JPS5836668Y2 - 簡易開口缶の蓋体 - Google Patents

簡易開口缶の蓋体

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JPS5836668Y2
JPS5836668Y2 JP1976020073U JP2007376U JPS5836668Y2 JP S5836668 Y2 JPS5836668 Y2 JP S5836668Y2 JP 1976020073 U JP1976020073 U JP 1976020073U JP 2007376 U JP2007376 U JP 2007376U JP S5836668 Y2 JPS5836668 Y2 JP S5836668Y2
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JP
Japan
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lid
score
pull tab
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scores
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JP1976020073U
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JPS52118753U (ja
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俊治 金子
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡易開口罐の蓋体、いわゆるプルタブ罐の蓋に
関するものであって、その目的とするところは、蓋体の
製造に際し、スコア一部裏面の塗装補修を容易にすると
共に、蓋体の保管移送時にスコア一部裏面における塗装
の損傷を防止するにある。
従来の簡易開口罐の蓋体、いわゆるイージーオープン罐
の蓋体は、第1図及び第2図に示す如く、プルタブ(引
起し片)20を引起す際、指をかけ易くするように引起
し片の指掛部21を蓋体平板部11から上方に揚げた構
造としたプルタブ20を、鎖部12にて蓋体平板部11
に取付ける。
そしてプルタブ20によって取外される開口片30は、
蓋体平板部11の裏面に円弧状のスコア一部17と直線
状の外側スコアー16.16’から戒る環状のスコアー
(切込み線)15を施すことによって区画されている。
そして蓋体の裏面は、罐に充填収納される飲食品に直接
的に接触する故、腐蝕防止の為に内部塗装を施しである
この蓋体に前述のような環状スコアー15加工を施すと
、蓋体裏面の塗装のうちスコアー裏面に相当する位置の
塗装部分が、スコアー加工時の衝撃によって部分的に亀
裂を生じたり剥離して損傷を受ける。
このような蓋体裏面塗装の損傷は、蓋体を腐蝕させ孔食
させる原因となり、充填収納した飲食物を汚染すること
になる。
それで、環状スコアー15を施した後、該スコアー裏面
相当位置に塗料をスプレーして裏面塗装補修を行うよう
にしてきた。
ところで、蓋体平板部11に刻設する環状スコアー15
は、第1図に示すように開口片30を囲む環状である故
、開口片30の両側に沿って外側スコアー16.16’
が施されることとなる。
そして該環状スコアー15を施すと、その部分に金属の
塑性変形的流動が生じているから、第3図に示す様に環
状スコアー15にて囲周される開口片30において蓋の
上方側への膨出31を生じ、第4図に示す如く環状スコ
アー15、より区画された開口片30は上方へ彎曲し、
スコアー裏面相当位置内側に曲面32を現出する。
従来は、この様に外側スコアー16.16’裏面相当位
置内側に曲面32が現出したものに対して、前記した如
くスプレーによる裏面塗装の補修を行ってきた。
この裏面塗装の補修は、蓋体を裏返して行なわれていた
ので補修的にスプレーされた塗料は、第4図に示す如く
、曲面32に沿って流下するので、均一な塗装が行なえ
ず、又環状スコア−15裏面相当位置への塗布、特に両
外側スコアー16.16’位置への塗布を充分に施す為
には、多くの塗料と長時間を要していたが従来の実情で
ある。
そして、スコアー裏面塗装の補修を行った蓋体であって
も、スコアー裏面相当位置内側に曲面32を有する蓋体
を積み重ねて保管移送するときは、第5図に示す如く、
上方に揚ったプルタブ指掛部21の先端部25が前記曲
面32に接触してその部位の裏面塗装を損傷して腐蝕の
危険性を招いてきたのが従来の実情である。
そこで本考案は、下達の如き従来の欠点を除くものであ
ること下記の通り。
第6図に示す如く、本考案に係る簡易開口罐の蓋体は、
蓋体10 bの平板部11に環状スコアー15によって
区画した開口片30をプルタブ20で開口するようにし
た蓋体10 bにおいて、前記開口片30の最も巾の広
い部分であって、蓋体中心から指掛部先端部25までの
距離と略等しい距離をもって蓋体中心から離れた位置に
おいて、対向する両外側スコアー16.16’の間に、
外側縁36が両外側スコアー16.16’に近接する程
に大きな内径のスコアー裏面補正用凹状部25を、その
下側面が外側両スコアー16.16’の蓋体裏面33よ
りも下方へ突出した状態に形成した構造である。
即ち、既述の従来方法によって、外側スコアー16.1
6’、円弧状スコアー17を含む環状スコアー15を施
した後、第8図に示すように両外側スコア一部16.1
6’を上下金型41.42で挟持し、次にスコアー15
を形成したとき生じた膨出部31(第3図参照)を押型
43で下方へ押圧して開口片30のスコアー16.16
’に外側縁36.36が通接する大きな内径にして下側
面が平坦な凹状部35を形成したものである。
この様に、環状スコアー15を形成したとき生じた膨出
部31を押型43で下方へ押圧して凹状部35の下側面
が平坦状にして且つ外側両スコアー16.16’の蓋体
裏面33よりも下方へ突出した状態に形成することによ
って蓋体裏面に次のような現象が生じる。
即ち、第3図に示すように、環状スコアー15を刻設す
る際に塑性変形的流動によって開口片30内に上方へ膨
出部31が生じ、これに伴って両外側スコアー16.1
6’裏面相当位置内側に第4図に示す如き曲面32が、
形成される。
この曲面32が膨出部31を逆に下方へ押圧して凹状部
35を形成することにより(第8図参照)平面化されて
