JPS5835807B2 - スロ−アウエイシキノ シヨウメンフライス - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スローアウェイ式の正面フライスに係り特に
、そのスローアウェイチップが簡単にしかも短時間に着
脱できるよう（こしたものである。

従来、この種の正面フライスでは、ねじを備えた楔によ
り固定されるのが一般的である。

しかしその楔の着脱に時間がか５りすぎて、特に多刃の
正面フライス（こは不向きで、またねじの回動部分（こ
切屑づまりを生じるという不都合もあった。

そこで、本発明は、上述の不都合を解消するためなされ
たもので、スローアウェイチップを着脱するクランプ機
構が改良されたスローアウェイ式の正面フライスを提供
するものである。

以下、本発明スローアウェイ式の正面フライスにおける
一実施例について図を参照して説明する。

第１図乃至第３図において、１ば、環状体をなす工具本
体であり、その外周部分には、複数個の取付溝２が形成
され、この取付溝２内には、第４図で明示されるロケー
タ−３、楔片４およびスローアウェイチップ５が組込ま
れる。

このロケータ−３は、第２図で明示されているようにそ
の側面の凹部６から受入れられる取付けねじ７によって
取付溝２内で固定される。

そして前記楔片４に対しては、ピン部材８によって回動
的に取付けられる。

このピン部材８は、図示の場合ねじ９によって矩形板状
をなす楔片４の一端およびロケータ−３を回動的に固定
する。

しかして、ロケータ−３に凹設されたチップ座１０内（
こ受入れられるスローアウェイチップ５は、前記楔片４
の他端側ｆこ形成される圧接面１１（こより着脱される
。

この圧接面１１は、θの角度をもって楔作用をなすが、
θは５°以下（こ採られることにより自律楔を構成する
ものである。

そして、この楔片４の回動を容易にするため、その端部
面１２には、スパナ等を挿入できる回動穴１３が穿設さ
れている。

なお、前記ロケータ−３は、本体１に取付けられた嵌合
リング１４によりその位置決めがなされるようになって
いる。

第５図乃至第７図は、変形例が示されたもので、要する
に前記ロケータ−３が、２つの部材１５゜１６に分割さ
れたもので、この場合には、前記嵌合リング１４を省略
することができる。

さらに、これらの変形例以外にも、例えば、スローアウ
ェイチップ５に対し、本体１の回転方向の抜力に楔片４
を配置するようにしたいわゆる後楔力式あるいはロケー
タ−３を設けず前記ピン部材８を本体１に直接取付ける
ような方式を採ることも可能である。

このようにして構成された本発明スローアウェ、イ式正
面フライスは、楔片がピン部材により回動的に取付けら
れ、楔片の自律作用によってスローアウェイチップを着
脱できるようにしたものであるから、簡単ｌこしかも短
時間で操作が行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は５本発明スーローアウエイ式正面フライスにつ
いて、その一実施例を示す要部の断面図、第２図は、第
１図を基準にして斜方向からの上面図、第３図は、同じ
く第１図を基準にして斜方向からの右側面図、第４図は
、ロケータ−を中心にした分解斜視図、第５図は、変形
例を示すもので要部の正面図５第６図は、その上面図、
第７図は同じく下面図である。 １・・・工具本体、３・・・ロケ−クー、４・・・楔片
、５・・・スローアウェイチップ、８・・・ピン部材、
１１圧接面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 工具本体１の外周部分に設けられた取付溝２内で、
   スローアウェイチップ５が楔片４によって圧接固定され
   るようにしたスローアウェイ式の正面フライスにおいて
   、 前記楔片４は、矩形状をなし、その一端側では、工具本
   体１に直接又はロケータ−３を介して間接的にピン部材
   ８によって回動的に取付けられ、またその他端側では、
   スローアウェイチップ５（こ対して楔作用をなす圧接面
   １１および回動穴１３が形成されるようにしたことを特
   徴とするスローアウェイ式の正面フライス。