JPS5836781B2 - 表示装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、順次走査による図形表示に好適な表示装置
に関するものである。

本発明は、従来の文字ディスプレイ装置に少量のメモリ
および制御回路の追加により、複雑な図形も表示可能に
しようとするものである。

第１図は、従来の順次走査による文字ディスプレイ装置
の一例の概略を示すブロック図である。

１は文字のコードリフレッシュメモリである。

計算機、キーボード等から表示するために入力された文
字は、コードの形でここに記憶される。

３は、表示用の各種タイミングを発生する同期信号発生
回路である。

ここからのタイミング信号に従って１のコードリフレッ
シュメモリから次々にコードが読み出され、２の文字パ
ターン発生器でコードに対応するパターンに変換され、
表示装置４に出力される。

第１図２の文字パターン発生器には、通常、文字コード
に対応してその文字パターンが読み出されるようになっ
ている読み出し専用メモリ、例えばＩＣメモリが内蔵さ
れている。

本発明は、上記のような文字ディスプレイ装置を用い、
その文字発生器２の読み出し専用メモリに、文字パター
ンだけでなく図形の部分パターンも記憶させ、簡単な図
形の表示を行なうものである。

第２図は、本発明の第一の実施例による表示画面の例で
ある。

本例では、図形として棒グラフを表示することを主眼と
している。

装置の構或は、第１図と全く同じでよく、ただ、２の文
字発生器に文字パターンだけでなく、第３図のような棒
グラフの構或要素となる部分パターンａ−ｋと、座標軸
および目盛りのための部分パターン１． − ｏを用意
する。

そして各部パターンごとに、文字と同様なコードを対応
させる。

第１図１のコードリフレッシュメモリには、その対応す
る位置に各部分パターンのコードを入れておけば、前記
した文字ディスプレイの動作手順に従って、棒グラフが
表示される。

なお第２図の点線３０目前と同様、一つのパターンの表
示エリアを示す補助線である。

このように、第３図のような文字表示エリア内の細かい
きざみごとのパターンを用意すれば、棒グラフをより精
密に表現することができる。

次に、本発明による第二の実施例について述べる。

第４図に、この実施例による表示画面の例を示す。

本例１′３、図形として折れ線グラフを表示しようとす
るものである。

装置の構成は、概略的には第１図と同じである。

ただし、第一の実施例と異なり、単に図形部分パターン
を文字の表示位置に固定的にはめこむのではなく、表示
するときに部分パターンを各々の文字表示位置内で、上
下左右に移動させたものを配列することが特長である。

すなわち、第４図のような折れ線グラフを表示する場合
、文字の一文字の表示エリアに相当する種々の傾きの線
分パターン（第５図）を、文字発生器に用意し、各々の
パターンにコードを与える。

また、コードリフレッシュメモリのデータ形式は第６図
のようにし、対応するパターンの傾きに対応するコード
１０１だけでなく、その移動量１０２，１０３を記憶し
ておく。

（１０２，１０３＋ｔそれぞれ、上下および左右の移動
量を示す。

）これにより、コードリフツシュメモリから、順次、コ
ードを読み出して対応するパターンを選び、またそのパ
ターンを指定された移動量だけ移動したものを、対応す
る表示位置に表示してゆけば、第４図のような、滑らか
で連続的な折れ線グラフ表示を得ることができる。

本実施例は、通常の文字ディスプレイ装置および第一の
実施例と、主に、第１図の文字およびパターン発生器の
部分が異なるので、その違いを少し詳しく説明する。

第７図は、文字および図形パターン発生器をより詳細に
示したブロック図である。

図中、太線の矢印は、並列複数ビットのデータの流れを
示す。

第６図で、１２ＧＪ、表示する文字および図形部分パタ
ーンを蓄わえてある読み出し専用メモリである。

第１図１のコードフレッシュメモリから、文字または図
形部分パターンのコード１０１が送られてくると、この
コードがアドレスデコーダ１１により、メモリ１２の番
地１０７に変換される。

この番地指定により、メモリから、必要な文字または図
形部分パターン１０８が選定される。

一方、第７図１３はカウンタで、水平同期信号１０４を
カウントして、文字の表示位置の上から何番目の走査線
を、現在走査しているかを示している。

１０２｝ｕ，部分パターンの垂直方向の移動量を示すデ
ータで、パターンコードと一緒に与えられる。

この値と先のカウンタ１３の値を、加算器１４で加え合
わせて、行選択器１５に供給する。

行選択器１５は、前記のメモリ１２から出力されたパタ
ーンから、現在表示のために出力する行の部分を選択す
るためのものである。

なお、カウンタ１３の内容、および、パターンの垂直方
向移動量を示せデータ１０２の値によってＧｌ．加算器
１４の加算結果が、パターンの存在しない行を指し示す
ことがある。

この場合、行選択器１５１′；ｔ．何もないパターンを
出力する。

具体的に言うと、第５図の各パターンは、第４図の文字
またはパターンの一つの表示エリアと同じ大きさに作ら
れているので、第５図のどれか一つのパターンを、例え
ば上方に移動して表示する場合、その表示エリアの下部
に相当する部分のパターンＧ！、第７図のメモリ１２の
中にはない。

