JPS5838042B2 - 電線・ケ−ブルの壁貫通部 - Google Patents
電線・ケ−ブルの壁貫通部Info
- Publication number
- JPS5838042B2 JPS5838042B2 JP54048390A JP4839079A JPS5838042B2 JP S5838042 B2 JPS5838042 B2 JP S5838042B2 JP 54048390 A JP54048390 A JP 54048390A JP 4839079 A JP4839079 A JP 4839079A JP S5838042 B2 JPS5838042 B2 JP S5838042B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- wall penetration
- flame
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は防火組成物特に防火性を有するパテ状コンパウ
ンドを用いた電線・ケーブルの壁貫通部、に関する。
ンドを用いた電線・ケーブルの壁貫通部、に関する。
船舶、建築物その他の火災において、隔壁を設けている
にもかかわらず、電線・ケーブルが配線されているため
これが可燃物となって、貫通空隙部を経て延焼し大事に
至ることが少なくない。
にもかかわらず、電線・ケーブルが配線されているため
これが可燃物となって、貫通空隙部を経て延焼し大事に
至ることが少なくない。
この壁貫通部を防火組成物のシール材をもって封止しよ
うとして種々の提案がなされている。
うとして種々の提案がなされている。
しかし防火性が著しく高く、貫通部にある材料とよく接
着し、充分な気密性を保ち、充填作業が容易で充填形状
安定性が良く収縮、変形が少なく、長期にわたり広範な
使用条件に耐え、しかも配線の張替などの際たやすく解
体可能な防火組成物が無いO 本発明はこれらの点を同時に満足する新規、有用な防火
組成物を用いた電線・ケーブルの壁貫通部を提供するこ
とを目的とする。
着し、充分な気密性を保ち、充填作業が容易で充填形状
安定性が良く収縮、変形が少なく、長期にわたり広範な
使用条件に耐え、しかも配線の張替などの際たやすく解
体可能な防火組成物が無いO 本発明はこれらの点を同時に満足する新規、有用な防火
組成物を用いた電線・ケーブルの壁貫通部を提供するこ
とを目的とする。
本発明は液状ポリクロロプレン100重量部に対し水利
アルミナ200〜450重量部と防炎性の0.5〜10
(ホ)平均長さの有機繊維0.1〜5重量部を含有した
成分を混合して成るパテ状コンパウンドを用いるもので
ある。
アルミナ200〜450重量部と防炎性の0.5〜10
(ホ)平均長さの有機繊維0.1〜5重量部を含有した
成分を混合して成るパテ状コンパウンドを用いるもので
ある。
この組成領域のコンパウンドは水利アルミナと防炎性有
機短繊維との組合せ効果によって高度の防火性を発揮す
る。
機短繊維との組合せ効果によって高度の防火性を発揮す
る。
すなわちバインダーである液状ポリクロロプレンが水利
アルミナによって高度の難燃性を付与されるばかりでな
く、熱によりポリクロロプレンが熱分解するようなこと
があっても、水利アルミナと防炎性有機短繊維が強固な
耐火層を形成する。
アルミナによって高度の難燃性を付与されるばかりでな
く、熱によりポリクロロプレンが熱分解するようなこと
があっても、水利アルミナと防炎性有機短繊維が強固な
耐火層を形成する。
200重量部未満では耐火性が低下し、450重量部を
越えるとパテ状とならない。
越えるとパテ状とならない。
更に、この短繊維はコンパウンドを貫通部に充填した後
、繊維補強樹脂(FRP)におけるガラス繊維のごとき
増強効果を発生するため垂下りや形崩れを防ぐものであ
る。
、繊維補強樹脂(FRP)におけるガラス繊維のごとき
増強効果を発生するため垂下りや形崩れを防ぐものであ
る。
無機繊維すなわちガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維
なども耐火性、増強性にすぐれているが、繊維の剛直性
が高く、作業者のひふを損傷したり作業性を低下させる
。
なども耐火性、増強性にすぐれているが、繊維の剛直性
が高く、作業者のひふを損傷したり作業性を低下させる
。
また石綿繊維は好ましい特性を有しているが、石綿じん
