JPS5834808Y2 - 遅延agc装置 - Google Patents

遅延agc装置

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JPS5834808Y2
JPS5834808Y2 JP6614978U JP6614978U JPS5834808Y2 JP S5834808 Y2 JPS5834808 Y2 JP S5834808Y2 JP 6614978 U JP6614978 U JP 6614978U JP 6614978 U JP6614978 U JP 6614978U JP S5834808 Y2 JPS5834808 Y2 JP S5834808Y2
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JP
Japan
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agc
output
input
pass filter
amplifier
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JP6614978U
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JPS54167647U (ja
Inventor
三男 磯部
義博 藤原
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松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動利得制御装置(以下AGC装置と略記する
)に関し、特に遅延AGC装置の動作を確実にすること
を目的とする。
第1図に遅延AGC装置の従来の例を示して説明する。
1はアンテナまたは外部からの信号線が接続される入力
端子、2は第1の高周波増幅器、3は第2の高周波増幅
器で多段増幅器(ここでは2段である)が構成されてい
る。
4は増幅された信号を検出する検波器である。
5は第1の基準電位を備えたAGC検出器で、検波器4
の出力信号レベルを検出し、第1の基準電位に対する誤
差信号を出力する。
このAGC検出器5の出力は交流成分を多く含んでいる
ため、低域通過フィルタ6でリップル分を除去し、第2
の高周波増幅器3に後段AGCバイアスとして印加する
ここで後段AGCバイアスと称したのは第2の高周波増
幅器3が多段増幅器中の後段に相当することによる。
7はAGC切換え器で、遅延AGC装置の中心をなす部
分である。
入力端子1に到来する通常の変動幅の信号に対しては上
記低域通過フィルタ6の出力である後段AGCバイアス
により第2の高周波増幅器3の利得を制御することが可
能で、検波器4の出力は十分安定化される。
しかし非常に強力な雑音信号が入力したり、電波強度が
強電界である一定値を越すと、第2の高周波増幅器3へ
の入力が非常に大きい、いわゆる過大入力状態となり、
また第1の高周波増幅器2でも波形歪が大となる。
そこで前記AGC切換え器7が後段AGCバイアスを第
2の基準電位8と比較し、AGC切換え器7中の直流増
幅回路により前段AGCバイアスを発生する。
この前段AGCバイアスは第1の高周波増幅器2に印加
され、またAGCループ利得を比較すれば前段に対する
ものの方が後段のそれよりAGC切換え器7の利得だけ
大きいので、上記の入力端子への大入力に対しては第1
の高周波増幅器2の利得減少が犬となり、後段AGCバ
イアスはほとんど変動することなく検波器4から安定な
検波出力が得られる。
このように遅延AGC装置は特に強電界の人力等に対し
て有効なものであるが、なお改善すべき点も多く、現在
では切換え動作が確実でないなどの欠点を有している。
AGC装置は入力側の変動に対して出力側を一定に保つ
働きをなすことが基本であるが、入力電界変動の高い周
波数成分にまで正確に応答することが望ましいことはい
うまでもない。
第1図に示した従来の遅延AGC装置では、上記高い周
波数成分を有する入力変動に対処するために低域通過フ
ィルタ6の遮断周波数を高くする必要がある。
しかし、このように低域通過フィルタ6の遮断周波数が
高めに設定されると、その出力には遮断周波数までの交
流成分が多く含まれ、即ちAGC切換え器70入力には
リップル分が多く含まれることになる。
AGC切換え器7は前述のように低域通過フィルタ6の
出力(後段AGCバイアスである)を入力となし、これ
と第2の基準電位8と比較し入力端子がこの第2の基準
電位を越えるとその差を高利得増幅するものであるが、
入力にリップル分が含まれていると、第2の基準電位8
を越えたリップルの頭の部分だけ断続的に増幅されてパ
ルスアップ的な動作となり、第1の高周波増幅器2は断
続的に利得減少される不安定状態に陥る。
即ちAGC切換え器70入力電圧がリップル分を含んで
完全に第2の基準電位8を越えるまで上昇しなければ、
遅延AGC装置の切換え動作は入力電界強度に対して不
明瞭となり、検波器4の出力が不安定となる。
上記従来の装置では入力変動に対する応答特性と、遅延
AGCの確実な切換え動作性能とは相反する特性であり
、実際にはその妥協点に低域通過フィルタの特性を選ん
でいた。
また従来の遅延AGC装置を集積回路化する場合には、
低域通過フィルタ6は集積回路化が困難であるため除外
し、第1図中の破線で囲んだ部分(AGC検出器5とA
GC切換え器7)を集積回路化することになるが、低域
通過フィルタ60入力端子、出力端子をそれぞれ設けな
ければならず、端子ピンも必要である。
本考案は、AGC検出器の出力を直接AGC切換え器に
入力させることでAGCの応答特性と遅延AGCの切換
え動作とを相反しない2現象に分離したことを特徴とす
るものである。
以下第2図に従って本考案の一実施例を説明する。
なお第1図の従来例と同じ機能を有するものは同一の番
号を付している。
AGC検出器5の出力は、低域通過フィルタ6を介して
後段AGCバイアスとなり、第2の高周波増幅器3に印
加される。
また前記AGC検出器5の出力は直接AGC切換え器7
に入力されるとともにコンデンサ9を介して交流的にA
GC切換え器lの基準電位入力端子に接続されている。
なお、第2の基準電位8に直装に挿入された抵抗10は
、コンデンサ9により結合された交流信号が第2の基準
電位8の素子により短絡されないためのものである。
上記の構成によれば、AGC切換え器7への入力には、
従来例と異なって低域通過フィルタを通過しないAGC
検出信号が直接人力するため、従来より多くの交流成分
がリップル分として重畳されているものと考えられる。
