JPS5836895A

JPS5836895A - 油圧ウインチの操作回路

Info

Publication number: JPS5836895A
Application number: JP13396981A
Authority: JP
Inventors: 三谷　明夫
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 1981-08-28
Filing date: 1981-08-28
Publication date: 1983-03-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は油圧クレーン、油圧パイルドライバーに用いら
れる油圧ウィンチの操作回路に関する。

フリーフォール可能な従来の油圧ウィンチの操作回路を
第１図により説明する。第１図において、１は巻上ドラ
ム２回転用油圧モータ３の油圧源、４は油圧源１の吐出
側の管路に設けた方向切換弁、５は油圧源１の吐出側の
管路に接続させて設けた主リリーフ弁、６Ａは方向切換
弁４から油圧モータ６に巻下げ時に油が流入する第１の
主管路、６Ｂは方向切換弁４から油圧モータ３に巻上げ
時に油が流入する第２の主管路である。７はカウンタバ
ランス弁であシ、第２の主管路６Ｂに設けられて第１の
主管路６Ａの油圧をパイロット圧とする主弁８と該主弁
８のバイパス管路に設けられた逆止弁９とからなる。１
０は第、１、第２の主管路６Ａ　、　６Ｂ間に設けられ
た手動式２位置切換弁であυ、油圧モータ３の油出入口
Ｊ、Ｉの管路を連通または独立させることを選択する切
換弁である。１１は巻上ドラム２に取付けられたドラム
ブレーキ、１２ハフレーキシリンダ、１５は巻上ドラム
２に巻取られるワイヤーロープ、１４は該ワイヤロープ
１３によシ吊上げられる吊荷である。

この回路には、前記方向切換弁４を油圧操作によシ切換
えると同時にブレーキシリンダ１２を操作する下記の回
路を備えている。１５は前記油圧源１とは別に設けられ
た油圧源、１６はその吐出側管路に接続されたＩＪ　Ｉ
Ｊ−フ弁、１７は前記方向切換弁４とブレーキシリンダ
１２の油の給排を行うシャツトル弁１８とを切換え制御
する手動式パイロット弁であり、該パイロット弁１７は
、油圧源１の吐出管路１９とタンク２０への戻り管路２
１がそれぞれ共通に接続された２つの弁２２　、２３と
操作レバー２４とを備え、一方の弁２２の油出入口Ａは
方向切換弁４とシャツトル弁１８の各一方のパイロット
室に接続されるパイロット管２５　、２６に共通に接続
され、他方の弁２３の油出入口Ｂは、これらの弁４，１
Ｂの他方のパイロット室に接続されるパイロット管路２
７　、２８に共通に接続されている。シャツトル弁１８
は、６位置切換弁でなり、中央の位置にあるときは油圧
源１５の吐出管路２９がしゃ断され、ブレーキシリンダ
１２の油は管路３０を介してタンク３１に排出され、左
右の位置にあるときは吐出管路２９からの油を管路３０
を介してブレーキシリンダ１２に供給してブレーキを開
放するようになっている。

この操作回路において、パイロワ）弁１７７７Ｎ’Ｍ作
レバー２４をｂ側に操作すると、油圧源１５からの圧油
は弁２６、パイロット管路２７を通して方向切換弁４の
Ｄボートへと供給され、該方向切換弁４’（ｉ７Ｙ方向
に切換える。このときにＣボートから排出される油は、
パイロット管路２５、弁２２ヲ介してタンク２０に戻さ
れる。同時に、パイロット管路２８を通してシャツトル
弁１Ｂの左側パイロット室に圧油が供給されるため、管
路２９を介する圧油が管路３０全通してブレーキシリン
ダ１２に供給されて巻上ドラム２のブレーキが開放され
る。方向切換弁４のＹ方向への切換えによシ、油圧源１
からの圧油は、方向切換弁４、カウンタバランス弁７の
Ｅボート、逆止弁９、カウンタバランス弁７のＣボート
、第２の主管路６Ｂ、モータ３のエボートからモータ６
に入シ、Ｊポートから流出することによシ、該モータ３
をドラム２を巻上げ方向に駆動させた後、第１の主管路
６Ａ、方向切換弁４を経てタンク６２に戻る。

