JPS5833745Y2 - シャ−シ支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特に小型の電子機器におけるシャーシ支持装
置に関するもので、シャーシ取付時における作業性の向
上をはかるとともに、補修時においても簡単にシャーシ
の取外しが行えるようにすることを目的とする。

従来のこの種装置は第１図に示すように、シャーシ１を
シャーシフレーム２にビス締め等の手段により固定して
おき、このシャーシフレーム２を、キャビネット底板３
に位置決めされて固定されたホルタ゛−４にビス５にて
固定していた。

ここで゛、６は裏蓋で下端部はビス７によりキャビネッ
ト底板３に固定される。

また８はホルダー４をキャビネット底板３に固定するた
めのビスである。

しかるに上記従来の手段は、シャーシ１のキャビネット
底板上への設置においてビス締め手段をとっているため
作業性が悪く、この結果補修時においてもサービス性が
悪いという欠点か゛あった。

本考案はこれら従来の欠点を除去するものである。

以下その一実施例を第２図を用いて説明する。第２図に
おいて１０はシャーシ１１を固定したシャーシフレーム
で、Ｌ字状の脚１２を一体に有する。

一方、キャビネット底板１３には前記り字状の脚１２が
貫通する孔１４を設けるとともに、シャーシフレーム１
０をキャビネット底板１３上に浮かして支持するための
ボス］５を一体に設けている。

なお、このボス１５の代わりに同様の機能を有する凸部
を脚１２に一体に設けても良い。

１６は裏蓋で突部１７を一体に有する。

上記構成において、シャーシ１１を固定するときはまず
キャビネット内に位置するシャーシフレーム１０の脚１
２を孔１４に挿入して、その先端をキャビネット底板１
３外に突出せしめる。

この状態でキャビネツＩ・に裏蓋１６を固定する。

このとき突部１７がシャーシフレーム１０および脚１２
を前方に移動させるため、脚１２は先端がキャビネット
底板１３に係止するとともに、キャビネット底板１３と
突部１７との間に挾持されることになり、後退すること
もない。

すなわちシャーシフレーム１０はキャビネット内に確実
に固定されることになる。

一方、補修時において、シャーシ１１をキャビネットよ
り取出すときは、キャビネットより裏蓋１６を取外した
後、シャーシフレーム１０を取付は時とは逆の方向に移
動させるだけでよく、簡単に行える。

なお、図示する例ではシャーシフレーム１０を片側だけ
しか示していないが、このシャーシフレーム１０はシャ
ーシ１１の両側に固定されていてシャーシ１１を支持す
るようになっている。

また、前記ボス１５の代わりにキャビネットにガイドレ
ールを設けるようにしてもよい。

なお第２図において１８は裏蓋１６をキャビネット底板
１３に固定するためのビスである。

以上説明したように本考案はシャーシフレームに略り字
状の脚を設け、この脚をキャビネット底板に挿入して、
裏蓋を前記キャビネット底板に固定するとともに、前記
裏蓋に一体の突部を脚に押し当てて、キャビネット底板
に脚を係止させるとともに、キャビネット底板と突部と
で脚を挟持するようにしたもので、裏蓋の固定と同時に
シャーシフレームの固定もはかれ、取付けの作業性が良
い。

また補修時も、裏蓋を取外した後はシャーシフレームを
取付は時と逆の方向に移動させるだけでよく、サービス
性も良好となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシャーシ支持装置の断面図、第２図は本
考案の一実施例におけるシャーシ支持装置の断面図であ
る。 １０・・・・・・シャーシフレーム、１１・・・・・・
シャーシ、１２・・・・・・略り字状の脚、１３・・・
・・・キャビネット底板、１４・・・・・・孔、１５・
・・・・・ボス、１６・・・・・・裏蓋、１７・・・−
突部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. シャーシを固定したシャーシフレームに一体に略り字状
   をなす脚を設け、前記シャーシを浮かして支持するため
   のキャビネット底部に前記脚の先端が挿通する孔を設け
   、前記キャビネット底板に固定される裏蓋に、キャビネ
   ット底板に固定された状態において前記孔を挿通した脚
   を移動せしめて脚をキャビネット底板に係止せしめると
   ともに、キャビネット底板との間に脚を挾持する突部を
   一体に設けてなるシャーシ支持装置。