JPS5835826B2 - Nc旋盤の主軸変速装置 - Google Patents

Nc旋盤の主軸変速装置

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JPS5835826B2
JPS5835826B2 JP55153372A JP15337280A JPS5835826B2 JP S5835826 B2 JPS5835826 B2 JP S5835826B2 JP 55153372 A JP55153372 A JP 55153372A JP 15337280 A JP15337280 A JP 15337280A JP S5835826 B2 JPS5835826 B2 JP S5835826B2
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和喜 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はNC旋盤の主軸変速装置に関するものである
この種NC旋盤が登場して相当久しくなるが、主軸1駆
動源としては直流電動機を使用し、主軸変速装置として
は各速度毎にクラッチを設置してその断・接を制御させ
ることにより変速を行わせている。
ところが、上記直流電動機は、トルク変動に弱く、また
、各速度毎にクラッチを設けて変速を行わせる方式では
、変速段数に制約があり、多段変速となし得ず、かつ、
変速時の速度切換が不円滑となり、駆動系の故障が多く
、変速切換時の騒音・振動等が激しい欠点があった。
この発明は上記欠点に鑑み、これを改良したもので、そ
の特徴とするところは、自動車等でよく用いられている
シンクロメツシュタイプのトランスミッションを主軸の
変速に利用し、また、交流極数変換モータを主電動機と
して利用し、しかも変速装置のアウトプット軸とカウン
ター軸とに速度検出センサーを取付けて両軸の回転数が
同期した時点でギヤの切換えを行わせるようにした点で
あり、更には、電磁クラッチ2個を利用した補助ミツジ
ョンにより変速段数を倍加させ、また、リミットスイッ
チ類の調整不良や故障時にエラー表示をせしめてメイン
テナンスを容易化させたものである。
以下、この発明の構成を図面に示す実施例により説明す
ると次の通りである。
第1図はこの発明の実施例装置全体の概略構成図であっ
て、1は交流極数変換モータであり、実施例は4極6極
切換モータを使用している。
2はシンクロメツシュタイプのトランスミッションであ
って、この実施例では5段変速のものを使用している。
3は変速レバーであって、第1図では説明の便宜上2つ
示しているが、実際には1本のものであり、そのシフト
パターンは、第2図に示すようなものである。
4,5は上記変速レバー3の操作手段であって、一方4
はギヤシフト(第2図において上下方向)用操作シリン
ダであり、他方はレバーシフト(第2図において左右方
向)用操作シリンダである。
6.7は上記両シリンダの切換電磁弁であって、共にス
プリングにより自動的に中立位置に復帰する4ポ一ト3
位置型弁である。
8はトランスミッション2のアウトプット軸であり、9
は該軸8上に固設したブレーキジスフ、10はブレーキ
シュー、11はブレーキシリンダ、12はその切換電磁
弁である。
13はモータ1とトランスミッション2との間に介在せ
しめられるクラッチを示し、14はその操作シリンダ、
15はその切換電磁弁である。
16は補助ミッションを示し、その入力軸16aには前
記トランスミッション2のアウトプット軸8から適宜の
伝動手段17を介して動力が伝えられ、この補助ミッシ
ョン16内には2個の電磁クラッチCR1,CR2が設
けられ、両クラッチはいずれか一方のみが選択的結合さ
れ、具体的には、CR1がONのとき、入力軸16aと
出力軸16bが直結されて低速となり、CR2がONの
とき、△Σカウンター軸16cを介して入力軸16aと
出力軸16bとが結合され・て2組の増速ギヤ16d。
16e、16f、16gのギヤ比により高速とされる。
18はNC旋盤の主軸を示し、補助ミッション16の出
力軸16bから適宜の伝動手段19を介して動力が伝え
られる。
前記シンクロメツシュタイプのトランスミッション2の
内部構造の概略は第3図に示す通りであり、ここでは、
シフトフォーク並びに噛合ギヤ等は公知の自動車用のシ
ンクロメツシュタイプのトランスミッションと同様であ
るので省略し、変速に関係するアウトプット軸8とカウ
ンター軸8aとのギヤ関係だけをスケルトン的に図示し
ている。
上記第3図において、アウトプット軸8とカウンター軸
8aとには夫々の回転速度を検出せしめる速度検出セン
