JPS5839204A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレイアウトの縮小化を図り得るようにしたガス
絶縁開閉装置に関する。

近年、発変電所の用地取得難は益々深刻化し、今や発変
電所にガス絶縁開閉装置を用いることは標準となってき
ている。一方、送電線路も基壇調和性あるいは都市部で
の建設等の事情から、電力用ケーブルを地中に埋設した
構成とすることが多くなってきている。これらの事情か
ら、地中送電回路を有するガス絶縁開閉装置が数多く出
現してきている。

一方、線路電圧の監視を目的として各送電回線には、し
ゃ断器よりも線路側に計器用変圧器が設けられるのが一
般的である。この計器用変圧器の構成としては巻線形の
いわゆるＰＴと、容量分圧形のいわゆるＰＤの２種類が
ある。そして、この計器用変圧器に対し高周波特性がす
ぐれているという理由等から、いわゆる増幅形ＰＤが使
用されることが多い。増幅形ＦＤとは、第１図に示すよ
うな構成原理を有する。すなわち、図において主回路電
位を有する導体１１と大地電位たとえば容器１２との間
のガス空間に、中間電極１３を絶縁物１４で固定支持し
、この中間電極１３の電位を外部へ絶縁引出しし、例え
ばこの端子をＭと称する。導体１１と中間電極１３との
間には、対向表面の形状、位置関係により静電界ｆｉｔ
　Ｃｔ　を有する。そして中間端子Ｍ点と大地間に適当
なキャパシタ１５を伺加することによシ、Ｍ点の電位は
、上記静電容−坩Ｃ１と対地静電容量との比による分圧
電圧が発生する。この分圧電力を電力増幅器１６により
増幅し、所要のＰＤとしての定格負担容量を確保するよ
うにしている。これがいわゆる増幅形Ｉ’Ｄと呼ばれる
ものであり、Ｃ！が空間の静電容量によ多構成されてい
ることからインダクタンス分が非常に小さく、高周波領
域まで安定した特性が得られる特徴を有する。

ところで、かかる増幅形ＰＤを有する地中送電線におい
て、運転電圧印加状態でしゃ断）指金開放すると、しゃ
断完了後地中送電線にはしゃ断時の電圧ピーク近傍値で
電圧が残留する。これは、いわゆる進み電流しゃ断時に
現われる一般的な現象である。そして、この残留電荷を
有する地中線路をガス絶縁開閉装置の接地装置ｉで接地
すると、この残留電荷が急激に大地へ放電しようとする
ため地中線内部に振動性電圧が発生し、これが地中線の
シース部分に誘導されこの誘導サージが電圧ケーブルに
とって故障をきたすことがある。

そこで、ケーブルの損傷を防止する目的で、がス絶縁開
閉装置の接地装置でケーブルを接地する使用条件のもの
は投入抵抗付きの接地装置構成とすることが一般的であ
り、この接地装置は抵抗付接地装置と称される。第２図
は、かかる抵抗付接地装置の機能原理例を示すものであ
る。図において、まずスイッチ２１が閉じて主回路２２
を抵抗２３を介して接地し、ある時間経過後スイッチ２
４を閉じて主回路２２を完全に接地する。

一方、第３図および第４図は前述した増幅形ＰＤと、抵
抗付接地装置を彩用した複母線方式および単母線方式の
ガス絶縁開閉装置における地中送電線回線の構成例を夫
々示すものである。

し１において、３１はしゃ断器、３２は線路側断路器、
３３は増幅形ＰＤ分正圧部３４は抵抗付接地装置、３５
は環カケープル、３６は変流器、３７は抵抗体、３８は
ケーブル終端接続部を、また３９．４０は甲、乙の主母
線、６ｏは主母線、６１は母線側断路器を夫々示してい
る。

然乍ら、かかる構成のガス絶縁開閉装確においては、前
述した様に抵抗付接地装置ｔ、！／、　３４はケーブル
の保護上設けられているものであるが、外形寸法が大き
くなりがちであり、全体のレイアウトを縮小化するため
には障害となっている。

また、同時に価格的にも高価なものである。

本発明は上記のような事情に鑑みて成されたもので、そ
の目的は全体のレイアウトの縮小化を図りつつ前述の抵
抗付接地装置を設けることなくそれと同等以上の機能を
発揮することができる安価なガス絶縁開閉装置ｕを提供
することにある。

以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第５図は、本発明にもとづく複母線方式のガス絶縁
しｉ−１閉装置の構成例を示すもので、第５図は第３図
と同様に地中送電線回路の１相分の側面を示す。図示の
ように、本装置にしゃ断器４１、線路側断路器４２、電
力ケーー５＝ プル４３、増幅形ＰＤ分正圧部４、接地装（７ｇ４５、
ガス絶縁形コイル４６、ケーブル終端接続部４７、変流
器４８、断路器４９．５０および生母Ｂ４ｓ）、ｓ２よ
り構成している。ここで、接地装置４５は一般形接地装
置構造としている。

