JPS583827B2 - 自動車内装用芯材の製造方法 - Google Patents
自動車内装用芯材の製造方法Info
- Publication number
- JPS583827B2 JPS583827B2 JP9292680A JP9292680A JPS583827B2 JP S583827 B2 JPS583827 B2 JP S583827B2 JP 9292680 A JP9292680 A JP 9292680A JP 9292680 A JP9292680 A JP 9292680A JP S583827 B2 JPS583827 B2 JP S583827B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core material
- lower mold
- mold
- fibers
- adhesive
- Prior art date
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- Expired
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- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、故紙，段ボール紙等を主原料とする自動車内
装用芯材の製造方法に関するものである．従来のこの種
繊維材質の自動車内装用芯材の製造方法は例えば（１）
マット状に抄造したものをプレス成形する、（２）平ら
な板状体に蒸気等を吹付け加湿した状態で加熱・加圧し
成形する、（３）故紙，段ボール紙及び木材等を繊維状
に粉砕し、これを含水率６０〜８０％の多湿マット状に
抄造したものをホットプレスにより加熱・加圧する、（
４）前記（３）と同様に繊維状に粉砕したものを液状と
し、これをバキューミングしながら加圧し予備成形した
ものをホットプレスで加熱・加圧する、といった方法が
公知である。
装用芯材の製造方法に関するものである．従来のこの種
繊維材質の自動車内装用芯材の製造方法は例えば（１）
マット状に抄造したものをプレス成形する、（２）平ら
な板状体に蒸気等を吹付け加湿した状態で加熱・加圧し
成形する、（３）故紙，段ボール紙及び木材等を繊維状
に粉砕し、これを含水率６０〜８０％の多湿マット状に
抄造したものをホットプレスにより加熱・加圧する、（
４）前記（３）と同様に繊維状に粉砕したものを液状と
し、これをバキューミングしながら加圧し予備成形した
ものをホットプレスで加熱・加圧する、といった方法が
公知である。
しかしながら前記（１）， （２）及び（３）．の方法
は何れも予めマット状としたものを所要の凹凸形状に成
形するものであるから種種の工夫はされておるものの基
本的には深絞り成形が因難であり、また、（２）， （
３）及び（４）の方法では何れも水分蒸発のだめの熱エ
ネルギーの使用量が大きいために製造コスト高となって
いる。
は何れも予めマット状としたものを所要の凹凸形状に成
形するものであるから種種の工夫はされておるものの基
本的には深絞り成形が因難であり、また、（２）， （
３）及び（４）の方法では何れも水分蒸発のだめの熱エ
ネルギーの使用量が大きいために製造コスト高となって
いる。
さらに、前記何れの方法によって得られた芯材も局部的
に、例えば車体へビス止め等をする取付部のように特に
強度を必要とする部分で強度が不足するといった種種の
欠点があった。
に、例えば車体へビス止め等をする取付部のように特に
強度を必要とする部分で強度が不足するといった種種の
欠点があった。
本発明はこのような種種の従来欠点を解消することを目
的とするものであり、故紙，段ボール紙及び木材等が繊
維状に粉砕された含水率３０％以下の繊維と熱硬化性接
着剤とを夫々別々のスプレーガンによって上下金型より
成る成形金型の下金型上に吹付けて該下金型上に所要厚
さの繊維層を形成し、ついで前記成形金型を合わせて加
熱・加圧し乾燥硬化させることによって、深絞り成形を
可能とし、熱エネルギーの消費が少なく成形できて、さ
らには接着剤は芯材の局部に多く吹付ける等して車体へ
の取付部等を局部的に強度を持たせた芯材を製造し得る
ようにしたものである。
的とするものであり、故紙，段ボール紙及び木材等が繊
維状に粉砕された含水率３０％以下の繊維と熱硬化性接
着剤とを夫々別々のスプレーガンによって上下金型より
成る成形金型の下金型上に吹付けて該下金型上に所要厚
さの繊維層を形成し、ついで前記成形金型を合わせて加
熱・加圧し乾燥硬化させることによって、深絞り成形を
可能とし、熱エネルギーの消費が少なく成形できて、さ
らには接着剤は芯材の局部に多く吹付ける等して車体へ
の取付部等を局部的に強度を持たせた芯材を製造し得る
ようにしたものである。
以下に本発明の一実施例を図面と共に詳細に説明する。
図において１は所定の位置に定置されたプレス下定盤，
２はこのプレス下定盤１の上方に昇降自在に配置したプ
レス上定盤であり、該プレス上定盤２の下面には表面に
所要の凹凸形状を設けて成る上金型３が取付金具４，４
によって取付けてある。
