JPS5837723Y2 - 索道用受圧索装置の安定構造 - Google Patents

索道用受圧索装置の安定構造

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JPS5837723Y2
JPS5837723Y2 JP7614179U JP7614179U JPS5837723Y2 JP S5837723 Y2 JPS5837723 Y2 JP S5837723Y2 JP 7614179 U JP7614179 U JP 7614179U JP 7614179 U JP7614179 U JP 7614179U JP S5837723 Y2 JPS5837723 Y2 JP S5837723Y2
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JP7614179U
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正明 古川
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日本ケ−ブル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は索道、特に静止索を有さず動索に握索機を咬
着して、握索機に懸垂した搬器で人または物を輸送する
索道、例えば自動または固定循環式索道に用いる受圧索
装置の安定構造に関するものである。
自動または固定の単線循環式索道の線路中において索条
は、通常一般的に複数の受索輪を一組とした平衡式の受
圧索装置で支承または圧索支承されている。
平衡式受圧索装置を用いることは、構成する複数の受圧
索輪の各輪の索条屈折角がほぼ均等となり、また各輪の
負担する輪圧荷重を平均化し均等とする為であることは
、汎く知られている。
従来よりこの目的にそって、平衡式受圧索装置は、支承
する索条の刻々の荷重変動に即応して追従性の良好な装
置の開発が追求され、効果をあげてきた。
然るに近時、(イ)多輪受圧索装置の多用、(イ)運転
速度の向上、及び(つ)搬器の大容量化等のために、受
圧索装置の追従性が過度に敏感であることは、必ずしも
適当でない場合を生ずるようになってきている。
すなわち、従来、複数基の支柱を立設して、それぞれに
少輪数の受圧索装置を設けていたが、近時複数の支柱を
一基の支柱に集約し、数輪から十数輪の車輪を用いた多
輪受圧索装置が次第に多用されるようになり、このよう
な多輪受圧索装置100では第1図に暗示した如く、装
置の全長すなわち進行入口側101と進行出口側102
との間隔もかなりの長さを有している。
また索条103を咬着している握索機104はその振子
部分が少くとも索条103の直径より大径であるため、
索条103の進行に伴って握索機104が矢印106方
向に進行し受圧索装置100の進行入口側101に進入
し通過する状態は、凸起物が進入し通過する状態と、均
等と考えることができる。
しかも索道の運転速度は近時、向上されつ工あり、搬器
105の容量も大型化されつ\あるので、これらの条件
が重なり合うと、比較的大質量の集中した凸起状物体が
、高速で衝撃的に受圧索装置100の進行入口側101
の車輪に突入する状態を生起するのである。
このような時、受圧索装置100は枢着点107を中心
として矢印108及び矢印109で表わされるような揺
動運動を過渡的に生じることがあり、進行出口側102
の索条103にも影響を及ぼすなど、本来の平衡の目的
に反して運転状態が不安定となるなどの問題を生ずるこ
とがあった。
この考案は、以上の如き事情に鑑みてなされたものであ
って、索道の受圧索装置の平衡式の特徴を生かしながら
、有害な不安定揺動を防止し安定した運転を行うことを
可能にするための索道用受圧索装置の安定構造を提供す
ることを目的とするものである。
この目的に対応してこの考案の索道用受圧索装置の安定
構造は、第一次平衡ビームから第一次平衡ビームまでの
複数次の平衡ビームからなり両次の平衡ビームに後次の
平衡ビームを順次枢着させてなる平衡ビーム群における