サーA及びBを設けている。
前記変速レバー3の操作位置を検出せしめるため、各操
作シリンダ4,5にはリミットスイッチが3個づつ使用
され、それらの配置は第2図に示す通りであり、各リミ
ットスイッチの性格は下表の通りである。
また、操作シリンダ4の切換電磁弁6は、5OL1がO
Nで第2図に示すように1 s t。
3rd15th側へギヤシフトされ、5OL2がONで
第2図のように2nd、4th側へギヤシフトされる。
操作シリンダ5の切換電磁弁7は、SOT、3□がON
で第2図の左方へレバーシフトされ、5OL32がON
で右方ヘレバーシフトされる。
ブレーキシリンダ11の切換電磁弁12は、5OL5が
ONでブレーキが切れ、OFFで ブレーキが入る。
クラッチ操作シリンダ14の切換電磁弁15は、SQL
、がONでクラッチが入り(接続)、OFFでクラッチ
が切れる(切断)。
以上がこの発明の実施例装置の機械的構成の概要であっ
て、次に全体の制御態様を第4図のフローチャートによ
り説明する。
先ず、NC制御部(図示せず)からミッション始動及び
変速指令が与えられると、20の停止要求判定部で停止
要求の有無を判定させる。
今、停止要求が有りとすれば、同図左方の停止指令系の
へ移る。
ここでの停止要求は、NC制御部からの命令及び異常時
又は非常時の停止命令によるものである。
上記停止要求は、第4図の制御系からも出されるので、
停止指令系■の制御内容を先に説明すると、21の指令
部でモーターの停止、5OL4及び5OL5のOFFで
クラッチ13を切り、ブレーキを作動させる指令が出る
続いて、22の指令部で5OL1と5OL2をOFFさ
せ、ギヤシフトシリンダ4を介し変速レバー3をギヤシ
フトニュートラル位置へ戻す指令が出される。
従って、トランスミッション2のアウトプット軸8はブ
レーキがかかった状態で惰性回転している状態である。
そこて、23の判定部でアウトプット軸8の回転が停止
したかどうかを速度検出センサーBを介して判定させ、
停止が確認されると、24の判定部でギヤシフトシリン
ダ4による変速レバー3がギヤシフトニュートラル位置
にあるかどうかをLS2゜のON・OFFで判定させる
LS2oがONであれば、25のタイマー(設定時間を
任意に設定できるもの)の設定時間経過後、26の指令
部から5OL31,5OL3□をOFFさせ、同時にS
OL。
をON、CR1,CR2をOFFさせる指令が出され、
レバーシフトシリンダ5により変速レバー3がニュート
ラル位置に戻され、ブレーキ解除並びに補助ミッション
16のクラッチCR,,CR2が共に切られ、主軸18
への動力伝達が断たれる。
前記24の判定部において、LS2oがONされていな
いときは、27の判定部で2秒間だけLS2oがONに
なるのを待ち、2秒間経過してもLS2oがONとなら
ないときには、28の指令部によりNCエラー発生を指
示報知し、再び、■即ち停止指令系へ戻して再度停止指
令を反復させる。
上記において、27の判定部で2秒間時たせているのは
、その前の22の指令部で出た停止指令によって、ギヤ
シフトシリンダ4の中立復帰の動作時間を考慮してのも
のである。
このように2秒経過しても上記作動が行われないときは
、この系統が故障していることが判る。
この場合、再度■に戻し、2回目で問題がなければ故障
でなく、そうでなければ、故障であるからこれを指示報
知させればよく、2回目以後の反復で故障でなければ、
指示報知を解除させればよい。
以上が停止指令系である。
次に、20の停止要求判定部に戻って説明を続けると、
停止要求が出ていなければ、29の判定部でカウンタ軸
8aの回転数がnより大きいか否かを判定させる。
カウンタ軸8aの回転数は速度検出センサーAより得て
n と比較させ、今、A≧n が「NO」と判定された
ときは30の判定部でアウトプット軸8の回転数がnよ
り大きいか否かを判定させる。
このアウトプット軸8の回転数は速度検出センサーBよ
り得てnと比較させ、今、B≧nがJNOJと判定され
たときには、31の判定部へ移行させ、LS2oがON
か否かを判定させる。
即ち、31の判定部では、ギヤシフトシリンダ4による
変速レバー3が中立位置にあるかどうかを判定させてい
る。
これは、29及び30の判定部において、本来、カウン
ター軸8aがnと等しいか又はnより太きいか、又は、
アウトプット軸8がn と等しいか又はnより大きい筈
であるのに、これらがいずれも否定されているから、変
速レバー3が中立の位置にあるのではないかということ
を31の判定部で確認しているのである。
この判定部31では本来「yes」となる筈であるが、
側らかの原因で「NOJと判定される場合がある。
