JPS584310Y2 - シヤ−シ−基板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシャーシー基板取付装置に関するものであり、
ホルダーの形状を簡素にでき、しかも取付を容易にする
ことを目的とするものである。

従来、キャビネットにシャーシー基板を取付ける方法は
、第１図に示すように、キャビネット側にレール状のリ
ブを設け、その中にシャーシー基板を入れて固定するも
のか、又はシャーシー基板を枠にビス等を使用して取付
け、その枠をキャビネットに取付けるものである。

前記前者のレール状のリブの方法では、レールをつける
場所に制約がある場合が多かった。

また後者のシャーシー枠を使用するものは、シャーシー
の基板を枠に固定するために、枠としてかなり強度を有
するものが必要であって、取付けに手間がかかるという
欠点があった。

本考案はこれらの欠点を解除するためのものであり、シ
ャーシー基板の取付場所の制約を余り受けず、またホル
ダーの形状も簡素化でき、取付けも容易なシャーシー基
板取付構造を提供するものである。

以下図面と共に本考案の一実施例を説明する。

第２図にその側面図が示されているが、Ｃはキャビネッ
トであり、ｂはシャーシー基板、ａ及びａ′は一対のホ
ルダーである。

そしてシャーシー基板すはホルダーａ 、 ａ’に第１
図に示すようにして予め装着しておくのである。

ホルダーａ、ＩとＣとの間の固定はキャビネに形成され
たカギ状の嵌合リブｄに手前より装入して行なうのであ
る。

このときホルダーａ、ａ’は第３図のイ９９ロ、ハ二の
ように部分的な短かいリブによってキャビネットＣに対
し、充分にその機能を発揮させることができる。

つまり、第２図に示すように、ホルダーａ。ｌを嵌合リ
ブｄに装入するとき、長く装入する必要はなく、第３図
に示すＫのような程度の短かい寸法の部分で固定には充
分であるのみならず、またリブの間をシャーシーの基板
として有効に利用できるのである。

また第２図に示すａ 、 ａ’とＣを完全に固定するた
めには、第３図の矢印Ｅ方向での固定が必要であるが、
この方向の固定の方法は取付けとしては極めて簡単であ
るため、ビス止めにしても所要のビスの数も少なくてす
み、場合によっては成形品の弾性を利用しての爪引掛は
等の方式も可能である。

本考案の効果は、シャーシー基板の取付場所の制約もあ
まり受けず、またホルダーの形状も簡単になり、取付作
業も容易になることである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のシャーシー基板とホルダーとの組立前
の状態を示す斜視図、第２図は本考案のシャーシー基板
取付装置の側面図、第３図は本考案のホルダーをキャビ
ネットに取付前の状態を示す斜視図である。 ａ、ｄ・・・・・・ホルダー、ｂ・・・・・・シャーシ
ー基板、Ｃ・・・・・・キャビネット、ｄ・・・・・・
嵌合リブ。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）テレビのシャーシー基板を、キャビネットに増付
   る構造において、シャーシー基板の外側の相対向する面
   に、一対のホルダーをあらかじめ装着させ、該ホルダー
   をキャビネットに設けられた嵌合リブに挿入させること
   により、シャーシー基板の取付けを可能にしたシャーシ
   ー基板取付装置。
2. （２）前記ホルダーのシャーシー基板の挿入部及び前記
   嵌合リブは、長手方向に間隔をおいた短かい長さの複数
   のものより成ることを特徴とする実用新案登録請求の範
   囲の記載１のシャーシー基板取付装置。