第一次平衡ビームを固定位置にある支柱アームに固着し
たブラケットに枢着し、かつ最後次の平衡ビームに複数
のローラーを枢着し、ローラーて索条を支承誘導する平
衡式受圧索装置において、支柱アームに他のブラケット
を固着し、他のブラケットにバーを固着し、バート第一
次平衡ビームとを緩衝器を介して連結してなることを特
徴としている。
以下この考案の詳細を一実施例を示す図面について説明
する。
第2図はこの考案の索道の受圧索装置の安定構造の配設
関係を説明したものである。
支柱アーム1は支柱(図示してな(・)に固着して固定
軟量にあり、この支柱アーム1にはブラケット2を固着
する。
ブラケット2には軸ピン3を介して第一次平衡ビーム4
を、軸ビン3に揺動自在に枢着する。
第一次平衡ビーム40両端には軸ピン5A、5Bを介し
てそれぞれ第二次平衡ビーム6A、6Bを、軸ピン5A
及び5Bを中心として揺動自在に枢着している。
つぎに第二次平衡ビーム6Aの一端には軸ピン7Aを介
して第三次平衡ビーム8Aを軸ピン7Aを中心として揺
動自在となるように枢着し、同様に第二次平衡ビーム6
Aの他端には軸ピン7Bを介して他の第三次平衡ビーム
8Bを、軸ピン7Bを中心として揺動自在となるように
枢着する。
また同様に第二次平衡ビーム6Bの両端には、それぞれ
第三次平衡ビーム8C。
8Dを枢着する。
このように配設した第三次乎衡ビーム8A、8B、8C
,8Dのそれぞれの両端には軸ピン9A、9B、9C・
・・・・・9Hを介してローラー10A、10B、10
C,・・・・・・IOHを回動自在に枢着し、これらの
複数のローラー10A。
1、OB、10C・・・・・・10Hを以って索条11
を圧索誘導する。
このような構造の平衡式受圧索装置は、従来から汎く用
いられているものであるが、この考案では、さらに次の
ような構造を附加している。
すなわち、前記支柱アーム1にはブラケット12を固着
し上方に延出させ、複数のポル)13A。
13Bを用いてバー14を固着する。
なお、このバー14は後述の通り、当該使用箇所の索条
11の勾配に合わせて調節する必要がある。
このようにしたバー14の一端と前記第一次平衡ビーム
4〇一端附近とを緩衝器15Aを用いて連結し、かつバ
ー14の他端と前記第一次平衡ビーム4の他端附近とを
緩衝器15Bを用いて連結する。
前記緩衝器15A、15Bには公知の油圧緩衝器すなわ
ち作動油を充たしたシリンダー内にピストンを摺動自在
に嵌装しピストンに設けたオリフィスを経て作動油が往
復して緩衝する形式のものを用いればよい。
第3図、第4図、第5図のものは、前記基本構造に基づ
いて、構成した実施の一部様を示すものである。
前記の説明と同様に複数のローラー10A、10B。
10C・・・・・・10Hは第三次平衡ビーム8A、8
B。
8C,8D、及び第二次平衡ビーム6A、6B。
及び第一次平衡ビーム4とを用いて、軸ピン3を中心に
揺動可能とし平衡式に支承されている。
すなわち第一次平衡ビーム4は中央で、軸ピン3に枢着
され、軸ビン3はブラケット2の突出部22と突出部2
3とにより両端を支承固着されている。
ブラケット2の突出部22と突出部23は、それぞれ取
付部21に固着して一体に形成されている。
一方、他のブラケット12は平板状の取付部24及び上
方に延出した突出部25A、25Bとよりなっている。
支柱アーム1に前記ブラケット2の取付部21を下方よ
り、と前記ブラケット12の取付部24を上方より、と
で挾持させ、取付部21と取付部24とを貫通する複数
のポル)30A。
30B、30C1などを用いて挟圧固着する。
バー14は両端に突起28A、28Bを有する長尺部材
で、中央附近には長尺部材の方向と平行の長円状の孔2
7が穿孔されている。
また前記ブラケット12の突出部25A、25Bには複
数の上下方向の長円状の孔26A、26Bが穿孔されて
いる。
前記バー14は前記二つの突出部25 A 。25Bの
間に内挿し、孔26Aと孔27とを通してポル)13A
を貫通させ、孔26Bと孔27とを通してポル)13B
を貫通さ媚啼結固着する。
第一次平衡ビーム40両端部附近には突起29A。