一方、パイロット弁１７の操作レバー２４をａ側に操作
すると、前記とは逆方向のパイロット圧油の流れによシ
、方向切換弁４はＸ方向に切換わり、油圧源１からの圧
油は方向切換弁４からカウンタバランス弁７のＦボート
、Ｈボートを通ってモータ３にＪ”ボートから入る。そ
して、カウンタバランス弁７の主弁８０作用によシ、カ
ウンタバランス弁７０Ｇボートに背圧を保ちなからモー
タ３をドラム２の巻下げ方向に駆動させ、モータ３を出
た油は、カウンタバランス弁７のＣボート、主弁８、Ｅ
ボート、方向切換弁４を経てタンク３２に戻る。すなわ
ち′、動力巻下げがなされる。

次に、油圧ウィンチの７リーフ゛オールを行う場合、２
位置切換弁１０を手動によシ切換え、その後キャビテー
ション発生防止のためにパイロット弁１７の操作レバー
２４をａ側に操作する。この場合、モータ３は該切換弁
１０を介して短絡した状態となる。すなわち、モータ３
の■ボートから出る油は、切換弁１０を通シ、モータ３
のＪポートに戻るという一つの閉回路を形成する。そし
てこの閉回路には管路抵抗以外に大きな圧力損失を生じ
るものがないため、モータ３の出口、入口（Ｊ、Ｉボー
ト）の圧力差もごく小さくなり、モータ５の吊荷保持力
はほとんどなくなシ、吊荷１４に引張られる形で巻上ド
ラム２は回転し、油はモータ３のボンピング作用によシ
前記閉回路内金循環する。すなわちフリーフォールがで
きることになる。

この操作回路においては、フリーフォールを行う際、２
位置切換弁１０とパイロット弁１７のレバー２４を操作
しなければならず、操作がわずられしい。

また、２位置切換弁１０をフリーフォール状態に切換え
たままにして通常の巻下げ操作を行うと、油圧ブレーキ
とドラムブレーキの両方が開放されて出荷の落下をまね
く。

本発明あ目的は、フリーフォール作業時において２つの
レバーを操作する必要がなく、フリーフォールのための
２位置切換弁の切換状態を確昭しなくともフリーフォー
ル、動力巻下げが可能となシ、安全性が向上する構成の
油圧ウィンチの操作回路を提供することにある。

この目的を達成するために、本発明の油圧ウィンチの操
作回路は、巻上ドラム用油圧モータの回転方向を切換え
る方向切換弁のパイロット弁として操作レバーを有する
パイロット弁を備え、該パイロット弁の巻下時に圧油が
供給されるパイロット管路を油圧モータの短絡用油圧操
作式２位置切換弁のパイロット室に接続し、前記油圧操
作式２位置切換弁とパイロット弁との間の前記パイロッ
ト管路に、油圧操作式２位置切換弁への圧油の供給、遮
断を行える切換弁を設けたことを特徴とする。

以下、本発明の詳細を第２図に示す実施例により説明す
る。図において、第１図と同一符号は同一または相当す
る部分を示す。１７は前記したように操作レバー２４を
有するパイロット弁であるが、巻下時に油圧源１５から
の圧油が供給されるパイロット管路２５には、油圧操作
式とした２位置切換弁３′５のパイロット室に連絡され
る管路３４が接続されている。前記管路５４には、前記
２位置切換弁３３への圧油の供給、遮断を行える、つま
りパイロット弁１７と２位置切換弁３６との連通、遮断
を行える手動式の切換弁３５が設けられている。この切
換弁３５は、その操作レバー３６の操作により図示の位
置に切換えられたときパイロット弁１７と２位置切換弁
３３とを遮断し、かつ２方向の位置に切換えられたとき
パイロット弁１７と２位置切換弁３３とを連通ずるよう
になっていると共に、操作レバー３６ヲ動かさない限り
、その切換位置を保持できる徊成となっている。

次に本発明による油圧ウィンチの操作回路の作用につい
て説明する。前記手動式切換弁６５を２方向の位置に切
換えた状態、即ちパイロット弁１７と２位置切換弁６３
とを連通させた状態において、パイロット弁１７の操作
レバー２４をａ側（巻下げＩｌｌ　）に操作すると、油
圧源１５からの圧油は弁２２、パイロット管路２５ヲ介
して方向切換弁４のＣボートへと供給され、一方Ｄボー
トからの排出油はパイロット管路２７、弁２３、戻シ管
路２１を介してタンク２０に戻る。従って、方向切換弁
４はＸ方向に切換えられるが、同時に管路３４、手動式
切換弁５５を介して２位置切換弁３３にも圧油が供給さ
れるため、該切換弁３３が切換えられて油圧モータ３１
わシの管路は短絡される。またシャツトル弁１８が切換
わるため、ブレーキシリンダ１２によるブレーキング状
態が解除されてフリーフォール状態となる。