肺などが労働衛生上好ましくない。
肺などが労働衛生上好ましくない。
防炎性有機繊維たとえばカイノール(日本カイノール■
製品)、タイエンテツクス(日東紡績株製品)あるいは
硼酸金属塩などによって防炎処理加工した木綿繊維など
のように柔軟で他の成分とのなじみが良く、シかも火災
に触れたとき炭化して強力な防火繊維となるものでなけ
ればならない。
製品)、タイエンテツクス(日東紡績株製品)あるいは
硼酸金属塩などによって防炎処理加工した木綿繊維など
のように柔軟で他の成分とのなじみが良く、シかも火災
に触れたとき炭化して強力な防火繊維となるものでなけ
ればならない。
この繊維は平均長さが0.5關以下では補強効果が低下
し、10間を越えると均一な分散がむずかしく、また作
業性も悪くなるので0.5〜10間範囲が適当である。
し、10間を越えると均一な分散がむずかしく、また作
業性も悪くなるので0.5〜10間範囲が適当である。
またその量は0.1〜5重量部が適当であり、1〜5重
量部が特に好ましい。
量部が特に好ましい。
液状ポリクロロプレンとしては、粘度2 0,0 0
0〜150,OOOCPS(25°C)が適当である。
0〜150,OOOCPS(25°C)が適当である。
なお、液状ポリクロロプレンの一部を液状ポリブテン、
液状ポリテステル、液状二トリルゴム、液状ポリアミド
などで置換しても差支えない。
液状ポリテステル、液状二トリルゴム、液状ポリアミド
などで置換しても差支えない。
なお、水利アルミナの土量程度まで他の無機質2
粉末たとえば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
クあるいはクレーなどで置換することは差支えない。
クあるいはクレーなどで置換することは差支えない。
また、プラスチック、ゴムなどに使用される劣化防止剤
、可塑剤、軟化剤、着色剤、難燃性、難燃助剤を加えて
変化することも差支えなく、ポリクロロプレンの加硫硬
化剤を加えて使用してもよい。
、可塑剤、軟化剤、着色剤、難燃性、難燃助剤を加えて
変化することも差支えなく、ポリクロロプレンの加硫硬
化剤を加えて使用してもよい。
空隙への充填は手で押し込んでも圧大器を使用すること
もできる。
もできる。
以下に本発明の実施例について述べる。
まず、本発明において用いる防火組成物の4様の実施例
を比較例と共に第1表に示す。
を比較例と共に第1表に示す。
(注)
耐火性I:長さ200mmで導体径40間、仕上り外径
6. 8 mrnのビニル絶縁電線上に厚さ2.0〜2
. 5 mmの範囲になるように各実施例のコンパウン
ドを付ける。
6. 8 mrnのビニル絶縁電線上に厚さ2.0〜2
. 5 mmの範囲になるように各実施例のコンパウン
ドを付ける。
これを水平に保持し、中央部に酸化炎の長さ130mm
,還元炎の長さ60mrILのプロバンパーナを用いて
還元炎の先端を試料にあて60秒間燃焼させる。
,還元炎の長さ60mrILのプロバンパーナを用いて
還元炎の先端を試料にあて60秒間燃焼させる。
バーナ炎を取り去ったときの延焼時間を求める。耐火性
■:上記と同様の試料で同様の試験をおこなった後、コ
ンパウンドより形成された炭化層上に荷重をのせ、くず
れない最大荷重(g)から炭化膜の強さを求める。
■:上記と同様の試料で同様の試験をおこなった後、コ
ンパウンドより形成された炭化層上に荷重をのせ、くず
れない最大荷重(g)から炭化膜の強さを求める。
形状安定性:各実施例のコンパウンドより一辺が20關
長さの正四角形の試験片を作り、50℃で120時間放
置後、重さを測定し変化率(%)を求める。
長さの正四角形の試験片を作り、50℃で120時間放
置後、重さを測定し変化率(%)を求める。
充填作業性:各実施例のコンパウンド200gを先端に
6關径の出口のあるシリンダー内径50mmの圧入器に
入れて力を加え、コンパウンド全部を押出すのに必要な
力( kg)を求める。
6關径の出口のあるシリンダー内径50mmの圧入器に
入れて力を加え、コンパウンド全部を押出すのに必要な
力( kg)を求める。
分散性:各実施例のコンパウンドより厚さ30TrLr
IL,巾30mm,長さ50mmの試験片を作り、これ
をカミソリ刃で切断し、切断面での防炎性有機繊維の分
散性を目で判定する。
IL,巾30mm,長さ50mmの試験片を作り、これ
をカミソリ刃で切断し、切断面での防炎性有機繊維の分
