JPS5838594B2 - 装飾板付ドア− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は装飾板付ドアーに係り、その目的とするところ
は、雨仕舞がよくしかも凹凸が大きく深みのある装飾板
をドアー外表面から余り突出させることなく取付けるこ
とのできる装飾板付ドアーを提供せんとするものである
。

従来のこの種のドアーの水平断面図を第４図に示す。

このドアーＡは表裏面Ｂ、Ｂを銅で構成し、芯材にハニ
カムコア−Ｃを使用し、中央に孔りを設け、該孔りを表
裏面から塞ぐようアルミニウム、亜鉛等の鋳物からなる
装飾板Ｅ、Ｅを設け、夫々の装飾板Ｅ、ＥをビスＦ、Ｆ
で互に固定するというものである。

このドアーは孔りを設けているので雨仕舞の構成を確実
に行う必要があり、又、装飾板Ｅの足部Ｇがドア表面を
強く押圧し、ドアー表面が凶変形するという欠点があっ
た。

一方、図示していないがドアーに孔を設けることなく装
飾板をドアー外表面に固着する構成も考えられたが、こ
の構成では装飾板の全部がドアー外表面から突出するの
で凹凸の大きい装飾板を装着すると逆に体裁が悪ろくな
るという欠点があった。

本発明は第１図ないし第３図に示す如くドアに孔を明け
ることなくしかも凹凸の大きい装飾板を固着できるよう
にしたものである。

第１図ないし第２図は本発明に係る第１実施例であり、
ドアー４の表裏面の夫々には３個の装飾板２が設けられ
ている。

該装飾板２は従来のものと同様に、アルミニウム、亜鉛
等の鋳物で構成されるものであり、第２図に示す如く、
ドアー４の表裏面を構成する金属板１，１は互に内方に
突出せしめられて凹所３，３が形成されており、該凹所
３，３に装飾板２，２の裏面突出部５，５が嵌合し、装
飾板２，２の周縁部６，６が金属板１゜１の表面を押圧
するようにビス７で互に固定されている。

第３図は本発明に係るドアーの第２実施例における水平
断面図を示すものであり、上記第１実施とは装飾板２，
２を固着する構成が異なっており、同図に示す如く、装
飾板２の裏面中央に隆起台８を構成し、パツキン９を介
して該隆起台８を凹所３の底面中央部に当接せしめ、こ
の状態で表裏の装飾板２，２をビス７で互に固定するも
のである。

このとき夫々の装飾板２，２の裏面は前記隆起台８のみ
が凹所３に当接しており他の箇所は金属板表面とは接触
せず微少間隔が形成せしめられている。

該微少間隔を形成することにより装飾板２が金属板１の
表面を傷付けるのを防止でき、又、装飾板２のおさまり
もよくなるのである。

このように本発明に係るドアーは上記構成により装飾板
２を固着するものであるから、第４図に示すようにドア
ーに設けた孔に装飾板を固着する場合に比較して、ドア
ー４の雨仕舞の構成に特に注意を払う必要がなく、又ド
アーの強度も弱くならないという効果を有すると共に、
凹所を設けていないドアー表面に装飾板を直接固着する
場合に比較して、凹凸が大きく深みのある装飾板２を金
属板１の表面から余り突出せしめることなく固着できる
という効果がある。

また一対の金属板１間にコアーを装填したドアー４の両
面に装飾板２を配置し、ドアー４を介して両面の装飾板
２間にビス７を挿通して締結したのでドアー４の両面に
同一のビス４で同時に装飾板２を取付けることができ、
しかも両面の装飾板がドアー４の弾性のある金属板１に
圧接されて反力にてビス４が緩まないという利点がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るドアーの第１実施例における正面
図、第２図は上記ドアーの水平断面図、第３図は本発明
に係るドアーの第２実施例における水平断面図、第４図
は従来のドアーにおける水平断面図。 １・・・・・・金属板、２・・・・・・装飾板、３・・
・・・・凹所、４・・・・・・ドアー、５・・・・・・
装飾板の裏面突出部、６・・・・・・装飾板の周縁部、
７・・・・・・ビス、８・・・・・・装飾板の裏面隆起
台、９・・・・・・パツキン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １一対の金属板間にコアーを装填したドアーの両面の一
   部に金属板を凹ませることにより凹所を両面の凹所が対
   応するように形成し、鋳物よりなる装飾板をドアーの両
   面に配置すると共に装飾板の一部を凹所に嵌合させ、ド
   アーを介して両面の装飾板間にビスを挿通して締結して
   成る装飾板付ドアー。 ２ 装飾板の裏面の一部を凹所の底面に固着すると共に
   、該固着箇所以外の装飾板裏面と金属板表面との間に微
   少間隔を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の装飾板付ドアー。