２はこのプレス下定盤１の上方に昇降自在に配置したプ
レス上定盤であり、該プレス上定盤２の下面には表面に
所要の凹凸形状を設けて成る上金型３が取付金具４，４
によって取付けてある。
そしてプレス下定盤１上にコロコンベヤ５を左右方向に
架設して、該コロコンベヤ５上に二個の下金型６，６ａ
を水平動自在に載置する。
架設して、該コロコンベヤ５上に二個の下金型６，６ａ
を水平動自在に載置する。
；これらの下金型６，６ａは何れも前記上金型３と対を
なす凹凸形状に形成されており、シリンダー７，７ａの
駆動軸８，８ａに夫夫止着してある。
なす凹凸形状に形成されており、シリンダー７，７ａの
駆動軸８，８ａに夫夫止着してある。
そして、シリンダー７，７ａの作動によって下金型６，
６ａを夫夫左右に移動させるようにし、一方の下金型を
プレス下定盤１上へ移動させるときは他方の下金型をプ
レス下定１上から退避させて使用するものである。
６ａを夫夫左右に移動させるようにし、一方の下金型を
プレス下定盤１上へ移動させるときは他方の下金型をプ
レス下定１上から退避させて使用するものである。
前記上金型３及び下金型６，６ａには夫夫ヒータ９が埋
設されており、所定の温度に加熱できるようにしてある
。
設されており、所定の温度に加熱できるようにしてある
。
さらに、１０は繊維供給槽，１１．１１ａは接着剤供給
槽を示し、これら繊維供給槽１０及び接着剤供給槽１１
，１１ａには供給管１２，１２ａ，１３，１３ａが接続
され、さらに各供給管の先端にスプレーガン１４，１４
ａ，１５，１５ａが取付けてある。
槽を示し、これら繊維供給槽１０及び接着剤供給槽１１
，１１ａには供給管１２，１２ａ，１３，１３ａが接続
され、さらに各供給管の先端にスプレーガン１４，１４
ａ，１５，１５ａが取付けてある。
前記繊維供給管１０には故紙，段ボール紙及び木材等を
長さ約０．５〜５へ，幅約０．１〜１．０Ｘで含水率３
０％以下、好ましくは１０〜２０％の繊維１６となした
ものが貯留され、また、接着剤供給槽１１，１１ａには
フェノール樹脂等の熱硬化性の接着剤１７が貯留してあ
る。
長さ約０．５〜５へ，幅約０．１〜１．０Ｘで含水率３
０％以下、好ましくは１０〜２０％の繊維１６となした
ものが貯留され、また、接着剤供給槽１１，１１ａには
フェノール樹脂等の熱硬化性の接着剤１７が貯留してあ
る。
そして、先ず下金型６を図の一点鎖線位置、即ちプレス
下定盤１より右方に移動させてその表面にスプレーガン
１４より繊維１６を、またスプレーガン１５より接着剤
１７を同時に噴射させて吹付け、該接着剤１７の粘着性
を利用して繊維１６を下金型６の凹凸な表面に仮止めす
ることによシ繊維層を形成せしめる。
下定盤１より右方に移動させてその表面にスプレーガン
１４より繊維１６を、またスプレーガン１５より接着剤
１７を同時に噴射させて吹付け、該接着剤１７の粘着性
を利用して繊維１６を下金型６の凹凸な表面に仮止めす
ることによシ繊維層を形成せしめる。
次にこの下金型６を図の実線のようにプレス下定盤１上
へ移動させて定置し、上金型３を降下させて上下金型を
合わせ、温度約１７０℃，圧力約５０Ｋｇ／ｃｍ２の条
件で約３０秒間加熱・加圧して繊維層を乾燥硬化させて
所望の芯材を形成する。
へ移動させて定置し、上金型３を降下させて上下金型を
合わせ、温度約１７０℃，圧力約５０Ｋｇ／ｃｍ２の条
件で約３０秒間加熱・加圧して繊維層を乾燥硬化させて
所望の芯材を形成する。
加熱・加圧した後に上下金型を離，して下金型６を再び
図の一点鎖線位置へ移動させ、乾燥硬化している芯材を
取出す。
図の一点鎖線位置へ移動させ、乾燥硬化している芯材を
取出す。
またその間に下金型６ａは図実線のようにプレス下定盤
１より左方に移動させた状態で前記下金型６によって説
明したのと同じ要領でスプレーガン１４ａより繊維，１
６をスプレーガン１５ａより接着剤を同時噴射させて吹
付け、この下金型６ａをプレス下定盤１上へ移動させ、
前記下金型６の場合と同じ条件・繰作で乾燥硬化させる
。
１より左方に移動させた状態で前記下金型６によって説
明したのと同じ要領でスプレーガン１４ａより繊維，１
６をスプレーガン１５ａより接着剤を同時噴射させて吹
付け、この下金型６ａをプレス下定盤１上へ移動させ、
前記下金型６の場合と同じ条件・繰作で乾燥硬化させる
。
このように下金型６と６ａとを交互に使うことで略連続
的に芯材を製造する。
的に芯材を製造する。
以上実施例の説明からも明らかなように本発明は繊維と
接着剤を同時に下金型表面に吹付けて該下金型上に繊維
層を形成せしめ、ついで上下金型を合わせて加熱・加圧
して該繊維層を乾燥硬化して芯材を製造するものである
から、深絞り形状のものが容易に形成できる。
接着剤を同時に下金型表面に吹付けて該下金型上に繊維
層を形成せしめ、ついで上下金型を合わせて加熱・加圧
して該繊維層を乾燥硬化して芯材を製造するものである
から、深絞り形状のものが容易に形成できる。
また繊維層は含水率が低いから熱エネルギーの消費少な
く乾燥し、短時間にて硬化させることができる。
く乾燥し、短時間にて硬化させることができる。