「NO」のときには、32の指令部で5OL1及び5O
L2をOFFにする指令が出てギヤシフトシリンダ4を
介し変速レバー3を中立にする。
この場合33の判定部で上記シリンダ4の作動時間を考
慮して2秒間だけLS2oがONになったかどうかを待
ち、2秒待ってもLS2oがONにならなければ、34
の指令部からNCエラーとして全体をニュートラルに戻
すべく前述した停止指令系のへ停止指令が出る。
上記31の判定部で「yes」の判定が出れば、35の
指令部からモータ1を6極で回転させる指4>6pON
と、クラッチ13を入れる指令5QL4ONが出て
カウンター軸8aを回転させる。
これにより、カウンター軸8aが再びA>n の判定を
36で行わせ、「yes」の判定が出るまでカウンター
軸8aを回転させる。
36の判定部で「yes」の判定が出れば、37の指令
部へ移行させる。
この367へ移行できる場合は、前の29の判定部で「
yes」の判定が出た場合と30の判定部で「yes」
が出た場合との3つの場合であり、これは、いずれも、
トランスミッション2のアウトプット軸8とカウンター
軸8aとが回転していてトランスミッションのシンクロ
ナイズ機構が作動し、ギヤの切換が円滑静穏に行われる
ことを表わすのであり、(トランスミッションのアウト
プット軸8とカウンター軸8aの回転が停止していると
シンクロナイズ機構が作動しない。
)そのために、上記判定を行なってきているのである。
さて、37の指令部では、モーターの停止指令4p16
pOFFとクラッチ切り指令5QL4OFF とが出て
、クラッチの作動時間を考慮して38のクラッチタイマ
ーを経て39のギヤチェンジ必要か否かの判定部へ移行
する。
これは、NC制御部からの指示で決まるが、「yes」
のときは、40の指令部でギヤシフトニュートラル位置
へ戻す指4?5OL1,2OFFが出る。
これにより、41の判定部で変速レバー3が中立になっ
たかどうかをLS2oがONしたかどうかで確認してい
る。
この場合も、42の判定部で前述と同様に、2秒間だけ
待ち、2秒待ってもLS2oがONとならなければ、4
3の指令部でNCエラーと故障個所がニュートラル部分
であることを指示報知し、停止指令系■へ移行させてい
る。
上記41の判定部で「y e sJが出ると、44のタ
イマーを経て45の指令部から変速レバー3を左右いず
れかのシフト位置ヘシフトさせるべく、5OL31か5
OL32のいずれか一方を通電せしめるべき指◆が出る
左右いずれヘシフトさせるかはNC制御部から指示され
、それにより、5OL31か5OL3□のいずれかがO
Nされる。
これにより、レバーシフトシリンダ5が指示された方へ
変速レバー3をシフトさせる。
46の判定部は、上記レバーシフトシリンダ5の作動で
変速レバー3が指示された方へ正しくシフトされたかど
うかを確認しているのであり、具体的には、LS18と
LS19とLS21とのうち、指示された方のリミット
スイッチがONとなったことで「対応アンサ−あり」を
判定させており、ここでも、4γの判定部で2秒間待ち
、2秒間待っても応答がなければ、48の指令部により
、NCエラーと故障個所がレバーシフト部分にあること
を指示報知し、停止指令系■へ移行させている。
上記46の判定部で「yes」の判定が出れば、49の
タイマーを経て50の判定部へ移行させる。
上記50の判定部ではα1くλ≦α2 が「yes」かrNOJかを判定させている。
ここで、Aは、カウンター軸8aの回転数であり、Bは
、アウトプット軸8の回転数であって、これらが、α1
.α2に対し上記式に示す関係にあるかどうかを判定さ
せており、これは、両軸8゜8aの回転数がギヤ切換に
適する略同期回転数にあるかどうかを確認しているので
ある。
(上記α1及びα2については、後記する表を参照され
たい。
)上記判定部30で「NO」の判定が出た場合は、51
の判定部でA>nの判定をし、1NO」であれば52の
判定部でB > nの判定をし、ここで「yes」とな
れば、51の判定部で「yes」となった場合と同様に
53の判定部へ移行し、ここでX〉α2の判定を行わせ
、「yes」となれば、54の指令部でブレーキ入り指
+5QL5OFFが出され、55の判定部で旦≦α2の
判定をryesJとなるまで反復させ、 ryesJと
なると、56の指令部でブレーキ切り指/+5OL5O
Nが出され、前記50の判定部に戻される。
尚、53の判定部でrNOJの判定が出たときは、57
のタイマーを経て前記50の判定部に戻される。
要するに、50の判定部では、アウトプット軸8とカウ
ンター軸8aとが同期しているかどうかを確認している
のであり、前記51〜57、そのうち特に、53,54
