JPS5835064Y2 - 下げ紐付セカンドバツグ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は下げ組付セカンドバッグに関するものである。

バック主体の開口部に略々コの字形の一対の口金部材か
らなる開閉自在な口金を具えたセカンドバッグにおいて
、口金における一方の口金部材の所定個所に、両口金部
材の間からバッグの外方に突出させたりバッグの内方に
引込めたり可能に回動自在な吊下部材を付設し、この吊
下部材に下げ紐を取付けることにより、吊下部材と共に
下げ紐をバッグの外部に出したりバッグの内部に収容し
たりできるようにして、手下げ式と抱え持ち式の２様に
使い分けできるようにした形式のものは従来公知である
。

ところがこの形式のセカンドバッグでは、吊下部材が一
方の口金部材の側にのみ付設される関係上、特に吊下部
材を一方の口金部材の一個所だけに付設して、これにル
ープ状の下げ紐を取付けるようにすると、その下げ紐に
よる下げ持ち使用の際に口金が開いてしまう危険性が非
常に高く、従って従来そのようには実施され得す、通常
は一方の口金部材の２個所に吊下部材を設けて、それか
ら吊下部材にかけわたすように下げ紐を取付けゆように
するものに限られていた。

本考案はかかる事情に鑑みて、バッグの外と内に出し入
れ自在な吊下部材を一方の口金部材の一個所だけに付設
して、その吊下げ部材にループ状の下げ紐を取付けるこ
とを可能にすべく、この場合に問題となるところの下げ
持ちの際に口金が開き易いという危険性をなくするよう
に工夫し７たものであって、その要点は吊下部材を付設
した側とは反対側の他方の口金部材つき、その一方の口
金部材の吊下部材を付設した個所に対する個所に、下げ
紐を挿通可能な通し孔を有する紐通し部材を付設したこ
とにある。

本考案を実施例について図面を参照して説明すると、図
示のセカンドバッグは、バッグ主体１の開口部に、両端
部を枢軸２によって枢着した互いに対向し合う略々コの
字形の一対の口金部材３ａ、３ｂからなる開閉自在な口
金３を具えて構成されている。

口金３の適所には両口金部材３ ａ 、３ ｂの閉鎖係
止用のホック等の係合手段４や、装飾部５等が適宜に設
けられる。

このセカンドバッグの口金３における一方の口金部材３
ａの一側部等の所定の一個所には吊下部材６を付設しで
ある。

その吊下部材６は先端部に組付は用孔７を設けた舌片状
のもので、その基部を口金部材３ａの内側部に枢軸８で
枢着して付設しである。

これによって吊下部材６は、第１図に実線で示すように
先端部を口金部材３ａの外側のバッグの外部に突出させ
た状態と、第１図に仮想線で示すように口金部材３ａの
内側へとバッグの内部に引込めた状態とをとりうるよう
に、枢軸８を中心にして回動自在になっている。

なお口金部材３ａの吊下部材６を付設した個所には、吊
下部材６を外側に突出させた状態のときに、他方の口金
部材３ｂを対接させて閉鎖できるように、その対接部分
に吊下部材６の嵌入用溝９を設けである。

そしてそのようにして付設された吊下部材６には、先端
部の組付は用孔７に対してループ状の下げ紐１０を取付
けである。

さらにこのセカンドバッグには、口金における他方の口
金部材３ｂにつき、その前記の一方の口金部材３ａの吊
下部材６を付設した個所に対する個所に、前記の吊下部
材６に取付けた下げ紐１０を挿通可能な通し孔１１を有
する紐通し部材１２を付設してあり、これが本考案の主
要な特徴である。

その紐通し部材１２は、ここでは口金部材３ｂの外側方
に突出する耳環状のものとして形成付設してあり、その
通し孔１１が、吊下部材６を外部に突出させた状態で両
口金部材３ ａ 、３ ｂを対接させて閉鎖した状態の
ときに、吊下部材６の下げ紐１０を取付けた先端部に近
接対向し合うものとしである。

