JPS5833866B2 - 新規チロシノ−ル誘導体 - Google Patents

新規チロシノ−ル誘導体

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JPS5833866B2
JPS5833866B2 JP51000192A JP19276A JPS5833866B2 JP S5833866 B2 JPS5833866 B2 JP S5833866B2 JP 51000192 A JP51000192 A JP 51000192A JP 19276 A JP19276 A JP 19276A JP S5833866 B2 JPS5833866 B2 JP S5833866B2
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JP
Japan
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tyrosinol
formula
water
ulcer
tyrosine
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Expired
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JP51000192A
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JPS523031A (en
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恭宏 細川
藤作 三木
保 三輪
昌英 浅野
俊三 相原
■史 藤田
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JPS523031A publication Critical patent/JPS523031A/ja
Publication of JPS5833866B2 publication Critical patent/JPS5833866B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K5/00Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
    • C07K5/06Dipeptides
    • C07K5/06008Dipeptides with the first amino acid being neutral
    • C07K5/06078Dipeptides with the first amino acid being neutral and aromatic or cycloaliphatic
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants

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  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(I) (式中R1は置換又は非置換フェニル基又はシクロアル
キル基を、R2は水素原子又は低級アルキル基を、Aは
単結合、−CH20−又は −CH2CH(OR4) (R4は低級アルキル基)
を示す。
但し、R1が非置換フェニル基でかつAが単結合又は−
CH20−の場合にはR2は低級アルキル基を示す。
)で示される新規チロシノール誘導体に関する。
置換基R1の例としては、シクロアルキル基として、炭
素数5〜7ケのシクロアルキル基が、置換フェニル基と
して、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原
子、アミノ基、ニトロ基等が一個ないし複数個置換した
フェニル基が代表的なものとして挙げられる。
本発明の目的化合物は優れた抗消化性潰瘍作用**を呈
し、医薬として有用な化合物である。
式(I)の化合物は、例えば下記反応式で示される方法
で製しうる。
(式中−COXはカルボン酸又は酸ハロゲン化物、酸無
水物などのカルボン酸の反応性誘導体を、R3は水素原
子、ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基を意味す。
)■法を実施するには式(n)及び式(III)で示さ
れる両原料化合物を好ましくは適当な脱酸剤の存在下適
当な溶媒中反応させればよい。
反応溶媒としては、例えば水又はメタノール、エタノー
ル等の低級アルコール類あるいは酢酸エステル、クロロ
ホルム、ベンゼン等の有機溶媒などが挙げられるが、と
くに含水溶媒が繁用される。
このアチル化反応の脱酸剤としては苛性アルカリ、炭酸
アルカリ、重炭酸アルカリ等の無機化合物又はピリジン
、トリエチルアミン等の有機第三級アミンが挙げられる
が、アチル化反応を有利に進行させるため、これらの脱
酸剤は適宜選択して用いられる。
本発明のアチル化反応は一般に室温でも進行するが、所
望により適度に加温又は冷却して反応を有利に進行させ
うる。
■法、即ち式(IV)の化合物を出発原料とする場合に
は一般的還元方法を適宜選択して実施しうる。
例えば式(IV)で示される原料化合物と適当な還元剤
を適当な溶媒中接触させるか、あるいは又式(IV)の
化合物を先づクロル蟻酸低級アルキルエステルと反応さ
