JPS5835148B2 - 印刷機械のインク付け装置における摩擦ロ−ラ往復動装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、自身の揺れ軸受（Ｓｃｈｗｅｎｋｌａｇｅ
ｒ）で側部機枠に支承され且つ夫々１個の摩擦ローラを
往復動させる作動レバーと連結ロッドとを介して印刷機
械のインク付は装置の摩擦ローラを偏心駆動手段により
軸方向に往復動させる装置に関し、その際とれは上記各
作動レバーが連結手段を介して互に連結されているもの
である。

この種の装置の従来公知の態様のもの（米国特許第１６
１０２２３号）では作動レバーの両端にガイドローラが
取りつけられており、これが溝車中に噛み合っていて、
この溝車はまた摩擦ローラの中心ピン上に固定配置され
ている。

この溝の幅（−１上記ガイドローラの直径よりも僅かだ
け大きくで、それによりこのものが溝の接触側面に接し
て夫々ころがることができるようになっている。

この公知の態様のものではガイドローラが摩擦シリンダ
の運動方向に従って先づ溝車の一方の側面に接してころ
がり、次いで戻り運動に際してもう一方に接してころが
る。

摩擦ローラは常に一つの回転方向に回転するのでガイド
ローラは摩擦ローラのストローク方向（Ｈｕｂｒｉｃｈ
ｔｕｎｇ ）に従い或時は一方の回転方向に、また或時
は他方の回転方向に駆動される。

これが夫々回転方向の逆転をもたらし、その際これは高
速運転の機械の場合には１分間につき約１５０回行なわ
れる。

この場合に各ガイドローラは一分間約２０００回転の回
転速度から制動し、また逆の回転方向に再び加速しなけ
ればならない。

この回転方向の変換はガイドローラ自身及び更に溝車の
両接触側面に著しい磨耗を引き起す。

しかもこれにより側部遊び間隔が大きくなり、従って摩
擦ローラの往復運動はもはや衝撃なしにスムーズに行な
うことができなくなる。

今日の機械作動率に釦いては上記公知系は既に臨界的負
荷にさらされており、従って上述の摩耗問題に加えて機
械の能率低下をも来すことになる。

本発明の課題は、設置面積が狭い場合にも採用でき、ま
た衝撃のない運動方向逆転を保証するような、上記摩擦
ローラの側方への往復動のための磨耗の少ない、また遊
び間隔の小さな駆動装置を作り出すことである。

この課題は本発明の特許請求範囲第１項にあげた特徴的
構成によって解決することができる。

この本発明の構成に従う装置は、摩擦ローラと作動レバ
ーとの正確で且つ著しく磨耗のない連結及び衝撃のない
運動方向逆転が保証されると言う利点を有する。

所要床面積が小さなことに加えて、市販で入手できる簡
単な軸受は部材を使用することができる。

本発明に従う装置の有利な態様が本願特許請求の範囲第
２及び３項にあげられて釦り、これらは任意の数の摩擦
ローラの１駆動及び任意方向への往復動を簡単な構成で
可能にするものである。

また摩擦ローラのドリフト速度やストローク量をその時
々の要求条件に合うように設計することも何等追加的労
作を要せず行なうことができる。

以下、本発明を添付の図面に示した実施例によって説明
する。

第１図は印刷機のインク付は装置を説明する側面図であ
る。

第２図は本発明に従う軸方向往復動のための装置の平面
図である。

第３図は上記装置の２つの摩擦ローラの部分の部分断面
図である。

第１図において印刷プレートシリンダ１にはウエツテイ
ング装置２及びインク付は装置３が従属している。

インク付は装置３はインク載せローラ４．５及び６、摩
擦ローラ７．８，９及び１０、インク付はローラ１１．
持上げローラ１２、インク槽ローラ１３及びインクの入
ったインク槽１４よりなっている。

ウエツテイング装置２は２つの湿潤液塗布ローラ１５、
摩擦ローラ１６及び湿潤液導管１７を有してここに湿潤
液が供給される。

第２図に示した中心ピン１８乃至２２は摩擦ローラ７乃
至１０並びに１６に夫々設けられている。

中心ピン１８乃至２２により摩擦ローラ７乃至１０は公
知のように軸受２３内で回転可能に支承されており、こ
れら軸受はまた側部機枠２４に固定されている。

摩擦ローラ７乃至１０の駆動は歯車２５，２６及び２７
を介して行なわれ、その際摩擦ローラ７乃至１０の往復
運動はスライドキー２８によって可能になっている（第
３図参照）。

中心ピン１８乃至２２の上に玉軸受２９を介してジャー
ナル軸受３０．３１が回転可能に支承されて釦り、これ
らジャーナル軸受はまたばねリング３２及びナツト３３
により側面的に固定されている。

