JPS5835974Y2 - 冷凍又は冷暖房装置 - Google Patents

冷凍又は冷暖房装置

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JPS5835974Y2
JPS5835974Y2 JP1979160317U JP16031779U JPS5835974Y2 JP S5835974 Y2 JPS5835974 Y2 JP S5835974Y2 JP 1979160317 U JP1979160317 U JP 1979160317U JP 16031779 U JP16031779 U JP 16031779U JP S5835974 Y2 JPS5835974 Y2 JP S5835974Y2
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JP
Japan
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gas
liquid
pipe
condenser
screw compressor
Prior art date
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Application number
JP1979160317U
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English (en)
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JPS5564073U (ja
Inventor
敬介 笠原
Original Assignee
株式会社 前川製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、凝縮器が屋上等の高所に受液器を含むその他
の機器が地階等の低所に設けられた所謂分離型の冷房装
置に関するものである。
従来、この種の分離型冷房装置においては、屋上。
に設 けた凝縮器と地下機械室に設けられ受液器間には
、最近の建物の高層化に伴いその垂直高さの差が100
mにも及ぶものが少なくない。
凝縮器と受液器とは液管によって連結されるが、この液
管は、屋上から地下機械室に至る長い経路において、ま
た地下機械室内において種々の熱源から熱を受け、通常
外気温より相当の高温となることをさけられない。
したがって液管内を流れる冷媒液も相当に加熱されると
ともに前記落差に基づく圧力上昇もあって受液器内の温
度と圧力は凝縮器のそれらより高くなる傾向があり、こ
のため膨張弁の手前の冷媒液のエンタルピが大きくなる
液エンタルピ(kcai/kg)絶対値が数字的に大き
くなるということは、モリエル線図(例えばP−1線図
)上で明らかなように、波線からガス線に至るエンタル
ピ差(kcal/kg)が小となり冷凍能力が減少する
従来技術にはこのような欠点があった。このような欠点
を改善するためには色々の方法が考えられる。
次にこれを説明する。第1図において屋上に設けられる
空冷の凝縮器4及び地下機械室13に設けられる油噴射
式のスクリュー圧縮機1、吐出ガス管2、油分離器3、
液管5、受液器6、液管7、膨張弁8、蒸発器9、吸入
ガス管10、油管18、油ポンプ19、油クーラ20等
により冷凍サイクルが構成される。
改善のためには次の(イ)〜(ニ)が考えられる。
(イ)は受液器6の気相部と凝縮器4のヘッダー12の
気相部を均圧管25で連通ずる方法であるが、これは屋
上と地下を100mにも及び均圧管で連結するためコス
ト高になり、(ロ)は受液器6の気相部を吸入ガス管1
0にガス管26で連通させる方法であす、(ハ)は受液
器6から蒸発器9へ流れる冷媒液の一部を分流させ他の
膨張弁27を用いて膨張させ受液器6内のコイル28に
導入して受液器6を冷却した後ガス管29によりガスを
吸入ガス管10に導入する方法であるが、(ロ)、(ハ
)は何れも蒸発器9からスクリュー圧縮機1への吸入ガ
ス管10にガス管を連通ずることになるため、蒸発器9
からの冷媒ガスの吸入効果を低下させることになり、冷
凍サイクル本来の冷凍効果を低くするおそれがあり、更
に(ニ)は受液器6の気相部と吐出ガス管2をガス管3
0で連通ずる方法であるが、両者間の圧力差が十分でな
いため吸入効果が低いという欠点がある。
本考案は前記のような欠点を除去するために、受液器の
気相部を液噴射式のスクリュー圧縮機のロータのガス閉
じ込み後の位置に設けたガス吸入孔に連通させることに
より、受液器内の圧力を減少させるとともに器内の冷媒
液の蒸発により冷媒液の温度を低下させ、一方蒸発器か
らスクリュー圧縮機への冷媒ガスの吸入効果も低下させ
ないようにし冷凍能力の低下を防止するようにしたもの
である。
次に本考案の実施の一例を説明する。
第2図において第1図と同一符号は同一構成部分を示す
この実施例においては受液器6の気相部から導出した連
通管14がスクリュー圧縮機1のロータのガス閉じ込み
後の位置のやや吐出ポート寄りのガス吸入孔17に連通
されており、この連通管14の途中にはスクリュー圧縮
機1の発停に伴って開閉される電磁弁15及び流量調整
弁16が設けられている。
油分離器3より導出した油管18は途中に油ポンプ19
、油クーラ20を介してスクリュー圧縮機1の前記ガス
吸入孔17よりもやや高圧側の油噴射孔21に連通させ
る。
この噴射油によりスクリュー圧縮機1内の潤滑、冷却、
シールの3作用が果される。
11.12は凝縮器4の前後のヘッダーであり、22,
23はチェツキ弁である。
次にこの実施例の作用を説明する。
冷媒はスクリュー圧縮機1、空冷の凝縮器4、受液器6
、膨張弁8、蒸発器9、スクリュー圧縮機1と循環して
冷凍サイクルが構成される。
凝縮器4で凝縮した液化冷媒が液管5を通って受液器6
に流下する過程において液管5における位置のエネルギ
(水頭圧)や長い経路において周囲から侵入してくる熱
等により受液器6内の冷媒液のエンタルピが凝縮器4内
のそれよりかなり大きくなる傾向がある。
この状態において高圧側における圧力関係は勿論いろい
ろな要素が介在するが、一般に次のような関係にある。
