JPS5833686Y2 - 電動可変抵抗器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動可変抵抗器の動作表示に関する。

抄紙機や鉄鋼の圧延装置等の電動機の速度基準設定器と
して精度の高い可変抵抗器を電動操作によって加減する
電動可変抵抗器が使用され、常に良好な動作が要求され
ている。

第１図は従来の電動可変抵抗器であって、１は操作電動
機、２は操作電動機１の変速装置、３は変速装置で作動
する可変抵抗器、４は可変抵抗器３はリミットスイッチ
、５は操作電動機１で回転する回転発電機、６は回転発
電機５で回転速度を検知し操作電動機１を調整する速度
制御装置である。

操作電動機１、回転発電機５および速度制御装置６は閉
ループ速度制御回路を構成しており、速度制御装置６は
一構成部品である速度基準設定器を設定することにより
操作電動機１の回転速度が設定値よりずれないようにし
ている。

操作電動機１は設定速度で回転し、変速装置２で減速し
可変抵抗器３の摺動子とリミットスイッチ４とを駆動す
る。

電動可変抵抗器の操作時間、すなわち可変抵抗器３の摺
動子がＯ％色位置ら１００％位置点位置くに要する時間
は用途により種々の値であり、操作時間が３０分あるい
は１時間のものもある。

従って（１）遠方制御においては電動可変抵抗器の動作
の目視管理ができない。

（２）操作時間が長いので電動可変抵抗器を直接に目視
管理が困難なので、異常時に発見が遅れ事故の拡大につ
ながるなどの欠点があった。

本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、電動可変抵抗
器の動作の検出装置を設けて目視管理を容易にした電動
可変抵抗器を提供することを目的とする。

以下本考案を図面に示す１実施例について説明する。

第２図において第１図と同じ作用をする部品は同一符号
としたので説明は省略する。

７はＵＪＴを用いたＣＲ発振回路等からなり回転発電機
５によってパルスを発生する点滅装置、８は発光体例え
ば発光ダイオードからなる正転表示灯、９は発光体例え
ば発光ダイオードからなる逆転表示灯である。

次に作用を説明する。

操作電動機１が回転すると、直結した回転発電機５は電
圧を発生し電流を速度制御装置６と点滅装置７とに供給
する。

点滅装置７はパルスを発生し、操作電動機１が正転して
いる場合は正転表示灯８が点滅し、操作電動機１が逆転
している場合は逆転表示灯９が点滅する。

正転表示灯８と逆転表示灯９の点滅周期は操作電動機１
の回転速度に対応しているので、点滅周期の差異により
操作電動機１の回転速度の高低を表示することができる
。

さらに、表示灯が全く点滅しない場合は操作電動機１が
回転していないことを示す。

以上の様に本考案によれば電動可変抵抗器において、操
作電動機に直結する回転発電機によって点滅装置を介し
正転表示灯および逆転表示灯の１方を回転速度に応じて
点滅するようにしたので、（１）遠方制御において電動
可変抵抗器の動作の目視管理ができる。

（２）操作時間が特に長い場合に動作方向および動作速
度等が一見して確認できるため、異常の早期発見ができ
事故の拡大を防止できるなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電動可変抵抗器の構成を示すブロック図
、第２図は本考案の電動可変抵抗器の１実施例の構成を
示すブロック図である。 １・・・・・・操作電動機、２・・・・・・変速装置、
３・・・・・・可変抵抗器、５・・・・・・回転発電機
、６・・・・・・速度制御装置、７・・・・・・点滅装
置、８・・・・・・正転表示灯、９・・・・・・逆転表
示灯。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 可変抵抗器と、この可変抵抗器を作動する操作電動機と
   、この操作電動機で回転する回転発電機と、この回転発
   電機で回転速度を検知し前記操作電動機を調整する速度
   制御装置とからなり、前記回転発電機によって点滅装置
   を介し正転表示灯および逆転表示灯の１方を回転速度に
   応じて点滅するようにしたことを特徴とする電動可変抵
   抗器。