,55,56の部分では、アウトプット軸8とカウンタ
ー軸8aとを同期させるための制御部となっているので
ある。
上記50の判定部で「yes」の判定が出た場合及び、
52の判定部で「NO」の判定が出た場合は、58の指
令部へ移行し、ここでは、NC制御部から指示されたギ
ヤシフト指+5OL1又は5OL2をONさせる指令が
出され、59の判定部で「対応アンサ−あり」の判定、
即ち、該当する側のリミットスイッチLS16又はLS
l、がONしたかどうかが判定される。
上記59の判定部では、「NO」の判定が出ると、60
の判定部で2秒間だけ応答待ちをなし、2秒経過しても
応答がないときは、61の判定部で、「ギヤシフトが1
回目か否か」を判定させ、1回目でないときは、62の
指令部でNCエラーと、故障個所がギヤシフト部分であ
ることを指示報知し、停止指令系のへ移行させる。
上記61の判定部で「yes」即ち、「ギヤシフトが1
回目」のときは、63の指令部で、一旦、ギヤシフトを
中立に戻す指/+5OL1. SOT、 OF、Fが出
され、64の判定部でLS2oがONとなったかどうか
、即ち、ギヤシフトが中立に戻ったかどうかが判定され
る。
ここでも、65の判定部で2秒間の応答待ちをさせてお
り、2秒経過しても応答がないときは、66の指令部で
NCエラーと、故障個所がニュートラル部分であること
を指示報知し、停止指令系のへ移行せしめられる。
上記64の判定部でギヤシフトが中立に戻ったことが確
認されると、67のタイマーを経で、68の指令部より
6pON、5OL4ONの指令が出され、モータ1を6
極(低速)で駆動させる指令と、クラッチ13を入れる
指令が出されて、カウンター軸8aを回転させる。
そして、次の判定部69でカウンター軸8aの回転数が
A≧20 か否かを「yes」が出るまで反復させて、
「yeS」が出ると、70の指令部からモータ1を止め
る指令6pOFFと、クラッチ13を切る指令5OL4
OFFが出て、71のタイマーを経て、再び58の指令
部、即ち、ギヤシフトをもう一度やり直す指令が出され
る。
即ち、上記してきた60〜71までの制御卸部ては、1
回目のギ゛ヤシフト指令が58より出されて、その1回
目のギヤシフトが成功しなかった場合に、もう一度だけ
、ギヤシフトの機会を与えるための指令を行わせている
ものであり、それでも不成功のときは、NCエラーとし
て故障個所と共に指示報知し、停止指令系■へ移行させ
て主軸変速装置を停止状態にするためのものである。
上記過程を経て、ギヤシフトが成功した場合は、59の
判定部から「yesjが出て、72のタイマーを経て、
73の指令部から一旦、補助ミッション16内のクラッ
チCR1及びCR2をOFFする指令が出され、74の
タイマーを経て、75の指・金部からNC制御部で指示
された方のクラッチCR1又はCR2のいずれか一方を
ONさせる指令が出され、76の指令部から、NC制御
部で指示された極数(4極又は6極のいずれか)でモー
タ1をONさせる指令と、クラッチ13をONさせる指
令とが出される。
これにより、主軸18は、NC制御部から指示された速
度で回転せしめられることになる。
即ち、Nl盤においては、NC加工を開始する手順とし
て、先ず、主軸の回転数を、NCデータで指示した通り
に合致させてから刃物台スライドのNC制御駆動がなさ
れるものであって、前記γ6の指令部から指令が出され
ると、主軸の回転が所定の速度に到達するまでの時間を
考慮し−C77のタイマーを介して刃物台スライドの起
動指令がなされる。
この発明は、主軸18の変速装置を対象としているので
、フローチャートは上記77で一応終了であり、このあ
と、別の手段と結合してNC加工を行えばよろしい訳で
ある。
尚、第4図のフローチャート中、ギヤチェンジが必要か
どうかの判定部39で、不要、即ち「NO」の判定が出
たときは、NC制御部から指示される変速ギヤの切換位
置が、現在位置(これは、前回と今回の指示が同じとき
である)と一致している場合であり、従って、ギヤチェ
ンジを行うことなく、直ちに主軸を駆動させるべく、7
3の指令部へ移行させるようにしているものである。
上記してきた第4責のフローチャート中で使用してきた
各タイマーの設定時間及びnn lツ 2フ α1.α2等の定数は下表の通りである。
但し、下表は、トランスミッション2及び補助ミッショ
ン16内の各ギヤの歯数及びプーリ径を第3図中に記入
しである数値とした場合の一例である。
また、この発明の装置は、4極・6極の交流極数変換モ
ータと、自動車用5段変速トランスミッションを組合せ
ることにより、主軸を10段変速とでき、更に、実施例
の如く、2個のクラッチを使用した補助ミッションを付