しかし、コンデンサ9によりその入力の交流成分が第2
の基準電位に重畳されているためにリップル分の影響は
生じず、即ちAGC検出器5の出力の直流成分と第2の
基準電位とを比較して切換え動作が行なわれ、前記直流
成分が第2の基準電位を越えた時点で確実に前段AGC
バイアスにより第1の高周波増幅器2が利得減少される
一方後段AGCバイアスは従来と同様に低域通過フィル
タ6の出力であるが、本実施例ではAGC切換え器とは
切り離されているので、低域通過フィルタ6の遮断周波
数を高く設定し、高い周波数成分を含む入力変動に対し
て応答特性を向上させることが可能となった。
上記の実施例では、AGC切換え器7がAGC検出器5
の出力に含まれる交流成分のリップル分の影響を受けな
いため、遅延AGCの切換え動作が確実に行なわれ、か
つ装置全体のAGC応答特性を向上させることが可能で
ある。
さらに本実施例を集積回路化する場合にも、低域通過フ
ィルタ6は外部であるがAGC検出器5の出力をAGC
切換え器7の入力へ直結できるため端子ピンを減少させ
ることができる。
なお、交流結合用のコンデンサ9は外部で端子ピン間ニ
接続すればよく、端子ピン数は増加しない。
このように集積回路化して使用するとき、端子ピン数を
減少させることは言うまでもなく大変有利である。
第3図には、本考案をテレビジョン受像機に適用した場
合の要部回路を示す。
なお第2図と同じ機能を有する部分には同一番号を付し
である。
本実施例ではAGC検出器5の出力段がトランジスタ5
1のエミッタフォロワにより構成され、またAGC切換
え器7はトランジスタ71 、72の差動増幅器で構成
されている。
さらに低域通過フィルタ6は直列に抵抗61を挿入し、
コンデンサ62を抵抗61の出力とアースとの間に接続
したRC型のフィルタである。
上記のように低域通過フィルタ6をRC型としたのは次
の理由による。
いまテレビジョン信号を受信中に、外来ノイズとしてイ
グニッションノイズのようなパルス状ノイズの飛びこん
だ場合、AGC検出器5の出力にパルス状のノイズが重
畳される。
このときAGC検出器5の出力段が電流利得を得るため
にエミッタフォロワであるので、低域通過フィルタ6が
コンデンサ62のみで構成されるものであれば コンデ
ンサ62はノイズパルスの尖頭値まで小さい時定数で充
電され、外来ノイズがなくなった後も放電時定数が大き
いためその電位を長時間保持し、その結果映像検波出力
が長時間減少するという欠点がある。
この欠点を除去するためには第3図に示したように抵抗
61を直列に挿入したRC型にすればよい。
第3図の実施例でも第2図のものと同様、コンデンサ9
によりAGC検出器5の出力がAGC切換え器lの第2
の基準電位80入力端子に交流結合されているので、A
GC検出器5の出力に重畳されて残っているリップル分
やパルス的なノイズ分が同相成分としてその影響が除去
される。
よってAGC切換え器7はAGC検出器5の出力が一定
以上になると確実に前段AGCバイアスを発生する。
以上のように本考案によれば、遅延AGCの切換え動作
を確実することができ、またA、GC応答特性も向上さ
せることが可能である。
さらに集積回路化に際しては端子ピンの数を減少させる
ことができるなど実用的な遅延AGC装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遅延AGC装置を示すブロック図、第2
図は本考案の遅延AGC装置の一実施例を示すブロック
図、第3図はテレビジョン受像機に適用した実施例の要
部回路図である。 1・・・・・・入力端子、2・・・・・・第1の高周波
増幅器、3・・・・・・第2の高周波増幅器、4・・・
・・・検波器、5・・・・・・AGC検出器、6・・・
・・・低域通過フィルタ、7・・・・・・AGC切換え
器、8・・・・・・第2の基準電位、9・・・・・・コ
ンデンサ、10・・・・・・抵抗、61・・・・・・コ
ンデンサ、62・・・・・・抵抗。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)前後2段以上の増幅器を有する多段増幅器と、前
    記多段増幅器の出力を復調して得られた復調信号のレベ
    ルを第1の基準電位と比較検出するAGC検出手段と、
    前記AGC検出手段の出力をろ波して前記多段増幅器中
    の後段の増幅器に第1のAGCバイアスとして印加する
    低域通過フィルタと、前記AGC検出手段の出力を一方
    の入力とし所定のインピーダンスを有する第2の基準電
    位を他方の入力として両者を比較する回路を含み、その
    出力を前記多段増幅器中の前段の増幅器に第2のAGC
    バイアスとして印加するAGC切換え手段と、前記AG
    C切換え手段の2つの入力を交流的に結合する手段とを
    備えたことを特徴とする遅延AGC装丸
  2. (2)AGC検出手段の出力段がエミッタフォロワで構
    成され、かつ低域通過フィルタがRC型フィルタで構成
    されたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1
    )項記載の遅延AGC装置。
JP6614978U 1978-05-16 1978-05-16 遅延agc装置 Expired JPS5834808Y2 (ja)

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JP6614978U JPS5834808Y2 (ja) 1978-05-16 1978-05-16 遅延agc装置

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JP6614978U JPS5834808Y2 (ja) 1978-05-16 1978-05-16 遅延agc装置

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Publication Number Publication Date
JPS54167647U JPS54167647U (ja) 1979-11-26
JPS5834808Y2 true JPS5834808Y2 (ja) 1983-08-05

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JP6614978U Expired JPS5834808Y2 (ja) 1978-05-16 1978-05-16 遅延agc装置

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