かくしてこの構成のセカンドバッグによれば、吊下部材
６をバッグの外部に突出させて下げ紐１０をバッグから
出した状態と、吊下部材６をバッグの内部に引込めて下
げ紐１０をバッグの内部に収納した状態とをとることが
でき、これによって下げ持ち式と抱え持ち式の２様に使
い分けできるものである。

この場合、とくにループ状の下げ紐１０が一方の口金３
ａに、しかも−個所だけに付設された吊下部材６に取付
けられているものであるから、その下げ紐１０を外部に
出して下げ持ち使用するに際しては、そのままでは、バ
ッグ主体１の内部に収容される物品の重み等によって口
金３が非常に開き易いという危険性があるが、ここでは
とくに他方の口金３ｂに紐通し部材１２を付設しである
ので、第２図に示されるようにその紐通七部材１２の通
し孔１１に下げ紐１０を通して下げ持ちすることができ
、これによってその危険性をなくし得るものである。

すなわち第２図に示されるように吊下部材６を外部に出
した状態で、対向する紐通し部材１２の通し孔１１に下
げ紐１０を通して両口金部材３ａ、３ｂを対接させ閉鎖
した状態とし、この状態で下げ紐１０を持って下げ持ち
すれば、下げ紐１０が両口金部材３ａ、３ｂを対接閉鎖
状態に維持する役割を果し、乱りに開いてしまう惧れが
確実に防止されるものである。

また抱え持ち使用時に下げ紐１０をバッグの内部に入れ
るに際しては、下げ紐１０を通し孔１１から抜き出して
それを行なえばよいものである。

以上のようにして本考案に従えば、バッグに対する外部
への突出と引っ込みを可能に回動自在な吊下部材を一方
の口金部材の所定の一個所に設けて、その吊下部材にル
ープ状の下げ紐を取付ける一方、この場合に問題となる
下げ持ち時に口金が開き易い危険性を、他方の口金部材
の一方の口金部材の吊下部材の付設個所に対向する個所
に、下げ紐を挿通可能な通し孔を有する紐通し部材を設
けたことによって、下げ紐をその紐通し部材に通して下
げ持ちできるようにしてなくし得るようにしたもので゛
あって、このようにしてバッグに出し入れ自在な吊下部
材を一方の口金部材の一個所だけに付設してそれにルー
プ状の下げ紐を取付けるというこの種の形式のセカンド
バッグでは従来なし得なかった形態のセカンドバッグを
始めて実施可能にしたもので、実用上型するところきわ
めて大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るセカンドバッグの実施例を示すもの
で、第１図は全体の斜視図、第２図は下げ紐を紐通し部
材に通した状態の要部の斜視図である。 １・・・・・・バッグ主体、３・・・・・・口金、３
ａ 、３ ｂ・・・・・・口金部材、６・・・・・・吊
下部材、７・・・・・・組付は用孔、８・・・・・・枢
軸、９・・・・・・嵌入用溝、１０・・・・・・下げ紐
、１］・・・・・・通し孔、１２・・・・・・紐通し部
材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バッグ主体１の開口部に互いに対向し合う略々コの字形
   の一対の口金部材３ ａ 、３ ｂからなる開閉自在な
   口金３を具えたセカンドバッグにおいて、前記口金３に
   おける一方の口金部材３ａの所定の一個所に、両口金部
   材３ａ、３ｂの間からバッグの外方に突出させたりバッ
   グの内方に引込めたり可能に回動自在な吊下部材６を付
   設し、この吊下部材６にループ状の下げ紐１０を取付け
   る一方、他方の口金部材３ｂの前記一方の口金部材３ａ
   の吊下部材６を付設した個所に対向する個所に、前記下
   げ紐１０を挿通可能な通し孔１１を有する紐通し部材１
   ２を付設したことを特徴とする下げ組付セカンドバッグ
   。