JPS5836312Y2 - 海苔「ず」取卸装置 - Google Patents

海苔「ず」取卸装置

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JPS5836312Y2
JPS5836312Y2 JP1979181123U JP18112379U JPS5836312Y2 JP S5836312 Y2 JPS5836312 Y2 JP S5836312Y2 JP 1979181123 U JP1979181123 U JP 1979181123U JP 18112379 U JP18112379 U JP 18112379U JP S5836312 Y2 JPS5836312 Y2 JP S5836312Y2
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JP
Japan
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seaweed
vibrating body
receiving plate
cage
vibration
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感 市川
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豊和工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は海苔乾燥装置の海苔管支持枠から海苔簀を取卸
して搬送コンベア上に移乗させる海苔簀取卸装置に関す
るもので、詳しくは循環チェーンの戻り側チェーン変向
部下前に振動体を水平方向の支軸を介して機枠に振動可
能に軸支し、この振動体を循環チェーンの回動と関連し
て振動するように循環チェーンに連動させ、また戻り側
チェーン変向部の海苔管支持枠から海苔簀を取外して落
下させる取外し部材を機枠又は振動体に設け、海苔管支
持枠から落下される海苔簀を振動体で受止めて搬送コン
ベア上に滑り落とすようにした海苔簀取卸装置に関する
ものである。
従来のこの種の海苔簀取卸装置にあっては、海苔管支持
枠から取外されて落下される海苔簀を受止め易いように
、振動側受板と復帰側受板とによって海苔前受止凹部を
形成する断面V字状の振動板によって振動体を構成し、
この振動体のV字状の海苔前受止凹部に海苔簀を受止ね
るようになっているので、海苔簀受止凹部内に受止めた
海苔簀が振動側に倒れたり復帰側に倒れたりして一定せ
ず、振動体で受止めた複数枚の海苔簀の一部が振動側受
板に寄り掛かり残りが復帰側受板に寄り掛かった状態で
振動体が振動することがあり、この場合には上記各海苔
簀の振動体から滑り落ちるタイミングにずれを生じて海
苔簀を搬送コンベア上に整然と受渡すことができず、こ
れが原因で次工程の海苔剥機において事故を起こす大き
な問題があった。
上記海苔簀が振動体から滑り落ちるタイミングのずれは
、海苔簀の受止めを確実にする為に海苔前受止凹部の受
口を大きくすればするほど大きくなり、海苔前受止凹部
の受口をあまり大きくすることができなかった。
その為、海苔管支持枠から海苔簀を外したときに海苔簀
がはじかれると、海苔簀が振動体内に受止められること
なく外に落下するという問題もあった。
そこで本考案は上記問題点を解決することを主な目的と
するもので、海苔簀を確実に受止めることができるよう
に振動体の海苔前受止凹部の受口を大きくした場合でも
、振動体内に受止めた各海苔簀の姿勢を振動側受板に寄
り掛かった状態に揃えることができて各海苔簀が振動体
から滑り落ち始めるタイミングを揃えることができるよ
うにした簡単な構成の海苔簀取卸装置を提供しようとす
るものである。
次に本願の実施例を図面に基いて詳しく説明する。
第1図は海苔乾燥装置の開放部付近を示し、1は乾燥室
、2は機枠、3は機枠2に取着された軸受4.4によっ
て回動自在に支承された回動軸で、両端近くにスプロケ
ツl−5,5が夫々固着されている。
