JPS5835234B2 - オセンドジヨウノ カイゼンシヨリホウホウ - Google Patents

オセンドジヨウノ カイゼンシヨリホウホウ

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JPS5835234B2
JPS5835234B2 JP50094165A JP9416575A JPS5835234B2 JP S5835234 B2 JPS5835234 B2 JP S5835234B2 JP 50094165 A JP50094165 A JP 50094165A JP 9416575 A JP9416575 A JP 9416575A JP S5835234 B2 JPS5835234 B2 JP S5835234B2
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JP
Japan
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soil
ppm
contaminated
water
cadmium
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Expired
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JP50094165A
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English (en)
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JPS5221161A (en
Inventor
善春 下川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5835234B2 publication Critical patent/JPS5835234B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は汚染土壌の改善処理方法に関する。
更に詳しくは、汚染土壌を特に運搬等による移動するこ
となくその場所で他に影響を与えることなく有害物質を
処理剤を添加して可溶性にして洗浄し、洗浄液は別に集
めて沈澱あるいは分離する方法に関する。
カドミウム、銅、水銀等で汚染された土壌は国内で30
00ヘクタールといわれているが調査が進むにつれてs
、o o o〜i o、o o oヘクタールにもなる
のではなかろうかとまでいわれている。
これを現在考えられている方法で処理すると仮定すると
1ヘクタール当り1,500万円といわれているため3
000ヘクタールの改良に要する費用は実に450億円
の巨額に達するといわれている。
現在考えられている対策としては汚染された土壌を運搬
廃棄するか新しい土壌を客土すること等が行われている
にすぎない。
しかしながらこのような方法で処理し得たとしても鉱山
の廃棄物としてのカドミウム、銅等が完全に処理されて
いない現段階においては、洪水にでもなれば地下水、土
砂等により再度汚染されることになりかねない。
また最近汚染された土地を果樹園農耕地等のグリーン産
業用として転用する場合、溶性燐酸、硅酸カルシウム等
を投入してカドミウム等が農産物中に吸収されるのを抑
制することにより、可成りの成果を上げていることが報
ぜられているが、これは単に汚染物質を添加化合物と反
応させて植物に吸収されないようにする極めて消極的な
方法にすぎない。
このような方法では汚染源となる物質は排除されること
なくその地域に残存するため、地中菌等の作用により、
いつまた分解されて吸収されるか、あるいは地下水と共
に流出して再度性の場所で公害の原因となるとも限らな
い。
本発明は、従来の方法と異り汚染された地域内で、被処
理地を不透水性材料により隔離した後、処理剤を土中に
撒布して汚染物質を可溶性にして土壌から完全に溶出せ
しめ、溶出した洗浄液を沈澱あるいは分離することによ
り積極的に除去する方法である。
本発明に係わる方法は処理剤、沈澱剤等を選択すること
により海水汚染源となっている「へどろ」処理にも適用
することが出来る。
次に本発明の方法を具体的に説明する。
先づ汚染された土地の被処理部の外周ならびに底部をプ
ラスチック、ゴム類等の不透水性シートあるいはシート
パイル等により包囲する。
汚染された土地が広大な場合は、被処理部をいくつかに
区画して、順次処理してもよい。
不透水性シートとして適当なものは、ゴム、プラスチッ
ク製部ち各種ポリオレフィン類例えばポリエチレン、ポ
リプロピレンEP 、EPT 、EVA 、PVA 、
ブチルゴム、塩化ビニール、塩化ビニリデン等であるが
このほかコンクリート、タール、ピッチ、アスファルト
、ベントナイト、粘土等からなる層が使用できる。
再割土壌の底部に不透水性膜を布設するには通常区画ご
とに土壌を移動しつつ行う方法がとられるが液状のター
ル、ピッチ、アスファルトを砂漠の緑地化用に開発され
たトラクターを利用して布設すれば土壌を動かさずに安
価に膜を作ることができる。
また土壌下層が粘土層等であれば特に不透水性膜の布設
を必要としない。
要するに汚染部分を隔離する不透性の膜を作ればよく、
費用を安くあげるためには土壌の移動を最小限に抑える
ことが必要となる。
このようにして設けた膜の下底部または下底部の近くに
排出口を設け、土壌処理水を排出する。
土壌には一定の間隔を置いて暗渠または開渠を設けこれ
を、さきの排出口と連結することにより更に処理水の排
出ならびに土壌全体にわたる均一な処理をはかることが
できる。
