JP2742200B2 - ウインチ駆動回路 - Google Patents

ウインチ駆動回路

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JP2742200B2
JP2742200B2 JP23522093A JP23522093A JP2742200B2 JP 2742200 B2 JP2742200 B2 JP 2742200B2 JP 23522093 A JP23522093 A JP 23522093A JP 23522093 A JP23522093 A JP 23522093A JP 2742200 B2 JP2742200 B2 JP 2742200B2
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hydraulic
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和明 井上
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウインチ駆動回路に関す
るものであり、特に、一つの油圧ポンプにより複数の油
圧モータを回転するウインチ駆動回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のウインチ駆動回路のなかで、一つ
の油圧ポンプにより複数の油圧モータを回転してウイン
チを駆動する油圧回路の一例を図2に示す。油圧ポンプ
1の吐出油は方向制御弁2により制御されるが、該方向
制御弁2の出口油路は油路3,4と油路5,6の二系統
に分岐し、一方の油路3,4はカウンタバランス弁7を
介して油圧モータ8に接続され、他方の油路5,6はカ
ウンタバランス弁9を介して油圧モータ10に接続され
ている。
【0003】而して、前記方向制御弁2を巻上げ位置に
切り替えれば、油圧ポンプ1からの圧力油は油路3を経
てカウンタバランス弁7へ導出され、油圧モータ8を回
転させる。これと同時に、油圧ポンプ1からの圧力油の
一部は油路5を経てカウンタバランス弁9へ導出され、
油圧モータ10を回転させる。斯くして、二つの油圧モ
ータ8及び10の回転によりウインチ11が巻上げ方向
に駆動され、荷物Wを吊り上げていく。
【0004】前記カウンタバランス弁7の保持圧は、ポ
ートP1 −P2 を経てカウンタバランス弁9のスプール
9aを閉止する方向に作用し、カウンタバランス弁9の
保持圧は該スプール9aを開放する方向に作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の此種ウインチ駆
動回路は、前述したように、二つの油圧モータ8及び1
0へ夫々カウンタバランス弁7及び9を直付けしている
が、一方のカウンタバランス弁7の保持圧が他方のカウ
ンタバランス弁9へ作用するため、油圧モータ8及び1
0の起動時或いは停止時に双方の保持圧にアンバランス
が生じる。このため、双方の油圧モータ8及び10の駆
動トルクが同調しなくなり、然るときは、何れか一方の
油圧モータに負荷が集中して破損の虞がある。
【0006】また、カウンタバランス弁を一つにして複
数の油圧モータを制御する場合は、カウンタバランス弁
を油圧モータに直付けすることができず、配管にて接続
することになる。このため、何らかの原因で配管が途中
で破損したときには、カウンタバランス弁が作動せず、
吊り荷が落下する危険がある。そこで、一つの油圧ポン
プにより複数の油圧モータを回転してウインチを駆動す
る場合に、夫々の油圧モータの駆動トルクを常に同一に
するとともに、配管が破損した場合でも吊り荷が落下し
ないようにするために解決すべき技術的課題が生じてく
るのであり、本発明はこの課題を解決することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、一つの油圧ポンプに
より複数の油圧モータを回転してウインチを駆動する油
圧回路に於いて、前記複数の油圧モータに夫々カウンタ
バランス弁を直付けし、油圧ポンプの吐出油を他のカウ
ンタバランス弁を介して前記夫々のカウンタバランス弁
へ配管にて導出し、前記他のカウンタバランス弁のクラ
ッキング圧力を前記夫々のカウンタバランス弁の全流量
時圧力より大に設定したウインチ駆動回路を提供するも
のである。
【0008】
【作用】ウインチを巻上げ操作する場合は、油圧ポンプ
の吐出油が他のカウンタバランス弁を通過した後に、各
油圧モータの一方の主管路へ夫々分岐する。そして、各
油圧モータに直付けした夫々のカウンタバランス弁を通
過して油圧モータを回転させる。
【0009】一方、ウインチを巻下げ操作する場合は、
油圧ポンプの吐出油が各油圧モータの他方の主管路へ夫
々分岐され、前記各油圧モータに直付けした夫々のカウ
ンタバランス弁のクラッキング圧力に達したときに、該
夫々のカウンタバランス弁が開き始める。そして、該夫
々のカウンタバランス弁が全開して、他方の主管路が全
流量時圧力に達した後に、前記他のカウンタバランス弁
が開放して各油圧モータは通常の巻下げ回転する。
【0010】万一、油圧ポンプから前記夫々のカウンタ
バランス弁に接続している配管が破損したときは、ウイ
ンチは吊り荷の負荷で急速に回転し始める。然るとき
は、油圧ポンプからの圧力油の供給が不足して前記主管
路の圧力が低下し、油圧モータに直付したカウンタバラ
ンス弁が閉止されて、油圧モータの空転が強制的に停止
される。斯くして、ウインチの回転が停止し、吊り荷の
落下を防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に従って詳述
する。同図は二つのウインチ21,22を夫々専用の油
圧モータ23,24により駆動する油圧回路を示し、該
油圧モータ23,24に夫々カウンタバランス弁25,
26を直付けしてある。一方、油圧ポンプ27の吐出油
は、方向制御弁28の切り替えによって油路29,3
0,31の何れかへ導出される。図示したように、該方
向制御弁28が中立位置28aになっているときは、前
記油圧ポンプ27の吐出油は油路29を経てタンク32
へ戻る。
【0012】前記油路30には他のカウンタバランス弁