6,6は機枠2に取着された正面反転案内金具、7は機
枠2に前後(第1図において左右)位置調整可能に取付
けられたブラケット8,8に支持された取付棒、9,9
は取付棒7の両端近くに固着された戻り側チェーン変向
案内金具である。
10.10は上記スプロケット5,5、正面反転案内金
具6,6、戻り側チェーン変向案内金具9,9及び乾燥
室1の奥部に支承された回動軸に固着されたスプロケッ
ト(図示省略)等に懸回された二条の無端チェーンで、
これらの無端チェーン10.10には支持突起11・・
・・・・を備えた海苔簀支持枠12が等ピッチに全周に
互って掛は渡し状態に取着されている。
13は上記回動軸3の端部に固着された爪歯車、14は
回動軸3に遊嵌されたL形リンク、15はL形リンク1
4の一方の腕14aに枢支された送り爪で、自重によっ
て爪歯車13に係合されている。
上記り形リンク14の他方の腕14bは減速機付駆動モ
ーター16の出力軸16 aに固着されたクランク板1
7にクランクロッド18を介してピン連結されている。
また、図示を省略したが、上記り形リンク14の腕14
aの先端は乾燥室1の奥部に設けられた回動軸を回転さ
せる為のリンクにピン連結されており、減速機付駆動モ
ーター16の出力軸16aが矢印方向に一回転されると
、送り爪15が爪歯車13を回動させて無端チェーン1
0.10を海苔簀支持枠12の1ピツチだけ間欠回動さ
せ、この回動により正面反転案内金具6,6部分におい
ては海苔簀支持枠12が略水平状態から略垂直状態に約
90°向きを変えられ、この略垂直状態に起こされた海
苔簀支持枠12に海苔抄造、脱水後の海苔簀19が装着
されるようになっている。
また、戻り側チェーン変向案内金具9,9に案内されて
いる戻り側チェーン変向部においては海苔簀支持枠12
どうじの間隔が拡げられ、この位置で海苔簀支持枠12
に支持されている海苔簀19が取外されるようになって
いる。
以上のように構成されている海苔乾燥装置に本実施例の
海苔簀取卸装置20が第1図〜第5図に示すように付設
されている。
次にこの海苔乾燥装置20について詳しく説明する。
21は戻り側チェーン変向部の下方に配設された取外し
部材として例示する取外し棒で、機枠2に固着されたブ
ラケツ) 22.22に両端が固着され、海苔簀支持枠
に支持されて移送されてくる複数枚の海苔簀19を受止
め得るように水平に横架されている。
23は上記取外し棒21の下方に海苔簀支持枠12から
取外されて落下される海苔簀19を受止めて後述の搬送
コンベア上に移乗させ得るように振動可能に配設された
振動体で、第4図に示すよう、に中間部が振動側へ張り
出すようにく字形に折曲げられた振動側受板24と底板
25及び復帰側受板26とによって海苔簀受止凹部27
を形成する断面略U字状の振動板28の両端部に海苔簀
受止凹部27の側方を塞ぐ側板29.29が夫々固着さ
れて構成されている。
この振動体23には上記両側板29.29の外側にその
軸線が互いに同じくなりかつ軸線が海苔簀受止凹部27
の断面中心付近を通るように支軸30 、30が夫々固
着され、これらの支軸30 、30が機枠2に固着され
た支持ブラケット31.31に取着されている軸受32
、32にて回動可能に支承されている。
上記振動体23の振動側受板24の張出部には、海苔簀
受止凹部27の受口を構成する振動側受板24の先端か
らの距離が海苔簀の略半分の長さより短くなる部分に切
欠窓33が振動側受板24の全横幅に亙って設けられて
いる。
また振動側受板24の振動側には断面コ字形の長い橋板
34が切欠窓33部分を第4,5図において上下方向に
余裕をもって覆うように振動側受板24の全横幅に亙っ
て固着され、振動体が上向き、横向き、下向きの何れの
状態においても樋溝34 aを構成するようになってい
る。
上記橋板34の樋溝34 aは第1,2図において紙面
表側即ち後述する搬送コンベアによって海苔簀を取出す
側の端部が閉塞され、他方の端部が開放されている。
この樋溝34 aの開放口の下方にはこの樋溝34 a
から流れ落ちる水−を受止めて海苔乾燥装置外に排出す
