JPS5834224Y2 - フラツシユドア - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフラッシュドア、特に両面フラッシュドアに関
する。

従来の両面フラッシュドアは第１図に示すように表裏の
表面板イ、イと力骨口とを当接部ハでスポット溶接等、
溶接により結合していた。

従って、ドア表面の人目につきやすい部分にも溶接によ
る圧痕が出て美観を損っていた。

又、溶接に要する時間も多大にかかる欠点もあった。

本考案は上記欠点を解消することを目的とする。

実施例について説明すると、第２図乃至第４図において
、１はドアの表面板で、ドアの表裏面を形成する。

表面板１の両側部２は符号ａ、ｌ）の２個所で折り曲げ
て横断面コ形に形成する。

これにより表裏の表面板１を合せると先端の折返し部３
の表面が相互に当接して、両表面板１間に空間を形成す
る。

４は力骨で、横断面をコ形に形成している。そして力骨
４の両側壁５の外面がドア完成時に前記表面板１，１に
内側から当接して支持する。

６は突片で、例えばプレスにより力骨４表面を切起こし
て形成する。

この突片６は力骨４外表面に２列に形成し、各列に複数
個の突片６を配すると共に、列間隔Ｓを前記折返し部３
の厚みの２倍より僅かに大きくとる。

又、突片６の高さＨは折返し部３の長さと同じにするの
が最良である。

がくしてドア側面を形成する両側部２はドア完成時にお
いて、突片６に内側から支持された状態で且当接した２
つの折返し部３，３が突片６により挾持された状態とな
る。

第４図に表面板１と力骨４の結合の仕方を示すが、７は
表面板１の折返し部３に設けた切欠きで、該切欠き７は
１列を形成する突片６゜６・・・・・・のピッチと同一
ピッチで同数形成し且切欠き幅は突片６が厚み方向に挿
通できる幅とする。

しかして表面板１と力骨４の結合は、まず一方の表面板
１に力骨４を嵌め合わす。

この嵌め合わせは何れの方法によるも簡単である。

次に今一つの表面板１は力骨４に対してＡ矢符号方向に
移動させて切欠き７を突片６が挿通する様にし、しかる
後にＢ矢符号方向に移動させて突片６と切欠き７の位置
をずらす。

この様な結合方法をとることにより強固な挟持状態が簡
単且確実に得られる。

なお、ドアの上下部分は縦と横の力骨４の連結、或いは
ドア上下端部の閉塞の必要等から多少の溶接は行なわれ
るが、目に付きにくい個所なので問題はない。

以上の構成よりなる本考案によれば、力骨の表面に、間
隔をおいて２列に並ぶ突片を形成し、前記突片の列間に
ドア表面板の先端折返し部を挟持する様にしたから、溶
接に要する時間と設備が省けて、生産性が向上する。

又、溶接の代りに突片と切欠きにより結合するものであ
るから、製造が簡単となる。

さらにドア表面の人目につきやすい部分に溶接痕が残ら
ないので美観を損うことがない等実用的効果が大である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示すドアの横断面、第２図は実施例を
示すドアの横断面、第３図は力骨の正面図と側面図、第
４図は表面板と力骨の結合の仕方を示す斜視図である。 １・・・・・・表面板、２・・・・・・両側部、３・・
・・・・折返し部、４・・・・・・力骨、６・・・・・
・突片、７・・・・・・切欠き。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ドア表面板の両側部を２個所で折り曲げてコ形横断面に
   形成すると共に、このドア表面板２板を表裏から合せて
   、前記ドア表面板の先端折返し部表面を相互に当接させ
   る様にしたフラッシュドアにおいて、前記表裏のドア表
   面板の間にあってドア表面板を内側から支持する力骨の
   表面に、間隔をおいて２列に並ぶ突片を形成し、一方の
   ドア表面板の先端折返し部に力骨を設けた１列の突片と
   同一ピッチの切欠きを所要個数設けるとともに、前記突
   片の列間に前記表裏のドア表面板の先端折返し部を挟持
   することを特徴とするフラッシュドア。