このような段取りを行った後土壌表面に処理剤を添加し
てその上から水を散布し可溶化した汚染物質を流去する
処理剤としては通常、硫黄、ならびに硫酸、塩酸、硝酸
等の無機酸あるいは、酢酸、クエン酸等の有機酸および
これら無機酸、有機酸の一価あるいは二価の塩類例えば
、アンモニウム塩、ナトリウム塩ならびにカリウム塩が
用いられる。
これらのうち硫黄、硫酸、塩酸あるいは硝酸と石膏との
併用が最も経済的かつ取扱上、便利である。
例えば土壌の汚染がカドミウム、クローム、水銀、鉛等
の重金属により汚染されている場合には、カドミウム、
クローム、銅は硫酸塩、水銀、鉛は硝酸塩にすることに
より水溶性となり容易に排除することができる。
実際にはこれらの処理剤を添加した上に撒水するか、あ
るいは処理剤の稀薄な溶液を撒布して数時間乃至数日間
連続処理し汚染物質の除去を行う、使用する洗浄水は後
の工程において重金属を沈澱、濾過等により分離した後
の廃水を循環使用してもよい。
土壌中の重金属が含有量例えば0.1〜0.005pp
m以下になれば、土壌を水洗し、更に要すれば中和する
土壌中の汚染物質を溶出した排水は、前記の土壌底部の
排出口から処理池に集める。
此の排水は、各種の化学処理;例えばpH調整して汚染
物質を沈澱する;pH調整した後イオン交換樹脂、吸着
剤等により汚染物質を吸着除去する;等により汚染物質
を処理した後、中性に近い水として排出する。
特に、アスファルトンを酸化シて得られるフミン酸、フ
ミン酸ソーダおよびフミン酸アンモニウム等は分子量が
大きくて固体で、安価なイオン交換樹脂として、利用で
き、アルカリ処理後の排水を安価に処理できる。
またこの処理された水の一部は土壌の洗浄用に用いても
よい。
汚染土壌の透水性が極めて悪い場合には、洗浄水が土壌
全域に行きわたらず、未処理の部分が残る危険性がある
ため、そのような場合にはあらかじめ土壌を耕やすかあ
るいは砂、砂利、パーライト、人工骨材等を加え透水性
を高めた後処理するのが望ましい。
土壌処理の際透水性を高めておけば処理後、これを農耕
地等として利用する場合にも有効である。
上記の本発明の方法によれば汚染土壌は短期間、例えば
1〜6ケ月程度、長くとも1〜2年で汚染物質を含まな
い土壌となる。
これを再度農耕地等に利用する場合には、窒素、リン、
カリ等の肥料、フミン酸塩等の土壌改良剤、堆肥等の有
機肥料、硅酸石灰等の土性改良剤をほどこし、土壌の肥
沃度を高め、水田、畑地、果樹園、牧場等に、あるいは
宅地として自由に利用できる。
また洪水等により鉱山等からの汚染水、土砂等が流され
て来ても、この土壌は周囲、下部を不透水膜で保護され
、また潅概、排水路の中に汚染物質除去の処理池がある
ため、汚染水からは容易に汚染物質が除去され再汚染の
心配は殆んどなくなる。
次に本発明の方法の効果を説明するために実施例により
説明する。
参考例 l カドミウム8ppm、銅65ppm1亜鉛1250pp
m、鉛59ppmを含んだ土壌地1.2に、深さ30C
1rLの底に排出口を設けたポリエチレンの長方形シー
ト膜を敷設して、隔離し、耕やすことによって、土壌の
空隙率を増加させた後1%硫酸600時を、10回に分
けて上記土壌を洗浄したところ、カドミウム1.5pp
m、銅43ppm、亜鉛650 ppm、鉛57ppm
に減少した。
次いで、同量の1%塩酸で、同様に10回に分けて洗浄
した結果、カドミウム0.8ppm、銅20ppm、亜
鉛400 ppm、鉛50ppmに減少した。
参考例 2 実施例1と同様の方法で、亜鉛798 ppm。
カドミウム3ppm、鉛63ppmを含有する土壌地を
、1嶺硫酸で洗浄したところ、亜鉛323p p m
、 カドミウム2ppm、鉛60ppmに減少し、次
いで、1多塩酸で再び洗浄したところ、亜鉛260 p
pm、 カドミウム1.2ppm、鉛54ppmに減
少した。
排出口からの洗浄液を集め消石灰で中和処理したところ
溶出した有害物質は赤褐色沈澱として回収された。
実施例 1 参考例1で処理した土壌と同じ土ti 1 m2に同様
の隔離処理した後、石膏(CaSO3・7H20)25
に2を加えて土壌と混合し、1条硫酸600に9を10
回に分けて散布し、該土壌を洗浄したところ、汚染物質
は、カドミウム0.7ppm、銅31p p m 、亜
鉛260 ppm 鉛55ppmに減少した。
次いで、同量の1多塩酸で、同様に10回に分けて洗浄
した結果、カドミウム0.4ppm、銅12ppm、亜
鉛170 ppm、鉛34ppmに更に減少した。
上記の方法において硫酸の代りに硫黄を用いたところは
ゾ同様な結果が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 汚染された土壌の底部ならびに周囲を不透水性材料
    よりなる層を設けて、該土壌に石膏と硫酸、あるいは石
    膏と硫黄とからなる処理剤を添加して有害成分を可溶性
    にして、洗浄し、洗浄液を集め有害物を沈殿あるいは分
    離することにより成る汚染土壌の農耕用土壌への改善処
    理方法。
JP50094165A 1975-08-04 1975-08-04 オセンドジヨウノ カイゼンシヨリホウホウ Expired JPS5835234B2 (ja)

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JPS5221161A JPS5221161A (en) 1977-02-17
JPS5835234B2 true JPS5835234B2 (ja) 1983-08-01

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