JPS5838662B2 - 中空シ−ル製造法 - Google Patents
中空シ−ル製造法Info
- Publication number
- JPS5838662B2 JPS5838662B2 JP5034876A JP5034876A JPS5838662B2 JP S5838662 B2 JPS5838662 B2 JP S5838662B2 JP 5034876 A JP5034876 A JP 5034876A JP 5034876 A JP5034876 A JP 5034876A JP S5838662 B2 JPS5838662 B2 JP S5838662B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- hollow seal
- gas
- hollow
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Gasket Seals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車に装備されている機器のうち、湿式クラ
ッチ、トランスミッションあるいはエンジンのクランク
ケースのように油を封入するものに使用する中空シール
の製造法に関する。
ッチ、トランスミッションあるいはエンジンのクランク
ケースのように油を封入するものに使用する中空シール
の製造法に関する。
上記のような機器に封入されている油は、その温度が上
昇すると粘度が低下する。
昇すると粘度が低下する。
その結果、従来の中実のシールでは、この粘度の低い油
を充分シールすることが不能となりシール部から油が漏
洩し易くなる傾向がある。
を充分シールすることが不能となりシール部から油が漏
洩し易くなる傾向がある。
このため、シールを中空に形成し、その中空内部に気体
を封入密封してなる中空シールを使用するが、この中空
シールはその中空内の気体が、温度上昇の影響を受けて
熱膨張し、従ってシール内圧を昇圧してシール能力を増
すものである。
を封入密封してなる中空シールを使用するが、この中空
シールはその中空内の気体が、温度上昇の影響を受けて
熱膨張し、従ってシール内圧を昇圧してシール能力を増
すものである。
然し乍ら、中空シールの内腔に気体を封入密封する場合
、殊に、小さな中空シールを成形し気体を封入密封する
場合製造上、気体の封入密封を安定して行わしめること
が困難である。
、殊に、小さな中空シールを成形し気体を封入密封する
場合製造上、気体の封入密封を安定して行わしめること
が困難である。
本発明はこのような点に鑑みなされたものであり、気体
の封入密封を安定して行わせしめ且つ、特別な行程管理
を必要としないようにしたものである。
の封入密封を安定して行わせしめ且つ、特別な行程管理
を必要としないようにしたものである。
本発明は、成形型に耐油性のある護護又は合成樹脂材を
熔融状態で注入し中空シールを形成する中空シールの製
造方法において、内腔部分を形成する為の中子をジニト
ロソペンタメチレンテトラミン(C5HION602
) を主材とした材料で成し、熔融した護護又は合成
樹脂材を成形型に注入した後所定時間約205℃に加熱
保持して中子を分解しガス化させる行程を有するガス封
入式中空シールの製造方法である。
熔融状態で注入し中空シールを形成する中空シールの製
造方法において、内腔部分を形成する為の中子をジニト
ロソペンタメチレンテトラミン(C5HION602
) を主材とした材料で成し、熔融した護護又は合成
樹脂材を成形型に注入した後所定時間約205℃に加熱
保持して中子を分解しガス化させる行程を有するガス封
入式中空シールの製造方法である。
上記の如き行程を有することにより、中空シールの内腔
部分を形成するとともにガスを封入できるため簡単な製
造行程で容易に中空シールを成形することができる。
部分を形成するとともにガスを封入できるため簡単な製
造行程で容易に中空シールを成形することができる。
又中子をジニトロソペンタメチレンテトラミン(C5H
IONa 02 )を主材とした材料で成したことによ
り、これが分解し窒素ガス化し、結果的に内腔部分に窒
素〃゛゛スが封入される。
IONa 02 )を主材とした材料で成したことによ
り、これが分解し窒素ガス化し、結果的に内腔部分に窒
素〃゛゛スが封入される。
従って、窒素ガスであるためシールの材料(護護又は合
成樹脂材)を害することもない。
成樹脂材)を害することもない。
更には、中子を威すジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン(C5H1oN60□)の主材を調整することにより
、適宜内腔部分の窒素ガスの圧力を設定することも可能
である。
ン(C5H1oN60□)の主材を調整することにより
、適宜内腔部分の窒素ガスの圧力を設定することも可能
である。
本発明を実施するに当っては、成形型を用い酸形成は鋳
造の際に熔融した護護又は合成樹脂材が持つ熱を利用し
、中子を成すジニトロソペンタメチレンテトラミンを分
解して窒素ガス化せしめるのが有効的で実用上好ましい
。
造の際に熔融した護護又は合成樹脂材が持つ熱を利用し
、中子を成すジニトロソペンタメチレンテトラミンを分
解して窒素ガス化せしめるのが有効的で実用上好ましい
。
以下図に基づき本発明に従って製造した中空シールにつ
いて説明する。
いて説明する。
第1図において1及び2は例えば自動エンジンのボデー
およびクランクケースの各種のように内部に油を密封し
て収容する室の壁の一部、その他日動車の温室クラッチ
のカバーのように内部に油を封入する室の壁の一部等を
示す。
およびクランクケースの各種のように内部に油を密封し
て収容する室の壁の一部、その他日動車の温室クラッチ
のカバーのように内部に油を封入する室の壁の一部等を
示す。
3と4はこれら各種の有するフランジ部である。
両フランジはボルト5によって水密に締め付けられてい
る。
る。
両フランジの接合面3aと4aには対向位置に溝3bと
4bを設けである。
4bを設けである。
これらの溝3bと4bは上記の密閉室内(第1図の右方
にCをもって示す部分)の周囲を切れ目なく囲んでいる
。
にCをもって示す部分)の周囲を切れ目なく囲んでいる
。
フランジ3と4を図のようにボルト5で締め付けること
によって、両溝3a 、4aにより形成される密閉環状
空間内に第2図に示すような全体環状のシール6を封入
する。
によって、両溝3a 、4aにより形成される密閉環状
空間内に第2図に示すような全体環状のシール6を封入
する。
シール6は、図には円形に図示しであるが、この全体形
状は必ずしも円形に拘束されるものでなく、第1図の左
右の密閉室Cの外周形状が角形であるならばそれに合致
するように角形とする。
状は必ずしも円形に拘束されるものでなく、第1図の左
右の密閉室Cの外周形状が角形であるならばそれに合致
するように角形とする。
シール6の断面は第3図に示すように中空とし、シール
の材料はゴム、合成樹脂のような可撓性弾性材料とする