また、ガス絶縁形コイル４６は高インダクタンスよ構成
る巻線を金屑容器内に収納したもので、１〜や断器４１
よシも（地中）線路側に設けている。

かかる構成の装置においては、しゃ断器４１を開放した
場合に環カケープル４３に電荷が一時的に残留すること
は前述した従来と同様であるが、この残留電圧は直流電
圧であるためガス絶縁形コイル４６により速やかに大地
へ放電されることになる。したがって、接地装置４５は
従来のように抵抗付接地装置とする必要は々く、ｍ純な
構成にて対応できることから第５図に示すように、断路
器４２と同一容器内に電極を収納することが可能となり
、レイアウトの縮小化にとって將に高さ寸法と、奥行き
法面で優れた６− 効果が得られる。また、従来しゃ断器を＋］ｒ　ＩＢ：
投入する際には、抵抗付接地装置Ｈによりケーブルの電
荷を放電した後に抵抗装置を開放してしゃ断器を投入す
るという様な′Ｍ雑庁手＋１１）’ｊを踏んでいたが、
本構成によれば残留電荷が自動的に放電されることから
、余分な機器操作を経ずにしゃ断器の投入サージレベル
を大幅に低減することが可能であり、その効果がきわめ
て大である。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。第
６図は、単母線方式のガス絶縁開閉装置に本発明を適用
したものに」。・いて、特にＪＨ，’ｒＨ幅形ＰＤ分圧
部４４とガス絶縁形コイル４６とを一体化構成したもの
であり、よ〜す、一層のレイアウトの縮小化を図ること
ができる。

第７図は、かかる一体化構成とする場合の原理構成を示
すものである。図において、中間電極７３には、分岐導
体７７を貫通する穴を設け、一体化を可能としている。

ガス絶縁コイル７８には常時は微弱な電流が流れるのみ
であり、その分岐導体７７の直径はきわめて細く設ｉ１
することが可能であり、この様な一体化構成の実現は技
術的に充分可能なものである。

その他、本発明はその要旨を変可し々い範囲で、種々に
変形して実施することができる。

分圧形の計器用変圧器を三相分設は且つ主回路と大地電
位間に篩インダクタンスコイルを介在させるようにした
ので、全体のレイアウトの縮小化を図シつつ抵抗付接地
装置を設けることなくそれと同等以上の機能を発揮する
ことができる安価で４夕めて信頼性の高いガス絶縁開閉
装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１Ｍは増幅形ＰＤの原理構成を示す図、第２図は抵抗
付接地装置の機能原理を示す図、第３図および第４図は
従来形のガス絶縁開閉装置の構成例を示す図、第５図は
本発明の一実施例をボす構成図、第６図は本発明の他の
実施例を示す構成図、第７図はガス絶縁形コイルと増幅
形ＰＤ分圧分の一体化原理構成を示す図である。 １１・・・主回路導体、１２・・・ガス絶縁形開閉装置
容器、１３・・・中間電極、１４・・・支持絶縁物、１
５・・・付加キヤｉＲシタ、１６・・・電力増幅器、２
１・・・スイッチ、２２・・・主回路、２３・・・抵抗
、２４・・・スイッチ、３ノ・・・しゃ断器、３２・・
・線路側断路器、３３・・・増幅形ＰＤ分正圧部３４・
・・抵抗付接地装置、３５・・・電カケープル、３６・
・・変流器、３１・・・抵抗体、３８・・・ケーブル終
端接続部、３９・・・主母線（甲）、４０・・・主母線
（乙）、４１・・・しゃ断器、４２・・・線路側断路器
、４３・・・電カケープル、４４・・・増幅形ＰＤ分正
圧部４５・・・接地装置、４６・・・ガス絶縁形コイル
、４７・・・ケーブル終端接続部、４８・・・変流器、
４９・・・断路器、５０・・・断路器、５１・・・主母
線、５２・・・主母線、６０・・・主母線、６１・・・
母線側断路器、７１・・・主回路導体、７２・・・ガス
絶縁開閉装置容器、１３・・・中間電極、７４・・・支
持絶縁物、７５・・・付加キャパシタ、７６・・・電力
増幅器、７７・・・分岐導体、７８・・・ガス絶縁形コ
イル。 ９− 一１ε 第１図 ２ 第バ ２ 第３門 第４図 グ５図 第６図 ０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくても１回線の地中送電線回線を備え、該回
   線用のしゃ断器よυも地中線路側に容量分圧形の計器用
   変圧器を三相分設け、且つ主回路と大地電位間に高イン
   ダクタンスコイルを介在させて成ることを特徴とするガ
   ス絶縁開閉装置。 （２、特許請求の範囲第（１）項記載のものにおいて、
   高インダクタンスコイルと容量分圧形の計器用変圧器の
   分圧部を一体化構成するようにしたガス絶縁開閉装置。