また、手動式切換弁３５を図示の位置に切換えた状態に
おいて、パイロット弁１７の操作レバー２４をｂ側（巻
上げ側）に操作すると、方向切換弁４はＹ方向に切換わ
るが、このときは２位置切換゛弁３３にはパイロット圧
油が供給されないために通常の巻上げ動作が行われる。

一方、手動式切換弁３５を図示の位置に切換えた状態に
おいて、パイロット弁１７の操作レバー２４をａ側（巻
下げ側）、ｂ側（巻上げ側）に操作すると、方向切換弁
４がそれぞれＸ方向、Ｙ方向に切換わると同時に、シャ
ツトル弁１８が切換えられてブレーキ解除がなされ、か
つ手動式切換弁３５による遮断によシ２位置切換弁３６
にはパイロット圧油が供給されることはないため、通常
の巻上げ、巻下げ動作が行われる。

また、操作レバー２４が中立状態にあるときは、方向切
換弁４は中立位置にあシ、油圧モータ３のエボートから
ＧＸＥ、ＭＸＬＸＦ、Ｈの各ボートを介してＪボートに
至る閉回路は遮断されるため、油圧ブレーキがかかった
状態になる。

尚、前述の実施例においては、２位置切換弁５３への圧
油の供給、遮断を行う切換弁として手動式の切換弁３５
を用いた例を示したが、何もこれに限定されるものでは
なく、信号によって切換わる切換弁を用いてもよい。

以上説明したように、本発明による油圧ウィンチの操作
回路は、巻上ドラム用油圧モータの回転方向を切換える
方向切換弁のパイロット弁として操作レバーを有するパ
イロット弁を備え、該パイロット弁の巻下時に圧油が供
給されるパイロット管路を油圧モータの短絡用油圧操作
式２位置切換弁のパイロット室に接続し、前記油圧操作
式２位置切換弁とパイロット弁との間の前記パイロット
管路に、前記２位置切換弁への圧油の供給、遮断を行え
る切換弁を設けた構成としたから、フリーフォールの場
合、前記切換弁にて油圧操作式２位置切換弁とパイロッ
ト弁との間のパイロット管路を連通させておいて、パイ
ロット弁を巻下側に操作すれば油圧モータの管路短絡及
び方向切換弁の切換動作がなされ、２つの操作レバーを
操作する必要がない１、また油圧モータの短絡用油圧操
作式２位置切換弁の切換状態を確認しなくとも、フリー
フォール、動力巻下が選択的に行える。従って、動力巻
下げ丁べき時に油圧ブレーキ、ドラムブレーキの両者を
開放して出荷を落下させてしまうという誤操作が防止さ
れ、安全性が向上する。

前記説明は油圧式クレーンを中心として行ったが、本発
明は油圧パイルドライバのウィンチにも適用可能でめυ
、またモータ短絡用の２位置切換弁に直列に絞り弁を設
けて降下速度を制限することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の油圧ウィンチの操作回路を示す油圧回路
図、第２図は本発明による油圧ウィンチの操作回路の一
実施例を示す油圧回路図である。２・・・巻上ドラム、５・・・油圧モータ、４・・・方
向切換弁、７・・・カウンタバランス弁、１１・・・ド
ラムブレーキ、１２・・・ブレーキシリンダ、１７・・
・パイロット弁、１８・・・シャツトル弁、２４・・・
操作レバー、３６・・・油圧操作式２位置切換弁、３４
・・・パイロット管路、６５・・・切換弁。特許出願人　日立建機株式会社代理人　弁理士　　秋　本　正　実

Claims

【特許請求の範囲】

巻上ドラム回転用油圧モータと、油圧源からの油圧モー
タへの油の流れ方向を切換える方向切換弁と、油圧モー
タと方向切換弁との間の管路に設けられたカウンタバラ
ンス弁と、油圧モータの出入口間を短絡する２位置切換
弁とを備えた油圧ウィンチの操作回路において、前記方
向切換弁のパイロット弁として操作レバーを有するパイ
ロット弁を備え、該パイロット弁の巻上時に圧油が供給
されるパイロット管路を前記油圧モータの短絡用油圧操
作式２位置切換弁のパイロット室に接続し、前記油圧操
作式２位置切換弁とパイロット弁との間の前記パイロッ
ト管路に、油圧操作式２位置切換弁への圧油の供給、遮
断を行える切換弁を設けたことを特徴とする油圧ウィン
チの操作回路。