。
の材料はゴム、合成樹脂のような可撓性弾性材料とする
。
シール6の中空内部は窒素ガスを主体とした気体を封入
しである。
しである。
中空シール6は溝3a 、 4a内に外周から加圧する
状態で、圧入され内部の気体の圧力によりシールの作用
をなす。
状態で、圧入され内部の気体の圧力によりシールの作用
をなす。
中空内部に封入しである気体は温度上昇により以下説明
する特別の作用をなす。
する特別の作用をなす。
密閉室内の流体が例えば油などのような液体であると温
度上昇に伴ない、この油の粘度が低下し、従ってシール
部からの油の漏洩を招き易い。
度上昇に伴ない、この油の粘度が低下し、従ってシール
部からの油の漏洩を招き易い。
しかしこのとき、シール6の中空内部の封入気体は熱膨
張に起因して昇圧する。
張に起因して昇圧する。
その結果、シール能力を増大し油の漏洩をさらに妨げる
。
。
要するに昇温に伴ない、シール力を増して密封室内の流
体の漏洩を防止する。
体の漏洩を防止する。
ところで、シール6内に封入する気体は窒素ガスを主体
にした気体であるが、これはシール6を成形加工するに
当り、その6部にジニトロソペンタメチレン(C5H1
oN60□)を主材とする中子を入れてリングを鋳造成
いは成形する方法により得られる。
にした気体であるが、これはシール6を成形加工するに
当り、その6部にジニトロソペンタメチレン(C5H1
oN60□)を主材とする中子を入れてリングを鋳造成
いは成形する方法により得られる。
この材料からなる中子は約205℃にて分解し窒素ガス
を発生する。
を発生する。
その結果、内部に不燃性の窒素ガスを封入した、中空の
シールがそのプラスチック成形加工あるいは鋳造の際容
易に得られる。
シールがそのプラスチック成形加工あるいは鋳造の際容
易に得られる。
第4図に示すように、壁1′と2とで作る溝の断面形状
が加工精度の点から不均一であっても、シール6は内部
の気体の流動により容易に順応変形して各部の接触圧を
均一とするので、良好なシール効果を発生する効果があ
る。
が加工精度の点から不均一であっても、シール6は内部
の気体の流動により容易に順応変形して各部の接触圧を
均一とするので、良好なシール効果を発生する効果があ
る。
また、内部に封入するガスの圧を種々変更することによ
り、同一断面径のシールでも、いろいろの断面サイズの
溝の中に入れて同じようにシールを得られるという利点
がある。
り、同一断面径のシールでも、いろいろの断面サイズの
溝の中に入れて同じようにシールを得られるという利点
がある。
従って1種類のシールでもその使用し得る範囲を従来よ
り広くなし得るものである。
り広くなし得るものである。
なお、シール6の材料としては耐油性、耐圧性を有する
可撓性合成樹脂材料、例えばナイロン等の合成樹脂を用
いる。
可撓性合成樹脂材料、例えばナイロン等の合成樹脂を用
いる。
第1図は本発明のシールの使用状態を示す断面図、第2
図はそのシールの斜視図、第3図は第2図のI−N線の
断面図、第4図は他の使用状態を示す図である。 C・・・・・・室、6・・・・・・シール。
図はそのシールの斜視図、第3図は第2図のI−N線の
断面図、第4図は他の使用状態を示す図である。 C・・・・・・室、6・・・・・・シール。
Claims (1)
- 1 成形型に耐油性のある護護又は合成樹脂材を熔融状
態で注入し中空シールを形成する中空シールの製造方法
において、内腔部分を形成する為の中子をジニトロソペ
ンペンクメチレントラミンを主材とした材料で威し、熔
融した前記護護又は合成樹脂材を成形型に注入した後所
定時間約205℃に加熱保持して前記中子を分解しガス
化させる行程を有するガス封入式中空シール製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034876A JPS5838662B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | 中空シ−ル製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5034876A JPS5838662B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | 中空シ−ル製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52133461A JPS52133461A (en) | 1977-11-08 |
JPS5838662B2 true JPS5838662B2 (ja) | 1983-08-24 |
Family
ID=12856397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5034876A Expired JPS5838662B2 (ja) | 1976-05-01 | 1976-05-01 | 中空シ−ル製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838662B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59130326A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-07-26 | チンザ−・テクステイルマシイネン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | ボビンクリ−ルを備えたリング精紡機 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58100178U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-07 | 昭和アルミニウム株式会社 | トラック荷台における床材の防水接合装置 |
JP2007024280A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | 防水ワッシャー |
-
1976
- 1976-05-01 JP JP5034876A patent/JPS5838662B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59130326A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-07-26 | チンザ−・テクステイルマシイネン・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング | ボビンクリ−ルを備えたリング精紡機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52133461A (en) | 1977-11-08 |
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