JPS5839226Y2 - トラクタ推進軸の空転防止装置 - Google Patents

トラクタ推進軸の空転防止装置

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JPS5839226Y2
JPS5839226Y2 JP12839578U JP12839578U JPS5839226Y2 JP S5839226 Y2 JPS5839226 Y2 JP S5839226Y2 JP 12839578 U JP12839578 U JP 12839578U JP 12839578 U JP12839578 U JP 12839578U JP S5839226 Y2 JPS5839226 Y2 JP S5839226Y2
Authority
JP
Japan
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brake
main clutch
propulsion shaft
spring
release
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Application number
JP12839578U
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JPS5543979U (ja
Inventor
幸雄 久保田
達夫 山口
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタの伝動機構において、主クラッチの
切操作の際、推進軸が慣性によって空転するのを防止す
る装置に関する。
一般に、農用トラクタの伝動機構においては、エンジン
フライホイール部と推進軸の間に主クラッチを介在させ
、この主クラッチの大切操作によって推進軸からミッシ
ョン機構への動力を断続するようになっている。
しかるに、この場合、主クラッチを切ってエンジンから
の動力を断っても、推進軸はその慣性によって空転して
おり、これがため変速操作の障害となり、変速時におけ
る不快なギヤ音が生じたり、ギヤ欠損を招き易く、これ
を防ぐためには主クラッチを切ってから変速操作を行な
う1で、しばらく待たなければならないという欠点があ
る。
このような欠点を解消するものとして、従来、主クラッ
チ切用操作具に連結した制動具を用い、この制動具を主
クラッチの切操作に連動して推進軸の制動受面に圧接さ
せるようにしたものが考えられているが(実公昭53−
8100号)、かかる従来のものにおいては、制動具が
主クラッチ切用操作具即ち主クラツチペダルに連結され
、この主クラツチペダルの踏み込み力によって制動を行
なうようになっているため、主クラツチペダルを深く踏
み込むと、制動受時延いては推進軸に無理なスラスト荷
重がかかつて各部を傷めたり、或いは、長年の使用の間
には主クラツチ部が摩耗して主クラツチペダルの踏み込
みストロークを大きくしなげればならないが、このため
、主クラッチの切断時と推進軸に働く制動時との時間的
ズレが生じ、何らかの方法でこれを調整しなければなら
ないという欠点がある。
本考案は、これらの欠点を解消し、制動具の作用が主ク
ラッチの踏み込みストロークと関係なく、常に一定の圧
力で働き、しかも、主クラツチ部が摩耗した場合でも、
何らこれを調節する必要ない新規な推進軸の空転防止装
置を提供せんとするものである。
本考案の構成を一実施例を示す図面に基づいて説明する
と以下の通りである。
第1図において、1はトラクタ機体の前部に搭載したエ
ンジン(図示せず)の後部に取付けられるクラッチハウ
ジングであり、このクラツチノ)ウジング1には、作業
機を駆動するPTO駆動軸2が、該クラッチハウジング
1内を貫通して支承され、その前端は、エンジンフライ
ホイール3部に遊嵌して支持されている。
4は、このPTO駆動2にスプライン嵌合したPTOク
ラッチ・・ブ、5は、このクラッチ・・プ4に取付けた
PTO摩擦板であり、該摩擦板5後部の加圧板6によっ
て、この摩擦板5をフライホイール3部に圧接するよう
構成される。
一方、このPTO駆動軸2には、筒状の推進軸7が相対
回転自在に外嵌され、図示していないが、クラッチ−・
ウジング1の後部に連結したミッションケース内におい
て、この推進軸7ば変速歯車に連結される。
また、その前端部には、前記の円℃駆動軸2の場合と同
じく、主クラッチ−・ブ8がスプライン嵌合されると共
に、この主クラッチ−・ブ8には、主クラツチ摩擦板9
が取付けられ、該摩擦板9後部の主クラツチ加圧板10
によって、エンジンフライホイール3部に圧接されるよ
うになっており、この主クラツチ加圧板10は、クラッ
チレリーズ11を介して、回動自在なレリーズレバ−1
2に連結されている。
13は、上記の推進軸Tに軸受14を介して外嵌したス
リーブガイドであり、該スリーブガイド13の外側は、
クラッチ・・ウジフグ1側壁より中央に延設した支承壁
15にボルト16にて嵌挿支持されている。
そして、このスリーブガイド13には、レリーズスリー
ブ17が摺動自在に外嵌され、該レリーズスリーブ17
にはレリーズ−・プ18が外嵌されており、このレリー
ズスリーブ17を前方へ摺動させることにより、前記フ
ライホイール3部に支承したレリーズレバ−12を回動
させ、クラッチの切断を行なうものである。
また、19は、クラッチ・・ウジング1に回動自在に支
持され、クシツチレパー20によって回動されるレリー
ズシャフトであり、このレリーズシャフト19には、レ
リーズヨーク21が取付けられ、このレリーズヨーク2
1の先端はレリーズスリーブ17の係合部22に係合さ
れており、クラッチレバ−20を回動させることにより
このヨーク21を回動させ、これによってレリーズスリ
ーブ17を摺動させるものである。
周知のように、このクラッチレバ−20は、図外の主ク
ラツチペダルに連動するものであり、また詳細な説明は
省略するが、この実施例におけるクラッチは、主クラツ
チペダルの2段の踏み込みによって、主クラッチとPT
Oクラッチの両者の大切操作を行なうものである。
次に、23は、前記の支承壁15の後部側において、該
支承壁15と間隔を置いて、推進軸7に外嵌し、キー2
4にてこの推進軸7と一体回転すべく固定した円板型の