る為の受水板35が機枠2に取着されている。
なお、この受水板35の代わりに橋板34の樋溝34
aの開放口にホースを連結させても良い。
次に、36は上記振動体23にその先端部が海苔簀受止
凹部27の受口を復帰側受板26側から振動側受板24
に向けて適当量揺動可能なように枢支された姿勢揃え部
材として例示する姿勢揃え板で、基端部の外側(第2図
において左側)に固着された取着部37・・・・・・が
、振動体23の側板29.29に固着された支承板38
.38によって囲動自在に支承されている枢軸39に固
着されている。
この姿勢揃え板36は、枢軸39に嵌装されて両端が復
帰側受板26に当接され中間部が姿勢揃え板36に当接
された捩りばね40により第1,2図において時計回り
方向に付勢され、自由状態においては復帰側受板26の
延長線上の位置から振動側受板24側へ略45°揺動さ
れて側板29.29に当接され、海苔簀受止凹部27の
受口の復帰側の大部分を塞ぐように即ち海苔簀受止凹部
27の受口の振動側の一部分のみが開放されるようにな
っている。
上記枢軸39の一端にはカムレバー41が固着され、こ
のカムレバー41の先端にカムフォロア42が回転自在
に取付けられている。
このカムレバー41は振動体23が第6図に実線で示す
横向き状態から上向き状態に復帰回動されると支持ブラ
ケット31に固着されたカム板43にカムフォロア42
が当接して第1,2図において反時計回りに揺動され、
この揺動により姿勢揃え板36が振動側受板24側から
復帰側受板26側へ揺動させ、振動体23が上向きとな
った状態では姿勢揃え板36が復帰側受板26の略延長
線上に位置されるようになっている。
次に、44は上記支軸30の一端に固着されたスプロケ
ットで、チェーン45の中間部が懸回されている。
このチェーン45の一端は、一端が機枠2上のピン46
に引掛けられた引張りばね47の他端に連結され、他端
は機枠2に取着された軸受48によって支承されている
クランク軸49上のクランク板50に連結されている。
このクランク板50は上記クランク軸49と上記減速機
付駆動モーター16の出力軸16 aとに固着されたス
プロケット51゜52に懸回されたチェーン53を介し
て矢印方向に回転され、このクランク板50の回転によ
りチェーン45が長手方向に往復移動されてスプロケッ
ト44を往復回動させ、これにより振動体23が上向き
状態から下向き状態へ繰り返し振動されるようになって
いる。
この振動体23の振動は、送り爪15が爪歯車13を回
動させて無端チェーン10.10が1ピッチ節動された
後この無端チェーン10.10が停止されている間に行
われ、振動体23の復帰動は無端チェーン10.10の
節動と平行して行われるが振動体23が路上向き状態に
復帰されたときに海苔簀支持枠12から海苔簀19が取
外されて落下されるように振動体23の振動と無端チェ
ーン10゜10の節動とが関連づけされている。
54は振動体23の下方に配設された搬送コンベアで、
その搬送ベル)−55,55は上載される海苔簀19を
第1図の紙面表側へ搬送するように回転され、また簀揃
え板56は振動体23から滑り落ちて来る海苔簀19の
端面を受止めるように搬送ベル) 55.55に沿って
立設されている。
上記構成のものにあっては、減速機付駆動モーター16
の回転駆動によってクランク板17が第1図に示す状態
から矢印方向へ回転されると、最初の半回転でL形すン
ク14を第1図において時計回り方向(爪戻し方向)へ
回動させ、またクランク板50を矢印方向へ回転させて
チェーン45を引張りばね47による引張り側へ移動さ
せ、後に詳述するように上向き状態の振動体23を下向
き状態となるように矢印方向へ振動させる。
そして、クランク板17の次の半回転で、L形すンク1
4を今度は第1図において反時計回り方向く爪送り方向
)へ回動させ、これにより送り爪15が爪歯車13を爪
送りして無端チェーン10.10を海苔簀支持枠12の
取付ピッチ間隔だけ回動させ、またクランク板50を更
に半回転させてチェーン45を引張りばね47による引