消滅し、第9図に示す如く両外側スコアー16.16’
裏面相当位置の内側33が外側34とほは゛同一平面状
へと矯正される。
上述の如く、環状スコアー15によって区画された開口
片30の最も巾の広い部分において対向する両外側スコ
アー16.16’の間にして、且つ蓋体の中心からの距
離がプルタブの先端部25から蓋体中心までの距離に略
等しい位置に比較的大きな内径のスコアー裏面補正用の
凹状部35を形成し開口片裏面におけるスコアー相当位
置の内外側を同一平面としたことによって、第9図に示
す様に、両外側スコアー16.16’裏面相当位置の内
側部分33を外側部分34とほぼ同一平面状となった本
考案に係る蓋体10bは、環状スコア−15裏面の塗装
補修に当って蓋体を裏返してスプレーを施すとき、両外
側スコアー16.16’裏面相当位置の内側部分33も
外側部分34とほは゛同一平面であって曲面をなしてい
ないから、スプレーされた塗料が横へ流れることなく、
比較的少量の塗料で均一に短時間に塗装補修を行ないう
る大きな利点を有する。
尚本考案に係る蓋体は、その平板部環状スコアー15に
よって区画した開口片の最も巾の広い部分にして、且つ
、蓋体中心からの距離がプルタブ20の指掛部先端部2
5から蓋体中心までの距離と略等しい位置において、対
向する両外側スコアー16.16’に外側縁36が近接
する程に大きな内径にして下側面が平坦な凹状部35を
、その下側面が両外側スコアー16.16’の蓋体裏面
よりも下方へ突出した状態に形成した構造であるから、
斯る蓋体を積み重ねて保管移送するとき、第10図及び
第11図に示す如く上積みの上段位蓋体10b’が下積
みの下段位蓋体10bの上に位置することとなり、下段
位蓋体10 bのプルタブ指掛部21の上側面が上段位
蓋体10b’の皿状凹状部35の下側面に接するように
なる。
この場合においても凹状部35の下側面が曲面でなく平
坦面状であるから、凹状部35の下側面の塗装は容易に
損傷しない。
そして又本考案に係る蓋体は上述の如く面外側スコアー
16.16’に外側縁36が近接する大きな内径の凹状
部35を形成し、該凹状部の下側面を面外側スコアー1
6.16’相当位置の裏面よりも下方へ突出した状態と
しているから下積み下段位蓋体のプルタブが上積み上段
位蓋体の凹状部35の下側面に容易に接し、以て下段位
蓋体のプルタブが上段位蓋体の外側スコアー16.16
’相当位置の裏面に接触することを防止する。
それ数本考案に係る蓋体においてはスコアー裏面に施し
た裏面塗装補修を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の簡易開口用蓋体平面図、第2図は従来の
簡易開口蓋体断面図、第3図はスコアー形成時の状態、
第4図はスコアー形成部拡大図、第5図は従来の蓋体を
重ねたときの接触状態、第6図は本考案に係る蓋体断面
図、第8図は押型時の一部拡大図、第9図は凹部形成に
おけるスコア一部拡大図、第10図は蓋体を積み重ねた
状態、第11図は本件考案に係る蓋体の積み重ねた接触
部拡大図。 10−蓋体、11−蓋体平板部、12−鎖部、15−環
状スコアー、16二両外側スコアー、17−円弧状スコ
アー、20=プルタブ、21−プルタブ指掛部、26−
指掛部先端、30−開口片、31=膨出部、32−曲面
、33=スコア一裏面相当位置内側、34−スコアー裏
面相当位置外側、35−凹状部、41.=上部金型、4
2=下部金型、43=押型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋体の平板部に環状スコアーによって区画した開口片を
    該平板部の上面に設けたプルタブで開口するようにした
    蓋体において、前記環状スコアーを形成する外側スコア
    ー16.16’及び円弧状スコアーによって区画された
    前記開口片の最も巾の広い部分において、対向する両外
    側スコアー16.16’の間にして且つ、蓋体中心と蓋
    体に付設したプルタブの指掛部先端との距離に略等し距
    離だけ蓋体の中心から離れた位置にスコアー16.16
    ’裏面補正用の凹状部35を記け、該凹状部35の外側
    縁36が両外側スコアーに近接する比較的大きな内径に
    して下側面が平坦な凹状部をその下側面が両外側スコア
    ー16.16’の蓋体裏面33よりも下方へ突出した状
    態とし、以て該蓋体を積重ねたとき下段位蓋体のプルタ
    ブ20の上側面が上段位蓋体の凹状部35下側面に接す
    ることにより上段位蓋体の両外側スコアー16.16’
    裏面が下段位蓋体のプルタブと接触しない構造とし、且
    つ開口片における前記両外側スコアー16.16’相当
    位置の裏面を挾む内側部分33と外側部分34とにおい
    て、内側部分の平面を外側部分の平面と同一平面状とし
    た構造を特徴とする簡易開口罐の蓋体。
JP1976020073U 1976-02-24 1976-02-24 簡易開口缶の蓋体 Expired JPS5836668Y2 (ja)

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JP1976020073U JPS5836668Y2 (ja) 1976-02-24 1976-02-24 簡易開口缶の蓋体

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JPS52118753U JPS52118753U (ja) 1977-09-08
JPS5836668Y2 true JPS5836668Y2 (ja) 1983-08-18

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ID=28480107

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940679A (ja) * 1972-08-23 1974-04-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940679A (ja) * 1972-08-23 1974-04-16

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JPS52118753U (ja) 1977-09-08

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