制動受具であり、その前部側側面が制動受面25に形成
される。
26は、この制動受具23と前記の軸受14との間に設
けた筒型の間材である。
一方、上記の支承壁15には、前後方向(推進軸軸方向
)に摺動自在な棒状のブレーキガイド27が嵌挿され、
このブレーキガイド27の先端には、推進軸7に緩く外
嵌された円板型のバネ受板28が取付けられ、このバネ
板28の後部側には、制動具としての役割をなす環状の
ブレーキ板29が、リベット30により、前記の制動受
面に対向して取付けられる。
そして、上記のバネ受板28の前部側側面と、前記支承
壁15と推進軸7との間に設けた軸受14側面との間に
は、ブレーキバネ31が介在せしめられ、このバネ受板
28は制動受具23の方向に常時附勢されて、そのブレ
ーキ板29の制動受面25に圧接させるよう構成される
更に、上記制動受具23の下方には、クラッチ・・ウジ
ング1に回動自在にブレーキシャフト32カ軸支され、
このブレーキシャフト32にバネ開放具としてのブレー
キヨーク33が取付けられるとともに、クラッチ−・ウ
ジング1の外側においては、ブレーキレバー34の基端
が取付けられ、このブレーキレバー34の先端は連杆3
5を介してクラッチレバ−20に連結され、このように
して、ブレーキヨーク33は、主クラツチペダルの踏み
込みに連動してクラッチレバ−20と反対方向に回動す
るよう構成されている。
その際、ブレーキヨーク33の先端は、第3図に示すよ
うに、バネ受板28に当接されるのであるが、これらの
関係は、主クラツチペダルが開放されて主クラッチが接
続されているときは、このブレーキヨーク33がバネ受
板28を押圧し、ブレーキバネ31を圧縮させ、ブレー
キ板29を制動受面25より離間させるが、主クラツチ
ペダルを踏み込み主クラッチが切られているときは、ブ
レーキヨーク33が後方に回動してブレーキバネ31の
圧縮状態を開放し、ブレーキ板29を制動受面25に圧
接させるような状態に設定される。
なお、ブレーキバネ31は、逆にその引張力によってブ
レーキ板29を圧接させるようにしてもよい。
上記の構成に基づく作用を説明すると、い筐、図外のク
ラッチペダルを踏み込みクラッチレバ−20を回動させ
ると、レリーズシャフト19及びこれに取付けたレリー
ズヨーク21が回動し、レリーススIJ−7”17及び
クラッチレリーズバブ18を押して前方に摺動させ、レ
リーズ−・ブ18がレリーズレバ−12を回動させて、
主クラツチ摩擦板9をフライホイール3部より離間させ
主クラツチ板の姿勢となる。
それと同時に、連杆35を介してブレーキレバー34を
図の時計方向に回動させるから、ブレーキシャフト32
に取付けられたブレーキヨーク羽も図の時計方向に回動
し、ブレーキバネ31に対する押圧力を解除するから、
ブレーキバネ31はその弾発力によって後方に伸長し、
ブレーキ板29を制動受面25に圧接さそ推進軸7に対
する制動を行なうものである。
本考案は上記のような構成であり、このように本考案に
おいては、主クラッチの接続時においてはバネを圧縮又
は引張してその弾発力を蓄積させておき、主クラッチの
切用操作具に連動するバネ開放具によってこのバネを開
放させ、このようにして開放されたバネの弾発力により
制動具を制動受面に作用させるものであり、したがって
主クラツチペダル等の主クラツチ切用操作具に連結され
るのはバネ開放具のみで、制動具は主クラツチペダルと
直接には連結されてなく、該主クラツチペダルの踏み込
みストロークとは全く関係がないから、主クラツチペダ
ルを深く踏み込んだ場合でも推進軸に無理なスラスト荷
重がかかることがなく、ブレーキバネの弾発力さえ適切
に定めておけば常に一定の力で圧接されるのである。
オた、同様の理由により、主クラツチ板等が摩耗して主
クラツチペダルを深く踏み込むようになっても、制動具
は該主クラツチペダルの踏み込みストロークト全く関係
がないから、主クラッチの切断時と推進軸への制動時と
がズレるようなことがなく、そのための調整が全く不要
となるとともに、更には、バネ開放具は、ブレーキレバ
ーや連杆を用いてフレーキレバーと単純に連結すればよ
いから、該バネ開放具を作動させるための特別のばね等
を介在させる必要がなく、構造も簡素であるという秀れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すクラッチハウジング部
の縦断面図、第2図はその要部の拡大図、第3図は第1
図のA−A線拡大断面図である。 7・・・・・・推進軸、25・・・・・・制動受面、2
9・・・・・・ブレーキ板、31・・・・・・ブレーキ
バネ、33・・・・・・ブレーキヨーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機と推進軸の間に主クラッチを設け、この主クラッ
    チを介して推進軸への動力伝達を行なうようにしたトラ
    クタの伝動機構において、前記の推進軸と一体に回転す
    る制動受面と、開放されたバネの弾発力によってこの制
    動受面に作用して、推進軸の制動を行なう制動具とを設
    けるとともに、このバネの開放作用を行なうバネ開放具
    を主クラッチの切用操作具に連動連結し、主クラッチの
    切操作に連動して前記バネの開放作用を行なわしめるべ
    く構成したトラクタ推進軸の空転防止装置。
JP12839578U 1978-09-18 1978-09-18 トラクタ推進軸の空転防止装置 Expired JPS5839226Y2 (ja)

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JP12839578U JPS5839226Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 トラクタ推進軸の空転防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5543979U JPS5543979U (ja) 1980-03-22
JPS5839226Y2 true JPS5839226Y2 (ja) 1983-09-05

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