JPS588868Y2 - ドア用額縁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はドア用額縁に関するものである。

従来のドア用額縁を適用したドアを第１図ないし第３図
に示している。

すなわち、このドアは、ドア本体１に８個の開口２・・
・・・・を形成し、開口２・・・・・・の表裏より額縁
３，４を嵌めて互いに嵌合させ、額縁３，４間に鏡板５
，６を挟着している。

この額縁３゜４の結合は、第２図のように、表側額縁３
の裏面に雄突起７を突設し、雄突起７の両側に逆目凹凸
部８．８′を形成し、また裏側額縁４の裏面に雌凹部９
を形成し、雌凹部９の内側面両方に逆目凹凸部８゜８′
が係合する凹凸部１０．１０’を形成して、雄突起７を
雌凹部９に嵌入することにより、凹凸部で抜止め係合さ
せる。

ところが、このドアは、額縁３，４の凹凸部のピッチａ
により額縁３，４の嵌合寸法が不連続（段階的）に設定
されるので、ドア本体１の厚みにばらつきがある場合に
は額縁３，４とドア本体１との間に隙間が発生するとい
う問題がある。

これに対して、ピッチａを小さくしてすき間を低減しよ
うとすると、凹凸部が小さくなってその山がつぶれやす
く嵌合効果がなくなるという欠点がある。

したがって、この考案の目的は、凹凸のピッチを小さく
することなく隙間を低減したドア用額縁を提供すること
である。

この考案の一実施例を第４図および第５図に示す。

すなわち、このドア用額縁は、雌凹部１１の内側面の両
方に設けられた凹凸部１２．１２’を互いに半ピツチ１
ずらすとともに、額縁３’、４’の両方の各周縁に互い
違いに雄突起１３と雌凹部１１とを形成して額縁３’、
４’を同−構成としたものである。

。 ａこのように構成したため、雄突起１３をヒツ
チ下押し込むと、雌凹部１１の一方の凹凸部１２′に係
合し、さらにピッチ下押し込むと他方の凹凸部１２に係
合することとなるので、額縁３’、４’の嵌合寸法はピ
ッチｉずつ変化することとなり、従来と比べて生ずる隙
間を半減でき、しかもピッチａを小さくする必要がない
ので山がつぶれやすくならない。

また、雄突起１３は雌凹部１１に進入する際その両側面
の対称位置にある凹凸部８，８′が雌凹部１１の位置ず
れした凹凸部１２．１２’にガイドされて傾きながら進
入するので嵌入時の雌凹部１１の開き寸法が小さく、結
合性がよい。

さらに、各額縁３’、４’について周縁に一つおきに雄
突起１３と雌凹部１１を形成するようにしたため、同額
縁を同一のもので形成でき、合成樹脂材料で額縁３’、
４’を一体戒形する際には金型が１個でよいという利点
がある。

以上のように、この考案のドア用額縁は、逆目凹凸部を
形成した嵌合用雄部と嵌合用雌部において一方の凹凸部
を互いに位置ずれさせたため、凹凸ピッチを小さくする
ことなく、ドア本体と額縁とのすき間を低減できるとい
う効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を適用したドアの斜視図、第２図は額縁
の嵌合を示す部分断面図、第３図は額縁の結合状態の部
分横断面図、第４図はこの考案の一実施例の斜視図、第
５図はその嵌合を示す部分断面図である。 ３’、４’・・・・・・額縁、８，８′・・・・・・逆
目凹凸部、１１・・・・・・雌凹部（嵌合用雌部）、１
２，１２′・・・・・・凹凸部、１３・・・・・・雄突
起（嵌合雄部）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 嵌合用雄部をもった第１の額縁と、この第１の額縁の前
   記嵌合用雄部に嵌合する嵌合用雌部をもった第２の額縁
   と、前記嵌合用雄部および嵌合用雌部の両側面に形成さ
   れかつそのいずれか一方がその両側面において互いに半
   ピツチずれた逆目凹凸部とを備えたドア用額縁。