JPS58347A - 有機質粘結剤を使用した鋳型の洗われ防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 有機質粘結剤を使用した鋳型に、溶解した金属を綺込む
と、粘結剤の耐火性が乏しいため、縛込んだ金属によっ
て鋳型表面がえぐられ、出張シ状の洗われ欠陥とその洗
われた部分にあった砂粒による砂かみ欠陥が発生する。

これらの欠陥を防止するには、従来よシ黒鉛やジルコン
粉末等の耐火物粒子を耐火性のある粘結剤と共に鋳型表
面に塗布して、鋳込んだ金属が直接鋳型表面に接触する
のを妨げたり、はう酸や粉末けい酸ソーダ等の低融点物
質を綺型砂中に添加しておく方法等が採用されてきた。

しかし、耐火物粒子を耐火性のある粘結剤と共に鋳型表
面に塗布する方法は、ｎ＋ｌ物粒子粒子膨張と鋳型表面
の熱膨張の違いによって−しばしば塗型層が鋳型表面か
ら剥離し、鋳込んだ金属が直接鋳型表面に接触して、洗
われ欠陥と砂かみ欠陥を発生してきた。一方低融点物質
を鋳型鉄中に添加しておく方法は、その添加量が十分な
量に達したとき、洗われ欠陥や砂かみ欠陥を防止したが
、注性にして、鋳型の強度を低下し、鋳型の破損や鋳型
表面の砂粒子の剥落といった造型上の問題を起してきた
。

本発明は有機質粘結材を使用した鋳型の洗われ欠陥とそ
の洗われが原因で発生する砂かみ欠陥を未然に防止する
ために、はう酸をあらかじめエチルアールコール、メチ
ルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール
に溶解しておき、これを有機質粘結剤を使用して造型し
た鋳型の洗われやすい部分に塗布して、はう酸を鋳型内
部まで侵透させ、しかみのち、放置なめしは着火乾燥し
て。

アルコ−）Ｖ　ｆ除去し、洗われの起らない鋳型にする
方法である。この方法によると、単に洗われ欠陥や砂か
み欠陥を防止するだけでなく、とげ状鋳張りのような欠
陥も防止することができる。またほう酸全鋳型砂中に添
加したときにみられるような鋳型強度の低下がないため
、造型作業で問題を起すこともない。しかも洗われやす
い部分に限定して用いることができるため、その使用量
が相対的に少なくなシ経済的で、古砂を再生しつつくシ
返し使用したときにおいても、はう酸の蓄積がほとんど
無いため、工場内における粉塵の発生も少なく２作業環
境を悪化することもない。なお、はう酸を水に溶解して
用いる方法もいくらか効果があるが、はう酸の溶解度が
低いことと、鋳型の乾燥が必要なため９本法にくらべて
いくらか難がある。

特許出願人工業技術院長　石板誠− 指定代理人　工業技術院名古屋工業技術試験所長犬飼　
鑑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 有機質粘結剤を使用した鋳型の洗われ防止方法これを有
   機質粘結剤を使用して造型した鋳型に塗布し、放置ない
   しは着火乾燥して部分的にほう酸を詩型内に配置し、洗
   われ欠陥、砂かみ欠陥、とげ状鋳張シ欠陥等を防止する
   方法。