張り側と反対方向へ移動させ、これによりスプロケツ1
−44が第1,2図において反時計回り方向へ復帰回動
されて下向き状態の振動体23を上向き状態となるよう
に復帰揺動させる。
上記無端チェーン10.10の回動によって、戻り側チ
ェーン変向部においては第1図に示すように略垂直状態
に位置されていた海苔簀支持枠12が大きく変向され、
この海苔簀支持枠12の変向途中で海苔簀支持枠12に
支持されている各海苔簀19が取外し棒21に当接して
その移動が阻止され、これにより海苔簀支持枠12の支
持突起11・・・・・・が海苔簀19の簀杆と簀杆の間
から抜き出され、海苔簀19は略縦向き状態で落下され
る。
一方、上記振動体23の下向き状態から上向き状態への
復帰揺動によって、振動体23が第6図に実線にて示す
横向き状態位置迄揺動されると、カムレバー41上のカ
ムフオロア42がカム板43に当接し、その後の振動体
23の復帰揺動によってカムレバー41が捩りばネ40
に抗して第1,2図において反時計回り方向に揺動され
、これによりそれ迄側板29 、29に当接されて海苔
簀受止凹部27の大部分を塞いでいた姿勢揃え板36は
復帰側受板26側へ即ち第1,2図において反時計回り
方向へ揺動されて海苔簀受止凹部27の受口を大きく開
放し、クランク板50が上死点に到って振動体23が上
向き状態になると、姿勢揃え板36は復帰側受板26の
略延長線上に位置される。
上記海苔簀支持枠12からの海苔簀19の落下は振動体
23が路上向き状態となって姿勢揃え板36が海苔簀受
止凹部−27の受口を大きく開放した時点で行われる。
従って、海苔簀支持枠12から落下される海苔簀19は
取外しの際にはじかれて取外し棒21よりも第1,2図
において左方向に相当飛ばされても、その海苔簀19の
下端が姿勢揃え板36に受止められで振動体23の海苔
簀受止凹部27内に案内され、振動板28の底板25に
受止められる。
このようにして海苔簀受止凹部27内に受止められた海
苔簀19は、海苔簀受止凹部27がV字状に受口を大き
く開いているので、落下時の姿勢によって第2図に仮想
線にて示すように振動側へ倒れて振動側受板24に寄り
かかった状態Aになったり、復帰側へ倒れて復帰側受板
26に寄りかかった状態になったりする。
また、上記のように海苔簀19の下端が振動板23の底
板25に受止められると、その海苔簀19の簀杆の中に
入り込んでいた水が受止時の衝撃によって流れ出て海苔
簀受止凹部27の底部に一時的に溜められる。
その後、クランク板17が再び半回転されると、上記し
たように振動体23が上向き状態から下向き状態となる
ように振動される。
この振動体23の振動に伴い、カムレバー41が捩りば
ね40の力によって第1.2.6図において時計回り方
向に揺動され、これにより姿勢揃え板36が海苔簀受止
凹部27の受口を復帰側受板26側から振動側受板24
に向けて揺動され、振動体23が第6図に実線で示す横
向き状態となる位置迄振動されると、姿勢揃え板36が
側板29 、29に当接されて海苔簀受止凹部27の入
口の復帰側の大部分を塞ぐ。
従って、海苔簀受止凹部27内し受止められた海苔簀1
9が復帰側受板26に寄りかかった状態Bとなっていた
場合には、この海苔簀19は上記姿勢揃え板36の先端
部で振動側受板24側へ強制的に押倒されて振動側受板
24に寄りかかった状態にされ、海苔簀受止凹部27内
に受止められた海苔簀19は振動体23が横向きとなっ
た時点では常に振動側受板24に寄りかかった状態Aに
姿勢が揃えられる。
その後、振動体23が更に振動して第6図に仮想線にて
示すように斜め下向きになると、海苔簀19が振動側受
板24上を摩擦力に打ち勝って滑り落ち始める。
このように海苔簀19が滑り落ち始める時点では各海苔
簀19は上記したように振動側受板24に寄りかかった
状態に姿勢が揃えられているから、各海苔簀19はほと
んど同時に滑り落ち始め、−列に整然と並んだ状態で落
下する。
また、上記振動体23の振動は海苔簀受止凹部27の断
面中心付近を中心として行われ、海苔簀受止凹部27内
