JPS5848014Y2 - スロ−アウエイ式２枚刃エンドミル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スローアウェイ式２枚刃エンドミルに係り、
特にスローアウェイチップの取付けを改良し、小径のも
のに好適するようにしたものである。

従来、この種のエンドミルとしては、例えば、特公昭４
７−２３５０８号公報、実公昭４８−４１２５８号公報
にみられるものが公知である。

しかしながら、これらのエンドミルは、クランプ強度、
本体剛性などの点から必ずしも満足できるものではなく
、さらに改良されたものの開発が要求されている。

そこで本考案は上述の点に鑑みなされたもので、本体の
先端側部が略半円断面状になるように切欠され、この切
欠部分に別体の蓋部材が対向的に位置して、はぼ完円と
なるように構威し、これらの対向面には、それぞれスロ
ーアウェイチップを受入れるチップ座が設けられること
により、本体と蓋部材に挿通した締付けねじの螺合によ
って互にスローアウェイチップを確実に正着できるよう
にしたものである。

以下本考案スローアウェイ式２枚刃エンド□ルの一実施
例について、図を参照して説明する。

第１図乃至第３図にむいて、１は円柱状をなす本体であ
り、その先端部分の側部２か略半円状になるように切欠
されて耘り、この切欠部分に別体の蓋部材３か対向的に
位置し、はぼ完円となっている。

そして、これらの本体１および蓋部材３の対向面４，５
には、それぞれスローアウェイチップ６を受入れるチッ
プ座γが設けられている。

これらのスローアウェイチップ６の固定は、本体１と蓋
部材３に挿通した締付けねじ８の螺合によって行なわれ
る。

すなわち本体１の後方側にある締付けねじ８によって、
蓋部材３が本体１に密着固定され、次いで、スローアウ
ェイチップ６側の締付けねじ８の螺合によってスローア
ウェイチップ６を東着固定する。

この場合本体１：Ｊ、−よび蓋部材３間には、第３図で
明示されるような間隙が形成されろことによって、対称
関係になるようにしている。

しかして、前駅スローアウェイチップ６は図示のように
３角形板状の超硬合金等からなってトリそれぞれ外周切
刃稜９か形成されるように配置されている。

なお−１本体１と蓋部材３との固定に先立って、ピン１
０によって位置決めが行なわれる。

このようにして構成された本考案のスローアウェイ式２
枚刀エンドミルは、蓋部材３と本体１との圧着作用によ
って、互にスローアウェイチップ６を押モするようにし
たものであるから、本体１の剛性が高められ、特に小径
のものに好適するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案スローアウェイ式２枚刃エンドミルの
一実施例を示すに面図、第２図はその底面図、第３図は
側面図である。 １・・・本体、２・・・側部、３・・・蓋部材、４・・
・対向面、５・・・対向面、６・・・スローアウェイチ
ップ、γ・・・チップ座、８・・・締付けねじ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 円柱状をなす本体１の先端側部が略半円柱状に切欠され
   るとともに、この切欠部分に位置する略半円柱状をなす
   蓋部材３によって、２個の３角形板状のスローアウェイ
   チップ６が外周切刃稜９を形成するように回転対称的に
   配列固定されるようにしたスローアウェイ式２枚刃エン
   ドミルにむいて 前記本体１訃よび蓋部材３は、その対向面４゜５にそれ
   ぞれスローアウェイチップ６が受入られるチップ座１を
   設けてあ−９、 また、前記蓋部材３は、本体１の対向面４側に曲設され
   たピン１０によって位置決めされ、しかも、本体１トよ
   び蓋部材３の対向面４，５の後方側では、両者に挿通さ
   れた締付けねじ８の螺合によって、蓋部材３トよび本体
   １か密着固定されるとともに、前記スローアウェイチッ
   プ６側では、本体１耘よび蓋部材３に挿通された締付け
   ねじ８の螺合によって本体１あへよび蓋部材３間に形成
   された間隙を縮めるように蓋部材３が、本体１側に接近
   しで、前記スローアウェイチップ６を回転対称位置にあ
   るように正着固定するようにしたことを特徴とするスロ
   ーアウェイ式２枚刀エンドミル。