JPS5837081Y2 - 表示用吸着板 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は表示用吸着板に関するもので、その目的とする
とこらは自動車の側壁やスチール製の本箱、その他の家
具の前方壁或いはスチール製ドアや壁面等に容易に吸着
させたり、脱離することができ、透明フィルムを透して
見ることのできるポスター、写真、広告等を出し入れ簡
単で美麗に且つ嵩張ることなく表示しようとするもので
あり、内部に挿入した写真等につゆ付き、変色、その他
損傷を与えることなく長期間使用でき、外方へ嵩張らな
い安全で使い勝手の良い製品を得ようとするものである
。

以下、実施例として示した図面に従ってその構成を説明
する。

１はゴム又ハブラスチツクス平板にフェライトその他の
磁性粉末等を混入して着磁したマグネット平板、２はマ
グネット平板１の一端縁近傍に該端縁と平行に貫通して
形成した切目、３はマグネット平板１の表面側で前記切
目２を包含した範囲を覆ったビニル又はポリエチレンそ
の他合戊樹脂からなる透明フィルムで、周縁は接着剤に
より気密に貼着されている。

４は切目２よりマグネット平板１と透明フィルム３との
間に挿入された写真、広告等を表示した表示板、５は切
目２を気密に封止した被覆層である。

６は透明フィルム３の周縁貼着部を着色した縁取り部で
ある。

本考案は裏面側の切目２より表示板４を挿入し、縁取り
部の裏面側へ表示板の端縁を入れ込み挿入後、切目２を
被覆層５で覆う。

上記のようにマグネット平板１と透明フィルム３の周縁
が気密に貼着され、かつ写真等の表示板を出し入れする
切目２を被覆層５によって密封したので、表示板４を挿
入したマグネット平板１と透明フィルム３との間に空気
の流通がなく表示板４の印刷面の変色が防止でき、切目
を通して湿気が浸入し表示板面に水滴が付着するのを防
止できるようになった。

尚、透明フィルム３として紫外線を通過させないフィル
ム等を用いた場合、内部の表示板の退色も防止できる。

切目２は表示用吸着板の裏面側に設けられているが、被
覆層によって密封しであるので、自動車の側壁等に吸着
して走りまわった場合でも毛細管現員による雨水等の浸
入が防止される。

切目の被覆層としては極薄磁性板を吸着させる場合、市
販のセロハンテープを用いる場合、その他合戒樹脂板等
でも良く、切目部に密着するようにすればよい。

上記実施例では、切目２を一端縁に沿って１本設けてい
るが、三方又は三方の端縁に沿って形成してもよく、ま
たマグネット平板１は片面又は両面に着磁したものでも
よい。

尚、この着磁面は保護材をコーティングすることにより
吸着面に含まれる可塑剤等により化学変化を生じること
を防止でき、又汚染も生じない。

本考案は上記のような構成を採ったので、表示板は吸着
板の内部で密封され、空気の流通、雨水等の浸透、表示
面のつゆ付きがなく、明瞭な表示面を保持できると共に
透明フィルムの周囲貼着部は縁取りし着色しであるため
、外観美麗であり、吸着板全体が磁性体に吸着されるた
め自動車側面に取付けた場合、走行中も離脱のおそれが
なく、また吸着板裏面より表示板の出し入れを行なうた
め前面はなめらかで嵩張らず、きわめて安々である。

また不要になった場合は跡形を残さず簡単に取り外すこ
とができる等の実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による表示用吸着板の使用状態を示す説
明図、第２図は本考案による表示用吸着板の平面図、第
３図は同断面図、第４図は本考案裏面の要部を示す斜視
図。 １・・・・・・マグネット平板、２・・・・・・切目、
３・・・・・・透明フィルム、４・・・・・・表示板、
５・・・・・・被覆層、６・・・・・・縁取り部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ゴム又はプラスチックス平板にフェライトその他
   の磁性粉末等を混入して着磁したマグネット平板に、貫
   通した切目を形成し、表面側に前記切目を包含し、周縁
   で気密に貼着した透明フィルムを設け、この貼着周縁部
   は着色による縁取りとし、前記切目の裏面側から前記透
   明フィルムを通して透視される書画、写真等の表示板を
   挿入後、切目裏面にこの切目部を気密に封じる被覆層を
   設けたことを特徴とする表示用吸着板。
2. （２）切目部を気密に封じる被覆層としてセロハンテー
   プを用いた実用新案登録請求の範囲第１項記載の表示用
   吸着板。 （３〕切目部を気密に封じる被覆層としてマグネット平
   板に吸着される極薄磁性板を用いた実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の表示用吸着板。