の海苔簀19がその重心に近い位置を中心として回動さ
れる為、振動体23を速←振動させても海苔簀19に作
用する振動方向への慣性力がそれほど大きくなることが
ない。
従って、振動体23の振動によって生ずる海苔簀19の
慣性力によって海苔簀19の滑り出しが大きく遅れるよ
うなことがなく、振動体23の振動速度即ち無端チェー
ン10.10の回動速度(乾燥速度)が変更されても、
海苔簀19が滑り落ち始めるときの振動体23の振動位
置を略揃えることができ、乾燥速度を変更するたびに海
苔簀取卸装置26の再調整を不要にすることができる。
また、上記海苔簀19が滑り落ちる振動側受板24は中
間部が振動側へ張り出すように折曲げられているから、
海苔簀19は中間部と端部との2個所のみで振動側受板
24に支えられて滑り落ち、海苔簀19の滑りがスムー
ズに行われる。
また、海苔簀19が振動側受板24上を滑り落ちる場合
、振動側受板24に形成されている切欠窓33は海苔簀
受止凹部27の受口との距離が海苔簀19のほぼ半分の
長さより短くなる部分に形成されているから、海苔簀1
9は端部が切欠窓33に到るより以前に振動側受板24
上から浮き上がって滑り落ち、海苔簀19の端部が切欠
窓33に当たるようなことがなく、海苔簀19は姿勢を
乱されることなくスムーズに落下される。
更にまた、上記のように振動体23が横向き状態から斜
め下向き状態になると、海苔簀受止凹部27の底部に溜
まっていた水は第7図に示すように振動側受板24上を
流れて切欠窓33から橋板34の樋溝34 a内に流れ
込み、橋板34の端部の開口から受水板35上に落下し
て排出される。
従って、海苔簀受止凹部27の底部に溜まった水が海苔
簀受止凹部27の受口から海苔簀19上に落下するよう
なことがなく、この水が乾燥後の海苔に付着することは
ない。
上記のようにして振動体23から落下された各海苔簀1
9は、その端部を搬送コンベア54の簀揃え板56に受
止められて位置が揃えられた後搬送ベル) 55.55
上に落下し、次工程に搬送される。
以上の作動が順次繰り返されることによって海苔簀支持
枠12から海苔簀19が搬送コンベア54上に取卸され
て整然と取出される。
第8図は本願の第2実施例を示すもので、振動側受板2
4 eの両端部を折曲げて側板29 e 、29 eを
構成し、この側板29 e 、29 eに支軸30 e
、30 eが固着されている。
振動側受板24 eの上端部は長く延長されて海苔簀支
持枠12 eがら海苔簀19 eを取外す為の取外し部
材として例示する取外し板21 eに構成されている。
また、復帰側受板26 eの両端部の一部を折曲げて支
承板38 e 、38 eが構成され、この支承板38
e 、38 eに枢軸39 eが支承されている。
この枢軸39 eには両端近くに支持杆36 ae 、
36 aeが夫々固着され、この支持杆36ae。
36 aeの先端に姿勢揃え部材として例示する姿勢揃
え棒36 eが固着されている。
また、枢軸39 eの端部にはカムレバー416が固着
され、このカムレバー41 eが捩りばね40 eによ
って時計回り方向に付勢されてカムフォロア42 eが
カム板43 eに当接されている。
57は支持杆36 aの揺動量を規制する為のストッパ
ーである。
復帰側受板26 eの下端部は円弧状に曲げられて振動
側受板24の側面に固着され、復帰側受板26 eと振
動側受板24eとの間に樋溝34 aeが形成されてい
る。
上記構成のものにあっては、振動体23 eが上向き状
態にあるときに海苔簀支持枠12 eが1ピツチ移動さ
れ、これにより海苔簀19 eの下端が取外し板21
eに当接して落下される。
その後振動体23 eが振動されると仮想線にて示すよ
うに姿勢揃え棒36 eが海苔簀受止凹部27 eの受
口を復帰側受板26 e側から振動側受板24 eに向
けて揺動され、海苔簀19 eの姿勢を振動側へ揃える
なお、上記実施例と同−若しくは均等構成と考えられる
部分には対応する部分と同一の符号にアルファベットの
eを付して重複説明を省略する。
以上のように本考案にあっては、振動側受板と復帰側受
