、例えば第３図に示
すように、移送路端に設けた押出装置１５によりパレッ
ト１６上にそのまま押出移乗させることができる。

さらに、これらの積重ねられた物品をパレタイザに供給
するようにすれば、パレタイザにおけるランニングロ亡
ラの走行回数およびリフタの昇降回数を著しく減少させ
、能率の良い荷積み操作を行わせることができる。

なお、上記実施例においては、各コンベヤを常時駆動さ
せ、かつ分配コンベヤにより先ず基床コンベヤ６上に物
品を搬送するようにしているが、例えば先に階床コンベ
ヤ７上に物品を送り込んでこの階床コンベヤ７の駆動系
を停止させておき、次に基床コンベヤ６上に物品を移送
してこの物品が所定位置に到来したとき階床コンベヤ７
を再駆動させ、上下の物品をタイミングを同期させて排
出移送させるようにしてもよい。

また、実施例においては階床コンベヤ７を一層だけ設け
ているが、これを多層になしうることも言うまでもない
。

以上述べたように、本発明によれば、基礎コンベヤおよ
び階床コンベヤと分配コンベヤの王者を配備するのみと
いう簡易な構成で所望の物品積重ね層を迅速に得られる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

図はいずれも本発明の実施例を示すもので、第１図は物
品積重ね装置の正面図、第２図はその半部を示す平面図
、第３図は積重ねられた物品をパレット上に移動させる
態様を示す概略平面図である。 ３・・・・・・分配コンベヤ、４・・・・・・支軸、６
・・・・・・基床コンベヤＡ７・・・・・・階床コンベ
ヤ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 基床コンベヤと、この基床コンベヤ上に架設された
   階床コンベヤと、これら基床コンベヤおよび階床コンベ
   ヤの供給側に布置され始端部を支軸として傾動可能に配
   設された分配コンベヤとを備え、この分配コンベヤによ
   り上記基床コンベヤおよび階床コンベヤ上に物品を振分
   け搬送し、かつこの基床コンベヤおよび階床コンベヤ上
   の物品を同時排出移送されて基体コンベヤからの排出物
   品上に階床コンベヤからの排出物品を積重ねることを特
   徴とする物品積重ね装置。