せ、次いで適当な還元剤と接触させる等の方法がとられ
る。
原料化合物において置換基R3がヒドロキシ基の場合に
おいては後者の方法がより良好な結果を与える場合があ
る。
還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、水素
化ホウ素リチウム、水素化リチウムアルミニウム等の水
素化金属錯化合物、ナトリウム・ジヒドロ・ビス−(2
−メトキシエトキシ)アルミネート等の水素化有機金属
錯化合物あるいはジボランなどを挙げうるが、とくにこ
れらに限定されることはない。
場合により、これらの還元剤とともに添加剤、例えば塩
化アルミニウム又は三フッ化ホウ素等のハロゲン化合物
を併用することも可能である。
有機溶媒としては、反応に関与しない溶媒、例えばエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル等のエーテル類あるい
はベンゼン、ピリジン等の芳香族類などが繁用される。
水素化ホウ素ナトリウムの場合、アルコール類又は含水
アルコール類などの溶媒中で反応が可能であり還元剤と
してとくに好適である。
この反応は一般に室温でも進行するが、所望により適度
に加熱又は冷却して反応を有利に進行させうる。
このようにして生皮した式(I)で示される目的化合物
は公知の分離操作、例えば各種の繁用溶媒による抽出、
洗滌、濃縮等により反応液から単離しうる。
所望によりさらに再結晶、クロマトグラフィー等の精製
手段により精製することも可能である。
なお、本発明の目的化合物はいずれも不斉炭素原子が存
在するので、光学活性体として分離することも可能であ
る。
本発明の目的化合物の優れた抗潰瘍作用は、高木、両部
等の酢酸潰瘍法に準拠した抗潰瘍作用試験等により確認
された(ジャパニーズ・ジャーナル・ファーマコロジイ
、19巻418頁(1969)薬局、25巻1453頁
(1974)参照)。
即ち、実験動物として一群10匹の雄ラット(体重20
0〜251)を選び、エーテル麻酔下開腹し、胃の漿膜
下に10%酢酸0.05rILlを各各注入し、実験的
胃潰瘍を作成させた後、本発明の目的化合物を13日間
連続経口投与し15日目**に開腹し、潰瘍の治癒効果
を潰瘍部位の長短径の積(−)を計測することにより求
め対照として公知の著名な抗潰瘍剤グルタミン(100
0/■/ユ/日)を使用したときの治癒効果をi、o。
として対比治癒効果を求めた。
又、本発明の目的化合物についてマウスによる急性毒性
試験(経口投与)を行なった結果、LD5oは4 P/
kg以上であった。
なお、比較のためグルタミン以外にもチロシンおよび著
名な市販抗潰瘍剤ゲファルナートの治癒効果も対比検討
した。
結果は下表の通りであり、本発明の目的化合物が極めて
優れた抗潰瘍作用を有することが明白である。
本則の投与に際しては、種々の剤型、例えばカプセル、
錠剤、散剤、注射剤、単剤等の任意の型に公知の製剤技
術により加工して使用することが可能である。
又、潰瘍の症状によっては本則の他の抗潰瘍剤、例えば
制酸剤、抗ペプシン剤又は抗コリン剤と併用することも
可能であり、これらと併用する場合には相乗的効果が期
待できる。
本則の投与量は投与方法によっても異なるが、200〜
1200■/dayの投与量で十分有効である。
なお、■法で使用される式■の原料化合物は例えば式(
V) (式中R2、R3は前記に同じ)で示されるチロシン誘
導体をR1−A−COOH(R1、Aは前記に同じ)で
示されるカルボン酸類又はその反応性誘導体と反応させ
ることにより容易に製造しうる。
参考例 1 チロシン−メチルエステル塩酸塩35?と炭酸ナトリウ
ム8.52を水100rrL11クロロホルム500T
Llに懸濁し、水冷、攪拌しながら4−メチルベンジル
オキシカルボニルクロリド331と炭酸ナトリウム9.
51の水溶液120rrLlを同時に滴下して2時間攪
拌する。
クロロホルム層を分取して5%塩酸、水で洗って乾燥の
後、溶媒を留去する。
残渣を酢酸エチル−石油エーテルで再結晶し”’CN−
(4−メチルベンジルオキシカルボニル)チロシン−メ
チルエステル26.5S’を得る。
融点113〜115℃。
元素分析 C19H2105Nとして 計算値 C66,46、H6,16、N4.08実測値
C66,76、H6,10,、N 4.12参考例
2 チロシン−メチルエステル塩酸塩25グと炭酸ナトリウ
ム5.72を水85rrLl、クロロホルム4501f
Llに懸濁し、水冷、攪拌しながらシクロヘキシルメト
キシカルボニルクロリド21.2Pと炭酸ナトリウム6
.41の水溶液90rIllを滴下して2時間攪拌する
クロロホルム層を分取して5%塩酸、水で洗って乾燥の
後、溶媒を留去する。
残渣を酢酸エチル−石油エーテルで再結晶してN(シク
ロヘキシルメトキシカルボニル)−チロシン−メチルエ
ステル23.IPを得る。
融点70〜72℃。
元素分析 c18H25o5N として計算値 C6
4,46、R7,51、N4.18実測値 C64,6
9、R7,42、N3.94参考例 3 チロシン182を2N−水酸化ナトリウム100rIl
lにとかし氷冷、攪拌しながらシクロヘキシルメトキシ
カルボニルクロリド17グと2N−水酸化ナトリウム5
0m1を滴下し、2時間攪拌する。
塩酸で酸性にして析出物をクロロホルムで抽出する。
クロロホルム層を水洗、乾燥、濃縮してシリカゲル20
1’のカラムクロマトを行ない、N−(シクロヘキシル
メトキシカルボニル)−チロシン19.5Pを得る。
