JPS5836885Y2 - クランプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は角鋼管を型枠端太材あるいは足場材等の仮設
材とする場合の組立用クランプに関するものである。

従来仮設材として使用する角鋼管には、断面が５０Ｘ５
０ｍｍの寸法のものと、６０Ｘ６０ｍｍの寸法のものが
ある。

したがってクランプはそれらの寸法に応じて二種類のも
のが製作され、使用されているので、現場での使い別け
あるいは在庫管理が困難である。

この考案は前記事情に鑑み、一種のクランプをもって角
鋼管の二種の断面寸法の倒れにも使用しうる構造のもの
を開発したものであり、以下その詳細を図示した実施例
によって説明する。

このクランプは抱持体１、抱着体２、受体３およびボル
ト４よりなる。

抱持体１はその内周辺に折曲した縁５を有し、全体とし
てＬ形をなしており、その一端に受体３が枢着しである
。

この受体３は叩形をなし、その先端に直接あるいはバー
リングを形成し、あるいはナツト６を溶接して雌ねじ孔
７が形成しである。

また抱持体１の他端には抱着体２が枢着しである。

抱着体２の先端は二股状または長孔があって、その先端
部外面には角度をなして２ケ所にボルト４０頭部の内側
受面８と外側受面９が形成しである。

また抱着体２の中間部内面にはＬ状切込み部１０が形成
しである。

そして以上のクランプは従来例と同様に同形のものをあ
るいは他のクランプ類と背合せに枢着し、あるいは固定
して使用される。

そして小形の角鋼管Ａすなわち５０Ｘ５０ｍｍのパイプ
の場合抱持体１で角鋼管Ａの二面を支持し、他の二面の
隅角部を抱着体２のＬ状切込み部１０で支持、し、ボル
ト４の先端ねじ部を受体３の雌ねじ孔７に螺合するとと
もにボルト４の頭部を抱着体の内側受面９に係止し、さ
らに受体３の抱持体１の側の先端隅角部に形成した斜面
１１を角鋼管Ａの側面に当接させる。

また大形の角鋼管Ｂの場合抱持体１、抱着体２および受
体３の各内面またはその縁によって角鋼管Ｂを支持し、
ボルト４を受体３に螺合するとともにそのボルト４０頭
部を抱着体の外側受面８に係止する。

この考案は以上の構成からなり、抱着体の中間内面にＬ
状切込み部を形成し、また受体の先端隅角部に斜面を形
成し、またボルト頭部の受は面を２ケ所に形成し、かつ
ボルトを螺合する受体を抱持体に枢着することにより２
種の大きい角形鋼管からなる仮設材の何れの場合にもク
ランプが四面を支持して確実に締付けて使用でき使用上
便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図はクランプ全体の断面図、第２図、第３図は受体
の変形状態を示した断面図、第４図、第５図および第６
図、第１図は抱着体の変形状態の平面図と側面図、第８
図は一組としたクランプの断面図、第９図、第１０図は
使用状態の断面図である。 １・・・抱持体、２・・・抱着体、３・・・受体、４・
・・ボルト、５・・・縁、６・・・ナツト、７・・・雌
ねじ孔、８，９・・受面、１０・・・Ｌ状切込み部、１
１・・・斜面、Ａ。 Ｂ・・・角鋼管。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 小形の角鋼管ではその角鋼管を抱持体で２面を支持し、
   他の二面の隅角部を抱着体のＬ状切込みで支持するとと
   もに受体の先端斜面を角鋼管の側面に当接させるととも
   にボルト頭部を内側受面に係止させ、大形の角鋼管では
   抱持体、抱着体および受体の各内面によって支持させる
   とともにボルト頭部を外側受面に係止するようにしであ
   ることを特徴とするクランプ。