さらに本発明の特筆すべき点は、繊維と接着剤との比率
を芯材の部分によって自由にコントロールできるから、
車体への取付部等の強度を必要とする部分（例えば螺子
止部）に局部的に接着剤の吹付けを多くすることによっ
て、その部分の強度を高め、また資源を節減し可及的に
軽量化をはかることができることである。
を芯材の部分によって自由にコントロールできるから、
車体への取付部等の強度を必要とする部分（例えば螺子
止部）に局部的に接着剤の吹付けを多くすることによっ
て、その部分の強度を高め、また資源を節減し可及的に
軽量化をはかることができることである。
かくして本発明の製造方法は、従来方法における深絞り
成形の因難さ、熱エネルギーの多量消費、さらには芯材
の局部的な強度の不足といったような欠点が解消できて
、品質がよく、そして軽量な自動車内装用芯材を安価に
提供することができる効果がある。
成形の因難さ、熱エネルギーの多量消費、さらには芯材
の局部的な強度の不足といったような欠点が解消できて
、品質がよく、そして軽量な自動車内装用芯材を安価に
提供することができる効果がある。
図は本発明の一実施例を示す概要構成図である。
１・・・・・プレス下定盤，２・・・・・プレス上定盤
，３・・・・・上金型，６．６ａ・・・・・下金型，１
０・・・・・繊維供給槽，１１・・・・・接着剤供給槽
，１２，１２ａ，１３，１３ａ・・・・・供給管，１４
，１４ａ．１５，１５ａ・・・・・スプレーガン，１６
・・・・・繊維，１７・・・・・接着剤。
，３・・・・・上金型，６．６ａ・・・・・下金型，１
０・・・・・繊維供給槽，１１・・・・・接着剤供給槽
，１２，１２ａ，１３，１３ａ・・・・・供給管，１４
，１４ａ．１５，１５ａ・・・・・スプレーガン，１６
・・・・・繊維，１７・・・・・接着剤。
Claims (1)
- １ 故紙，段ボール紙及び木材等が繊維状に紛砕された
含水率３０％以下の繊維と熱硬化性接着剤とを夫々別々
のスプレーガンによって上金型と下金型とよりなる成形
金型の下金型上に同時に吹付て該下金型上に所要厚さの
繊維層を形成し、ついで前記成形金型を合わせて加熱・
加圧し乾燥硬化させることを特徴とする自動車内装用芯
材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9292680A JPS583827B2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 自動車内装用芯材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9292680A JPS583827B2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 自動車内装用芯材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5718233A JPS5718233A (en) | 1982-01-30 |
| JPS583827B2 true JPS583827B2 (ja) | 1983-01-22 |
Family
ID=14068089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9292680A Expired JPS583827B2 (ja) | 1980-07-07 | 1980-07-07 | 自動車内装用芯材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS583827B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60103330U (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-15 | 安江 淡 | 帯電防止ヘア−ブラシ |
| JPS6328905Y2 (ja) * | 1983-05-11 | 1988-08-03 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6189005A (ja) * | 1984-09-07 | 1986-05-07 | Honshu Paper Co Ltd | 故紙緩衝材の成形方法 |
-
1980
- 1980-07-07 JP JP9292680A patent/JPS583827B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6328905Y2 (ja) * | 1983-05-11 | 1988-08-03 | ||
| JPS60103330U (ja) * | 1983-12-22 | 1985-07-15 | 安江 淡 | 帯電防止ヘア−ブラシ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5718233A (en) | 1982-01-30 |
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