ジャーナル軸受３０は夫々１個のピン３４を有してこれ
が玉継手（Ｇｅｌｅｎｋｌａｇｅｒ ） ３５を備えて
むす、これは作動レバー３６乃至３９のうちの夫々１つ
の中に支承されている。

ジャーナル軸受３１は２個のピン４０を備えて釦り、こ
れらは玉継手３５を介して作動レバー３７及び３８中に
支承されている。

これによって両作動レバー３７及び３８の連結、また従
って動力伝達が行なわれる。

中心ピン２２の上には更にもう一つのジャーナル軸受３
０が支承されていてこのもの自身のピン３４が玉継手３
５を介して作動レバー３９と結合されているので、これ
によって摩擦ローラ１６も往復動される。

作動レバー３６及び３７は第２図によれば軸４１に固定
されており、この軸は軸受４２，４３によって機枠に支
承されている。

この軸４１は、例えば公知のように偏心駆動手段によっ
て往復運動させられるような駆動ロッド４４と、及び作
動レバー３６に設けられたてとアーム４５とによって回
動運動を得る。

この結合はボルト４６によって行なわれる。

駆動ロッド４４の往復動は従ってレバー３６及び３７へ
、そしてこれからジャーナル軸受３０及び３１へ、更に
またこれから作動レバー３８及び３９へと伝達される。

これら両作動レバー３８．３９もフランジ軸受（Ｆ １
ａｎｓｃｈｌ ａｇｅｒ ）４７及び４８を介して側部
機枠２４に支承されている。

これらフランジ軸受中には軸受ボルト４９が設けられて
釦り、それらの上に作動レバー３８及び３９が回転可能
に支承されている。

ジャーナル軸受３０，３１のピン３４が作動レバー３６
乃至３９に対して約９０°の角度に設けられているなら
ば有利である。

ジャーナル軸受３１に２個のピン４０が設けられている
場合、両作動レバー３７と３８とが回転中心から測って
等しい旋回半径を有し、そして第２図に示したようにジ
ャーナル軸受３１に夫々同じ方向に取付けられている必
要がある。

玉継手の代りにピン３４及び４０が球形に形成されてい
てベアリングを介して作動レバー３６乃至３９内に支承
されるようにすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は印刷機インク付は装置の説明図、第２図は本発
明に従う往復動装置の平面図、第３図はその部分断面図
である。 １・・・印刷プレートシリンダ、２・・・ウエツテイン
グ装置、３・・・インク付は装置、４，５．６・・・イ
ンク載せローラ、？、８，９，１０，１６・・・摩擦ロ
ーラ、１１・・・インク付はローラ、１３・・・インク
槽ローラ、１４・・・インク槽、１５・・・湿潤液塗布
ローラ、１７・・・湿潤液導管、１８，１９，２０，２
１゜２２・・・中心ピン、２４・・・側部機枠、２５，
２６゜２７・・・歯車、２８・・・スライドキー、２９
・・・玉軸受、３０．３１・・・ジャーナル軸受、３４
．４０・・・ピン、３５・・・玉継手、３６，３７，３
８，３９・・・作動レバー４４・・・駆動ロッド、４５
・・・てこアーム、４７゜４８・・・フランジ軸受、４
９・・・軸受ボルト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 偏心駆動手段を用い、そして自身の揺れ軸受で側部
   機枠に支承され且つ夫々１個の摩擦ローラを往復動させ
   る作動レバーと連結ロンドとを介して印刷機械のインク
   付は装置の摩擦ローラを軸方向に往復動させ、その際上
   記各作動レバーが連結手段を介して互に連結されている
   装置において、これう摩擦ローラ７．１０の中心ピン１
   ８．２２にジャーナル軸受３０，３１が回転可能に支承
   されてむり、これらジャーナル軸受は第２のピン３４．
   ４０の上に夫々玉継手３５を支持し、この継手は作動レ
   バー３６，３９中に支承されていることを特徴とする上
   記摩擦ローラ往復動装置。 ２ 作動レバー３７，３８，３９を連結するために、摩
   擦ローラ９の中心ピン２２の上に重なり合って多数のジ
   ャーナル軸受３０．３１が回転可能に支承されて釦り、
   これらか夫々玉継手３５を介して作動レバー３７，３８
   ，３９と連結されている、上記特許請求の範囲第１項に
   従う装置。 ３ ジャーナル軸受３１に多数のピン４０が設けられて
   いて、これらの夫々が一個の玉継手３５を介して作動レ
   バー３７．３８と連結されている、前記特許請求の範囲
   第１項に従う装置。