29Bを固着し、突起28Aと突起29Aを緩衝器15
Aで連絡し、突起28Bと突起29Bを緩衝器15Bで
連結する。
連結部分は第6図の如く緩衝ゴム31A、31B、及び
31C,31Dを介して連結する。
第7図は索条11の勾配区間における安定構造の状態を
示しており、この場合、前記孔26A。
26Bと孔27とによってバー14を索条11の勾配に
ほぼ一致させて突出部25A、25Bに固着することが
できる。
このように構成された安定構造を備えた索道用受索装置
100′においては、凸起物たる索条11に咬着してい
る握索機104が矢印106の方向に進行して受索装置
100′に高速で進入し、進行入口側のローラー10H
に衝撃的に接触し、第一次平衡ビーム4を軸ピン3に関
して揺動させようとしても、揺動エネルギーは緩衝器1
5A、15Bに吸収される。
したがって第一次平衡ビームの揺動はただちに減衰し、
受索装置100′の進行出口側に係合する索条11に大
きな影響を及ぼすことなく、搬器105の運転状態はき
わめて安定する。
以上の説明から明らかな通りこの考案の索道の受圧索装
置の安定構造は比較的簡単な構成で多輪の場合、高速運
転かつ大容量搬器が通過する際も、有害な揺動を防止し
、安定した運転を行なえるので、索道の安全運行に効果
がある。
なお上述の説明は圧索装置について記したが、受索装置
についても同様の構成で、実施できることは勿論である
【図面の簡単な説明】
第1図は多輪受圧索装置と握索機を示す説明図、第2図
はこの考案の受圧索装置の基本構成を示す正面説明図、
第3図はこの考案の実施例に係る受圧索装置を示す斜視
図、第4図は第3図に示す受圧索装置における緩衝器取
付関係を示す正面図、第5図は第3図に示す受圧索装置
におけるブラケット部分を示す側面図、第6図は第3図
に示す受圧索装置における緩衝器を示す側面図、及び第
7図は第3図に示す受圧索装置における傾斜状態での緩
衝器取付関係を示す正面図である。 1・・・・・・支柱アーム、2・・・・・・ブラケット
、3・・・・・・軸ピン、4・・・・・・第一次平衡ビ
ーム、5A、5B・・・・・・軸ヒン、6A、6B・・
・・・・第二次平衡ビーム、7A。 7B、7C,7D・・・・・・軸ピン、8A、8B 、
8C。 8D・・・・・・第三次平衡ビーム、9A、9B・・・
・9H・・・・・・軸ヒン、10A、10B・・・・1
0H・・・・・・ローラー 11・・・・・・索条、1
2・・・・・・ブラケット、1410.・・・バー 1
5A、15B・・・・・・緩衝器。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 第一次平衡ビームから第一次平衡ビームまで
    の複数次の平衡ビームからなり両次の平衡ビームに後次
    の平衡ビームを順次枢着させてなる平衡ビーム群におけ
    る前記第一次平衡ビームを固定位置にある支柱アームに
    固着したブラケットに枢着し、かつ最後次の平衡ビーム
    に複数のローラーを枢着し、前記ローラーで索条を支承
    誘導する平衡式受圧索装置において、前記支柱アームに
    他のブラケットを固着し、前記他のブラケットにバーを
    固着し、前記バーと前記第一次平衡ビームとを緩衝器を
    介して連結してなることを特徴とする索道用受圧索装置
    の安定構造。
  2. (2)前記バーは前記支柱アームに対して位置が可変で
    あるように前記他のブラケットに固着されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の索道用
    受圧索装置の安定構造。
JP7614179U 1979-06-05 1979-06-05 索道用受圧索装置の安定構造 Expired JPS5837723Y2 (ja)

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JPS55175564U JPS55175564U (ja) 1980-12-16
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