33を介装してあり、該油路30はパイプ配管によって
油圧モータ23,24の一方の主管路34,35へ分岐
されて、前記夫々のカウンタバランス弁25,26に接
続される。また、前記油路31はパイプ配管によって油
圧モータ23,24の他方の主管路36,37へ分岐さ
れている。ここで、前記夫々のカウンタバランス弁2
5,26のクラッキング圧力をP1A,P2Aとし、全流量
時圧力をP1B,P2Bとすれば、他方のカウンタバランス
弁30のクラッキング圧力P3Aは、前記夫々のカウンタ
バランス弁25,26の全流量時圧力P1B,P2Bより大
に設定する。尚、符号38乃至40はリリーフ弁であ
る。
【0013】而して、ウインチ21,22を巻上げ操作
する場合には、方向制御弁28を28bの位置に切り替
える。然るときは、油圧ポンプ27から吐出した圧力油
は、方向制御弁28のスプール28bの位置から油路3
0へ導出され、カウンタバランス弁33のチェック弁3
3aを通過して前記一方の主管路34,35へ流入す
る。そして、該圧力油は夫々のカウンタバランス弁2
5,26のチェック弁25a,26aを通過して油圧モ
ータ23,24に流入し、夫々の油圧モータ23,24
が回転してウインチ21,22が巻上げ方向へ駆動され
る。油圧モータ23,24を回転させた圧力油は、他方
の主管路36,37から油路31を経由してタンク32
へ戻る。
【0014】一方、ウインチ21,22を巻下げ操作す
る場合には、方向制御弁28を28cの位置に切り替え
る。然るときは、油圧ポンプ27から吐出した圧力油
は、方向制御弁28のスプール28cの位置から油路3
1へ導出され、前記他方の主管路36,37へ分岐して
流入しようとするが、当初はすべてのカウンタバランス
弁25,26及び33が閉止されているため、圧力油の
油圧が上昇する。そして、該圧力油の油圧がP1A及びP
2A以上になったとき、前記夫々のカウンタバランス弁2
5,26が開き始め、更に、該圧力油の圧力がP1B及び
2Bに上昇したときに、前記カウンタバランス弁25,
26が全開となる。
【0015】然るときは、圧力油の圧力がP3Aに達して
いないため、他のカウンタバランス弁33はまだ閉止し
ており、油圧がP3A以上に上昇したときに該カウンタバ
ランス弁33が開き始める。然る後は、該カウンタバラ
ンス弁33は通常の動作を為すようになり、前記油圧モ
ータ23,24が回転してウインチ21,22が巻下げ
方向へ駆動される。油圧モータ23,24を回転させた
圧力油は、各カウンタバランス弁25,26及び33を
通過し、油路30から前記方向制御弁28を経由してタ
ンク32へ戻る。
【0016】ここで、前記双方の主管路34,35及び
36,37はパイプ配管にて連結されているが、何らか
の原因で之等の配管が破損した場合は、破損個所から圧
力油が漏出する。例えば、主管路35が破損した場合
は、ウインチ22は吊り荷の負荷で急速に回転し始め
る。然るときは、油圧ポンプ27からの圧力油の供給が
不足して油圧が低下し、油圧がP1A及びP2A以上になっ
たときに夫々カウンタバランス弁25,26が閉止す
る。従って、油圧モータの空転が強制的に停止される。
斯くして、ウインチ22の回転が停止し、吊り荷の落下
を防止できる。
【0017】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、複数の油圧モータに夫々カウンタバランス弁を直付
けするとともに、油圧ポンプ側に他のカウンタバランス
弁を設けてある。従って、一つの油圧ポンプにより複数
の油圧モータを回転してウインチを駆動する際に、各カ
ウンタバランス弁の保持圧が他のカウンタバランス弁に
作用することがなく、各油圧モータの駆動トルクが常に
同一となり、特定の油圧モータに負荷が集中することが
なくなる。また、夫々のカウンタバランス弁は各油圧モ
ータへ直付けされているため、配管の破損によるカウン
タバランスの不動作が生じることはない。
【0019】更に、他のカウンタバランス弁のクラッキ
ング圧力を前記夫々のカウンタバランス弁の全流量時圧
力より大に設定したことにより、前記夫々のカウンタバ
ランス弁が全開した後に他のカウンタバランス弁が開き
始める。依って、作動油が一定圧以上になったときは、
他のカウンタバランス弁が通常のカウンタバランス弁と
しての作用を為し、各油圧モータの保持圧にアンバラン
スが生じることがなくなる。
【0020】斯くして、複数の油圧モータのトルク同調
が為され、機械の破損を防止できるとともに安全性の向
上に寄与できる発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す油圧回路図。
【図2】従来型の油圧回路図。
【符号の説明】
21,22 ウインチ 23,24 油圧モータ 25,26 カウンタバランス弁 27 油圧ポンプ 33 カウンタバランス弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの油圧ポンプにより複数の油圧モー
    タを回転してウインチを駆動する油圧回路に於いて、前
    記複数の油圧モータに夫々カウンタバランス弁を直付け
    し、油圧ポンプの吐出油を他のカウンタバランス弁を介
    して前記夫々のカウンタバランス弁へ配管にて導出し、
    前記他のカウンタバランス弁のクラッキング圧力を前記
    夫々のカウンタバランス弁の全流量時圧力より大に設定
    したことを特徴とするウインチ駆動回路。
JP23522093A 1993-09-21 1993-09-21 ウインチ駆動回路 Expired - Lifetime JP2742200B2 (ja)

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JPH0789690A JPH0789690A (ja) 1995-04-04
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CN103950854B (zh) * 2014-04-29 2016-10-05 北京市三一重机有限公司 三卷扬联动系统及工程机械

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