ここの部分に沼、無地のパターンすなわちメモリが、パ
ターンのある部分を１、ない部分を０として記憶してい
るとすれば、０を出力するということである。

第７図１ ５ ｃｔｓ列移動器である。

パターンの水平方向の移動量を示すデータ１０３（これ
もや＆ｊり、垂直方向の移動量を示すデータ１０２と同
様に、パターンのコードと一緒に与えられる。

）により、行選択器１５から与えられるパターンの一行
分のデータを、指定されただけ左右にシフトしたものを
、次のシフトレジスタ１７またｔ′；ｔＩＢに与える。

なお、行選択器１５と同様に、列移動器１６も、メモリ
１２の中にパターンの相当する部分のないところについ
ては、０を出力する。

また、シフトレジスタ｛ｊパターン１行分のデータを格
納するものである。

したがって、パターン１行分の内、パターンの右側端部
分にある水平方向移動量だけのビット数ＥＪすてられ、
かわりに、シフト後のパターンの左側端のさらに左側部
分に上述の０が水平方向移動量だけのビット数分付加さ
れる。

こうして作戚されたパターンがシフト後のパターンとし
てシフトレジスタ１７又は１８に送られる。

シフトレジスタ１７．１１交互に、列移動器１６からの
、パターンの一行分のデータを受けて、シフト制御回路
１９の制御により、時間軸方向のデータにして出力する
。

２０は、ゲート回路で、シフト制（財）回路１９の制御
により、シフトレジスタ１７．１８から交互にくるパタ
ーンー行分の時間軸方向のデータを、一本にまとめて、
表示信号１０５として出力する。

二つのシフトレジスタを用いれば、シフトレジスタへの
１ライン分のデータのセットが許されるタイミングが比
較的容易に定められる。

しかし、本発明はーライン分のシフトレジスタ一つでも
実現可能なことは言うまでもない。

以上が本例の文字およびパターン発生器の動作の概略で
ある。

通常の文字ディスプレイ装置および第一の実施例などで
は、文字およびパターン発生器の出力１Ｊ１固定的で上
下左右に移動することはできない。

すなわち、第Ｔ図で、加算器１４および列移動器１６の
部分＆ｊなく、カウンタ１３の値が直接行選択器１５に
導ひかれ、また行選択器１５の出力は直接シフトレジス
タ１７．１８に与えられる。

本実施例の装置および第５図のパターンを用いれば、単
に折れ線グラフだけでなく、多角形、直線などの各種の
線図形を表示することができる。

また円などの滑らかな曲線も、区分的に線分パターンで
近似することにすれば表示することができる。

なお、本実施例による装置を用いれば、第２図のような
棒グラ７ Ｇ２ ，目盛および座標軸は別として、第３
図のパターンのどれか一つのみを用意すれば、表示する
ことができる。

例えば、第３図のパターンｋを用いれば、他のパターン
ａ ＝ ｊ Ｇｉ、ｋを適当に下方に移動することによ
り、すべて表わすことができる。

したがって棒グラフの表示には、パターンｋのみを用意
すればよい。

以上、本実施例によれば、折れ線グラフ、棒グラフ、各
種の線図形等を表示できることがわかった。

以上説明したように、本実施例によれば、一つの表示位
置に二つ以上のパターンを表示することが可能となり、
交差する線分も表示できる。

次に、表示装置としてカラーディスプレイ、もしくは白
黒ディスプレイでも濃度制御のできるようにしたものを
用いた場合について述べる。

以下簡単のために、カラーディスプレイ装置に限定して
述べる。

濃度制御のできる白黒ディスプレイの場合ＧＥ，以下の
色等と記してあるところを濃度等と読みかえて考えれば
よい。

カラーディスプレイを用いる場合、通常色情報は、例え
ば赤青緑の３ビットのコードとしてコードリフレッシュ
メモリから与える。

パターン発生器内のメモリに記憶しているパターンは、
単なる１，０パターンでよく、パターンを出力するとき
に、リフレッシュメモリからの色情報コードに従って色
の制御を行なう。

以上、本発明による種々の実施例について述べた。

上記の各実施例では、文字の表示エリアと、図形部分パ
ターンの表示エリアの大きさおよび位置を同一にしたが
、これらが同じである必要は必らずしもなく、別々であ
っても本発明の思想は変らない。

また、文字および図形のコードリフレッシュメモリを別
々にすることについても同様である。

【図面の簡単な説明】

第１図から第７図は本発明の実施例の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ラスタスキャン型表示装置と、該表示装置の複数の
   表示エリアの各々に対応して、複数の部分パターンのい
   ずれかを指示するコードと、該部分パターンの垂直およ
   び水平方向の移動量とを記憶するリフレッシュメモリと
   、該複数の部分パターンを記憶したパターンメモリと、
   該表示装置の走査位置が属する表示エリアが変わるのに
   同期して、その表示エリアに対する記憶情報を、該リフ
   レツシュメモリより読み出す手段と、該読み出されたコ
   ードで指定される部分パターンの内、垂直走査位置が現
   在の垂直走査位置より該垂直方向移動量だけずれた垂直
   走査位置に表示すべき水平パターン部分を該パターンメ
   モリより読出す手段と、該水平パターン部分と同じビッ
   ト数を有するシフトレジスタと、該水平パターン部分の
   読出しに同期して、該水平パターン部分を、該シフトレ
   ジスタの、該水平方向移動量に応じてずらした位置にセ
   ットする手段と、該シフトレジスタの内容を水平走査に
   同期して順次該表示装置に送出する手段とを有する表示
   装置。