板によって海苔筆受止四部を形成する断面路U字状又は
V字状の振動板によって振動体を構成し、海苔簀支持枠
がら落下される海苔簀を振動側受板と復帰側受板で案内
して海苔簀受止凹部内に受止めるようにしたので、戻り
側チェーン変向部の海苔簀支持杆から落とされる海苔簀
の落下位置に相当のばらつきがあっても海苔簀を振動体
内に確実に受止めることができ、海苔簀の取卸ミスを防
止し得る効果がある。
また、上記のように振動側受板と復帰側受板によって海
苔簀受止凹部を形成する断面路U字状又はV字状の振動
板によって振動体を構成するものであっても、この振動
体には姿勢揃え部材を海苔簀受止凹部の受口を復帰側受
板側から振動側受板に向けて適当量揺動可能なように枢
着し、この姿勢揃え部材が振動体の上向きから下向きへ
の振動によって復帰側受板側から振動側受板に向けて適
当量揺動するようにしたので、振動体が海苔簀を受止め
たときに海苔簀が復帰側受板側に倒れてこの復帰側受板
に寄り掛がった状態となった場合でも、振動体が振動し
て海苔簀が振動体から滑り落ち始める前に上記海苔簀を
振動側へ積極的に倒して振動側受板に寄り掛がった状態
にすることができる。
従って、多列状態の海苔簀を同時に取卸す場合でも、海
苔簀が振動体から滑り落ち始めるときの各海苔簀の姿勢
を常に振動側受板に寄り掛かった状態に揃えることがで
き、これにより海苔簀が滑り落ち始めるタイミングを一
致させることができて海苔簀を搬送コンベア上に整然と
受渡し得る効果がある。
特に、上記搬送コンベアに海苔剥機を連結して自動的に
海苔剥ぎを行う場合には、海苔剥機における事故を少な
くすることができる利点がある。
更にまた、上記のように姿勢揃え部材が揺動して海苔簀
の姿勢を揃えるようにしたものであっても、姿勢揃え部
材の揺動は振動体の振動と連動として行われるようにし
たので、その構造を比較的簡単なものにすることができ
て全体を安価に提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は海苔簀取卸
装置を装備した海苔簀乾燥装置の部分図、第2図は第1
図の振動体部分を一部を省略して示す拡大図、第3図は
第2図のIII−III線断面図、第4図は第3図のI
V=IV線断面図、第5図は第4図の右側面図の一部を
示す部分図、第6図は振動体の作動状態を示す説明図、
第7図は振動体の作動状態を示す拡大部分図、第8図は
異なる実施例を示す説明図である。 2・・・・・・機枠、10・・・・・・無端チェーン、
12・・・・・・海苔簀支持枠、19・・・・・・海苔
簀、20・・・・・・海苔簀取卸装置、21・・・・・
・取外し棒(取外し部材)、23・・・・・・振動体、
24・・・・・・振動側受板、26・・・・・・復帰側
受板、27・・・・・・海苔簀受止凹部、28・・・・
・・振動板、36・・・・・・姿勢揃え板(姿勢揃え部
材)、39・・・・・・枢軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 循環チェーンの戻り側チェーン変向部下前に振動体を水
    平方向の軸を介して機枠に振動可能に軸支し、この振動
    体を循環チェーンの回動と関連して振動するように循環
    チェーンに連動させ、また戻り側チェーン変向部の海苔
    管支持枠から海苔簀を取外して落下させる取外し部材を
    機枠又は振動体に設けて成る海苔簀取卸装置において、
    振動側受板と復帰側受板によって海苔前受止凹部を形成
    する断面略U字状又はV字状の振動板によって振動体を
    構成し、この振動体に姿勢揃え部材をこれが海苔前受止
    凹部の受口を復帰側受板側から振動側受板に向けて適当
    量揺動可能なように枢着し、この姿勢揃え部材を振動体
    の上向きから下向きへの振動によって復帰側受板側から
    振動側受板に向けて揺動するように振動体に連動させて
    成ることを特徴とする海苔乾燥装置。
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