P 6> P 2> P 4> P 17> P t。
ここでP6は受液器6の気相部の圧力、P2は吐出ガ゛
ス管2内の圧力、P4は凝縮器4のヘッダー12の気相
部の圧力、PI3はガス吸入孔17の位置におけるスク
リュー圧縮機1内の圧力、PIOは吸入ガス管10内の
圧力を示す。
このように受液器6内の圧力P6は凝縮器4の凝縮圧力
P4より高く、ましてガス吸入孔17の位置におけるス
クリュー圧縮機1内の圧力P17より高くなっている。
したがって受液器6の気相部とガス吸入孔17を連通さ
せると、受液器6内のガスは連通管14を介してガス吸
入孔17からスクリュー圧縮機1内に吸入され、受液器
6内の圧力がロータ閉じ込み後の中間圧力まで降下し凝
縮圧力よりも低く保つことができ、受液器6内の冷媒液
の一部は蒸発して減圧された飽和圧力まで該冷媒液の温
度が低下し、凝縮器4内の凝縮温度よりも低く冷却され
ることになる。
流量調整弁16は受液器6からスクリュー圧縮機1への
冷媒ガスの流量を調整する弁であり、連通管14内を流
れる冷媒ガスの圧力はガス吸入孔17の位置におけるス
クリュー圧縮機1内の圧力よりやや高い。
本実施例においては油噴射式のスクリュー圧縮機につい
て述べたが、オイルフリー型のスクリュー圧縮機すなわ
ちタイミングギヤによりオス・メスロータを回転し、ロ
ータ内のガスシールと冷却を液冷媒の一部をロータ内に
噴射して行なわせる周知の型式のものにおいても本考案
を同様に実施できる。
したがって本考案においては油を噴射するものと液冷媒
を噴射するものとを含めて液噴射式と称することとする
本考案によれば、屋上等の高所に設けた凝縮器と、地下
室等の低所に設けた受液器を、水頭差の高い液管で連通
させ、受液器の気相部より連通管を導出して、これをス
クリュー圧縮機のロータのガス閉じ込み後の位置に設け
たガス吸入孔に連通させたから、受液器内は高い水頭差
や長い液管の外部からの熱の伝導等によって、凝縮器内
より温度、圧力が高くなる傾向があるにも拘らず、受液
器内のガスは吸入孔からスクリュー圧縮機内にすみやか
に吸入されることになり受液器内の温度、圧力を凝縮器
内より低く保持することができ、したがって蒸発器へ送
られる冷媒液の温度、圧力を低く保持することができる
ので分離型の装置における大きな水頭差に原因する冷凍
能力の低下を防止することができる。
また受液器内のガスを吸入するガス吸入孔は前記のよう
にスクリュー圧縮機のロータのガス閉じ込み後の位置に
設けているので蒸発器からスクリュー圧縮機への冷媒ガ
スの吸入能力が低下するようなことがなく冷凍能力にも
何等支障を来すようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知の冷房装置のフローシートダイヤグラム、
第2図は本考案の実施の一例を示す装置のフローシート
ダイヤグラムである。 1・・・・・・油噴射式スクリュー圧縮機、4・・・・
・・凝縮器、5・・・・・・液管、6・・・・・・受液
器、8・・・・・・膨張弁、9・・・・・・蒸発器、1
4・・・・・・連通管、16・・・・・・流量調整弁、
17・・・・・・ガス吸入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液噴射式のスクリュー圧縮機、凝縮器、受液器、膨張弁
    、蒸発器よりなる冷凍サイクルの前記凝縮器を屋上等の
    高所に設けその他の機器を地下室等の低所に設けた分離
    型の冷房装置において、前記凝縮器と水頭差の大きい液
    管で連通させた前記受液器の気相部を、導通管を介して
    前記スクリュー圧縮機のロータのガス閉じ込み後の位置
    に設けたガス吸入孔に連通させ、前記連通管の途中に流
    量調整弁を設けた冷房装置。
JP1979160317U 1979-11-19 1979-11-19 冷凍又は冷暖房装置 Expired JPS5835974Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979160317U JPS5835974Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 冷凍又は冷暖房装置

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JP1979160317U JPS5835974Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 冷凍又は冷暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5564073U JPS5564073U (ja) 1980-05-01
JPS5835974Y2 true JPS5835974Y2 (ja) 1983-08-13

Family

ID=29153959

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JP1979160317U Expired JPS5835974Y2 (ja) 1979-11-19 1979-11-19 冷凍又は冷暖房装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3568466A (en) * 1968-05-06 1971-03-09 Stal Refrigeration Ab Refrigeration system with multi-stage throttling

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US3568466A (en) * 1968-05-06 1971-03-09 Stal Refrigeration Ab Refrigeration system with multi-stage throttling

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JPS5564073U (ja) 1980-05-01

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