無晶形粉末。元素分析 C17H2305Nとして 計算値 C63,53、N7.21、N4.36実測値
C63,32、N7.45、N4.43参考例 4 チロシン182を2N−水酸化ナトリウム100rrL
lにとかし水冷、攪拌しなから4−メトキシベンゾイル
クロリド17グと2N−水酸化ナトリウム50rIll
を滴下し、2時間攪拌する。
塩酸で酸性にして析出物をクロロホルム抽出する。
クロロホルム層を水洗、乾燥、濃縮してシリカゲル20
020カラムクロマトを行ない、メタノール水より再結
晶してN−(4−メトキシベンゾイル)−チロシン22
グを得る。
融点155〜156℃。
元素分析 C1□H1,0,Nとして 計算値 C64,75、R5,43、N4.44実測値
C64,38、R5,52、N4.46実施例 I N−(シクロヘキシルメトキシカルボニル)−チロシノ
ール N−(シクロヘキシルメトキシカルボニル)−チロシン
3.22をテトラヒドロ7ラン30rulにとかして水
冷、攪拌しなからクロル炭酸エチル1.11とトリエチ
ルアミン12を加えて10分間攪拌する。
析出物を濾去して濾液を水素化ホウ素ナトリウム1グを
懸濁して氷冷したテトラヒドロフラン10rnlに加え
て2時間攪拌する。
塩酸で中和して減圧濃縮して酢酸エチルで抽出する。
酢酸エチル層を水洗、乾燥して溶媒を留去する。
残渣を酢酸エチル−石油エーテルから再結晶してN−(
シクロヘキシルメトキシカルボニル)−チロシノール2
.32を得る。
融点121〜126℃。元素分析 C1□H2504N
として 計算値 C66,43、H8,20、H4,56実測値
C66,65、H8,11、H4,32実施例 2 N−(2−メチルベンジルオキシカルボニル)−チロシ
ノール チロシノール1.62を水10rulと酢酸エチル20
rrLlの混液にとかして水冷、攪拌しなから2−メチ
ルベンジルオキシカルボニルクロリド2グと**炭酸ナ
トリウム1.32を含む水溶液10rfLlを交互に滴
下して室温で2時間攪拌する。
酢酸エチル層を分取して6%塩酸、次いで水で洗い乾燥
して溶媒を留去する。
残渣を酢酸エチル−石油エーテルで再結晶してN−(2
−メチルベンジルオキシカルボニル)−チロシノール2
.22を得る。
融点78〜81℃。
元素分析 Cl8H2104Nとして 計算値 C68,55、H6,72、H4,44実測値
C68,88、H6,84、H4,42実施例 3〜
16 実施例1及び2と同様にして下記の化合物を製した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中R1は置換もしくは非置換フェニル基又はシクロ
    アルキル基を、R2は水素原子又は低級アルキル基を、
    Aは単結合、−CH20−又は−CH2CH(OR4)
    (R4は低級アルキル基)を示す。 但し、R1が非置換フェニル基でかつAが単結合又は−
    CH20−の場合にはR2は低級アルキル基を示す。 )で示されるチロシノール誘導体。 2N−(4−メトキシベンジルオキシカルボニル)−チ
    ロシノールである特許請求の範囲第1項記載の化合物。
JP51000192A 1975-06-23 1976-01-01 新規チロシノ−ル誘導体 Expired JPS5833866B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB2661775A GB1466498A (en) 1975-06-23 1975-06-23 Tyrosine derivatives and preparation thereof

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JPS523031A JPS523031A (en) 1977-01-11
JPS5833866B2 true JPS5833866B2 (ja) 1983-07-22

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JP51000191A Expired JPS5833222B2 (ja) 1975-06-23 1976-01-01 新規ジペプチド類
JP51000192A Expired JPS5833866B2 (ja) 1975-06-23 1976-01-01 新規チロシノ−ル誘導体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9023809B2 (en) 2008-03-27 2015-05-05 The Key Laboratory Of Chemistry For Natural Products Of Guizhou Province And Chinese Academy Of Sciences Phenylalanine dipeptide derivatives, compositions and use thereof

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JPS5833222B2 (ja) 1983-07-18
JPS523033A (en) 1977-01-11
GB1466498A (en) 1977-03-09
JPS523031A (en) 1977-01-11

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