散性を目で判定する。
次に本発明の壁貫通部の一実施例を添付図面に示す。
壁Wの貫通孔Hには電線・ケーブルC1が貫通しており
、この個所の空隙に、前記した防火組成・物のコンパウ
ンドK1が充填されている。
、この個所の空隙に、前記した防火組成・物のコンパウ
ンドK1が充填されている。
このような壁貫通部であれば、壁の片側から電線・ケー
ブルに沿って壁の他側へ向う延焼は、コンパウンドK1
によって完全に阻止される。
ブルに沿って壁の他側へ向う延焼は、コンパウンドK1
によって完全に阻止される。
以上説明したような本発明によれば、防火性が著しく高
く、貫通部にある材料とよく接着し、充分な気密性を保
ち、充填作業が容易で充填形状安定性が良く収縮、変形
が少なく、長期にわたり広範な使弔条件に耐え、しかも
配線の張替などの際たやすく解体可能な防火組成物を用
いた壁貫通部が得られた。
く、貫通部にある材料とよく接着し、充分な気密性を保
ち、充填作業が容易で充填形状安定性が良く収縮、変形
が少なく、長期にわたり広範な使弔条件に耐え、しかも
配線の張替などの際たやすく解体可能な防火組成物を用
いた壁貫通部が得られた。
図は本発明壁貫通部の一実施例を概略的に示す説明図で
ある。 W・・・・・・壁、H・・・・・・貫通孔、C1・・・
・・・電線・ケーブル、K1・・・・・・コンパウンド
。
ある。 W・・・・・・壁、H・・・・・・貫通孔、C1・・・
・・・電線・ケーブル、K1・・・・・・コンパウンド
。
Claims (1)
- 1 組成の全部若しくは主体部が、液状ポリクロロプレ
ン100重量部に対し水利アルミナ200〜450重量
部と防炎性有機繊維0.1〜5重量部を含有した成分よ
り構成されている防火組成物が、電線・ケーブルの壁貫
通個所の空隙に充填されていることを特徴とする電線・
ケーブルの壁貫通部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54048390A JPS5838042B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 電線・ケ−ブルの壁貫通部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54048390A JPS5838042B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 電線・ケ−ブルの壁貫通部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS552382A JPS552382A (en) | 1980-01-09 |
JPS5838042B2 true JPS5838042B2 (ja) | 1983-08-20 |
Family
ID=12801958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54048390A Expired JPS5838042B2 (ja) | 1979-04-19 | 1979-04-19 | 電線・ケ−ブルの壁貫通部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838042B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020090410A1 (ja) | 2018-10-30 | 2020-05-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 二次電池 |
-
1979
- 1979-04-19 JP JP54048390A patent/JPS5838042B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020090410A1 (ja) | 2018-10-30 | 2020-05-07 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 二次電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS552382A (en) | 1980-01-09 |
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