加すれば19段変速とすることができ、その場合の変速
に寄与する各部材の組合せを表で示せば、「別表1」の
通りである。
以上説明した様に、この発明は、NC旋盤の主軸を変速
するための装置であって、主電動機として交流極数変換
モーフを用い、かつ、主変速機としてシンクロメツシュ
タイプのトランスミッションを用い、両者を接・離する
クラッチ手段と、トランスミッションのアウトプット軸
に設けたブレーキ手段と、上記トランスミッションのギ
ヤチェンジレバーの操作手段と、上記トランスミッショ
ンのアウトプット軸及びカウンター軸の回転速度を検出
する速度検出センサーと、上記速度検出センサーの検出
値を設定値と比較しつつ両軸を同期するべく制御し、か
つ、同期した時点でNC制御部の指示に従って前記モー
フ、クラッチ手段、ブレーキ手段並びにギヤチェンジレ
バーの操作手段を制御する手段とからなり、上記トラン
スミッションのアウトプット軸からの動力で主軸をNC
指示速度で1駆動せしめるようにしたから、次のような
作用効果がある。
即ち、トルク変動に強い交流極数変換モータを使用した
から、従来一般の直流モータに比べて切削加工精度を向
上させることができる。
また、シンクロメツシュタイプのトランスミッションと
しては量産される自動車用トランスミッションを使用す
ることができ、その場合は他の一般の旋盤専用の変速装
置に比べて自動車用トランスミッションがその機能上、
頻繁なギヤチェンジに耐え得る剛性強度と噛合の優れた
円滑性、操作性を持つ様確立されたものであるので、こ
のような利点をそっくりそのまま利用でき、性能的には
、従来のNC旋盤に比較して格段の向上が図れる。
更に、上記トランスミッションのアウトプット軸とカウ
ンター軸との同期をとってギヤチェンジをさせているの
で、変速時の操作が非常に円滑であり、かつ、静穏に行
われ、しかも、ギヤや軸、軸受への衝撃振動を極力抑制
でき、摩耗損傷を少なくして耐久性を向上させ得ると共
に、故障やトラブルを少なくして保守を容易化できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置全体を示す概略図、第2
図は変速レバーのシフトパターン例を示すものであり、
第3図は主要部の詳細を示すスケルトン図であり、第4
図は上記装置全体の制御システムを示すフローチャート
図である。 1・・・モーフ、2・・・トランスミッション、3・・
・変速レバー、4・・・ギヤシフトシリンダ、5・・・
レバーシフトシリンダ、6,7,12,15・・・切換
電磁弁、8・・・アウトプット軸、8a・・・カウンタ
ー軸、9・・・ブレーキジスフ、10・・・ブレーキシ
ュー、11・・・ブレーキシリンダ、13・・・クラッ
チ、14・・・クラッチ操作シリンダ、A・・・アウト
プット軸速度検出センサー、B・・・カウンター軸回転
数検出センサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. I NC旋盤の主軸を変速するための装置であって、
    主電動機として交流極数変換モータを用い、かつ、主変
    速機としてシンクロメツシュタイプのトランスミッショ
    ンを用い、両者を接・離するクラッチ手段と、トランス
    ミッションのアウトプット軸に設けたブレーキ手段と、
    上記トランスミッションのギヤチェンジレバーの操作手
    段と、上記トランスミッションのアウトプット軸及びカ
    ウンター軸の回転速度を検出する速度検出センサーと、
    上記速度検出センサーの検出値を設定値と比較しつつ両
    軸を同期するべく制御し、かつ、同期した時点でNC制
    御部の指示に従って前記モータ、クラッチ手段、ブレー
    キ手段並びにギヤチェンジレバーの操作手段を制御する
    手段とからなり、上記トランスミッションのアウトプッ
    ト軸からの動力で主軸をNC指示速度で駆動せしめるよ
    うにしたことを特徴とするNC旋盤の主軸変速装置。
JP55153372A 1980-10-30 1980-10-30 Nc旋盤の主軸変速装置 Expired JPS5835826B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167722U (ja) * 1985-04-04 1986-10-17

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840124A (ja) * 1971-09-25 1973-06-13

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